高級旅館、天龍閣

2015年01月24日 20時49分33秒 | 現地!
仙台藩の墓廟、瑞鳳殿のふもとにある、旅館天龍閣です。
今回の全国大会の宿泊場所候補として検討されています。


庭には、曰くありげな銅像が。
背後の壁の染みもそこはかとなく不気味さを醸し出し、とても良い表情です。


これまた、年降り苔蒸して、形の崩れた好い感じの灯籠。


玄関には、巨大こけしが出迎えてくれます。私の友人のこけしマニアが見たら、速攻で価格交渉始めそうです。


何やら高そうな地球儀。ラピスでしょうか?



蛇紋石と名付けられている、謎の石。少し調べましたが、私には全く判りませんでした。本当に謎です。

女将さんが出迎えて下さいました。
部屋を一つ一つ、拝見いたします。

(続く)

仏の顔を三度まで

2015年01月24日 18時35分01秒 | 現地!
空は透き通るような青空ですが、そこそこ雪が降っています。
そして仙台に来た目的の一つである、仙台大仏と呼ばれる高さ100mの観音像に行くことにしました。
駅を出た時、それらしき巨大な人影を探しましたが、見当たりません。
観音は菩薩であって、仏ではありません。何故大仏と呼ばれているのでしょうか?頭部に電波を発する為のアンテナが付いているという噂もあります。想像するだけでシュールです。非常に好奇心を擽られる存在のため、是非見に行こうと決めていました。
道行く人に、大仏について訊ねてみます。
「知らないねえ、……あ、あの観音のこと?行ったことないから知らないや」
「結構遠いよ。大仏じゃなくて観音でしょ?」
「あんなの、ただの電波妨害だよ」
皆、快く教えてくれましたが、どうやら思ったより遠いようで、タクシーで向かうことにしました。

私「仙台大仏までお願いします」
運「大仏??」
私「あのでかいやつ」
運「大仏じゃなくて観音じゃないの?」
私「そうらしいですね…。(大仏と呼ばれているというのは都市伝説だったのか……)」
運「観光なら、なんであんなとこ行くのかね。他に見るべき所はいくらでもある。国宝のxxxx(名前を失念しました)は行った?」
私「いえ、初めて聞きました」
運「だったらそっち見に行きなよ!俺が案内してやるからさ」
私「じゃあ、お願いします」

成り行きで、国宝のxxxxという神社に行きました。
梁の裏側に、左甚五郎作の「八方にらみ猫」(?)があるらしい、屋根に菊の御紋の他に桐の紋も付いている、非常に珍しい神社です。実質、豊太閤を祀った神社とのこと。
日光の東照宮のような、赤、青、緑、黒の絢やかな色彩に、本殿と拝殿が一つ屋根で繋がっている、珍しいとしか言い様の無い建築物です。
本殿と拝殿の境目には、天井に狩野派の画家が描いた各種薬草の絵があり、集まる人々に医療知識を伝授していたらしい。
その部分の床は石造りのため、『石の間造り』とも呼ばれるそうです。
残念なことに名前を忘れてしまい、写真もありませんが、『これこそが国の宝!!』と有無を言わさず納得させるだけの力のある建造物でした。

タクシーのドアの裏には、『お忘れもの』とだけ書かれたステッカーが貼ってありました。
忘れものをしないようにという注意でも、忘れものはありませんか?という問いかけでもありません。
『お忘れもの』です。味わい深い言葉です。
タクシーの運転手に瑞鳳殿ふもとの天龍閣に行くようにお願いし、そこを離れました。

この時点で、仙台大仏に行くことは諦めました。恐らく、タクシーで仙台大仏に行くためには、人の好い運転手さんの親切さに逆らって押し通すだけの、精神力が必要なのに違いありません。

(続く)

ファンタースティック!初仙台デ~ス!!

2015年01月24日 16時18分33秒 | 現地!
人生で初めて仙台の地を訪れました。
これから暫くの間、仙台での見聞録を記して行きたいと思います。

東北の地方都市ということもあり、新潟市や鶴岡市のような如何にも寂しい、冷たい雪国の町を想像していました。
行きの新幹線の中、やっと手に入れた厨川蝶子(白村夫人)の『悲しき追懐』を読みながら、時折ぼんやりと外を眺めては、繰り返される津波の被害と、彼女の白村博士に対する純粋な愛情に思いを馳せていました。
(同時に、防護巡洋艦『利根』が彼女を京都に避難させたことを知りました。ついでにスマホで海軍の記録を調べて、巡洋戦艦『金剛』『霧島』『榛名』の活躍も知りました。お、おまえらかーッ!!)

そして、遂に仙台駅に着いたのです。予想以上に早く着き、驚きました。いや、ジョルダンの乗り換え案内で調べたから時間は判っていたのですが、それでも東京からこんなに近いとは……。
新幹線を降りて、また驚愕しました。
ひび割れたホームと、閑散とした寒々しい駅の構内を想像していたのですが、いや、雪が降っているので寒いことは寒いのですが、なんでしょう、この広い駅は!
しかも、超近代化改装されています!!
軽くショックを受けながら、改札を出ます。

うおおおおおおおおおッ!!

な、なんだこの整備された近代都市はッ!!
大阪より遙かに整備・洗練されている、巨大都市ですッ!!
(※注:個人の感想であり、表現には個人差があります)

道路、建物、話し言葉、田舎町なんて言ったヤツは誰でしょう??
素晴らしい!!


そしてこの、仙台名物『瓦斯燈』~~~ッ!!
このクリアな造形美、たまりませんね。これが100基くらい?良く判りませんが、そのくらいあるそうです。

(続く)