生徒さん達にも人気の、「バーナム・ピアノテクニック」。
テクニックの教本ですが、譜読み力や初見力をつけるのにも、とっても役立つテキストだと思います。
私も子供時代、バーナムは楽しくて大好きでした
さて、そのバーナムの中身はと言うと、様々な動きをする棒人間のイラストがあり、
曲もその動きに見事に沿ったもので、イメージを膨らませながら楽しく弾くことができます
曲にもよりますが、レッスンでは実際にその動きを体験してもらってから弾くこともしばしば。
今日は、そのうち2つの曲での実験をご紹介しますね。
『右手で/左手でクギを打つ練習』。
ミニブック(紫)からの1曲です。
この曲は、ある音を最後までキープしつつ、他の音を弾かなくてはいけません。
キープしている音は、クギを持っている手をイメージしているのですね。
手を離してしまうと、クギをうまく打ち込むことはできませんから、
最後まで我慢して、音をきちんとキープしている必要があるわけです。
そこで、ペンを持ってもらい、片方の手でトントン・・と打つマネをしてもらいました
交代してどちらの手でもやってもらいます。打ち方の強さやスピードを変えたりもします。
その後、実際にピアノで弾いてみました。ここでもやはり、いろんな打ち方、テンポを体験。
そうすると、自ずとタッチも変わり、出てくる音の違いも聴き分けられるようになってきます。
また、繰り返し練習しても、1回毎に弾き方を変えると、小さい生徒さんも、飽きずに何度も弾いてくれます(笑)
そして、クギ打ちの時の音のキープが、後々出てくる『懸垂の練習』に繋がっているように思います。
ちなみにこちらは2巻(緑)から。
当然ながら、クギ打ちよりも難易度がアップするので、苦手・・という生徒さんも存在します。
しかし、ある時、思いつきで実験してみたら、思わぬ効果を上げたことがありました。
生徒さんたち、苦労して練習しなくても、この方法で瞬間的に上手くなれました
持続するかは別問題ですが・・(笑)
さて、その方法ですが、超簡単。
鉄棒をめちゃめちゃ長く書き足すだけ。つまりものすごい高鉄棒にすればOKです
こんな風に(笑)
(※写真の楽譜は私の私物です)
上手く弾けていない(大抵押さえてる音が上がってきちゃう)生徒さんの楽譜にちょっと書かせてもらい、
「鉄棒、ものすごく高くしたからね(笑)。もし手を離したらどうなるか・・わかるよね」
な~んて言って弾かせてみると、あらあら不思議。しっかり最後までキープしていられるではないですか
ほんの少しだけ目先と意識を変えるだけで、指先への意識の仕方も自ずと変わるようです。
バーナムはちょっとした工夫次第で、楽しみながら上達に導いてくれる、魔法のようなテキストですね
これからも、更に楽しく活用できる方法を生徒さんと一緒に考えながら、レッスンをしていきたいと思います
恐れ入りますが、当ブログの本文・画像等の無断引用並びに転載は、固くお断り致します。
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『右手で/左手でクギを打つ練習』。
ミニブック(紫)からの1曲です。
この曲は、ある音を最後までキープしつつ、他の音を弾かなくてはいけません。
キープしている音は、クギを持っている手をイメージしているのですね。
手を離してしまうと、クギをうまく打ち込むことはできませんから、
最後まで我慢して、音をきちんとキープしている必要があるわけです。
そこで、ペンを持ってもらい、片方の手でトントン・・と打つマネをしてもらいました
交代してどちらの手でもやってもらいます。打ち方の強さやスピードを変えたりもします。
その後、実際にピアノで弾いてみました。ここでもやはり、いろんな打ち方、テンポを体験。
そうすると、自ずとタッチも変わり、出てくる音の違いも聴き分けられるようになってきます。
また、繰り返し練習しても、1回毎に弾き方を変えると、小さい生徒さんも、飽きずに何度も弾いてくれます(笑)
そして、クギ打ちの時の音のキープが、後々出てくる『懸垂の練習』に繋がっているように思います。
ちなみにこちらは2巻(緑)から。
当然ながら、クギ打ちよりも難易度がアップするので、苦手・・という生徒さんも存在します。
しかし、ある時、思いつきで実験してみたら、思わぬ効果を上げたことがありました。
生徒さんたち、苦労して練習しなくても、この方法で瞬間的に上手くなれました
持続するかは別問題ですが・・(笑)
さて、その方法ですが、超簡単。
鉄棒をめちゃめちゃ長く書き足すだけ。つまりものすごい高鉄棒にすればOKです
こんな風に(笑)
(※写真の楽譜は私の私物です)
上手く弾けていない(大抵押さえてる音が上がってきちゃう)生徒さんの楽譜にちょっと書かせてもらい、
「鉄棒、ものすごく高くしたからね(笑)。もし手を離したらどうなるか・・わかるよね」
な~んて言って弾かせてみると、あらあら不思議。しっかり最後までキープしていられるではないですか
ほんの少しだけ目先と意識を変えるだけで、指先への意識の仕方も自ずと変わるようです。
バーナムはちょっとした工夫次第で、楽しみながら上達に導いてくれる、魔法のようなテキストですね
これからも、更に楽しく活用できる方法を生徒さんと一緒に考えながら、レッスンをしていきたいと思います
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