親父の威厳 音楽編

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救われるべき命。

2007-02-23 | 時事なんか
赤ちゃんポスト誕生へ 厚労省「違法とは言えない」
 親が育てられない新生児を匿名でも受け入れる「赤ちゃんポスト」の設置を熊本市の慈恵病院(蓮田太二理事長)が計画している問題で、厚生労働省は22日、熊本市に対し、「直ちに違法とは言い切れない」との見解を示した。これを受けて、病院から施設の構造変更許可を求められていた市は、近く変更を許可するとみられ、全国初の赤ちゃんポストが誕生する見込み。赤ちゃんポストをめぐっては「育児放棄を助長する」「命を救うためやむを得ない」など賛否両論があり、論議を呼びそうだ。

 慈恵病院には県外の複数の病院から照会があるといい、今後、同様のポスト設置が全国に拡大する可能性もある。

 厚労省と市の協議内容は、ポストに子供を置く行為が(1)児童虐待防止法の「保護者が監護を著しく怠る行為」(ネグレクト)にあたるか(2)公的機関での相談を義務づけた児童福祉法に違反しないか(3)妊娠の届け出義務などを定めた母子保健法に違反しないか(4)設置は違法行為を助長する「公序良俗に反する行為」にあたるか(5)児童虐待防止法などの立法趣旨に反しないか(6)新たな立法措置が必要か-の6項目。

 厚労省は「ポストに子供を置く行為は認め難いが、違法性があるとは言い切れない」とした。

 厚労省の辻哲夫事務次官は「現実問題として、赤ちゃんが遺棄されて死亡する事件がある。医療法上の観点からは、認めない合理的な理由はない」と述べた。自ら同省を訪れた熊本市の幸山政史市長は、同省から文書で見解を受け取ってから判断する考え。蓮田理事長は「命の尊さを理解してくださったことをうれしく思います」と語った。

 慈恵病院は昨年12月、変更許可を同市保健所に申請。審査は通常、1週間程度で終わるが、市は判断を保留して厚労省と協議していた。






 東京都の委託を受けて、児童相談所へのアドバイスを行っている杏林大医学部の佐藤喜宣教授(法医学)の話「日本でも各地で赤ちゃんポストが設置されるべきだ。保護責任者遺棄罪は子供を捨ててはいけないという法律だが、母子を救うという概念がない。嬰児(えいじ)殺は虐待の最たるものだが、ポストがあれば、『育てられない』と追い詰められた母親も、あとで冷静になれる。母親を罪人にしないために一番良い方法だ。誰にも言えずに悩んでいる未婚母やその子供を助けることができる」



【赤ちゃんポスト】 ドイツのキリスト教系社団法人が2000に設置し、70カ所以上に広がっている。慈恵病院の計画名は「こうのとりのゆりかご」で、外壁に縦45センチ、横65センチの扉を付け、温度を36度に保った内部の医療機器に赤ちゃんを預けられるようにする。赤ちゃんが置かれると、重さでセンサーが感知し、院内にブザーで知らせる。監視カメラは付けない。
産経WEB(2007/02/23 05:34)


赤ちゃんポストってなんだぁと思っていたら・・・・
うーん。微妙だよなぁ。
以前ならまだしも、今の現状の社会環境においては、育児放棄の助長を招く事は間違いないと思える。

以前から言っているように、人間のみならず生きとしいけるものの存在意義は「種の保存」であり、その為には生き延びなければならない。それに、こういった問題は今に始まった事ではないし、システムとして出来上がってくるのも無理はないか。

ただ、問題なのは受け取った以降の問題。
当然、救われるべき命が増える反面、それに伴う経費増大のコストも加味しているのだろうか?
現実問題として、今でさえ託児所や保育園の数や人手の問題も多数抱えている。
それらを克服できるシステムになっているのだろうか・・・・

ですが、そういった経済面でも問題なく運営できるモデルケースとして頑張って頂きたい。


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