カンボジアだより シーライツ

国際子ども権利センターのカンボジアプロジェクト・スタッフによるカンボジアの子どもとプロジェクトについてのお便り

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ブログ移行のお知らせ

2010年07月07日 11時10分26秒 | その他
「シーライツ・カンボジアだより」をご覧の皆様

いつも当サイトをご覧いただきありがとうございます。

この度、当ブログをシーライツ・ホームページへ移行しました。
ご連絡が遅くなり申し訳ございませんでした。

今後も皆様に楽しんでいただけるような、シーライツのカンボジアでの活動や、カンボジアの子どもについての情報発信を
続けていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

シーライツ・ホームページのブログはこちらからご覧いただけます。
http://www.c-rights.org/2/


特定非営利活動法人 国際子ども権利センター (シーライツ)
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2009年、レイプ報道が増加:専門家調べ

2010年03月29日 13時30分33秒 | カンボジアの人権状況
今回のカンボジア便りでは、昨年度、カンボジアでのレイプ事件報道件数が増加したという記事をご紹介します。カンボジアでは、特に農村部でのレイプ事件が多発しており、被害者の多くは子どもです。事件数そのものが増えているかは信頼出来る統計がないので、定かではありませんが、警察側は、カンボジア国内でポルノが以前より簡単に手に入るようになったことや、アルコールの消費量が増えたという理由を議論している一方、人権擁護団体の啓発活動の努力により、報道数の増加がみられたのだという見方があります。いずれにせよ、レイプがなくならない原因として、女性・子どもへの差別、犯人が賄賂を払い罪から逃れられる、処女性を重視する文化のため被害者が黙っている、などの背景があると思います。9歳の少女がレイプ後に殺害されたなどの報道を耳にしますが、具体的にどのようなレイプ事件が起きているのか、別途ご紹介していきたいと思います。

写真©Phnom Penh Post
子どもへの性的暴力をなくすためにご支援ください。

詳しくは、http://www.c-rights.org/join/donation.html

2009年、レイプ報道が増加:専門家調べ2010年1月26日 プノンペンポスト紙
モム・クンティアー記者、ブルック・ルイス記者

 先週発表されたメディアの分析によると、 2009年に各紙で報道されたレイプの件数は2008年の268件を上回る322件で、その半数以上が子どもが被害者のケースである。
エクパット(ECPAT)カンボジアが、カンボジアの新聞5紙におけるレイプ事件の報道について行った調査では、昨年報道された322件の被害者337人のうち、204人が子どもであることがわかった。
ECPATカンボジア代表のチン・チャンウェスナ氏は、「政府とNGOはレイプから身を守ることについて広報活動を行っており、レイプに関する全国的な啓発活動が報道件数の増加に多少なりとも影響しています。しかし状況は深刻で、子どもの安全に注意するよう、保護者への教育をさらに進める必要があります。」と語った。
昨年起きたレイプ事件の容疑者381人のうち、有罪判決を受けたと報道されたのはわずか1.5パーセントにあたる6人であった。これは示談解決の多さが一つの要因であるとECPATは考えている。
チン・チャンウェスナ氏によれば、多くの被害者は捜査や訴訟にかかわる費用を支払えないために示談解決を選んでおり、こうした慣行によって加害者がたやすく再犯に及ぶようになり、レイプ事件がなくならない要因となっているという。
「無償で被害者を支援しているNGOが多数あるので、たとえ訴訟(にかかわる)費用を支払えなくても法廷に訴えるよう、引き続き被害者に積極的に働きかけています。」と同氏は話した。

人権団体Licadhoの職員サオ・チャン・ホーンは、「いかにレイプから身を守るかについて、政府がより多くの情報提供を行う必要があります。レイプ事件は主に貧しく教育水準の低い家庭が集まる農村地域で起こっています。子どもが被害者となっている事件の報道件数の増加は、不注意な親の責任だとすべきではないのです。」と語った。
14州のみのデータであるものの、Licadhoにおいても2009年のレイプ事件の報道件数の増加が確認されていると同氏は話した。Licadhoが新聞、被害者の家族、警察から情報を収集したところによると、子どもが被害者となっているレイプは146件から209件に急増している。
チン・チャンウェスナ氏は、レイプ事件の総数は報道された件数より多いことを指摘し、ECPATは他のNGOと協働で2010年中頃に包括的な報告を発表する予定だと話している。

(2010年2月10日 翻訳:植田あき恵)
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「奴隷労働は世界各地の家庭に実在する」と現代的形態の奴隷制に関する国連専門家は語る

2010年02月08日 11時59分15秒 | その他
こんにちは、長島です。
前回、カンボジア国内で家事使用人として、虐待を受けながら働かされていた少女の記事を掲載しました。今回は世界的な視点から、このテーマについて国連の専門家がコメントした記事をご紹介したいと思います。

写真© UNICEF
児童労働をなくすためにご支援ください。
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「奴隷労働は世界各地の家庭に実在する」と現代的形態の奴隷制に関する国連専門家は語る
2009年12月1日、ジュネーブ

