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映画でシミュレーションしておけば何処かで役立つはず

大統領暗殺(07’フリーパス4本目)

2007年10月13日 21時21分48秒 | 映画 た行
評価★★★★




冒頭のテロップで“この物語はフィクションです”と出るが
それでも、これは現実なのか!と思えてしまう。

現職の大統領が暗殺されるという前代未聞の仮想映画だ。

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2007年10月19日
アメリカ合衆国第43代大統領ジョージ・W・ブッシュを乗せた専用機が、
緊迫した雰囲気のなかシカゴに降り立つ。
演説が予定されていたシェラトン・ホテルまでの沿道は、
総計で一万人を超える抗議団体らであふれかえっていた。
一部でデモ隊と警官の間で暴力的な衝突も起こるが、
大統領を乗せたリムジンは何とかホテルに到着。
大統領は演説を快調に進め場内で喝采を浴びるが、
ホテルの外ではデモ隊がさらに数を増して大統領を待ち受けている。

演説を終えてホテルの外で人々と握手を交わした後、
リムジンに乗り込んで帰途に着こうとしたその瞬間、
大統領に向けて銃弾が二発放たれる。

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現職大統領の公式映像を使用し“その”事件当時に
大統領の周囲に居た人物がインタビュー方式で証言を行うという。

大統領側近の秘書、警護に当たっていたシークレットサービス、
事件の捜査をした現職のFBI捜査官、鑑識課の職員など
大統領と副大統領以外は無名の俳優さんで固めているので
それぞれの証言には演技を超えて、まさに本物であるかのような演出だ。


犯人の割り出しに多用された防犯カメラの映像が更にリアリズムを生む。

捜査段階の映像を見ている限り、
容疑者の特定は余りにもいいかげんなことが判る。

服に付着した硝煙反応や高層ホテルに残っていた指紋など
鑑識員は上部からの圧力で証拠とは成り得ないものでも
即断を迫られ決定せざるを得ない状況に追い込まれる。

これが民間人だったならそんなことはないはずだ。

大統領暗殺はテロ行為と断定され、アルカイダ、イスラム教徒といった
人物に焦点を絞ろうとする不条理さは9,11以降のアメリカ政府の
誤った結論だ。

この映画を観て、拍手をしたくなったひとが大半ではないだろうか。
自己弁護の得意なアメリカ。陰謀の大好きなアメリカ。
9,11は自作自演なのか?アポロの月面着陸は本物か?いっぱい出てくる謎。

しかし、よく考えてみると、この映画によって冤罪で捕まる可能性が
誰にでもあるということを全世界に警告しているようでもあり
ある意味、
米国大統領ブッシュの暗殺を予防するためのプロバカンダ映画のような印象を受けた。


この映画を観るであろうマイケル・ムーア監督のコメントが是非聞きたい^^

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監督:ガブリエル・レンジ
脚本:ガブリエル・レンジ/サイモン・フィンチ
撮影:グレアム・スミス
音楽:リチャード・ハーヴェイ


出演:ジョージ・W・ブッシュ/ディック・チェイニー/ベッキー・アン・ベイカー


『大統領暗殺』オフィシャル・サイト
http://www.20071019.jp/






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2 コメント

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☆面白そうやないか!☆ (TiM3)
2007-10-13 23:44:25
・・とエラそうな口調のタイトルですみませんm(_ _)m
(謝罪するぐらいなら最初から言うなよ)

いやいや、聞いたこともなかったですが、面白そうですね。

大統領ご本人のよせるコメントは、如何に?(・ω・)
返信する
いいよこれ (ituka)
2007-10-14 18:32:26
これは拾い物もいいとこ!(笑)

ブッシュとチェイニーのシーンはアーカイブ映像らしいんですが、写真に映っているブッシュらしき人物はどうみても本人に見えるんですよ。

そっくりさん?この辺りは今後、要チェックです

大統領本人のコメントが聞きたいです(笑)
返信する

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