業界用語では無選別のくず米とか言います。
昨年はkgあたり50円から60円でスタートしました。
今年はなんと100円の相場だというのです。
小生はくず米業者(今では特定米穀業者といいます)こそがリスクを張ったコメ・ビジネスをしていると思っています。
無選別のくず米を
選別 選別 選別
して、ビール用、米菓用、味噌用、焼酎用、あるいは日本酒の原料として、そして一番大きい丸粒は飯米用として流通させています。
10kg1,980円とか、2,480円とかのコメはこのような原料が使われています。
ところが、
18年産米は極端にくず米の発生が少ないというのです。
へぇ~、そんなもんかいなと思いますが、それはそれはその業界にいる会社は大変なことになります。
一年、一年で状況がガラリと変わるのです。
100円のくず米は「買い」か「模様眺め」するか?
大きな選択になります。
まだ、早場のコメや早生品種のコメしか出ていませんので、これから本格的に刈り取りが進み、乾燥調整してみないと分かりませんが、くず米の発生が多いようには見受けられません。
小生の会社はこういうコメの扱いではありませんが、全体に及ぼす影響はかなり大きいかなと・・・・・
ディスカウント米の内容が変わるでしょうね。
政府古米の売却?
コメの小売価格は2,980円(10kg)近辺に集中するかも???
相場は大切ですが、
相場に流されない商いをしないと。
コメのビジネスは一年々状況がガラガラと変わるからおもしろい部分もあります。
さて、あなたの選択はどうする?
特栽米も順調ですよ~。12日に県の認証担当の方も来られて問題なくパスしました。
くず米について
青森ではH17年は30円台でした。産地価格が30キロ袋に入れて2千円にも満たないなんて...と、落ち込んでました...が、
今年とうとう中米選別のためミニグレダー1.80アミを入れました。(替えアミ1.85も発注中だが品薄らしい)
来年(H19)からになりますが、中米を検査品で販売し、その下のくず米は肥料にできないかと思っております。
中米は、私の記憶違いでなければ、農林省通達により、大型施設(カントリー)以外は、おかしい話ですが、銘柄検査できないはずです。
また、くず米は、市川社長が述べている通り初め価格が高いと、リスクが増えます。
買い判断は、難しくなるでしょうね。
くず米の値段全農新潟県本部の販売価格は、9月末まで87円に決まったそうです。
大変です。
私は、当地の今年(H18)の農検研修を受けてきたのですが、特にその点には触れられなく、また今年度版の研修テキストでも解説がなく、さらに研修試料でも中米8割+整粒2割だという解説が後にされたもの(もちろん等級としては規格外)があったので、OKかなと思っていたところです。
俗に言われる「中米の銘柄鑑定はできなくなった」というのは、3条検査請求の「生産者」ではなくて、5条請求扱いの「売買業者」扱いになるためではないだろうか。生産者自身が検査袋に詰めて生産者または生産者団体による検査請求では、種や作付面積等の事前書類をキチッとすれば通ると解釈していたところです。
10月に実地研修が再びあり通うことにますので、もう少し詳しく農政事務所の方に、その類いの通達や解釈について聞いておきます。
先日農協の農機具センターに寄ったら「良いのが出ましたよ。凄く売れていて間に合わないかも」と紹介してくれたのが、くず米専用の選別機。
通常の選別機にセットできる小型の選別機です。
通常の作業をしながら、同時にくず米も選別し、その中から自家用向けの「小米」がとれます。
実は私もかなり前から選別機の網を替えながら「小米」をとっていましたが、他の農家の方に聞くと「やかましいからそんなことはしたこと無い」と。
私のところではその選別した「小米」(二番米とも呼ばれていますが)が15~20袋くらい出ますが、需要が多く2週間くらいで完売します。
けっこうなお小遣いになります。
粒は小さくても新米の新潟県認証米の魚沼産コシヒカリ小米ですからね。
農家の段階でその選別機が当たり前になると、くず米は今までのくず米と違い、用途が限られる本当のくず米になるでしょう。