漫画とプラモとバイクを愛するオタクゲイのブログ
親兄弟には見せられないな・・
輪るピングドラム感想
きっとクリスマスに予定のないものたちに告げる(こら
祝!ピングドラム最終回。すごい面白かった。
最後の方は息をつかせぬ展開の連続でどうなっちゃうのかと思ったけどきれいに一話に繋がって凄かった。
こういうのに正解はないと思うけど自分なりに感じたことを纏めてみる。
☆生存戦略とは
まだ一人では生きられない子供がそれでも生きていくために取る手段のこと
このアニメでは取り分け親に愛されなかった子供の生存戦略がクローズアップされてた。
この辺りは新聞の記事にきれいに纏めてあったけどそのとおりだと思う。
この物語の主要登場人物は全て円満な家庭には育っていない。
各人の生存戦略をまとめると以下。
冠・晶・陽:親を失った世界で生きるために家族となり力を合わせて生きている
苹果:幸せな家族を取り戻すために桃果になりきる
多蕗:母に愛されるためにピアノの才能を示す
ゆり:父に愛されるために芸術の慰みものになる
生存戦略を放棄することは世界から不要になること=透明な存在になること。
多蕗の回想にもあったように作中では子供ブロイラーに送られ
巨大なシュレッダーのようなものでガラス質の粉々な物体にされてしまう。
☆ピングドラムとは
冠葉から晶馬に渡された半分の林檎。
・・・はもちろんメタファーで「極限の状態においてでも得られたものを
境遇の同じ他者に分け与えること。その行為および分け与えたもの」
のことだと思う。
よく食べ物を分け与えることは命を分け与えることというような表現をされるけど
それの拡張版のようなイメージ。対象は食べ物だけに限らない。
この同じ境遇にあるというのがミソで行為自体はピングドラムに相当するにも
かかわらず冠葉が陽毬に命を分け与えても少しの期間しか
もたなかったのは両者の境遇に差があるから。原風景を共有していないから。
境遇が同じ(近い)状態の人間がその人にとっての「運命の人」であり、
主人公が昌馬なのは冠葉と陽毬の両者にとって運命の人であるから。
最初は冠葉から昌馬へ、昌馬から陽毬へそして最後に陽毬から冠葉へ。
だから「輪るピングドラム」
☆罪の話と運命の乗り換え
高倉家はほか登場人物の家庭とはさらに特殊で過去に親が
大きな罪を犯したために世界に呪われてる。
その罰を一身に受けてるのが陽毬でそれが不治の病という形で現れてる。
裕福な家庭に生まれる人、美しい親から生まれる人、
飢餓や戦争の真っただ中に生まれる人。
子供は生まれてくる環境を選べない。
だからピングドラムで命を分け与えるだけでは罰を受けている陽毬は救えない。
運命のレールを切り替えるしかない。
この運命の乗り換えはこの物語のファンタジーな部分であると思う。
だって実世界において生まれながらに背負ったものをなかったことにすることはできない。
物語の中くらいはそういうことがあってもいいんじゃないかっていう
メッセージなんじゃないかと思う。だけど簡単にそれを許してしまっては
物語が破たんしてしまうので重い制約をかけた。
それが「運命を切り替えたものは炎で焼かれて世界から消える」ってことだと思う。
☆冠葉と晶馬の消えた理由
冠葉は陽毬から受け取ったピングドラムを自分の分を加えて陽毬に渡した。
でもその行為は自身の(おそらくは誤った)生存戦略を手放す行為であったために
透明な存在となりガラス片になって消えた。
もう少し詳しく書くと冠葉は陽毬の死を突き付けられたことにより世界への不満が顕在化
「この世界は実りの果実を絶対に自分たちに与えない」
だからこんな世界は壊しつくしてやると眞悧に加担して悪逆の限りを尽くす。
ところがよりによって守るべき対象であった陽毬から実りの果実を渡されてしまった。
自己矛盾→大出血→ガラス化。
晶馬は上に書いたように運命の乗り換えの代償を支払って消えた。
幼い冠葉と晶馬の約束「どちらかが生きて出られたら大切な人に言葉を伝える。」
結局ともに消えてしまったにもかかわらず陽毬にメッセージが届いたのは
ご褒美なんじゃないかな。
☆まとめ
結局のところ二つの会話に集約されていると思う。
多蕗「ゆり・・やっとわかったよ。どうして僕たちがこの世界に残されたかのが。」
ゆり「・・・教えて」
多蕗「君と僕はあらかじめ失われた子供だった。
でも世界中のほとんどの子供たちは僕らと一緒だよ。
だからたった一度でもいい・・・誰かの愛しているって言葉が必要だった。
ゆり「たとえ運命がすべてを奪ったとしても愛された子供はきっと幸せを見つけられる。
私たちはそれをするために世界に残されたのね」
多蕗「愛してるよ」
ゆり「愛してるわ」
