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Jane Feather (2005) Almost a Bride
Bantam
Jane Featherは個人的に今回で4冊めになります。過去の3冊と同様、ガツンとくるものではありませんでしたが、ナカナカでした。
Story:
Dialogue:
Hero:
Heroine:
Sensuality:
ジョージア期。
Jack Fortescu, St.Jules公爵は復讐のためDunston伯爵をギャンブルの果てに自殺に追いやります。そして借金のかたに「全て」遺産相続します。伯爵領も異母妹のLady Arabella Laceyも。
Dunstonのしたことの罪をArabellaに償わせるため、彼女に形だけの結婚を申し込みます。結婚して何もかも自分のものになったという満足感を得ることと、Arabellaを田舎に放っておいて自分は好きな人生を歩むことがJackの真の目的でした。
28歳でスピンスター、でも芯がしっかりしていてチャーミングなArabellaは、最初は全くの見ず知らずの公爵と結婚なんてできないし、なぜここまで公爵が自分との結婚にこだわるのか理解できません。でもすぐに、Jackとの形だけの結婚の利益を見出し同意します。
復讐目的で接近したJackですが、実は一目見た瞬間からArabellaに惹かれていて、結婚してロンドンへ出向いてからも彼女を束縛したい気持ちは強まる一方です。
Arabellaは、Jackがこの結婚にこだわった理由のが気になるし、秘密を持っている彼を信頼できないと思いながらも恋に落ちていきます。
そして公爵夫人としてふさわしいようにドレスから身のこなしまで一生懸命Jackのメガネにかなうように努力する側ら、Jackは愛人のところへ入り浸っているし(とArabellaは思っている)、パーティーで愛人と出くわせばArabellaの言動に横から茶々を入れるばかりか、Jackは愛人の見方をする(とArabellaには見えた)始末。
Arabellaの我慢強さには感服っす
「形だけの結婚」「復讐のためにヒロインに接近」「ヒーローの閉ざされた心を開くヒロイン」というありきたりの筋書きです。AARではこれをFeatherらしく新鮮なお話に仕上げてあると書いてありますが、私は特にオリジナリティーは感じませんでした。ロマンスはまあまあでしたが。
後半は、フランス恐慌時代のドサクサでギロチンの露と成り果てたはずのJackの妹の消息がわかり、二人はフランスへ渡り大救出作戦。前半とは全く違ったものになっています。その他
Vice (1996)
性病で死にかけのいとこからある領地を取り返すため、Redmayne公爵は売春宿からある処女、Julianaを買います。Julianaといとこを形だけの結婚をさせ、同時に彼女を公爵自身の愛人とし、「いとこの跡継ぎ」を生ませることで、領地を取り戻そうとします。
The Bachelor List (2004)
The Bride Hunt (2004)
The Wedding Game (2004) [未読]
3人姉妹のマッチメイキング・トリロジー。珍しい1900年代の設定です。
独立心旺盛なヒロイン達が紳士達にマッチメイキングのお手伝い。
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