「家事使用人は、重労働、低賃金、および虐待(身体的、精神的、性的)にさいなまれ、事実上奴隷としての扱いを受けています。このような形態の奴隷労働は世界中の家庭に存在しています。」現代的形態の奴隷制に関する国連特別報告官ガルアナ・シャイニアン氏は、奴隷制度廃止国際デーに際して上記のとおり発言した。

「家庭内における隷属状態とは、弱い立場に置かれている個人が身体的および(ないし)精神的強制力によって、賃金なしで働かされ、自由を剥奪され、人間の尊厳に反する状況に置かれることをさします。家事使用人は、保障のない労働形態で、労使関係がきわめて個人的であるため、こうした強制労働の対象になりやすいのです。」とシャイニアン氏は述べた。

世界各地の家事使用人がおかれている、虐待的かつ保障のない労働環境に関して、国連、NGOなどから多くの報告が寄せられている。「家事使用人は、暴力やレイプを受け、監禁状態に追いこまれ、食事をあたえられなかったり、他者との接触を禁じられたりします。これほど非人道的な労働環境にあっても、情報不足や助けを求める機会がないことに加え、経済面の重圧や借金のために職を失うことを恐れ、身動きがとれない場合が多いのです。」と同氏。

児童労働を禁止する条項への抵触を避けるため、家事労働につく少年少女は訓練生と称されるケースが多い。こうした子どもは幼く、家族や友人とも離れていることで、完全に雇用主任せにならざるをえず、とりわけ危険性が高い。

国境を越えて家事使用人として働いている人々は、働いている国での法的身分が不安定であるため、特に弱い立場に置かれている。「家事労働を隠れみのに、主に女性や少女が仕事の実態を知らないまま海外の労働市場に誘い出されています。多くの人にとって、貧困を逃れるには、家族から離れ、時として国境を越えて職を求めるしか術がないのです。滞在資格を個人雇用者任せにする政策、法外なあっせん料、言語の壁、パスポートの没収。こうした問題が家事使用人として働く越境者をさらに人権侵害を受けやすい状況にさらしています。」

特別報告官は、越境労働者の人権および児童労働防止に関する国際文書への署名、批准を各国に求めた。

「家庭内での隷属状態は個人宅で生じていますが、各国政府にはあらゆる人権侵害から個人を守る義務があります。先に述べた、女性と少女を主な標的とした奴隷労働もその対象です。」

2008年5月、国連人権理事会は、ガルアナ・シャイニアン氏を「現代的形態の奴隷制、その原因と結果」の初の特別報告官に任命した。

(2010年1月13日 訳・植田あき恵)
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虐待事件で子ども使用人社会の暗部が明るみに

2010年01月13日 10時54分47秒 | カンボジアの人権状況
こんにちは、長島です。新年明けましておめでとうございます。
カンボジアでは、お正月は4月にクメール正月としてお祝いをするので、1月1日のみ祝日で、年末年始も普通に仕事をしております。相変わらず毎日暑いので、お正月気分にはならず、こちらの方々は4月の新年を楽しみに待っているようです。

さて、今回のカンボジア便りでは、家事使用人として奴隷のように扱われ、虐待を受けていた少女の記事をご紹介します。国際労働機関(ILO)の統計によると、世界でこのような「最悪の形態の児童労働」に従事させられている子どもは840万人にのぼると言われています。新聞報道によると、近所の人の通報により救出された少女は、その6週間後には学校に通い始め、笑ったり、他の子どもたちと遊ぶようになってきたそうです。
虐待を受けていた少女の心の傷は、簡単に癒されるものではありませんが、新しい環境で少しずつ回復出来ることを願うばかりです。

写真は救出された時の少女の写真©Phnom Penh Post
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虐待事件で子ども使用人社会の暗部が明るみに

カンボジア・デイリー紙
アビィ・セイフ記者、チェン・ソクホーング記者

11歳の使用人に残忍な虐待を加えた疑いがかかっているメアス・ナリー(41歳)およびその夫ヴァー・サルーン(62歳)両容疑者宅の向かいに住む女性は、プノンペン市セン・ソック地区における2人の暮らしぶりを約2年にわたって見てきた。
この女性は、高校教師のメアス・ナリーと元公務員のヴァー・サルーンが、プノンペン市トメイ地区にあるゲート付きの大邸宅を出て車で仕事に向かう姿や、この閑静で広々とした地区をジョギングする姿を見かけたが、夫婦以外の人が出入りするのを一度も見たことがなかった。数軒先に店を構える店主や近所の飲食屋台の女性も、夫婦以外は見かけたことがないという。

そしてこの隠匿性こそが夫婦の犯行を可能にしていた。両容疑者は孤児の11歳の少女を使用人として置き、洋服のハンガーで繰り返し叩き、ペンチで髪と頭皮をまとめてむしり取り、少女が人に助けを求めることを許さなかった。
木曜日に夫婦の瀟洒な邸宅から警察に救出されるまで、スレイ・ニエングという名前だけ伝えられているこの少女は見えざる存在だった。
これは極端なケースだが、現代カンボジアの家事使用人社会の影に隠されているのは、決して彼女だけではない。