小学生(冠)「つまり、林檎は愛による死を自ら選択した者へのご褒美でもあるんだよ。」
小学生(晶)「でも、死んだら全部おしまいじゃん。」
小学生(冠)「おしまいじゃないよ! むしろ、そこから始まるって賢治は言いたいんだ。」
小学生(晶)「わかんねぇよ。」
小学生(冠)「愛のハナシなんだよ?なんで分かんないのかなぁ~。」
つまり愛の話だったんですよ。
エンブオー進化セット
客寄せピカチュウ付き
戯れにおもちゃ屋さんに行ったところポケットモンスターのプラモがあったので
ものの試しにさくっと購入してきました。
実のところポケモンは一作もやったことがなかったりしますが、ちょうど3DSの
ポケモン立体図鑑をみてチャオブーとエンブオーかわええとか思ってたところ
だったのでタイミングが良かった。
どっしりとした重量感に太い眉に平たい鼻、漢らしい炎/格闘タイプとか一般
人気は低そうだけど某特殊趣味の人にはめっぽう人気でそうw
アゴのほのおでこぶしをもやしてほのおのパンチをくりだす。
とてもなかまおもいのポケモン。
造形は4種とも申し分なし、色分けもサイズと価格相当以上には頑張ってると思う。
しかし、造形がいいだけにシールベタベタになってしまっているのは惜しいところ。
今回の素組+シールで制作したけどいずれきちんと色を塗る予定です。
エンブオーのみ肘と肩が多少動き、腕を上に振り上げると口が開くというギミック付き。
口周りの炎はクリアパーツになっていてかなりきれいです。
最新作ブラック・ホワイトのいわゆる御三家だから発売されたっぽい。
時期を逃したら入手難しくなりそう。ポケモン数多いし。
お盆のこととか
◇帰省時の高松駅にて
きれいな音楽が聞こえるなと思ったら駅前でサックスを吹いている方が。
普段音楽とか全く聞かず、芸能関係まるでダメな自分が聞いてもわかる
すごく澄んだ音と音量に聞き入ってしまった。
購入したCD(To<名前>とサイン入り)
思わずそのとき流れていた曲(君宛ての手紙)の入ったCDを購入。
聞けば全国を回って生で演奏を行っているということ。
CDもいいけど、いつかまた高松にも来てほしいなー。
しかし、高松駅前は夜間ライトアップされたり無駄にムードがありすぎる
気がするんだがどうしてなんだろうね(^^;?
◇劇場版仮面ライダーオーズwonderful ~将軍と21のコアメダル~
甥っ子と一緒に見てきました。自分のほうが楽しんでるのはすでに
親族の間では公然の事実なので特に気にすることもなく(笑。
映司がバースに変身したり、暴れん坊将軍と共闘したり、
アンクメダルで変身したり、ガタキリバで分身⇒全コンボ変身したりと
エンターテイメントに徹した感じ。
「自分の身内が元の時代に戻る代わりにその場のほかの人間全員消滅 Y or N?」
に対し全人類は自分の家族!それくらいじゃないと自分の欲は満たされないっ!!
で全部解決した映司かっけぇ。
空の巨大な欲の器がオーズの資格であるとは本編で言われていたけど
まさかここまで壮大だと思わなかった。
描画の仕方から言って素で偽りなくそう思ってるってことだしな。
果てしなさすぎるw
毎度のイベントで次の仮面ライダー(フォーゼ)が途中助けに来たけど、
見た目は動いてもあんまりかっこよくなかったなぁ・・( ̄д ̄)
白くぼてっとした感じはまさに宇宙服なんだけど太って見えてしまうという。
個人的には宇宙もの+学園ものと好きな要素の組み合わせだけど
お子様人気が心配だなー。
しかし、500万円で一生ちょんまげか・・。ちょっと悩む価格設定なのが悔しい(w
◇今年のコミケ
法事の関係で今年の夏は行けず・・。夏しかぶーけっとないのにorz
冬はいくぞー。
生存戦略しましょうか
生存ー戦略ーっ!!
「輪るピングドラム」が面白い。
いい歳して 大体、一期に一つのアニメをみてるんだけど
(ちなみに前期は「あの花」、前々期は「まどか」)
今期はこれをみることにするつもり。
まだ2話だけどこのアニメのノリがすごい好き。
内容はさっぱりわからないけど(笑。
あとペンギンすんごいかわいい。特に1号が太眉かわええ。
展開がさっぱり読めないのもいい。(というか読めるような代物じゃないw)
今後が楽しみです。
ざいつ・デイズ
こんなシンプルな造形なのに!
『まんがホーム』と『まんがタイムオリジナル』で連載中のらいか・デイズにはまってます。
というよりは、作中の登場人物である「財津紺太先生」にはまってます。
絵心のない僕でも描けそうなシンプルなデザイン(※上画像参照)なのに
性格と行動が男前すぎてすんごいかっこいいんですよ。(見た目も好きだけど)
このブログに来るような人ならたぶん気に入ると思うのでだまされたと思って是非!
