いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

いつでもどこでも誰でも読書を@恵庭市

2008-09-02 | Weblog
 こども文教委員会行政視察2日目は、北海道恵庭市である。釧路から列車で3時間半かけてたどり着いた。こんな行程を旅行会社が組んだらクレームの嵐だろうが、行政視察の場合は、相手側の日程と、こちらの調査項目がうまくあわないことが多く、事務局が苦労してうまくマッチングした自治体を回ることになり、こんな恐ろしい行程になる。

 人口7万人弱の小さな恵庭市には、以前より馴染みがある。先代の市長さんは自衛隊生徒の6期先輩で、私の選挙の時には激励のメッセージをいただいた。今の市長さんは、全国のマニュフェストを学んでいる議員の間では、神様のような存在の方だ。私も何度か講演をお聞きし、名刺交換もさせていただいた。

 自衛隊関係者が1万人以上いると言われる恵庭市で、政党の支援もなく、団体の推薦もない候補者が当選するはずがない、と誰もが思っていたという。が、この市長さん、絵本のようなわかりやすいマニュフェストを全戸配布して見事当選されたのだ。曰く、恵庭のような保守的な町でもマニュフェスト選挙ができるのですから、全国どこでも出来るはずです。

 さて、今日の調査項目は市長さんもマニュフェストで掲げていた、読書による子育てと地域づくり事業についてである。

 まず市内にをまわってびっくりしたのは、本当に「恵まれた庭」という市名のとおりの街であることだ。まさにガーデンシテイとお呼ぶにふさわしいキレイで公園と緑が多い。住んでみたいと思わせるこの市の人口は、毎年増加していることもうなずける。

 図書館でお話をうかがった。
 
①市の事業としてブックスタート(乳児に読み聞かせを始める)を全国に先駆けて始めた。

②その結果、家庭で夫が子育てに参加する、という副次的効果があった。

③市立小中学校すべてに、司書を配置し、年間100冊読書運動を開始した。

④学校図書館を市立図書館の管轄として、有機的に結びつけて、市民と児童生徒の読書活動を支援している。

 その結果、小学生の平均貸出数は41冊。図書館登録市民数42000名(総人口の約6割)という素晴らしい実績を残すことができたそうだ。

 なぜこんなに読書に力を入れるのかとの私の質問の回答には、簡潔明瞭な答えが返ってきた。

 今の市長は図書館長でしたから…

 何事も、首長の思い入れ次第である。



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