地元の人権保護団体Licadhoおよびキリスト教系団体ワールド・ビジョンが2007年に実施した調査では、プノンペン、コンポンチャム、バッタンバン、シアムレアプにおいておよそ2万1千人の子どもが家事使用人として雇われていることが明らかになったが、現実の数字はこれを大幅に上回っている可能性がある。

国家統計局と国際労働機関(ILO)が行った最新の調査(2003年)によると、プノンペンだけでもほぼ2万8千人の子どもたちが家事労働に就いていることがわかっている。
国際移住機構(IOM)は2007年に子どもの就労について大規模な調査を実施したが、同機構のプロジェクト責任者ジョン・マクジオガン氏は「この数字が増加あるいは減少どちらの傾向にあるのか示すデータがない。」と話している。
「家事労働に就いている子どもの数は闇に包まれている。彼らについてわかっているのは、とても脆弱な存在であるということくらいだ。」と同氏は述べる。
カンボジアの子ども家事使用人(Child Domestic Workers)を虐待、人身売買、さらには危険な生活のリスクに晒しているのは、まさに存在自体が隠され、見えなくされているという現実なのである。
IOMの調査によれば、性産業で働く人の51パーセントが子どものとき家事使用人として働いた経験があるという。

米国労働省が先月発表したレポートでは、子どもが労働力として利用される可能性の高い4産業(レンガ、エビ、塩、ゴム)が指摘されているが、こうした産業への取り締まりは比較的たやすい。子どもがレンガ工場やプランテーションで働いていれば人の目に留まるはずだ、とILO児童労働撲滅国際プログラムのカンボジア主席技術顧問を務めるMPジョセフ氏は語る。
「一方、個人宅は公の場ではないので介入ができない。そこで働いている子どもにアクセスするのは極めて困難である。彼らは見えざる存在だ。」と同氏。
2008年6月、フン・セン首相は「児童労働における最悪の形態に対する国家行動計画」を承認した。このプログラムは、2004年に労働職業訓練省が発布した18歳未満に対する危険労働禁止の改正である。
家事は「危険」な労働に該当するが、場合によってはわずか12歳の子どもが合法的に従事することができる。
子どもが家事労働に就くことは児童労働の「最悪の形態」とみなされるとジョセフ氏は言う。「これは最悪の形態の一つとして、即時撲滅の対象です。」
「そうは言っても、実現が最も難しい問題の一つだと言っておかなければなりません。」と同氏は付け加える。

デイ・トメイ通りでは月曜日、救出された少女の身体のひどい状態について近隣住民が語った。耳は血だらけで、髪は抜け落ち、硬貨大の傷跡が複数あったという。
また、住民たちは、容疑者夫妻がいかに裕福に見え、そして排他的であり、住民と交わることがほとんどなかったことを話し、記者に名前を尋ねられても、「安全のため」と言ってほとんどの人が名乗りたがらなかった。
メアス・ナリーとその夫の両容疑者、そしてトエング・レス容疑者(62歳。2008年、カンポット州において、少女を同夫婦に400ドルで売った疑い)はプレイソー刑務所に移送された。注訳)

現在少女のケアを行っている団体Hagar Internationalの子どもプログラム責任者であるスー・ハンナ氏は、少女の状態について「今は眠っています。我々は医療面ケアと基本的な健康管理に重点を置いています。彼女はひどい栄養失調状態にあります。」と話した。
「彼女は深刻なトラウマを抱えており、生涯、悪影響を及ぼすような数々の記憶が心に焼きついています。」と同氏は付け加えた。

注訳)一部割愛
(2009年12月21日 訳・植田あき恵)
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日本人男性、少女と性的行為に及んだ罪で告訴される

2009年12月11日 17時30分40秒 | カンボジアの子ども
こんにちは、長島です。10月2日に、カンボジアで子どもポルノの罪で有罪となった日本人男性の記事を紹介しました。今回は、9月に子ども買春の罪で告訴された日本人男性のニュースを、ボランティアの方が翻訳して下さったので紹介します。
カンボジアでは毎月1~2件は、子ども買春や子どもへの性的搾取の罪で逮捕された外国人のニュースを耳にします。この国の法執行能力の弱さや貧困につけこみ、日本人も含む多くのセックスツーリストが子どもを搾取しに来ているのです。ユニセフの調査によると、カンボジアで売春している、またはさせられている人の3分の1は子どもと言われています。また、相手が大人の女性であっても、売買春は犯罪行為であり、倫理的観点からも人身売買の被害に遭い搾取されて働かされている女性や、他に収入の糧がないために仕方なく売春している女性につけこんでいる、許されない行為です。

