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スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい

2007年05月13日 00時16分17秒 | 映画 さ行
評価:★★★★


ノンストップバイオレンス・アクションを語るならこの映画を観てからですね

「これは、私が全力を注いだ、イカれた、ド派手なアメリカ映画だ!」

___ジョー・カーナハン!


これはいい!

期待通りのクレイジーなバイオレンス映画だった!(笑)


『型破りなまでにスピーディーで、まったく先の読めないストーリー展開。なにをするにもひと筋縄ではいかない、曲者揃いの登場人物たち。あらゆる想定をことごとく裏切り、突如襲いかかってくるバイオレンス・アクション。これまでにクエンティン・タランティーノやガイ・リッチーが築きあげてきたクライム・アクションの伝統をさらなる次元へと引き上げ「パルプ・フィクション」や「スナッチ」をも超える興奮度で、オープニングからラストまでノンストップで疾走しまくる衝撃の話題作、それがこの「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」だ。』


【ストーリー】
ひとりの小悪党に掛けられた100万ドルの賞金を狙って世界中から集まってくるプロの殺し屋たち。小悪党“エース”の身柄を確保しようとするFBI、そして、その両方を阻止するマフィアと三つ巴の戦いが繰り広げられる。




豪華な布陣を贅沢な使い方で驚かされる。
保釈保証人デュプリー(ベン・アフレック)たち3人が序盤で別の殺し屋グループの運転する車から乱射され、あっけなく射殺されたのには驚いた。

ここでの絵の見せ方が面白いのである。路上で密談中のデュプリーら3人が居て、スクリーンの右から大音響のラップミュージックを放ちながらハイドロ仕様風のボロ車が、ゆっくりと彼ら3人の背後を通り左にフレームアウトする。ほんの間を置き、さっきの車が今度はバックで戻ってきて左からフレームイン。デュプリーら3人が振り向き、その車を見ていたら、いきなり車内からマシンガンで銃撃され即死する。

この間、カット割りなしのワンシーンでカメラは中央を映し固定である。この怪しい車が出てきてからデュプリーらの台詞は一切なし。しかもデュプリーらは応戦する間もなく実にあっけなくやられてしまう。

まさに予測不能とは、このシーンから始まっている。

そして、死体となったデュプリーの顔をいじくり回し話しかける頭の悪そうなトレモア3兄弟(『マッドマックス2』のパンクファッション系の暴走族とそっくりな風貌)

これは、殺し屋たちのキャラだけで存分に楽しめそうだと思わせるシーンであった。


【個性豊かな殺し屋たち】
非情な拷問のスペシャリストの元傭兵。
容赦なく殺しまくる即ギレの危ない殺し屋のトレモア3兄弟(マッドマックス風)
変貌自在に誰にでも変装できるプロ(M・I・Ⅲのトム・クルーズも真っ青)
FBIに“エース”が渡る前に弁護士から“エース”の身柄保護を依頼されるデュプリーら元刑事の3人。
中国マフィアの壊滅に追い込んだ経験があるスラム街出身の女殺し屋コンビ。
そして、そんな殺し屋たちより先に“エース”の身柄確保をしようとするFBI捜査官たち。



中盤からは、この布陣が入り乱れての騙しあいや銃撃戦があるので事前に公式サイトの人物相関図を見ておくことをお奨めします。

個人的には、女殺し屋コンビで、向かいのビルから相棒ジョージア(アリシア・キーズ)の援護をしていたスナイパーのシャリオ(タラジ・ヘンソン)がお気に入りです。小柄なのに大型狙撃銃バレットM82A1を自在に操る姿は、ものすごく格好が良いのである。



こんな鉄の塊のような狙撃銃を手馴れた手付きで、しかも望遠レンズで獲物を探す彼女の眼光の鋭さに完璧に痺れました(笑)

このバレットM82A1とは、アメリカ合衆国のバレット社が1986年に開発した大型狙撃銃である。主に湾岸戦争で使用され、ヘリや装甲車などを攻撃する。全長1447mm、重量が12900gでセミオート式で、12.7mm×99弾を用いる。威力は2キロ先の装甲車を破壊してしまうほど強力で撃った時の反動も半端ではないらしい。

これは、バレットM82シリーズのマニアは、思わずニンマリとしてしまう映画であると思われる(笑)



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監督:ジョー・カーナハン
脚本:ジョー・カーナハン
撮影:マウロ・フィオーレ
音楽:クリント・マンセル

出演:ライアン・レイノルズ/レイ・リオッタ/ジェレミー・ピヴェン/タラジ・ヘンソン/アンディ・ガルシア/アリシア・キーズ/ベン・アフレック


『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』オフィシャル・サイト
http://www.smokin.jp/


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4 コメント

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いい映画でしたね。 (gogonyanta)
2007-05-14 22:56:01
ituka100mile様

こんばんは。
gogonyantaと申します。
トラックバックをありがとうございました。

ブログを拝見しましたが、最新の映画をあまさず見ているんですね。
すごいです。

ところで、アリシア・キーズの相棒がぶっ放していた銃が分かって嬉しいです。
あれって、連射もできるんですね。

あと、トレモア3兄弟の登場シーンもしびれました。
爆音も一緒にフェイドアウトし、また戻ってくるのも格好良かったです。
今度『マッドマックス2』を見てみます。
返信する
これは拾い物でした (ituka)
2007-05-16 08:32:49
とりあえず観ておこうかといったレベルだったので大満足ですよ(笑)
去年の「スーパーマン/リターンズ」に出てきたガトリング銃(バルカン砲)はトレモア3兄弟に持たせたかったですね(爆)
今後、監督のジョー・カーナハンから目が離せません。
「マッドマックス」シリーズも面白かったので是非見てください^^
返信する
Unknown (Unknown)
2007-05-31 12:58:17
戦争を考えるために、小林よしのり著『戦争論』を読んでみてほしい。

ここが考えるスタートだと思う。
返信する
Unknown (ituka)
2007-06-02 09:33:38
小林よしのり著『戦争論』

・・・ふむ!
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