韓国「離散家族実務協議は板門店で」＝北朝鮮に伝達

　【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の当局者は19日、南北離散家族再会に向けた赤十字実務協議の開催地に関して、北朝鮮が提案してきた金剛山ではなく南北軍事境界線上の板門店で行うよう求めたと明らかにした。

　韓国政府は16日に離散家族再会など人道的問題解決を目指し、南北赤十字実務協議を板門店の韓国側区域にある平和の家で23日に開催することを北朝鮮に提案した。これに対し北朝鮮の対韓国窓口機関「祖国平和統一委員会」は18日、赤十字実務協議を韓国の提案通り23日に開催するとしたが、場所については金剛山を指定してきた。

　一方、北朝鮮は稼動正常化を目指すことで韓国と合意した南北経済協力事業、開城工業団地に関連し、合意事項の履行に向けて設置するとした南北共同委員会についての草案を韓国側に送ってきた。草案には委員の構成や運営方法に対する考えが記されているという。