
等持院へ行ってきました。
等持院は、洛西にある寺です。
近くには龍安寺、そして仁和寺という有名な大寺院があります。
その中で、等持院はどうなんでしょうか。
それなりに有名ではありますが、超有名、というわけではないでしょうか。
ただ、室町将軍、足利家の菩提寺として知られてはいます。
霊光殿には、足利十五代将軍の木像が飾られています。
幕末には、この初代~三代の像の首が、三条河原に晒される事件がありました。
そういったことで、有名ですね。
また、昨年亡くなられた水上勉氏は、幼いころ、ここで小僧をしてました。
氏の『文壇放浪』という随筆に、そのあたりのことは書いてありましたね。
と、まあ、そういう背景のあるお寺です。
なぜ、等持院へ行ったのか。
それは、今が芙蓉の季節だからです。
何しろこの寺の庭にある池、芙蓉池、と呼ばれているのです。
今頃は、さぞ芙蓉が咲き誇っていることだろう、と思ったのです。
が、いってみると、庭に芙蓉の花はほとんど咲いていませんでした。
咲いているのは一株だけでした。
どうも納得がいかないものがありました。
が、拝観受付でもらったパンフレットを見て、合点が行きました。
そこには、芙蓉の花を形どった庭園、と書かれていました。
なるほど、芙蓉の花が咲き乱れている、というわけではないのですね。
少し肩透かしを食らった感じですね。
しかし、相変わらず落ち着いた感じの、美しい庭です。
のんびり眺めていると、時間を忘れそうになります。
庭は南北朝時代の巨人、夢窓疎石の作庭といわれています。
夢窓疎石と足利家とは、深い関わりがあるので、不思議はないですね。
足利尊氏の建立した天龍寺の庭園も、夢窓疎石の作庭です。
等持院のそれは、天龍寺よりも小ぢんまりとしていますが。
別の趣があると言って良いでしょうね。
抹茶のサービスも行っていますが、そういう雰囲気があります。
お茶室もありますから。
天龍寺のような、大名刹とは、やはり違うということが分かります。
どちらが良いとは、一概には言えないでしょう。
が、個人的には、こういう小さな、そして静かなお寺が好きですね。
芙蓉の花は、門前にもありました。
写真のものがそれです。
こちらのほうが近くへ寄れて、良かったですね。
石庭で有名な龍安寺へ訪れた際、ここへも寄ってみることをお薦めします。
等持院は、洛西にある寺です。
近くには龍安寺、そして仁和寺という有名な大寺院があります。
その中で、等持院はどうなんでしょうか。
それなりに有名ではありますが、超有名、というわけではないでしょうか。
ただ、室町将軍、足利家の菩提寺として知られてはいます。
霊光殿には、足利十五代将軍の木像が飾られています。
幕末には、この初代~三代の像の首が、三条河原に晒される事件がありました。
そういったことで、有名ですね。
また、昨年亡くなられた水上勉氏は、幼いころ、ここで小僧をしてました。
氏の『文壇放浪』という随筆に、そのあたりのことは書いてありましたね。
と、まあ、そういう背景のあるお寺です。
なぜ、等持院へ行ったのか。
それは、今が芙蓉の季節だからです。
何しろこの寺の庭にある池、芙蓉池、と呼ばれているのです。
今頃は、さぞ芙蓉が咲き誇っていることだろう、と思ったのです。
が、いってみると、庭に芙蓉の花はほとんど咲いていませんでした。
咲いているのは一株だけでした。
どうも納得がいかないものがありました。
が、拝観受付でもらったパンフレットを見て、合点が行きました。
そこには、芙蓉の花を形どった庭園、と書かれていました。
なるほど、芙蓉の花が咲き乱れている、というわけではないのですね。
少し肩透かしを食らった感じですね。
しかし、相変わらず落ち着いた感じの、美しい庭です。
のんびり眺めていると、時間を忘れそうになります。
庭は南北朝時代の巨人、夢窓疎石の作庭といわれています。
夢窓疎石と足利家とは、深い関わりがあるので、不思議はないですね。
足利尊氏の建立した天龍寺の庭園も、夢窓疎石の作庭です。
等持院のそれは、天龍寺よりも小ぢんまりとしていますが。
別の趣があると言って良いでしょうね。
抹茶のサービスも行っていますが、そういう雰囲気があります。
お茶室もありますから。
天龍寺のような、大名刹とは、やはり違うということが分かります。
どちらが良いとは、一概には言えないでしょう。
が、個人的には、こういう小さな、そして静かなお寺が好きですね。
芙蓉の花は、門前にもありました。
写真のものがそれです。
こちらのほうが近くへ寄れて、良かったですね。
石庭で有名な龍安寺へ訪れた際、ここへも寄ってみることをお薦めします。