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RADシリンダへのアルミスプレー缶利用可否について

2010年10月09日 20時58分06秒 | スーパーラドアンテナ
アルミ製スプレー缶の素材は、アルミ合金で導電率が良くないのが判明。RADのシリンダに使えるかどうか?

アルミニウムの3000系合金
3003はこの系の代表的合金で, Mnの添加により純アルミニウムの加工性, 耐食性を低下させることなく, 強度を少し増加させたものである。器物, 建材, 容器などに広い用途をもつ。
3003に相当する合金にMgを1%程度添加した3004, 3104は, さらに強度を増加させることができるのでカラーアルミ, アルミ缶ボディ, 屋根板, ドアパネル材などの材料として需要が多い。


(参考資料:住友軽金属工業HP)

純アルミニウム:6101系
=導電材で61%IACS保証。強度を必要とするときは6101を使用します。

Al-Mn合金:3003、3004、3104系
=アルミ缶ボディ、電球口金、屋根板、カラーアルミに使用します。

3003H18  導電率(20℃、IACS,%)40%   (参考資料:アルミミニハンドブック/アルミニウムとは)
スプレー缶が3003系としたら、導電率は銅の約40%程度である。
これでは、シリンダに利用してもRADの性能が発揮できているのだろうか。

参考
銅の導電率100%とすると、硬銅線の導電率97%、硬アルミ線の導電線61%


結論
スプレー缶は今まで百数十本集めて保管場所が大変なことになっているので、思い切って廃棄した方がいいみたい。残念無念。

スプレー缶の試作品ではそこそこ飛んでいたのだが、銅板を使えばもっと性能がUPするかな。

10月11日追記
その後、U/V用車載アンテナはステンレス製だし、導電率はあまり気にしなくても良いのでは?とのご意見をいただき、廃棄するのは思いとどまっています。

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