2010年を振り返って・・・・
今年もあと2日となりました。
今年は昨日まで会社出社でした。
歳をとってくると、月日のたつのが早く感じるといわれますが
たしかにあっという間の1年でした。
今年のできごとを振り返ってみると、プライベートでは
「引っ越し」が最大のできごとでした。物件探しからリフォーム会社選定、
そして、細々とした建築にまつわる仕様の決定、値段交渉、スケジュール管理。。。。
かなり忙しいかった思いが消えかけていますが、それでも全体としての大変さ感覚は
残っています。
まあ、引っ越してよかったと思っていますけどね。
この”引っ越し”は、今年のみならず、我が人生のなかでも、記憶に残るイベントでした。
それから、次は、このblogにも書きましたが、「卒業した学校の同窓会参加」です。
大学から地元を離れて東京へ来て、そのまま就職したので、地元に残った同級生とはずっと
離ればなれとなっており、また今みたいにインターネットや携帯電話もない時代なので
連絡もつかず、30年以上連絡が途絶えていました。
この年齢になると、先生や同級生が亡くなるということがあり、それをきっかけに同窓会が
はじまることになることが多いそうですが、私の場合も全く同じでした。
たまたま中学校の同窓会の案内はがきが実家へ届いており、それを転送してもらって、同窓会
があることを知り、連絡先の電子メールが書いてあったので、ようやく連絡がとれたわけです。
ただ、たまたま連絡先の同級生が、よく知っていた人だったので、連絡しやすかったので、
もし同級生といってもよく知らない人だったら、連絡していなかったと思います。
今思えばこれが運命の分かれ道でした。(ちょっとおおげさ)
まず、中学校は、8月に帰省した際に、連絡先であった友人に帰省することを知らせると、
お盆の時期なのに、何人かに声をかけてもらって(中学同期のメンバーでSNSを開設しており
そこで連絡をしたそう)、誘った連絡担当者もびっくり、10人も集まってくれた。
30年以上全く連絡していない同級生が、それも急に連絡があって集まってくれるとは
全く思っていなかったので、ものすごく感動しました。
特に目立った存在でもなかったと思うし、人望があったわけでもないと思うし、
集まってくれたメンバー全員とすごく仲がよかったわけでもないのに。
正直なところ、声をかけてもらったのはうれしいけど、会っても話が合わなかったら
どうしよう、2時間も持つかなあ、とかなり心配していましたが、ふたをあけてみると
そんな心配は杞憂でした。
席について乾杯のあとは、ほんとうそのようですが、昨日まで中学生だったように
みんなと話ができました。(もちろん大阪弁で)
大阪なので、地元で就職、結婚、自営業を営むなど地元に残っている人たちが多く、
彼ら・彼女たちは、たまに会っているみたいなので、中学時代から途切れなく交流が
続いているようで、その”ノリ”かもしれないし、また大阪だから、ということも
あるかもしれません。
で、なにを話したか覚えていないくらいのうちに、一次会は終了。
昔、家が近所で一番仲のよかったK君も、わざわざ電車で30分もかけてきてくれて
彼は家の都合で一次会で帰ってしまいましたが、見かけは年相応でしたが、雰囲気や
対応は昔のまま。ほんとタイムスリップした気持ちになりました。
二次会は、大阪でも下町に属する京橋のなかでも、かなりディープな居酒屋へつれて
いかれました。これも歓迎の意味でしょう。
ディープといっても、私もそれなりに東京の居酒屋巡りはしているので、そうそうの
店では驚かないのですが、つれていかれた「京屋」という店は、私のなかでも1,2を
争うディープ居酒屋でした。なにがディープかというと、まず店構えが汚い。
東京でも汚い店もありましたが、図抜けて汚い。
それから、メニューのどれもが破格に安い。それからお酒の持ち込みはOK。
誰かがワインを飲みたいといったら、勝手知ったる女子が、「ここにはないから、買うて
くるわー」といってどこかに消えたと思ったら、ワイン2本持ってきて、普通に飲んでいた、
ビールジョッキで。。。。
そして最後に、店主がすごい。歯はほとんどないおじいさんといってもいいくらいの年代。
我々を無視しているとしか思えないくらい、自分で勝手にお酒を飲んでいる、テレビをみている
などなど。
たしか最後のお会計は、1000円/人くらいだったと思う。
