評価:★★★★【4点】F=8
こんなドン・チードル初めて見た!イメージ変わったわ。
それまで、“チン・プードル”とか笑いネタにしてたり
『アイアンマン』のときにも、微妙に頼りない男だったのが
なんと!本作では、あのウェズリー・スナイプスを向こうに回しても
なんら遜色ないほどに成長されているではありませんか!
これは今後、さらにキャラクターを広げオファー殺到!ってことも^^
◇
ニューヨーク、ブルックリンの低所得者層が暮らす犯罪多発地区。
ここで、警官による強盗事件が発生する。
マスコミの非難にさらされたニューヨーク市警では、
犯罪の取締り強化でイメージの回復を狙う。
そんな中、ベテラン警官のエディは定年退職を1週間後に控えていた。
日々を無難にやり過ごすことだけを考えて警官人生を送ってきた彼だったが、
最後の任務として犯罪多発地区での新人研修を任されることに。
信心深く子だくさんの麻薬捜査官、サル。
愛する家族のためにどうしても広い新居が必要になるが、
彼の薄給ではとうてい資金の工面などできるわけもなかった。
長年ギャングへの潜入捜査を続けているタンゴ。
もはや結婚生活もボロボロで、捜査から抜けたいと上司に願い出る。
ところが、そんなタンゴに、彼の命の恩人でもあるギャングのボス、
キャズに対するおとり捜査というさらなる過酷な任務が課せられる。
<allcinema>
◇
1週間後に定年を迎えるのエディ(リチャード・ギア)の
窓際族の典型ともいうべく、無気力感ただよう男を好演する。
ひとりベッドから起き上がる姿は、まるで『シングルマン』の
バーニーそのものであり、いつこの世から消えても
誰もそのことに気が付かないだろうと思わせる。
そんな彼が、コンビを組んでいた新人警官の死を境に
忘れかけていたものを取り戻す姿を描く。
いつも最前線で命を張り任務を遂行するサル(イーサン・ホーク)は
庶民的な子だくさん一家の父。
安いアパートに住む彼は、次に生れてくる双子のためにも
また、アスベストによる肺機能障害に侵されている妊婦である妻のために
新居に引っ越すと言いだしては、毎回、頭金が工面できず実行できない。
そして、いつしか麻薬捜査中の犯人らの金を着服する行動を取る。
しかし、頭金としては足りず、不動産から支払い催促を何度もされ
焦る彼は、ついに単独で現金目当てに容疑者宅に忍び込もうとする。
囮捜査官のタンゴ(ドン・チードル)は長年の潜入捜査により
家庭生活も崩壊していた。囮捜査から抜け出したいと言いだすも
上司から昇進話を持ち込まれ、仕方なく続けるが、それとともに
俗にいわれる囮が本物になっていく典型なのか、仲間との情と
警察とを天秤に掛けた場合、警察の体質に疑問を持ち始めたタンゴは
ついに無謀な行動に出る。
それぞれ3つの話が終盤で信じられないくらい上手く繋がり
それまで彼ら3人の話は別の世界だと思っていたワタシは
同じ画面に3人が映し出される演出に、思わず「おぉ~!」。
物語は見ず知らずの3人なので特に会話をすることもないのですが
こういう見せ方はロバート・アルトマン風でなかなか面白い。
追記)
・苦悩するふたりと、無気力なひとりという位置づけですかね^^;
・エディの仕事ぶりは『16ブロック』のブルース・ウィルスと
似たようなものであるが、こちらは飲酒はしてない。
また、ブルースのように、突然覚醒されてマクレーン刑事に豹変する
そんなカッコいいシリーズを持っていないリチャード・ギアは
それでも『ジャッカル』のデクランにはなっていたかも^^;
にしても、所内ロッカーで中堅の警官にからかわれ、無言でヘラヘラ。
それに対し殴りかかられてたエディが痛々しかった。
年寄りエディ(ノ_;\( `ロ´)/イジメルナ!!
・別の言い方をすれば、あの終盤の展開は、やや強引という意見も。
・エレン・バーキン扮するスミス捜査官のこの映画に於ける存在感が
もの凄かった。女性でこれだけのものを醸し出せるのは他に見つからない。
・本作で効果的に使われていた音楽が素晴らしい!
