日経 ビジネス Associe 2005.07.05 号,pp.126-129 に, 東京大学 先端科学技術研究センター (バリアフリー分野) 助教授である, 福島智 氏 の紹介記事があった.
福島氏は,9歳で失明し,18歳で失聴し,全盲聾となったが,日本で初めて盲聾者として大学に進学し,その後大学院に進み障害児教育を専攻したという経歴の持ち主である.
以前にも,どこかで,福島氏の名前を見聞きした記憶があるが,今回の記事は非常にインパクトがあった.
私には重度身障者の伯母がおり,その伯母から点字を少し習ったことがある.また,ヘレン・ケラーの伝記や映画から指文字(触読手話)についても知っていた.しかし,この記事を読むまで, 「指点字」 というものの存在を知らなかった.全くお恥ずかしい限りだ.
障害者教育やバリアフリーの研究やデザインの多くは健常者が行っているので,障害者側のリアルな視点が欠けていることがあるという話しを聞いたことがある.
福島氏の研究者としての業績は,「見えなくて聞こえないという特殊な体験はすごくしんどい.しかし,このしんどさには,私にしかできないことをしろという意味が込められていると思う」という彼の言葉どおりの,大変立派なものだと思う.
くわしくは,是非,Associe 誌や,福島研究室のWebサイトを読んでみてほしい.
# Web サイトは,点字ディスプレイでも読めることを前提に構成されている.
この記事を読んでから「私にしかできないことをしろ」という言葉がとても気になっている.
福島氏は,9歳で失明し,18歳で失聴し,全盲聾となったが,日本で初めて盲聾者として大学に進学し,その後大学院に進み障害児教育を専攻したという経歴の持ち主である.
以前にも,どこかで,福島氏の名前を見聞きした記憶があるが,今回の記事は非常にインパクトがあった.
私には重度身障者の伯母がおり,その伯母から点字を少し習ったことがある.また,ヘレン・ケラーの伝記や映画から指文字(触読手話)についても知っていた.しかし,この記事を読むまで, 「指点字」 というものの存在を知らなかった.全くお恥ずかしい限りだ.
障害者教育やバリアフリーの研究やデザインの多くは健常者が行っているので,障害者側のリアルな視点が欠けていることがあるという話しを聞いたことがある.
福島氏の研究者としての業績は,「見えなくて聞こえないという特殊な体験はすごくしんどい.しかし,このしんどさには,私にしかできないことをしろという意味が込められていると思う」という彼の言葉どおりの,大変立派なものだと思う.
くわしくは,是非,Associe 誌や,福島研究室のWebサイトを読んでみてほしい.
# Web サイトは,点字ディスプレイでも読めることを前提に構成されている.
この記事を読んでから「私にしかできないことをしろ」という言葉がとても気になっている.
福島氏の姿からは、本当に色々なことを考えさせられますね。
ちなみにヘレン・ケラーは、盲とろう同時になったので、触指文字(abc)から英語(音声又は書記英語)を習得しました。
例えば先にろう、後で盲になった場合は、手話(日本の場合は日本手話、アメリカの場合はアメリカ手話)が第一言語になります。手話は視覚言語ですので、視覚から習得した後、触ってもその手の形・動きから、何の意味かわかるのですね。
福島氏の場合は、先に音声日本語と点字を習得されていたので、指点字という方法がベストなのでしょうね。
一口に盲ろう者といっても、様々な人がおり、コミュニケーション方法も様々ですね。
見えて,聞こえても,大したアウトプットが出せないことを考えると,福島氏の業績は凄いと思います.