 この男が有罪判決となり、しかるべき処罰を受けることを願うばかりです。しかし、非常に残念なことにカンボジアでは、裁判で有罪となっても賄賂を裁判官に払い、刑期が軽くなるというケースは少なくありません。先日も、子どもへの性的搾取の罪で捕まったフランス人男性が、1,000ドル払い仮釈放を受けている期間に、また違う子どもを性的搾取したというニュースがありました。お金さえ払えば罪から逃れられる、と考えているからこその行為ではないでしょうか。
この日本人男性の事件の続報が出ましたら、追ってご紹介したいと思います。

写真は子どもセックスツアーをなくす活動をASEAN諸国で実施しているオーストラリアのNGO、Child Wiseが作成したポスター。©Child Wise

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カンボジア・デイリー紙 2009年9月11日
ヌウ・ヴァナリン記者

日本人男性、少女と性的行為に及んだ罪で告訴される



 40歳の日本人が、買春に関わっていた13歳の少女をプノンペン社会福祉センターから連れ出そうとしたことがわかり、未成年買春の罪で告訴されたと当局が伝えた。
プノンペン地方裁判所クリー・ソック・イー副検事によると、加藤淳容疑者は9月5日、市リハビリテーション・センターにて、少女と面会後に逮捕された。少女は8月に買春宿で発見され、当センターに移送されていた。

 「我々は加藤容疑者を子ども買春容疑で告訴し、送検した」とソック・イー副検事は9月10日に、電話インタビューに答えた。
副検事は、加藤容疑者が9月7日に行われた尋問の中で、少女がドンペン区63通りの買春宿で働いていた8月7日に性的搾取をしたことを認めたと付け加えた。
有罪となれば、加藤は2~5年の実刑になるという。(注1)

 「捜査は始まったばかり。無罪となれば釈放されることになるだろう」とソック・イー副検事は話している。
内務省人身売買対策局ビッス・キムホング局長は9月10日、加藤容疑者は7月に観光目的で入国して以来、プノンペンの買春宿での未成年買春の容疑がかけられていたと説明する。
「加藤容疑者は10回以上の子ども買春をした」と局長は電話で話した。
加藤容疑者及び少女に対する警察の尋問において、双方とも性的行為の見返りとして現金を授受したことを認めていると、局長は付け加えている。
局長によれば、警察は過去に13歳の少女が保護された買春宿を捜査した際、複数の少女が働かされていたことを確認している。
「この買春宿への過去の抜き打ち捜査で見つかった約20人のうち、少女は1人か2人であった」と局長は言う。「これは違法行為であり、店と客の双方が有罪である。」

(翻訳・NY翻訳グループ 2009年10月19日)

(注1)カンボジアの人身売買取締法によると、子ども買春で有罪となった場合、被害者が15歳以上だと懲役2年から5年、15歳以下だと7年から15年の処罰となります。このケースは被害者の少女が13歳のため、懲役7年から15年となるはずです。
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今年130の縫製工場が閉鎖と、政府報告

2009年11月30日 16時44分52秒 | Weblog
こんにちは、長島です。私がカンボジアに来てから3ヵ月が経ちますが、世界経済危機がこの国に及ぼす影響を日々痛感します。NGOでは、ドナーからの資金援助が打ち切られ、プロジェクトが終了したという話をよく耳にします。カンボジアにおける輸出の80パーセント、GDPの12パーセントを占めるのが衣類産業(1)ですが、多くの若い女性を雇用する縫製工場が閉鎖されたというニュースもよく取り上げられています。

 シーライツが、パートナーNGOのHCCとプロジェクトを行っているスバイリエン州に行き、通学や収入向上の支援の対象家庭にインタビューをすると、縫製工場で働くことが子どもの夢であったり、親が娘に将来就いてほしい職業としても縫製工場での仕事が時々挙がります。法律で定められている縫製工場の最低賃金は月45ドルで、平均賃金は70ドル(2)なので、1世帯の平均月収が40ドルほど(3)の農村の人たちにとっては魅力的な仕事です。しかし、先日もスバイリエンの支援対象家庭の女性と話をしていたときに、娘が工場で働いていたが、閉鎖してしまったので、今は家に戻って来たと話をしてくれた母親がいました。

 6万人もの職を失った女性たちは、そして彼女たちの仕送りによって家計を支えられてきた家庭はどうなるのでしょうか? 11月15日の国連の発表によると、縫製工場での仕事を失った女性のおよそ15~20パーセントが、家族を支えるための最終手段として性産業でセックスワーカーとして働く道を選んでいることが調査で明らかになったとのことです。ベトナムの国境に位置するスバイリエン州では、仕事を求めてベトナムや、首都のプノンペンに出稼ぎに行くケースも増えていると思います。その過程で、自分で選んでいなくても、騙されて性産業で働かされしまう女性もいるのです。

 今回は、今年に入ってから9月までに閉鎖した縫製工場についての記事を、ボランティアの方が翻訳して下さいましたのでご紹介します。

写真はプノンペンの縫製工場で働く女性の写真©Phnom Penh Post

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今年130の縫製工場が閉鎖と、政府報告

2009年10月1日(木)プノンペンポスト紙
チュン・ソパル記者

 労働省は水曜日、今年度第1~3四半期において、130の縫製工場が受注減少により閉鎖もしくは一時営業休止となったと発表した。公式報告によると、9カ月間に77の縫製工場が閉鎖し3万683人が失業、加えて53の縫製工場が一時閉鎖したことで、更に3万617人が一時的に失業状態となった。

