【アメリカ合衆国での初回放送 = 2007年9月24日】今秋の新番組『Journeyman』の第1話を放送開始に先駆けてユナイテッド航空の機内放送およびBlockbusterの無料レンタルDVDで見た。タイムトラベラーが主人公の大人向けSFミステリー・ドラマ。
≪第1話のあらすじ≫(ネタバレに注意)
主人公Dan Vassar(『Rome』のKevin McKidd)はサンフランシスコの新聞記者。Katie(『Martial Law』のGretchen Egolf)という美しい妻と1人の息子を持つ。Katieとの仲がギクシャクした時期もあったが、その後は(少なくとも表面上は)幸せな家族生活を送っていた。
ところが、ある日、Danは1987年にタイムスリップしてしまう。しかも、かつて婚約していたLivia Beale(『Day Break』のMoon Bloodgood)の姿を見かけ、さまざまな想い出が甦る。DanがLiviaと結婚しなかったのは彼女が飛行機事故で亡くなったためだった。もっとも、1987年のLiviaはまだ、Danと出会っていない。
その後、Danは度々、過去に跳ぶようになる。KatieはDanが2日にわたって行方不明になったり、事故を起こしたりするので、気が気でならない。Danの兄(弟?)のJack Vassar刑事(『Homicide: Life on the Street』のReed Diamond)も「Danは麻薬中毒なのではないか?」と疑う。
Danは睡眠中や運転中でも自分の意思とは関係なくタイムスリップしてしまうので、適当な言い訳も思いつかず、Katieに「時間旅行してるんだ」と正直に話すが、かえって「やっぱり、ヤク中で頭がイカれてるんだわ」と思われてしまうのだった。しかも、Liviaの名前が出たことにより、夫婦仲に再びヒビが入る。
ただ、その時間旅行もランダムなわけではなく、Danには「特定の人物を救う」という使命が与えられているようだと、次第にわかって来る。それを聞かされたKatieは「他人のことはどうでも良いから、ここにいて、自分たちを救ってちょうだい!」と訴える。だが、Danには成す術がなかった。
Danは何度めかの時間旅行の際、2人のLiviaに遭遇する。1人はその時間(1997年)に住んでいるLivia、もう1人はタイムトラベラーのLiviaだった。彼女は実は飛行機事故の寸前にタイムスリップして助かり、今のDanと同じように時間旅行をし続けていたのだった。しかし、詳しい事情を聴く前にLiviaはタイムスリップして消えてしまう。再び出会うことはあるのだろうか?
≪レビュー≫
『The Time Traveler's Wife』(そういえば、レビューをまだ書いてなかった)という小説に登場するタイムトラベラーも自分の意思とは関係なく、突然タイムスリップしてしまう。同小説が従来の時間旅行物と大きく異なるのは「過去を変えられない」、「時間旅行するのは自分自身だけ(つまり、タイムスリップ後はいつも素っ裸)」という点である。
一方、『Journeyman』では「過去を変えられる」ところが「人助け」をするための前提になっている。また、「時間旅行するのは自分+身に着けているもの」なので、衣服はもちろん、財布や携帯電話等も一緒にタイムスリップする。ただし、車の運転中にタイムスリップしたために無人の車が電柱に突っ込むというシーンもあるので、「触れている」だけでは無効らしい。
時間旅行物といえば、『Back to the Future (バック・トゥ・ザ・フューチャー)』シリーズが思い浮かぶが、これはもっと大人向けの作品である。ミステリー仕立てなところは『蒲生邸事件』(宮部みゆき著)や『Day Break』にも似ている。構成的に一番近いのは『True Calling (トゥルー・コーリング)』だろうか。つまり、「続き物としての大きな謎解き」+「1話完結の人助け」という二重構成だ。なんとなく、昔のNHK少年ドラマシリーズっぽい雰囲気も持ち合わせている。
大人向けということで、SFとしての難易度もちょっと高いかもしれない。ハードルを高くするだけなら構わないが、時間旅行物だというだけで矛盾を孕んでるだけに、矛盾だらけにならないように祈りたい。
第1話を見ただけでは未知数が多いが、それだけに可能性を秘めており、個人的には期待が持てる番組である。
≪第1話のあらすじ≫(ネタバレに注意)
主人公Dan Vassar(『Rome』のKevin McKidd)はサンフランシスコの新聞記者。Katie(『Martial Law』のGretchen Egolf)という美しい妻と1人の息子を持つ。Katieとの仲がギクシャクした時期もあったが、その後は(少なくとも表面上は)幸せな家族生活を送っていた。
