じょーもん隠れ里

書くこと、吐き出すこと、作り上げる意志。情熱という一点においてのみ、作家であると私は言いたい。

第59章 ELUは泣かない  なんとかアップしました。

2007-11-26 | 書くのはサガだ(エッセイ風)
 う~ん、あと2章を残すのみなんですけど……、11月中に仕上げるのは、難しいかな~。設定は変化するもの、キャラは暴走するもの、推敲は増殖を招き、収集をつける覚悟はあるのか! お前っっっ!!

 はい、この長い道程を付き合ってくださった方々の満足に堪えうるかどうかは不明ですが、あと2章とオマケのエンディングできっちりと終わらせていただきます。(多分……)
 
 それにしても元凶は分かっています。設定のみで登場させるつもりがサラサラなかった岸二佐とか、色をつけるつもりがなかった斉藤さんとか、中高年組に文字数割きすぎだってことは。あいつら書いても、全然スジが通りませんが、癖のあるおっちゃん達って好きなんですもの~。少々反省。お蔭様で、きっちりと役割を果たす予定だったマ先輩の色が薄いこと……。

 では、60章『願い』、61章『祈り』と、一気にいきた~い!

 あーして、こーして、こーなって。 ちゃんちゃん。 と、調子よく行きましたら、どうぞ、感想なりWEB拍手なりで評価してくださいませませ。
  寂しいので是非是非よろしくお願いいたします。m(__)m

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第58章 一つの果実 アップしました~。

2007-11-01 | 書くのはサガだ(エッセイ風)
 毎度毎度、遅くなってすみませんと言っている気がします。

 はい、定番のご挨拶でございます。遅くなりました~m(__)m

 いや、今回はこんなに遅くなるつもりはなかったんですよね。別にプロットから大きく変更点はないし、ウォードちゃんがいよいよやってこようとして、『檻』の打ち上げもカウントダウンできる状態ですし。

 ただ、秋は学校行事がめちゃくちゃ忙しかったんですよ。某幼稚園でPTA会長なんぞをしていて、ついでに子どもが3人という、生業『そのへんのおばさん』なもんですから、秋は殆ど家にいなかったなぁというのが実感です。

 本当は二人ともすれ違う必要はなかった。けれど、言葉の行き違いや了解している事実がそれぞれによって違うから、一つの時間軸に沢山のかかわったその人ごとの真実があるから、上手くいかないこともある。

 もしも、あの時違う言葉を選んでいたら、もし、あの時違う行動を選んでいたら、違う未来が待っていたかもしれない。けれど、選んでしまった時点で、言ってしまった時点で、様々事柄が一つの方向へ向かってしまう。沢山のもしもを切り捨てながら、沢山の可能性を無限に潰しながら、今は進んでいく。
 神の視点に立って、今の経験で過去の未熟を貶めあざ笑ったとしても、その時点で人は今に繋ぐ道を敷いていることも事実。過去を笑うことは、今を否定することでしかない。どんなに愚かな選択でも、どんな失敗でも、それが今を形作っている。

 同じ道具立てで、同じメンバーで全く違う物語を描くことは可能だけれど、このお話の中では、彼らはそういう風に言葉を選び、こんな風に傷つき続けた。
 必要な苦悩ではなかったかもしれないが、全く不要な時間だったかもしれないが、まったく別の時間を築くことも可能だったけれど、彼らはこんな風に青春を過ごしたのだ……てな感じで読んでいただけると、非常にありがたいです。

 なんだか『架橋の讃歌』を書くまでもなく、いいたいことは書いてしまった気がします。けれど、彼らの物語は、未来へ確かに命をつなぐ架橋として『自覚』した上であろうとする人たちの生き方を通じて、明るい物語を紡げればいいなぁと思っています。

 『忘却』で使ったというか散りばめておいた道具(格好つけて呼べば伏線だ~!)への説明を、なんだかクドクドしているというのが実情なんですけど、今回は個人的に美味しかったのは、死ぬまで小早川が身につけていた写真を修一が撮ったシーンと、本当に命の最初の最初、イリアナのお腹にいるときから、シェーネが結果として嫉妬するほどウォードを愛おしんで、周りが呆れるほどに語りかける(まるでパパみたいに)小早川をかけたことかなぁ。ついでに、真昼と真夜のネーミングの由来もかけたし(゜_゜)(。_。)ウンウン。色々と解答編みたいな章でもありましたね。

 あの、小早川に現状を突きつける言葉を言ってしまったことにキレて、キューブになりすまして彼らのコミュニティに不正侵入してきた斉藤の痕跡を辿って、訳のわからない空間に出てしまい、拡散しそうになっているアデラと、キューブの助けを借りてアデラを追跡しているシノーンが『其処か!』なんて言うところで止まっているニューマン組も忘れちゃいけません。
 なんとなくしっくりきていない榊原・堂本組の歯車がきっちりかみ合うのか否かも、忘れずに書き切ってから筆をおきたいという野望は捨てておりません。

 あと残り3章とエンディング。ちょっと章の入れ替えはあるかもしれませんが、どうぞお楽しみに。m(__)m
 次章は遥か昔の予告では『願い』でした。『ELUは泣かない』とどっちをさきに持ってくるのが良いのか、すこし悩んでいます。

 最後が、「翼がそこに在ったから、僕は飛ぼう……」という、なんだか訳わからない科白を小早川に言わせなければならない『祈り――翼よ――』であることは不動です。サクッと短いエンディングと一緒にアップできるのが目標の11月中に可能かどうか……。 どうぞ、なにとぞ、最後までおつきあいくださいませ。

拍手m(__)m

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