 その一方で、データによれば、同時期に40の工場が操業を開始し、9千605人が雇用されている。一時閉鎖された工場の再開には充分な受注量が必要と、労働省監査局タウ・ブトーン氏は言う。「カンボジアの縫製工場が再開し地球規模の経済危機に立ち向かう道は、受注のみ。」 カンボジア縫製産業組合(GMAC)営業開発責任者カイング・モニカ氏は、カンボジア最大の輸出部門である本セクターにとって今が試練の時と話す。

 「この大変な時期に、海外からの潤沢な受注に支えられている工場だけが生き残り、何とか生産を続けている。」と氏は言い、GMAC加盟工場のわずか283拠点が稼働中であると付け加えた。
カンボジア衣料業労働者民主連合(CCAWDU)のアッス・トゥン代表は、新工場に対する5年間の免税措置を受けるために、一時的に閉鎖した上で再開した工場もあると話す。氏によると、退職金を支給せずに労働者を解雇し、従来よりも悪い条件で新たな契約を結んで再雇用するために、一時閉鎖という方法を取っているケースもあるという。

 氏は、工場主が「汚職にまみれた公務員や組合長」を買収し、カンボジアの法律で定められた倒産企業への法的措置をすり抜けていると言う。
世界銀行の報告書『Doing Business2010』には、カンボジアでは、破産法が通過したにもかかわらず、破産手続きが実現化していないと記されている。
それに対しカイング・モニカ氏は、GMAC加盟工場のうち閉鎖後に再開されたのはわずか2件にすぎず、双方とも閉鎖前とは別の経営者によって再開されたと話している。

(2009年11月13日 訳・小味かおる他)

(1) ADB report, p. v
(2)Ros Harvey, “Cambodian Garment Sector Project: An overview”
(3) IMF country report 3/59, cited in Polaski, p. 11

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子どもへの性的虐待で前科二犯のベルギー人、国外追放

2009年11月18日 16時28分49秒 | カンボジアの子ども
こんにちは、長島です。先日2回にわたって、ベルギー人が少年を性的搾取した罪で服役し、出所後にその被害者の少年の母親と結婚し、一緒に生活をしていた記事をご紹介しました。9月末に、カンボジア・デイリー紙に、男性が国外追放されたことが報じられ、ボランティアの方が記事を翻訳してくださったので、その続報としてお伝えします。
NGOの抗議に対し、政府の関係者からは国外追放は不可能との見解が出ていたにも関わらず、最終的に追放が実現したことは、非常に嬉しい結果です。しかし、この追放で被害を受けた少年の心の傷が消えるわけではなく、まずは被害を出さないようにする「防止活動」の重要さを痛感します。

関連記事は下記リンクをご参照ください。

■子どもに性的虐待をした元受刑者、被害者少年の母親と結婚か(10月6日掲載)
http://www.c-rights.org/2009/10/post-67.html
■NGO、子どもに性的虐待したベルギー人の国外追放を請願(10月30日掲載)
http://www.c-rights.org/2009/10/ngo.html

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写真は子どもの性的搾取に取り組むNGO・APLEの報告書「"Street Pedophilia" in Cambodia」より ©APLE

子どもへの性的虐待で前科二犯のベルギー人、国外追放

カンボジア・デイリー紙 2009年9月23日
プラック・チャン・トゥル記者
出所:‘Twice-Convicted Belgian Pedophile Deported’ Cambodia Daily 23 September, 2009
 
当局によると、昨日、警察は子どもへの性的虐待で2回有罪判決を受けているベルギー人のフィリップ・デザールを国外退去させ、子ども保護のNGOグループによる数ヶ月に及ぶ国外追放活動は功を奏したかたちとなって幕を閉じた。

 国家警察のスポークスマンであるカース・チャンタラリッス氏によると、デザール(49歳)は2006年に犯した13歳カンボジア人少年への性的虐待の罪で3年の刑に服した後、今年4月に釈放され、先週国外追放となったのだが、正確な日付はわからないとのことである。
子ども保護NGOグループは、デザールが釈放直後、被害を受けた少年の住むバンテアイ・メアンチェイ州に移住し、その少年の母親と婚姻関係までも結んだことに対し、憤りを表明していた。デザールは90年代に母国ベルギーで子どもに対するレイプ及び虐待の罪で3年服役している。 

 「我々には十分な法的根拠があった。デザールは元受刑者で、入国管理法によれば、服役経験のある者のカンボジア在留は認められていない」とチャンタラリッス 氏は話している。
「警察はデザールをベルギーに送還するというのではなく、ただ国外追放すべきであると判断した。その後どこへ行くかを決める権利は本人にある」と話す。

