子どもの頃
学校帰りやお使いの帰りに
興味の有るものを発見すると
ついつい夢中になり
時の経つのも忘れてしまい
遅くなった帰宅を親から叱られたものだ。
子どもの目に入る全てのものは好奇心を刺激した。
あの頃感じた素直なキレイ、不思議、楽しい、愉快な気持ち。
やがて、目の前にあった様々なものは「当たり前」になり
「当たり前」のものへの興味の数が減る毎に大人になって行く。
「当たり前」って何だろう。
知らなくてもいいこと?
知っていても価値のないもの?
日々の暮らしの中で「当たり前」で済まされ、
見ることさえなく考えることもなく
いつしか忘れ去られて行く多くのもの。
あの頃の「当たり前」など一つもなかった
あの純粋な好奇心は
どこへ行ってしまったんだろう…。
Posted by I.Tachi at May 26, 2017