ホリエモンに引き続いて村上氏が逮捕されました。
村上氏にしても、ホリエモンにしても、
やたら口にするのが、改革だの、日本を変えたいだのというセリフ。
でも、彼らのやったことを見ると、一体彼らが何を変えたかったのか、
私にはよく分かりません。
彼らや、彼らを擁護する人々は、およそ「日本の市場は遅れてる」と言います。
裏を返せば「自分たちが進んでる」という風に聞こえますが、ほんとにそうでしょうか。
私ははっきり言って、経済や市場のことには疎いですが、
今現在、日本で盛んになっている企業買収のやり方というのは、
80年代のアメリカでかなり盛んに行われていました。
しかし、90年代後半に入ると、それも減退していったわけです。
なぜか?
1つは、敵対的買収が過熱していく中で、市場の健全化のために、
多くの人が立件・起訴されたから。
もう1つは、敵対的買収をしても、肝心の従業員がついてこなければ、
ビジネスは失敗するということに多くの経営者が気づいたから。
結局、それらの失敗から学んだ現在のアメリカでは、
友好的な企業合併がほとんどで、『買収』という言葉が嫌がられることさえあるらしい。
うーん……どうですか?
こう考えると、80年代のアメリカって今の日本の状況そのままじゃないですか。
まさにアメリカの後を追うようなことをしている(た)、村上氏やホリエモン。
見方を変えれば、彼らのやっていることだって古いんだよね。
とても革新的なことをやっているとは言い難い。
ここで重要なのは、
彼らほど賢い人が、アメリカのそんな歩みを知らないはずがない。
知っていながら、本当に日本を変えたい、良くしたいと考える者達が、
いずれ廃れていくと分かっているやり方に、手を出すはずがない。
ということ。
そこには、『改革』だなんだとうまいこと言いながら、
「今のうち、稼げるうちに、稼げるだけ稼ぐ」
という思惑があったとしか、私には思えない。
そうじゃなければ、ただの馬鹿ですよね。
別に稼ぎたかっただけなら稼ぎたかったでいいですよ。
でも、いかにも自分たちは革命家なんだという口ぶりは、いかがなものかと。
おまけに「金儲けして何が悪い」なんて、イイ大人の言うことじゃありませんよね。
ガッカリさせられるセリフでした。
経営者という立場で、本当に『日本を変えたい、良くしたい』と思うのなら、
会社=company、つまり、『人の集まり』なんだという原点に返るべき。
人がついて来ない会社は衰退します。
人の心・魂は、必ずしもお金では買えません。
そのことを、アメリカの失敗は教えてくれているのではないでしょうか。
村上氏にしても、ホリエモンにしても、
やたら口にするのが、改革だの、日本を変えたいだのというセリフ。
でも、彼らのやったことを見ると、一体彼らが何を変えたかったのか、
私にはよく分かりません。
彼らや、彼らを擁護する人々は、およそ「日本の市場は遅れてる」と言います。
裏を返せば「自分たちが進んでる」という風に聞こえますが、ほんとにそうでしょうか。
私ははっきり言って、経済や市場のことには疎いですが、
今現在、日本で盛んになっている企業買収のやり方というのは、
80年代のアメリカでかなり盛んに行われていました。
しかし、90年代後半に入ると、それも減退していったわけです。
なぜか?
1つは、敵対的買収が過熱していく中で、市場の健全化のために、
多くの人が立件・起訴されたから。
もう1つは、敵対的買収をしても、肝心の従業員がついてこなければ、
ビジネスは失敗するということに多くの経営者が気づいたから。
結局、それらの失敗から学んだ現在のアメリカでは、
友好的な企業合併がほとんどで、『買収』という言葉が嫌がられることさえあるらしい。
うーん……どうですか?
こう考えると、80年代のアメリカって今の日本の状況そのままじゃないですか。
まさにアメリカの後を追うようなことをしている(た)、村上氏やホリエモン。
見方を変えれば、彼らのやっていることだって古いんだよね。
とても革新的なことをやっているとは言い難い。
ここで重要なのは、
彼らほど賢い人が、アメリカのそんな歩みを知らないはずがない。
知っていながら、本当に日本を変えたい、良くしたいと考える者達が、
いずれ廃れていくと分かっているやり方に、手を出すはずがない。
ということ。
そこには、『改革』だなんだとうまいこと言いながら、
「今のうち、稼げるうちに、稼げるだけ稼ぐ」
という思惑があったとしか、私には思えない。
そうじゃなければ、ただの馬鹿ですよね。
別に稼ぎたかっただけなら稼ぎたかったでいいですよ。
でも、いかにも自分たちは革命家なんだという口ぶりは、いかがなものかと。
おまけに「金儲けして何が悪い」なんて、イイ大人の言うことじゃありませんよね。
ガッカリさせられるセリフでした。
経営者という立場で、本当に『日本を変えたい、良くしたい』と思うのなら、
会社=company、つまり、『人の集まり』なんだという原点に返るべき。
人がついて来ない会社は衰退します。
人の心・魂は、必ずしもお金では買えません。
そのことを、アメリカの失敗は教えてくれているのではないでしょうか。