 デザールの弁護士トゥン・ヴィボル氏は、警察の強制追放は「市民権侵害」であるとし、子ども保護NGOグループの懸念を憶測にしかすぎないとしている。
「デザール氏が夫人と一緒であったところに警察官が来て、国家機関から強制退去の命令が下されているとして地元警察署に出頭するよう命じたのです」と弁護士は説明し、警察がデザールをプノンペン国際空港へ移送し、外国行きの便に乗せたと話す。
「デザール氏はタイに到着後、私に電話で何も所持していないと言い、警察がカンボジアの法を遵守していないと話した」とヴィボル氏は述べている。
ヴィボル氏は、デザールは家族がカンボジアにいるので戻ることを希望していると付け加えた。

 8月4日に国外追放嘆願請求を起こした7団体の1つである” Action Pour Les Enfants(APLE=子どものための活動)は、警察の行動を歓迎している。「カンボジアはなすべきことをした」とAPLEカンボジア事務所サムレアン・セイラ所長はコメントしている。

(翻訳・NY翻訳グループ 2009年10月23日)
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人身売買に関する法の履行、難航

2009年11月10日 11時18分26秒 | その他
こんにちは、長島です。先日掲載した米国務省発表の人身売買レポート記事で、人身売買取締法の執行の問題点について触れましたが、今回も引き続きどのような点が問題視されているか紹介します。

カンボジア政府は1996年に制定された、誘拐・人身売買・搾取規定法に引き続き、昨年新たに全52条からなる人身売買取締法(Law on Suppression Of Human Trafficking and Sexual Exploitation)を制定しました。内容としては、人身売買、買春・売春、わいせつ行為の定義とその処罰に加え、適用される領域も明記しています。第3条では、カンボジア国外で起きた犯罪においても、被害者または加害者がカンボジア人だった場合、同法が適用されると記してあります。人身売買取締法の執行における、国家間の協力と情報共有の重要性について述べた記事をボランティアの方が翻訳して下さったので、ご紹介します。

写真はカンボジアとベトナムの国境 ©シーライツ

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カンボジアデイリー紙 2009年7月4-10日ウィークリー・レビュー
カジュサ・コーリン記者

人身売買に関する法の履行、難航

 カンボジアの人身売買防止新法には、国内で起きる人身売買に対処するとともに、国外においても自国民を救済する条項が盛り込まれているのだが、政府とNGOの協力関係が弱く、地域諸国内の連携も不十分であるため、実際の運用は遅々として進んでいないと、担当官や専門家から報告された。

 カンボジアは、人身売買(とりわけ女性と子どもを対象とする)の防止・抑制・処罰を目的とした2007年の国連パレルモ議定書を批准している。法務省イット・ラディ次官によれば、現在は啓発活動や警察・判事・検察官の研修に力を入れているという。
プノンペンでのフォーラムで、「しかし、現場の警官やソーシャルワーカーの研修も依然として必要」と、同氏は通訳を介して発言した。さらに、国家機関と地方機関の協力、ならびに政府と人身売買に取り組むNGO間の対話の改善も不可欠であると付け加えた。

 ラディ氏の見解は、2日間にわたる人身売買対策に関する国家間諮問協議において発表された。人身売買・密輸・労働および商業的な性的搾取に取り組む政府高官ワーキンググループがホストを務めた同会議には、女性省イン・カンタパヴィ大臣や社会福祉省イッチ・サムヘン大臣などを含む政府高官が出席した。タイ、ベトナム、韓国、マレーシアの代表も出席、各国の人身売買取締や諸国間の協力体制の強化について協議した。

 内務省の人身売買取締・青少年保護局のテン・ボラン警察准将は、国内外で人身売買の被害にあうカンボジア人の正確な数字はないが、カンボジアは人身売買の受入れ国であり、送り出し国であり、中継国であるため、適切な法的枠組を持つことが重要であると語った。

 さらに、2008年以降、新しい人身売買防止法は人身売買の概念を明確にし、パレルモ議定書に準拠しているとも説明。この法律により、カンボジア国民が国外で罪を犯し、その犯罪者または被害者がクメール人である場合に、カンボジア政府による起訴が可能になったが、同法の執行にあたっては依然問題が残ると付け加えた。
 同氏は、市民社会と行政側の限られた協力関係や国内の情報管理の未整備などの課題があることを、通訳を介して話した。

 人身売買取締アジア地域プロジェクト司法アドバイザーのアルバート・モスコウィッツ氏は、カンボジアは人身売買に対し適切な取り組みをかなり行っているものの、近隣諸国における磐石な法規制や、犯罪者引渡しや情報共有などを規定する地域条約も必要であると語った。
同氏は、「いったん一様の法律が機能すれば、各国は対話を始められる。必要なのは条約の整備で、警察官や捜査官がその条約履行について知っておかなければならない」と、会議後のインタビューに答えた。
 また、昨今の景気低迷が人身売買問題を助長するおそれがあるため、地域内の協力改善も併せて重要であるとも付け加えた。