まんが自体も掛け値なしで面白いですよ。
以下ネタバレありで~。
☆らいか・デイズとは
らいか・デイズは勉強はパーフェクトだけどそのほかはちょっと苦手
(とくに恋話と料理)な春菜らいかとその周りの人間が織りなすあれやこれを
描いたハートフル4コマ漫画です。
ちなみに一部の例外を除いてサザエさん時空の住人なのでなんども同じ年を
繰り返してます。(だからクリスマスとかバレンタインの話が何度もある)
☆財津紺太先生について
紺太んかっけーっ!!(ぽっぽ@あの花風に)
で、問題の財津先生ですが主人公らいかの隣のクラスの先生が急病により その代理として登場(3巻)。 当初は2~3か月限定という話だったはずがそのまま居ついてしまったので 元の先生がどうなったのかは誰もわからない(笑 特徴としては
がその実、生徒のことをよく見ていて必要なときには手を差し伸べる。
・家にトレーニング機器があり太っているが運動能力および格闘能力は高い。
・釣り(アウトドア)とプラモとバイクが趣味。 趣味あいますね
・主人公らいかが子供なのにその優秀性から大人を手助けしようとする
ことを良いことと思っておらず、ほかの生徒と同様に扱う。
・実は養護施設『子馬の家』出身であり、教材の提供やクリスマスには
サンタにふんしてプレゼントを渡す。施設の先生に好かれている模様。
・とある経緯かららいかの友人である蒔奈に心底惚れられており
ことあるごとに行われる「恋する少女は無敵なアタック」を大胆かつ
大雑把にあしらう。
主人公のらいか、その恋人未満の竹田、転校生の蒔奈くらいしか
名前がついてない段階でフルネームつきで登場したことからもわかるように
まぎれもなく物語の最重要人物の一人。
1巻の頃は特に顕著なんだけど、当初はすごいらいかちゃんのすごい話が
多く、4コマ漫画としてきちんと落ちてるか微妙なはなしも多かったんですが
財津紺太が登場し、らいかを普通の子供と同じ様に取り扱いはじめたことで
この物語においてなにが普通でなにが異常なのかという線引きがはっきりし
オチがすんなり理解できるようになったと思う。
ちなみにこの外見になったのはこれでイケメンだったらギャグ漫画にならない
からに違いない(笑。
☆物語の終わりについて
作者であるむんこ先生のインタビュー記事によると最終回の形は決まっているそうだ。
おそらくは卒業式を描いておしまいなんでしょう。(これまで一回も描かれてないし。)
何度も繰り返される月日の中でそれぞれの進路が明示されてきてて、蒔奈は母親と
海外に、紺太先生は子馬の家のような養護施設の先生になるようです。
もし残りのメインキャラクターの今後が描かれたら最終回は近づいてると思います。
同著『だって愛してる』みたいに最後はきっちり盛り上げてさっぱり締めるんでしょう。
できるだけ長く楽しみたいのでそれはずっと先であってほしいですが。
☆各巻の見どころ(紺太先生限定VER)
最後に個人的偏見に基づく見どころ紹介。
3巻・・記念すべき初登場。らいかに対する態度が大人。普段は大人げないw
4巻・・まっきーのお婆さんの手術時の話(※中画像)と
巻末『蒔奈・Before』がかっこよすぎる。マジ惚れる。
5巻・・まっきーの愛犬カール初登場(紺太似)。クリスマス話1(withらいか)
6巻・・竹田家出して財津先生の家へ。頼もしい&眠たげな先生萌えw
あと、珍しくはずしてる先生カワええ
7巻・・寝てる紺太+まっきー絵に萌える。子馬の家関連はすべてかっこいい。
赤ちゃんあやしてるところ最高(一コマだけだけど)
8巻・・財津先生水着回(笑)。タイトル:無敵少女といい、まっきーとシンクロ率400%w
クリスマス話2(withらいか)
9巻・・高校生時代の先生かっけー。学ラン似合いすぎw
さらにまさかの風呂+海(水着)回。さらにキスシーン(一応)まで。
なんというサービス巻。
10巻・・・クリスマス話3(withまきな)。腹だし花見回
11巻・・・紺太先生ダンプをはねる回。よもやの下着一丁姿。
登場人物一裸率が高いのは性格ゆえかw
12巻・・・正装紺太先生。ふれあいパーク話は和む。待った、モルモットは食べものじゃ・・
あぁー
念のためですが基本的にそれほど登場頻度多くないのでそれ目的で買うとしょんぼり
してしまうかもしれません。試しならひとまず3、4巻を買って読んでみてくだされ。
ちなみに画像はフルカラー版(2巻)からです。
普通の巻は表紙と扉ページを除いて白黒なのであしからず。
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