この映画は音楽による恩恵もあるのではないだろうかと。
・この映画で、ドン・チードルの見かたを変えないといけないと思った。
ただ、“タンゴの踊りのような早撃ち”ってイメージできないんですけど。
--------------------------------------------------------------------
監督:アントワーン・フークア
脚本:マイケル・C・マーティン
撮影:パトリック・ムルギア
音楽:マーセロ・ザーヴォス
出演:リチャード・ギア/イーサン・ホーク/ドン・チードル/
ウェズリー・スナイプス/ウィル・パットン/エレン・バーキン/
『クロッシング』
こんなドン・チードル初めて見た!イメージ変わったわ。
それまで、“チン・プードル”とか笑いネタにしてたり
『アイアンマン』のときにも、微妙に頼りない男だったのが
なんと!本作では、あのウェズリー・スナイプスを向こうに回しても
なんら遜色ないほどに成長されているではありませんか!
これは今後、さらにキャラクターを広げオファー殺到!ってことも^^
◇
ニューヨーク、ブルックリンの低所得者層が暮らす犯罪多発地区。
ここで、警官による強盗事件が発生する。
マスコミの非難にさらされたニューヨーク市警では、
犯罪の取締り強化でイメージの回復を狙う。
そんな中、ベテラン警官のエディは定年退職を1週間後に控えていた。
日々を無難にやり過ごすことだけを考えて警官人生を送ってきた彼だったが、
最後の任務として犯罪多発地区での新人研修を任されることに。
信心深く子だくさんの麻薬捜査官、サル。
愛する家族のためにどうしても広い新居が必要になるが、
彼の薄給ではとうてい資金の工面などできるわけもなかった。
長年ギャングへの潜入捜査を続けているタンゴ。
もはや結婚生活もボロボロで、捜査から抜けたいと上司に願い出る。
ところが、そんなタンゴに、彼の命の恩人でもあるギャングのボス、
キャズに対するおとり捜査というさらなる過酷な任務が課せられる。
<allcinema>
◇
1週間後に定年を迎えるのエディ(リチャード・ギア)の
窓際族の典型ともいうべく、無気力感ただよう男を好演する。
ひとりベッドから起き上がる姿は、まるで『シングルマン』の
バーニーそのものであり、いつこの世から消えても
誰もそのことに気が付かないだろうと思わせる。
そんな彼が、コンビを組んでいた新人警官の死を境に
忘れかけていたものを取り戻す姿を描く。
いつも最前線で命を張り任務を遂行するサル(イーサン・ホーク)は
庶民的な子だくさん一家の父。
安いアパートに住む彼は、次に生れてくる双子のためにも
また、アスベストによる肺機能障害に侵されている妊婦である妻のために
新居に引っ越すと言いだしては、毎回、頭金が工面できず実行できない。
そして、いつしか麻薬捜査中の犯人らの金を着服する行動を取る。
しかし、頭金としては足りず、不動産から支払い催促を何度もされ
焦る彼は、ついに単独で現金目当てに容疑者宅に忍び込もうとする。
囮捜査官のタンゴ(ドン・チードル)は長年の潜入捜査により
家庭生活も崩壊していた。囮捜査から抜け出したいと言いだすも
上司から昇進話を持ち込まれ、仕方なく続けるが、それとともに
俗にいわれる囮が本物になっていく典型なのか、仲間との情と
警察とを天秤に掛けた場合、警察の体質に疑問を持ち始めたタンゴは
ついに無謀な行動に出る。
それぞれ3つの話が終盤で信じられないくらい上手く繋がり
それまで彼ら3人の話は別の世界だと思っていたワタシは
同じ画面に3人が映し出される演出に、思わず「おぉ~!」。
物語は見ず知らずの3人なので特に会話をすることもないのですが
こういう見せ方はロバート・アルトマン風でなかなか面白い。
追記)
・苦悩するふたりと、無気力なひとりという位置づけですかね^^;
・エディの仕事ぶりは『16ブロック』のブルース・ウィルスと
似たようなものであるが、こちらは飲酒はしてない。
また、ブルースのように、突然覚醒されてマクレーン刑事に豹変する
そんなカッコいいシリーズを持っていないリチャード・ギアは
それでも『ジャッカル』のデクランにはなっていたかも^^;
にしても、所内ロッカーで中堅の警官にからかわれ、無言でヘラヘラ。
それに対し殴りかかられてたエディが痛々しかった。
年寄りエディ(ノ_;\( `ロ´)/イジメルナ!!
・別の言い方をすれば、あの終盤の展開は、やや強引という意見も。
・エレン・バーキン扮するスミス捜査官のこの映画に於ける存在感が
もの凄かった。女性でこれだけのものを醸し出せるのは他に見つからない。
・本作で効果的に使われていた音楽が素晴らしい!