 カンボジア、タイ、韓国はパレルモ議定書に署名したが、条約を批准したのはカンボジアのみで、ベトナムやマレーシアは未だ署名していない。これに加え、カンボジアは人身売買取締に関する覚書をタイ(2003年)およびベトナム(2005年)と交換しているが、覚書は法的拘束力を持たないため、各国の対応は足並みを揃えられていないと、子どもへの性的虐待問題に取り組むAPLE(Action Pour Les Enfants子どものための活動)のサムレアン・セイラ所長は話した。

「協力という言葉はあちこちに記されているが、実際はそれほど大きな協力はなされていない。本覚書への対応は極めて限られている」と同氏は言い、例として、情報共有の仕組みがないために、児童虐待や他の犯罪容疑でタイで捜査されている男がカンボジアに移動して同様の犯罪を繰り返したケースが複数あったことを挙げた。
「カンボジアだけでは問題解決はできない。各国間のタイムリーな情報共有が必要である。誰もが問題を認識しているのだから、共に問題解決に取り組むべきだ」とセイラ氏は語った。(翻訳・小味かおる他 2009年9月16日)
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NGO、子どもを性的虐待したベルギー人の国外追放を請願

2009年10月30日 19時31分50秒 | 人身売買・性的虐待 被害者支援
 こんにちは、長島です。10月6日に、ベルギー人男性、フィリップ・デザールが少年に性的虐待をした罪で服役し、釈放後にその少年の母親と結婚しようとしているという記事を紹介しました。今回はその続報として、カンボジア国内のいくつかの子ども保護団体が、デザールを国外追放するよう求めているという記事をボランティアの方に訳していただきました。

シーライツとしても今後、特に加害者が日本人の場合、今回のような抗議活動に参加していきたいと思います。
最終的にデザールは9月末に国外追放されたのですが、そちらの記事も追って掲載します。

子どもの性的搾取をなくすためにご支援ください。
詳しくは、http://www.c-rights.org/join/donation.html

写真は、今回の抗議活動の中心となったローカルNGO・APLEの報告書、"Survey on street-based Child Sexual Exploitation in Cambodia"より。©APLE

カンボジアデイリー紙 2009年7月18-24日ウィークリー・レビュー
プラック・チャン・トゥル記者

NGO、子どもを性的虐待したベルギー人の国外追放を請願

 子どもへの性的虐待で前科ニ犯のフィリップ・デザール(ベルギー国籍)の国外追放を政府に求める請願書をNGOがまとめ、国内の児童保護団体に賛同を呼びかけている。

デザール氏は、90年代に子どもをレイプし虐待した罪でベルギーにて3年間服役、2006年にプノンペン市裁判所にて18年の有罪判決を受けたが、控訴審で刑期が短縮され、今年4月に釈放された。そして同月、彼によって被害を受けた少年が住むバンテアイ・メアンチェイ州へ移った。

 ネッス・サヴーン国家警察長官に宛てられた請願書の写しには、「私たちは、内務省入国管理局がデザール氏のカンボジアのビザを取り消し、内務省が彼に国外追放を命じるよう、要請します」と記されている。

 請願書では、デザール氏の現住所を問題視している。「少年への虐待が再び行なわれるリスクの高さ、同じ状況が続くことで生じる少年の当惑やトラウマを懸念する。また、デザールと同居する11歳の弟が性的虐待を受けるリスクも高い。」と指摘、「彼をこのような状況に置くことを容認すれば、子どもたちや地域社会に対し、犯罪を通報することは無意味であり、外国の性犯罪者はカンボジア国内では刑罰を逃れられるという、間違ったメッセージを送ることになる。」

 請願書をまとめたAPLE(Action Pour Les Enfants=子どものための活動)のサムレアング・セイラ代表は、11団体に送付した請願書にはすでに4団体が署名したと話している。

 国家警察スポークスマンのキエット・チャンタリッス氏と内務省スポークスマンのキエウ・ソペアック中尉からのコメントは水曜日には得られなかった。
 イッス・ラディ法務省次官は水曜日、裁判所が服役後の国外追放を命じていないため、法的には、デザール氏が再び罪を犯さない限り国外追放は不可能であると話している。
「新たな不法行為があれば政府は措置をとり、それから国外追放となるだろう」とラディ氏は語った。

(翻訳・小味かおる他 2009年9月16日)

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フレンズ・ザ・レストランのご紹介

2009年10月23日 19時54分32秒 | カンボジアの子ども
こんにちは、長島です。先週は、シーライツのパートナー団体である、フレンズ・チャイルドセーフセンターのマオさんのインタビューを掲載しました。今回はそのフレンズが直営するレストラン、「フレンズ・ザ・レストラン」をご紹介したいと思います。プノンペンに行く機会があったら、ぜひ寄っていただきたい、ストリートチルドレンの自立を支援出来るお勧めレストランです!

