*** june typhoon tokyo ***

DURAN DURAN@ZEPP TOKYO

Duranduran ジャスティン・ティンバーレイクはもちろん、ティンバランドやネイト“デンジャ”ヒルズがまさかー?参加するとは思わなかったアルバム、『アストロノート』から3年ぶりとなる『レッド・カーペット・マサカー』(RED CARPET MASSACRE)を引っさげて……とまではいかないにしても、アンディ・テイラーが脱退しても来日してくれたデュラン・デュランの東京公演“DURAN DURAN One Night Show In JAPAN”@ZEPP TOKYOへ行ってきました。

 自分にとって青春時代3大アーティストといえば、ワム!(WHAM!)とカルチャー・クラブ(CULTURE CLUB)とこのデュラン・デュランだったので(MJ=マイケル・ジャクソンは別格なので除く)、来日するっていうなら行かねばNEVER、EVERなのです。
 今回はZEPP TOKYO公演。2005年に日本武道館公演が中止になった後で、その夏(8月)に行なわれたSTUDIO COAST公演もそうだったのですが、個人的にはスタンディングは合ってるんじゃないかと思います。でも、なんで月曜にやるかな……と2005年のSTUDIO COAST公演を思い返していたら、その時も月曜でした。なんでですかね、「New Moon On Monday」を演るためですかね。(って演ってないし…苦笑)

 会社を18時ちょい過ぎくらいに出て、青海に到着したのが19時ちょうどくらい。急いで会場へ向かうと、チケットもぎられたところであっさりとライヴ開始。「ヴァリー」が聴こえてきましたよ。最近にしては珍しく律儀にほぼ開演時間通りに始めやがったよ。(苦笑)
 そんな時間に入場したので、前には当然行かなかったんですが、適当に後ろで観ていたら、周りに次第に白人が増えていくじゃないですか。なんかいやーな予感がしたんですが、その後白人のグループが周りにうじゃうじゃいる。「なんでこう女までもタッパがあってガタイが良すぎるんだよ、オイ!」と心の中でつぶやきながら観てたんですけど、もうこいつらときたら…。歌ったり盛り上がったりしてるのは全く問題ないんだけど、途中でドリンク(ビールとか)を何回も買いに行くんで、何度も前や横をデカイのが通り過ぎるわ、友人を探し当てると「イェー!」だの頬にキス(挨拶のやつね)だのしやがるから、うざくてたまらん。まだ男どもは純粋にデュラン・デュランのステージに酔って歌ってるからいいんだけど、女どもはしゃべりが止まらないわ、意味なく記念撮影とかするわ、ステージに背を向けて話すわと、目障りで仕方ない。あまりに目障りなんで、なんか言ってやろうかと思ってたら(もちろん日本語で)、「ドウモスミマセン、ゴメンナサイ」とそのグループと思しき白人男性が声掛けてきた。えー、自分はその中に埋もれてたと思うんですけど、そんな小さな自分に対して

何で気を遣ってるんですか?

と。(苦笑)
そんなに恐いことないってんだYO。(君らの方が腕っ節強そうじゃないのよ…)

 ま、そんな状況もありましたが、久しぶりにデュランを楽しませてもらいましたよ。

 新作からは6曲ほど演奏してくれたのはよかったのですが、やっぱりクライマックスはお馴染みの曲で締めて、アンコールは「リオ」なんだよなぁ。盛り上がらないことはないんだけど、毎回そうだけど、彼らのセット・リストはマンネリ感が募ってしまっていて……。
 「ガールズ・オン・フィルム」や「ワイルド・ボーイズ」やらも、アンコールでの「リオ」ももちろん盛り上がります。ただ、そのような構成が当たり前になってしまって、新鮮味が感じられないのが残念なところ。新作が出たからっていって新作の曲で終われ、なんてことはいいません。過去のヒット曲で終わったっていいんです(アーケイディアやパワー・ステーションの楽曲をやれなんてこともいいませんが)。ただ、そのセット・リストの構築の仕方というか、「うぉ、ここでこの曲持ってくるか~」といった風の感覚が欲しいのも、正直なところでして。

 そういいながらも、「ハングリー・ライク・ザ・ウルフ」では“テュッテュテュルットゥテュルットゥ……”と、「プラネット・アース」では“パッパパーパ、パッパッパパー”と、「ザ・リフレックス」では“チャラララ、チャラララ……”と、「ノトーリアス」では“ノ、ノ、ノトーリアス”と、コールしてしまってたりするんですが。
 まぁ、だからこそ、構成を思案したら、さらにいいステージが出来上がると思ったりするんですよねー。うんうん。

 演奏の方は、緊張感というよりも、エンジョイしてるぜ!という雰囲気が伝わってきてよかった。サイモンはいつもの通りですが、ジョン、ロジャー、ニック、それに女性バック・コーラスとサックスと、誰もが純粋に今ステージの上でデュラン・デュランの音楽を楽しんでるんだよ、というように。

 オリジナル5での航海は途絶えてしまったけれど、まだまだ老け込まず、新たなるケミストリーとサプライズで、これからもファンをタイトルよろしく“マサカー”と唸らせるような仕掛けをしてもらいたいものですな。

本日の
サイモンのガン見度…35%
ニックの小室哲哉度…45%
ジョンのブンブンベース度…55%
ロジャーのいぶし銀度…65%

デュランと過ごしたこの時間…プライスレス。

なんて、ねー。
 

◇◇◇

<SET LIST>

01 The Valley (*)
02 Red Carpet Massacre (*)
03 Nite-Runner (*)
04 Hungry Like The Wolf
05 Planet Earth
06 Falling Down (*)
07 Come Undone
08 Skin Divers (*)
09 The Reflex
10 Save A Prayer
11 A View To A Kill
≪ELECTRO SET≫
12 Last Chance On The Stairway
13 All She Wants Is
14 Warm Leatherette (Original By the Normal ;ex/Grace Jones)
15 I Don't Want Your Love
16 Skin Trade
17 Tempted (*)

18 Notorious
19 Girls On Film
20 Ordinary World
21 Sunrise
22 Wild Boys
≪ENCORE≫
23 Rio

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