ところが、ある日、Danは1987年にタイムスリップしてしまう。しかも、かつて婚約していたLivia Beale(『Day Break』のMoon Bloodgood)の姿を見かけ、さまざまな想い出が甦る。DanがLiviaと結婚しなかったのは彼女が飛行機事故で亡くなったためだった。もっとも、1987年のLiviaはまだ、Danと出会っていない。
その後、Danは度々、過去に跳ぶようになる。KatieはDanが2日にわたって行方不明になったり、事故を起こしたりするので、気が気でならない。Danの兄(弟?)のJack Vassar刑事(『Homicide: Life on the Street』のReed Diamond)も「Danは麻薬中毒なのではないか?」と疑う。
Danは睡眠中や運転中でも自分の意思とは関係なくタイムスリップしてしまうので、適当な言い訳も思いつかず、Katieに「時間旅行してるんだ」と正直に話すが、かえって「やっぱり、ヤク中で頭がイカれてるんだわ」と思われてしまうのだった。しかも、Liviaの名前が出たことにより、夫婦仲に再びヒビが入る。
ただ、その時間旅行もランダムなわけではなく、Danには「特定の人物を救う」という使命が与えられているようだと、次第にわかって来る。それを聞かされたKatieは「他人のことはどうでも良いから、ここにいて、自分たちを救ってちょうだい!」と訴える。だが、Danには成す術がなかった。
Danは何度めかの時間旅行の際、2人のLiviaに遭遇する。1人はその時間(1997年)に住んでいるLivia、もう1人はタイムトラベラーのLiviaだった。彼女は実は飛行機事故の寸前にタイムスリップして助かり、今のDanと同じように時間旅行をし続けていたのだった。しかし、詳しい事情を聴く前にLiviaはタイムスリップして消えてしまう。再び出会うことはあるのだろうか?
≪レビュー≫
『The Time Traveler's Wife』(そういえば、レビューをまだ書いてなかった)という小説に登場するタイムトラベラーも自分の意思とは関係なく、突然タイムスリップしてしまう。同小説が従来の時間旅行物と大きく異なるのは「過去を変えられない」、「時間旅行するのは自分自身だけ(つまり、タイムスリップ後はいつも素っ裸)」という点である。
一方、『Journeyman』では「過去を変えられる」ところが「人助け」をするための前提になっている。また、「時間旅行するのは自分+身に着けているもの」なので、衣服はもちろん、財布や携帯電話等も一緒にタイムスリップする。ただし、車の運転中にタイムスリップしたために無人の車が電柱に突っ込むというシーンもあるので、「触れている」だけでは無効らしい。
時間旅行物といえば、『Back to the Future (バック・トゥ・ザ・フューチャー)』シリーズが思い浮かぶが、これはもっと大人向けの作品である。ミステリー仕立てなところは『蒲生邸事件』(宮部みゆき著)や『Day Break』にも似ている。構成的に一番近いのは『True Calling (トゥルー・コーリング)』だろうか。つまり、「続き物としての大きな謎解き」+「1話完結の人助け」という二重構成だ。なんとなく、昔のNHK少年ドラマシリーズっぽい雰囲気も持ち合わせている。
大人向けということで、SFとしての難易度もちょっと高いかもしれない。ハードルを高くするだけなら構わないが、時間旅行物だというだけで矛盾を孕んでるだけに、矛盾だらけにならないように祈りたい。
第1話を見ただけでは未知数が多いが、それだけに可能性を秘めており、個人的には期待が持てる番組である。
新作が続々オンエアされる週を目前に、
日本に帰ってしまいました。
ジャーニーマンとヒーローズが連続でオンエアされるってところが
少し気になっていました。
それと舞台がサンフランシスコですよね。
・・・、リポートまたお願いします。
ブログの更新どころかドラマを見ることが出来ないくらい忙しくて、お暇してました。gooのブログは一度消すと2度と同じアカウントで作成できないとかで、やってしまってから気づきました^^;
またたくさんドラマ見る時間が出来そうなので、こちらの方も遊びに来ますね。ブログはまたやるかはわかりませんけど。
さてJourneymanですが、面白かったです。Liviaのキャラクターがまだ詳しく描かれていないので、二人がどういう形でこの現象に臨むのかは分かりませんが、結構期待しています。
局は違えど、Day Breakみたいになんとか終わるだけは終わらせたような感じにならないでほしいなー。Gossip Girlの感想もまた書きますね。
日本からはオンラインで見れるかも?
『Journeyman』のヒロインは『Day Break』と同じ人だし、番組の雰囲気もなんとなく似てるので、仕切り直しというか、今度は長く続いてほしいですね。
あ、そうそう、週末に『Life』のパイロットも見ちゃいました。あと、映画を2本。どれからレビューを書こうかなあ?