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外遊びの記録

まさかのプレジャーボート転覆

2016年02月14日 | エンジン付

昨日(土曜日)は自分の仕事で休日出勤。
今日は山ちゃんから仕事手伝ってと言われて休日出勤の予定。
出勤しようとしたら港から電話があり ”あなたの船、沈んでいます” 
とりあえず港に寄ってから出勤しようと家を出た。
港に着き、船を見ると・・・。放心状態!!!

赤い腹が見えてるよ。沈むというより転覆が正しい。
こんな時に頭に浮かんだのは2週間前に船底のフジツボを取ったこと。
寒い中、水に入っただけあって綺麗に取れていた・・・。
こんなこと考えてる場合じゃない!
山ちゃんに電話してごめんなさい。今日は無理!!
原因は多分、船尾側を繋いでいるロープが干潮時に下で引っかかって動けなくなり、
満ち潮で船首だけが持ち上がって転覆したのだと思う。
どうやったら引き上げられるんだろう。
船屋の友人に電話してヘルプを頼んだ。
まずは下で固定されているロープを外さなきゃ。
係留している鉄パイプを分解すれば外れるのだが工具がない。
一度家に帰って工具をあるだけ全部車に積んだ。
そうそう、沈んだ船にロープを掛けるのに寒中水泳になりそうだから着替えも・・・。
考えられるものを持って港に帰る。
雨がひどくなってきたが、かまってられない。
鉄パイプを分解して船尾の開放に成功。
船屋を待って引き上げ段取りの相談。
この場でくるりと反転させるウルトラCが出来れば最高なのだがそんなの無理。
浅瀬まで船屋のボートで引っ張って行って干潮を待ってひっくり返そうか。
ボートにチェーンブロックとロープを積んで戻る。
今は中に空気が溜まっていて浮いているが、動くと空気が抜けて本当に沈没して動かせなくなる。
それを防ぐには重たい船尾側を引かないと。
船尾左舷のクリートに繋がっているロープとチェーンブロを繋いで上げてみると船尾が浮いてきた。
もしかして、右舷側にロープを掛けて船屋のボートで引っ張ったら上を向くんじゃない?
試してみると見事なウルトラCで上に向いた。
 
よーし、これで干潮を待ってポンプで水を出すか。
今日の干潮は16:00。今の時間は11:00。
左右のバランスを取ってないと、またひっくり返ったら取返しが付かない。
船の状態を見ながらロープを張ったり緩めたり。
それだけの作業なので雨に濡れた体が冷えてきたが、雪山に比べたらこんなの大したことない。
待っているとだんだん角度が緩くなり、船外機が見えてきた。

15:00頃乾固が上がったのでポンプで水抜き。これだけで少し浮いてきた。

そのころにはギャラリーの近所のおじさんが二人ばかし寄ってきた。
後ろの乾固も出てきたのでポンプアップ。

船底に溜まった水を出すのに手間取っているとおじさん二人も手伝ってくれた。
そのおかげでとうとう完全に浮いた。

これでもう安心だ。船屋の友人、手伝ってくれたおじさん、連絡してくれた漁港の方。
みんなありがとう。
今の場所に係留しておくのは危険なので浅瀬に漕いで行きアンカーで係留。

ボディに損傷はないが、一度沈んだエンジンは分解しないと生き返らない。
大抵エンジン交換になるが僕は・・・。
自分で直すか、きっぱりと廃船にするか・・・。
多分、廃船かな。


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