 フレンズは1994年の設立以来、カンボジアのストリートチルドレンの保護・教育・職業訓練などの活動を通し、社会復帰を支援しているローカルNGOです。250名のフレンズのスタッフは、毎月8,000人に及ぶ子どもと若者に、路上または施設で支援を提供しています。フレンズの統計によると、プノンペンには10,000~20,000人の路上生活または路上で働いているストリートチルドレンがいて、その数は増えていると言われています。シーライツはフレンズの、虐待や性的搾取、人身売買から子どもを守るプログラム、チャイルドセーフネットワークを支援しています。

 2001年にオープンしたフレンズ・ザ・レストランは、かつてストリートチルドレンだった若者たちが調理や接客の職業訓練を受けながら働く、いわばオンザジョブトレーニングのためのレストランで、レストランの売上はフレンズの運営費に充てられます。ここでは”Student”というプリントが入ったTシャツを着た元ストリートチルドレンの若者が、“Teacher” Tシャツを着たサービス業のプロのスタッフからトレーニングを受けながら働いています。

 トレーニングのために設置されているレストランという言葉にまどわされてはいけません。私が初めてフレンズ・ザ・レストランに行った時、店内のカラフルでおしゃれな雰囲気、料理の美味しさもさることながら、一番にサービスのレベルの高さに感動しました!入口では店員が笑顔でお出迎えしてくれ、訓練中といえども接客マナーもサービスもプロ同然です。お水が少なくなると、すぐ注ぎ足しに来てくれ、料理がキッチンから出来上がると数人が早足で取りに行き、その迅速さに驚かされます。ウェイトスタッフの人数も多いので、常に誰かがテーブルに目を配っていてくれるのです。入口付近にあるキッチンの一部がガラス張りになっているので、生徒たちが一生懸命調理している様子も見えるようになっています。彼/彼女たちの働いている姿を見ていると、いつも真剣さや、頑張って働いている感じがひしひしと伝わってきます。このレストランに行き、逆境を乗り越えて頑張っている若者の姿を見ると、嬉しさと希望感で胸がいっぱいになります。

 さて、フレンズ・ザ・レストランのメニューですが、アジアと欧米料理を混ぜたフュージョン料理となっており、Gustav Auerさんというヨーロッパとカナダでシェフをしていた方が調理の先生を務めているそうです。

お店のお勧めメニューには以下のようなものがあります。値段はUS$3.5~$4 (350円から400円程度)

★Crispy Prawn Wontons(エビのクリスピーワンタン)
★Grilled Fish with Salsa Verde (白身魚のグリル)
★Khmer Seafood Soup with Lime(クメール・シーフードスープ)
★Khmer Chicken Curry(クメール・チキンカレー)
★Coconut lime cake with passion fruit syrup(ココナッツライムケーキ)

個人的には、エビのクリスピーワンタンと白身魚のグリルはが、本当に美味しくてお勧めです!また、フレンズが経営するロムデンというレストランもあり、こちらはクメール料理専門店でが、少しフレンズより落ち着いた雰囲気となっています。もちろん、料理とサービスはフレンズ同様に素晴らしいです。

 調理・接客マナー以外にも自尊心や衛生について学んだ生徒たちは、訓練が終わるとフレンズと一緒に就職先を探し、巣立っていくそうです。プノンペンのレストランやカフェなどで卒業生たちが自立し、自信を持って、いきいきと働いている姿が目に浮かびます。

 より多くの生徒が卒業して活躍してくれることを願いますが、ここで皆さんに知って欲しいのが、施設で教育や職業訓練を受けながら生活しても、再び路上に戻ってしまう子どもも少なくないという現実です。かつてフレンズの施設で生活していて、路上に戻ってしまったストリートチルドレンに、フレンズがインタビューをして分かった理由として、①施設の規則が嫌、②路上に友達が居る、③施設で喧嘩をした、などが挙げられます。しかし一番の理由は路上で生活をしたり、働いていた方がお金になるということです。つまり、路上で物売りをしている子どもから何か買ったり、物乞いしている子どもにお金をあげたりする人たちがいる限り、路上を選んでしまう子どももいるということです。本当にストリートチルドレンを助けたいと思ったら、ストリートチルドレンについて活動をしているNGOを支援して下さい。フレンズレストランのような所で食事をするのも、その支援のひとつなのです。

 フレンズ・ザ・レストランの横には、職業訓練を受けている元ストリートチルドレンや、その親が作っている小物などを売っているFriends'n'Stuffというお店もあります。「The Best of Friends The Restaurant」というフレンズレストランのメニューレシピが載った料理本がそこで買えるのですが、先日この本を購入してクメール料理を作るぞ!と意気込んでいた私は、実は料理が苦手なので、「おいしそう・・・」と目を細めて眺めるだけのものになってしまっています。

フレンズ・ザ・レストランのサイト:http://www.mithsamlanh.org/ventures.php?id=12&catid=3
ロムデンのサイト:http://www.mithsamlanh.org/ventures.php?id=13&catid=3

虐待や性的搾取、人身売買から子どもを守る活動をぜひご支援ください!
詳しくは、http://www.c-rights.org/join/kaiin.html
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