７３１日

東北地方太平洋沖地震から７３１日、２年。
あっという間の２年間だった。

あの年の３月１２日の朝。
僕は朝が来るのを待っていた。
その朝が来て、僕は「妖しいまでに美しい」と思った。
その思いは変わらない。

あの頃授かった新しい命は今、僕の膝の上でキーボードに手を伸ばそうとしている。
穏やかな日々を過ごせる幸せを改めて感じる一日になった。

昨日の風が今朝も残り、

萌え始めた柳の枝を揺らす。

伊勢崎市まで来ると、

喫茶店の看板が折れていた。
昨日の風に折れてしまったのだろう。
この程度でも驚いてしまうが、あの頃のテレビには直視できない画像が流れていた。


今朝の日の出。
あの頃と変わらないはずだが、何かが違う。

先週はまだ咲いていなかった境島村のカワヅザクラ。


ここのところの暖かさで、大分開いてきたようだ。


東北に希望の日が昇り、笑顔の花が咲くように。



笑顔が希望の光に照らされるように。


あれから、２年が経つ。
１４：４６。
万感の思いを込め、黙祷をささげた。