(あとから聞いたら、我々の一部のメンバーは、ここの常連さんだったので、好き勝手に
できるように、かまわずほっといてくれたようだ)
かなりお酒を飲んだので、会話をほとんど忘れているけど、断片的に覚えている内容は
私が中学校だった頃の思い出話。「おまえは昔はこうやった」といろいろ言われて、
あげくは本人もすっかり忘れているような逸話まで言われました。
ほんと、昨日の出来事のように、よく覚えているもんです。
しばし、中学生の気分に戻りました。
長くなったので、次に書こうと思っていた高校の同窓会の話は飛ばしますが、そのあとも
大学の学科の同窓会があり、こちらはまた変わっていて、なにせ学科が文学部系なためか
我が学年総数50名ほどのうち40名以上は女性です。
久々に会ってみると、みんなほとんど結婚しており、専業主婦の方も多いのですが、
今はわかりませんが、少なくとも高校・大学時代の学業に関していえば、僕なんかよりも
はるかに優秀な女性ばかりなので、子育ても大事な仕事ですが、こんな優秀な女性が専業
主婦をしているのは、日本国にとってもったいないと思います。
いろいろな要因はあると思いますが、本人たちが仕事がしたいけど環境的にできないと
いうのであれば、ぜひなんらかの方法で、社会で活躍できる場を提供できれば、と思いました。
とちょっと同窓会ネタから離れてしまいましたが、こちらも卒業以来全然会っていないので
ちょっと会話が不安でしたが、仲のよかった女性たちと席が近かったので、彼女たちと話を
して、大学時代に戻れました。
中学、高校、大学と3つのグループ別々に経験した同窓会ですが、そこに顔をだしてみて
当時ではなかなかうかがい知れなかった自分がどんな立場だったのか、どんな風に見られて
いたのか、思われていたのか、少しわかった気がしました。まあ嫌われていなかったこと
だけはわかりました(笑)。
で、同窓会から話を戻して、今年のできごとですが、今年は例年以上にAV/IT商品の購入を
行いました。(行ってしまいました)
まず、春は、スマートフォン。i-Phoneの購入タイミングを逸してしまったため、少し待って
Xperiaを購入。まわりの人たちからは、「スマートフォン」の「フォン」の部分しか使って
ませんよね~、とからかわれていますが。。。
続いて、Torune。これはプレイステーション3の周辺機器で、地デジレコーダーになるものです。
操作性が抜群によく、またネットとの親和性のあるサービスもあり、使う時間があまりないのですが
今後のサービスアップデートに期待がもてる楽しい機器です。
それから引っ越しにあわせて、念願のプロジェクターと120インチスクリーン。
加えて年末には、AVアンプと3D対応のブルーレイレコーダー(これで2台目)。
それから、エコポイント切れのため、32型のテレビも購入(これで2台目、1台目は40型)。
これで、我が家は、ホームシアターが完成しました。
ところが、見ている映像といえば、ケンミンSHOWや昔の映像。こんなものしか見ていないなら
プロジェクターなんていらないんじゃないの~という声が聞こえてきますが、
ようやく本領発揮するものを見ました。
それが、「24」シーズン7です。
ご存じのとおり、迫力ある映像、ハラハラドキドキの内容ですが、これを120インチで見ると
自分が現場に居合わせるような気分になります。
この年末に時間を作って、買ったけど見ていなかった映画(ブルーレイ)をじっくりみたいと
思います。
でこれで打ち止めと思いきや、最後の最後に、電子ブックリーダーの「Reader」。それから
”自炊”するための富士通のドキュメントスキャナー「ScanSnap」。それに加えて本の背表紙を
カットする裁断機(1万円)も購入。
今までドキュメントスキャナーという商品カテゴリーがあることは知っていましたが、はじめて
使ってみてかなりすごい機器であることを実感。
200ページくらいある新書や文庫を5,6分で、読み取ります。
時間があれば、我が蔵書のすべてをPDF化することができます。これは来年のチャレンジです。
話を戻して、今年の思い出ということであれば、友人との飲み会が特に増えたことです。
歳も歳なので、昔の職場関係や出向関係のメンバーとの飲み会が頻繁にあり(まあほとんどの
幹事が私だったりするわけですが)、仕事とは無関係というしがらみがないのも幸いにして
よく飲みに行きました。(それに加えて同窓会関係もあります)
