
祇王寺へ行ってきました。
祇王寺は、嵯峨野の奥のほう、二尊院の北、化野念仏寺の南にあります。
その名からも分かるでしょう、このお寺は、『平家物語』ゆかりの寺です。
平清盛が愛した白拍子に、祇王という女性がいます。
白拍子というのは、今様の踊り手のこと。
今様、というのは、まあ、簡単にいえば、流行歌ということですね。
清盛の寵愛を受けた祇王ですが、そこに仏御前という別の白拍子が登場します。
清盛は変心し、仏御前を寵愛するようになります。
失意の祇王は、清盛のもとを去り、母妹と嵯峨野に隠棲することになります。
さて、話はそこで終わりません。
しばらく後、この祇王たちのもとを訪ねてきた女性がいました。
祇王が清盛を去ることになった原因、仏御前です。
仏御前は、自分も一緒にその場所に住まわせてほしい、といったのです。
祇王は、その仏御前を受け入れ、一緒に暮らすことになります。
考えてみると、すごい話ですね。
祇王寺は、その祇王隠棲の地の跡です。
残っている庵は、後の世のもので、当時のものではありません。
苔むすなかに、モミジを多く植えた庭で、大変静かなところです。
紅葉の季節には、さぞかし美しいことだろう、と、想像させられます。
ただし、その時期には静謐が望めないかもしれません。
普段の祇王寺は、静かだからこそ、趣があるのですが。
それがなくなってしまうのかどうか、行ってみないと分からないですね。
しかし、女性四人が、無常なる世を儚んで暮らした土地です。
静かであってほしいと思うのですが。
さて、どんなものなのか。
11月が楽しみですね。
祇王寺は、嵯峨野の奥のほう、二尊院の北、化野念仏寺の南にあります。
その名からも分かるでしょう、このお寺は、『平家物語』ゆかりの寺です。
平清盛が愛した白拍子に、祇王という女性がいます。
白拍子というのは、今様の踊り手のこと。
今様、というのは、まあ、簡単にいえば、流行歌ということですね。
清盛の寵愛を受けた祇王ですが、そこに仏御前という別の白拍子が登場します。
清盛は変心し、仏御前を寵愛するようになります。
失意の祇王は、清盛のもとを去り、母妹と嵯峨野に隠棲することになります。
さて、話はそこで終わりません。
しばらく後、この祇王たちのもとを訪ねてきた女性がいました。
祇王が清盛を去ることになった原因、仏御前です。
仏御前は、自分も一緒にその場所に住まわせてほしい、といったのです。
祇王は、その仏御前を受け入れ、一緒に暮らすことになります。
考えてみると、すごい話ですね。
祇王寺は、その祇王隠棲の地の跡です。
残っている庵は、後の世のもので、当時のものではありません。
苔むすなかに、モミジを多く植えた庭で、大変静かなところです。
紅葉の季節には、さぞかし美しいことだろう、と、想像させられます。
ただし、その時期には静謐が望めないかもしれません。
普段の祇王寺は、静かだからこそ、趣があるのですが。
それがなくなってしまうのかどうか、行ってみないと分からないですね。
しかし、女性四人が、無常なる世を儚んで暮らした土地です。
静かであってほしいと思うのですが。
さて、どんなものなのか。
11月が楽しみですね。