つれづれ日記(仮)

今年から入所施設で働いています。

桜、見納め

2007-04-10 13:23:43 | ガイドヘルプおでかけ報告
一週間前に桜の某名所でパチリ。






先週は、登録ヘルパーがバックレをやってくれたので、
一日事務仕事のはずが急遽、男性利用者のガイドに入ることに。

うちの事業所は、原則同性介助。
中学生以上の男性利用者へは、男性ヘルパーが担当することになっています。

今回は、ADLが自立しているということで特例で女性が担当することになりました。事業所側都合での当日キャンセルは、なんとか避けたいからです。
どちらにせよ、一番迷惑がかかるのは利用者さんです。


公園までお散歩-サイクリング-この日も桜が美しく焼き団子を買って花より団子-マックで昼食-お散歩がてら帰宅という内容でした。


見通しがつかなくなると、たまーに他傷がある人だったのでちょびっと緊張。
イタイのは嫌ですからね。
でも全然心配なし。
重度の自閉症の方ですが、色々な経験をしているのもあってお出かけも慣れているし、こちらの言葉もよく通る。
常々、この人の他傷というのは、支援者側がその原因を作っているのではないかと憶測していましたが、その可能性がやはり高そうだと感じた一日でした。



「今日は、お散歩・自転車・マクドナルド・お家です。」

そう伝えただけで、見通しを持って楽しい時間を一緒に過ごせました。



公園は、花見客であふれかえってました。
露店もいっぱい出店しており、またもや花見をしたくなったので、
行列のできているお団子屋さんに並ぶことに。

待つのが苦手と言われている方ですが、
自転車も乗って満足したあとだったのでちょっとは我慢できるだろうと判断しました。
途中、ワーワー言ったり、跳んだりしてましたが(会場全体も騒がしいので特に目立ちません。酔っ払いもいるし。)
「ほらほら、いま焼いてるから、見てみて、ね、待てるよね。」
と視覚的な情報を与え、声かけしました。
(自閉症の人は言葉の情報よりも、視覚的な情報のほうが理解しやすい。)




ベンチに座って桜を見ながら一緒にお団子をほおばる。
返事は返ってこなくても、同じ時間を共有している幸福感がそこにはあります。




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