この映画は音楽による恩恵もあるのではないだろうかと。
・この映画で、ドン・チードルの見かたを変えないといけないと思った。
ただ、“タンゴの踊りのような早撃ち”ってイメージできないんですけど。
--------------------------------------------------------------------
監督:アントワーン・フークア
脚本:マイケル・C・マーティン
撮影:パトリック・ムルギア
音楽:マーセロ・ザーヴォス
出演:リチャード・ギア/イーサン・ホーク/ドン・チードル/
ウェズリー・スナイプス/ウィル・パットン/エレン・バーキン/
『クロッシング』
ドンチー&エレバキと言えば『オーシャンズ』での共演を
思い出しますね。
ハードっぽい内容に、興味津々です(・ω・)
週末はこちらだったのですね!
私はラーメン欲しさに韓流へ…(って、ちがぁーう!)
本日はファーストデーなので、名演まで行ってきます(笑)
ギア様観たら、またお邪魔しますね♪
渡部篤郎とハチとプードルでしょうか。
『オーシャンズ』で共演してましたよね~^^
でも、その時はエレン・バーキンの記憶がトンと残ってないのです^^;
でも、この映画で完全に脳裏に焼き付いてしまいました。
これは観て損はない作品と思います^^
ワタシは港にオリーブリーさんが居るものだと思ってましたよ^^
劇場の最後列に、それらしきご夫婦が居たので、てっきりそうだと。
ミリオンって激辛ラーメンも配るんですか?
そんな情報どこから仕入れるの?(笑)
名演、行ってらっしゃませ~
ここは『冬の小鳥』が気になってるんですよ^^
昨日に観てきました。
ドン・チードルよりも、私はやっぱりエレンさんの強烈な毒女ぶりにビックリしました。
最後の、あの人のアップのロングで終わるのはちょっと(私には)監督の真意が図りかねるとことがありました。
昔からあちこちで描かれてますけど、本当にこんなにNY市警って腐敗してるんでしょうか・・・。(T_T)
ご覧になったのですね。
日本警察でタトゥを入れてるひとっているのかな~^^;
サルの背中のタトゥは広範囲に描かれてましたよね。
エレンさんの毒女ぶりは強烈でした。
殴りかかられてもまったく動じない態度には、ある意味、尊敬なんかしてしまいます^^;
最後のアップは監督独自の訴えがあったのでしょうね。
ワタシもぺろんぱさんと同じで「う~む」と思ったものです。
>本当にこんなにNY市警って腐敗してるんでしょうか・・・。(T_T)
してるんだと思いますよ。まだまだ叩けばいっぱい出てきそうです^^;
にしても、そろそろNY市警以外に振っていかないと逆に訴えられそうですよね。
ほとんど10月はブログ死んでいました。
やっとちょっと復活で、クロッシング観てきたんですが、上映館が少ないから、ブログに挙げてる人も少ないです。
アメリカ映画の警官ってドーナツとと汚職って、堅気な話はないんでしょうか?
ギアさまはともかく、けっこう見ごたえもあったし、イーサンのちょいといちゃった感じが、とてもよかったです。
ドン・チードルはインファナのトニー・レオンのようで哀しかったですね。
やっぱり京都の方が劇場が多いんでしょうか。
そうそう、この映画は秀作なのに公開館少なすぎますよね。
各オーナーさんは万人受けしないと思ったんでしょうか
それとも、今や集客するメンツでもないと判断したんでしょうか
その辺りが気になってるワタシです^^;
>アメリカ映画の警官ってドーナツとと汚職って、堅気な話はないんでしょうか?
やっぱり、犯罪が多過ぎてしかも薄給ってことで、やってられなくなるんでしょうか^^
でも、大きな事件は正義のヒーローたちが片づけてくれるんで
そっちにも仕事を分け与えないとね(←おい!)
ちなみに今冬公開の『キック・アス』がまさにそれ!です(笑)
うん。
濃厚な男のドラマでしたね♪
道を外す警官や腐敗した警察組織の映画は多いですが、日本人の意識からするとあちらの警官は考えられないですよね。
制服姿でランチしてる警官もみたことないですし(笑)
あちらはダイナーで食べてるの当たり前なのかな。
14日に旦那さんと観て来ましたが、またitukaさんとニアミスだったかしら?(笑)
地味だったけど味わい深い内容でした。
こういう映画もたまにはいいもんだと思いましたよ。
ワタシはサルのお友達警官のファンなんです。
『ザ・バンク/堕ちた巨像』では闇組織のスナイパーだったのに、
例の銀行での銃撃戦でサリンジャーとともに敵と戦った容疑者のオッちゃんね^^
日本で制服警官がランチしてたら、翌日にはYoutubeに投稿されそうですよね(笑)
でも、いちどコンビニで弁当買ってた制服警官を見たことあります。ちょっとびっくりもの^^;
米国警官がダイナーでランチって幾多の映画の影響でしょうか、あたり前だと思ってましたよ^^;
14日は109で今週末はミリオンか金に行って来ます^^