それから自分に関して言えば、残念ながら老化現象が現れ始めたことです。
これは、同窓会などでは必須の話題となるわけですが(笑)、ほぼみんなに出ている症状といえば
・老眼
(私の場合は、近視・乱視に加えてですから大変です。そこに昨年発覚した黄斑状膜という
ものの加わり、さらには、目が乾いているのか、涙がよくでることです)
・脂肪肝
(これは女性はわかりませんが、男性のほとんどがなっています。まあ食べ過ぎ・飲み過ぎ
が原因ですね。ただ悪化すると、最後は肝硬変にまでなるそうなので、放置はダメです)
・目が覚めるのが早くなる
(めちゃくちゃ仕事が忙しかった1990年後半から2000年前半は、睡眠時間が極端に少なく
1日4,5時間前後でしたので、土日の時間があるときは、ほとんど寝ており、土曜日の朝に
一度7時くらいに目を覚まし、会社へ行かなくていいんだと思って再度寝る、というのが
至福の時間でしたが、今はそんなに遅くまで仕事をしていないというだけでなく、歳のせいか
朝は早くから目が覚めてしまい、もう1回寝ようとしても、寝られません)
・記憶力の低下、1つのことしかできない
(学生時代から30歳代くらいは、テレビをみながら人を話をちゃんと聞けて理解できる、
会社なら、パソコンでメールを書きながら会議の内容を理解する、なんてことが普通に
できたのに、今は無理です。
また記憶力の低下もひどい。よほど興味のあることでないと翌日まで覚えていない。
まあ多少はネットで検索すれば思い出せる環境になって、以前ほど必死に記憶しなくても
いいからかもしれませんが、それにしてもほどい状況です)
なんかが顕著はな症状です。
それから、老化とちょっと違うかもしれませんが、こんな症状もあらわれはじめました。
・無呼吸症候群
これは、数年前(ひょっとしたら、もっと前から)なのかもしれませんが、新聞などに
記事が掲載があり、心配になって7月に病院に行き、自宅で簡易検査キットを使って
検査したところ、なんと夜中に最長1分36秒も無呼吸状態になっており、無呼吸状態が
睡眠1時間後以降ほぼずっと続いているという診断結果で、あわてて、空気を送り出す機器を
借りてみました。ところが、これが自分にはあわず、寝ている途中で、息ができなくなって
死にそうになりましたので、現在は機器は返却しています。ただ症状は治っていないと思われます。
・LOH症候群
これは、病院へ行って診断を受けたわけではないので、確かかどうかわかりませんが
男性の更年期障害とか、不元気症候群とか言われるものです。
LOH症候群が『病気』として認められたのは2007年と比較的新しいそうです。
これになると、「認知機能」や様々な「身体機能」が低下したりして、
はたして自分がその病気なのかどうかわかりませんし、精神的には全く元気で落ち込んでいる
とかはないので、違うなあとは思っています。
ただ以前ほど、物事に執着しなくなったり、ぼーとしていることが多くなったりしてきたので
テレビでやっているのをみて、ひょっとしてそうなのかなあと思った程度です。。。。
ちなみに、Webで調べると、いわゆる「うつ」とか「ストレス」とは違って、加齢に伴うものの
ようです。(医者じゃないのでよくわかりませんが)
そういえば、歳をとってくると、健康や病気についての話題が多くなると聞いたことがありますが
まさにそんな感じですね(笑)。
他にも、政治や経済で、いろいろ思うところはありますが、ここではあまり詳しくは書きません。
日本国はあまりいい方向へ向かっていると思えないのは誰もが思うところで、それが特に政治では
顕著だと思います。もちろん以前よりも、もっと難しい世界情勢になってきているのは、以前との比較
のうえでは、多少割り引いてあげなければなりませんが、それにしても、準備しているか、していないかは
大違いです。
我が業界も、ライバルが以前と違ってきており、また差異化すべき技術も以前と異なってきているわけで
このあたりの舵取りをちゃんとしないと、20年30年といわず、5-10年で、今のポジションでなくなって
くるような気がしてなりません。
ということで、最後はちょっと脱線しましたが、2010年を振り返ってみました。
希望的なことだけいえば、今年を底に、来年はいろんな面で反転攻勢になればと思います。
個人的にも2011年はひょっとして、大きな変換点の年になるかもしれないと思っています。
それでは、みなさん、よいお年をおむかえください!