いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

選挙前の新年、現職、候補者たちの動向それぞれ

2011-01-09 | Weblog
  松があけた新春の今日、日曜日もえらく忙しい日だった。

 まずは、朝7時。近くの公園に町会の仲間と集合。午後1時から始まる「六郷どんと焼」の準備開始だ。7日に近隣から鳶職の皆さんが集めてくれた門松やお飾りの松、竹が、この公園に山盛りとなっている。これをトラックに積んで、どんと焼会場となる多摩川河川敷まで運搬するのだ。

 町会の有志が貸してくれたトラック4台で4往復。やっと搬出が終わったのは9時半。大急ぎで、作業着姿からスーツへ着替える。10時から蒲田消防署で行われる「蒲田消防団初式」に来賓として出席するためだ。

 優秀消防団、団員、ご家族、協力事業所などの表彰、消防総監、署長、団長の訓示などが行われる消防団としての新年の重要な式典である。来賓として紹介された区議会議員のうち3名が制服姿で消防団の列にいた。辛口の先輩議員が「議会で仕事しねえヤツばかり、あっち側にいる!」と。そんなことはないと思うが、消防団活動の本来の趣旨とは違った「政治的思惑での入団」でないことを願う。

 11時半に初め式が終わり、またまた自転車で消防署から地元へ。12時から開催される地元団地の新年会に参加するためだ。この団地は1500世帯を超えるマンモスだが、住民の連携が強く、新年会も毎年盛会である。

 さすがに統一地方選挙前だけあって、地元の現職は無論、遠方の新人候補も入り乱れての挨拶や机に置かれたカルタのような名刺の山に、きっと多くの参加者が辟易しているのではないだろうか。すみませんな!遠方の候補は5月以降来ませんから‥

 そこへ、背広の上から「蒲田消防団」と書かれたジャンパーを着て、さらに「どんと焼」と書いた黄色い腕章をした区議会議員が駆け込んできた。曰く「遅れてすみません。どんと焼で‥」と。やるな~!別に、隣室にある来賓控え室でジャンパーを脱いでくればいいのだが、この「みえみえパフオーマンス」が彼の安定的得票に繋がっているのかもしれない。これには、新人候補からも苦笑がもれた。3期目の重さが求められよう。

 朝からお手伝いをした「どんと焼」は、すでに始まっている。早くいかねば終わってしまう。新年会の最中、中座をして河川敷へ。火勢もおさまったやぐらの周りでしばし地元の方々と青空政治談議となった。

 まだまだ、今日の日程は続く。2時からは、本日の「消防団初め式」で、最優秀分団として表彰された団の新年会が、河川敷近くのレストランで行われる。またまた、愛車(チャリ)をけって会場へ急ぐ。

 すでに会は始まっており来賓の挨拶の最中だった。そこで見た光景は、いつもながら違和感があるものだ。来賓のうち数人は雛壇で着席。それ以外は立食形式である。挨拶の間も、着席している来賓以外の列席者は立ち見である。

 その立ち席の中に、我が選挙区で当選した衆議院議員もいたのだ。これには、いささか違和感を感じる。着席している来賓は、町会長、消防署長、消防団長、大田区出張所長という面々である。

 都議や区議はまだしも、国会議員、それも衆議院議員が消防署長や区所長(課長級)が座っている場で立っている姿はどうか。彼は民主党所属である。私は、民主党が嫌いだ。しかし、個人的に好きか嫌いかではない。少なくとも、東京4区の有権者の多数が代弁者として国会に送った「地域代表」は彼だ。彼が署長たちより偉いとかどうかと言う問題でもない。

 自らの選んだ「代弁者」「代議士」という立場に敬意をはらうという民主主義先進国ではあたりまえの政治的センスの問題だ。どうも我が国には、政治家を卑しいと思い卑下する風潮が一部にある。(今回の主催者にはそのような悪気があるわけではないと思う。単に着席場所の問題だろう)

 また、政治家自身も、コメツキバッタよろしく、政策よりもオジギの数や「笑顔」で勝負する感すらある。この政治風土をかえないと、政治が本来の機能を取り戻せないのではないだろうか、とさえ思ってしまう。


 さて、こちらもそこそこに失礼して、次なる行き先は、大森の高級住宅地である山王だ。昨年来、この商店街で「斎場計画」が大問題となっているのだ。にぎやかな商店街のど真ん中、それも病院の真正面に「斎場」を作る、という。

 周辺は大反対となり、町会長、商店会長も署名した反対署名簿は3000名を超えた。ところが、残念ながら、この斎場計画を中止できる法、条例、規則、要綱が何一つ存在しない。

 地域の方々は、オーナーである花屋さんの経営者に計画の再考、中止を促すために、現場でビラ配り、のぼり掲出、署名運動の継続などを行っている。が、事業者側は、大田区の指導に従って、本日「近隣説明会」を行う。

 そこで、反対運動の方々からこの説明会にあわせて「街頭演説をして欲しい」旨の要請があった。午後4時から約30分、現場において署名の依頼、オーナーに対して「計画中止」「保育所への用途変更」などを訴えた。

熱心に聴いて下さる聴衆のなかには愛媛大の著名な名誉教授や拉致問題などでよく行動を共にするメンバーも見受けられ、不思議なご縁に驚いた演説でもあった。演説途中には、この施設の建築請負会社の社員らしき人物が私の姿をカメラに収めていた。大田区議会の長老議員のご長男が経営する請負会社が、なぜ私の写真を撮る必要があるのだろうか。なぜ?

 また、現場には、最近「はやりの政党」の次期区議選公認予定候補者が「署名のお願い」をしていたが「青いな~」と感じた。議員が住民運動の先端に立つことは厳に慎むべきであり、あくまで黒子、アドバイザー、サポーターに徹するべきである。これは候補者とて同様だ。(共産党は違うようだが‥)

 それが候補者の立場で意気揚々と、説明会場へ乗り込んで「住民代表」のような顔をして質問するなど言語道断である。また、私のブログからパクッて自分の文章のように修正していると思われる本件に関する内容も誤りが多い。また、反対の署名を「大田区内」に限り、ご本人が取りに行く、とも書いている。勘違い甚だしい。

 腹立たしさをおさえ、彼の知ったがぶりの記述を2箇所だけ指摘しておこう。

12/28の彼のブログ

「全会一致で採択され来年3月の本会議において大田区の葬儀場に関する指導要綱が作成される運びとなっております。」

過ち1:要綱は区長部局が作成し、区長決定されるだけで、議会は関与しない。無論、本会議も関係ない。風頼みでなく議会や行政の仕組みを勉強して欲しい。

次に本日のブロク

「区議会の都市・環境委員会の視察を経て全会一致で来年3月の本会議で条例が制定される運びとなりました。」

過ち2:へえ??そんなことがあったけ、私のブログと陳情書を読解力不足で理解していないようだ。「3月議会で条例が制定される運び」にはなっていない。条例制定の仕組みを勉強して欲しい。

新人候補の彼へのオヤジ議員からのアドバイス:

1.情報はパクらず、自ら確認しよう!
2.バッチをつけるまでは、何をすべきか、よく考えよう!
3.議員としての住民運動への関わり方をわきまえている地元、荒木秀樹議員を見習え!



 さて、山王を後にして、せっかく大森まで来たので最後は、大森駅前で遊説でも、と夕暮れ時の大森駅にたった。約20分程度、尖閣の問題、民主党の問題点、大田区の問題点、その解決方法などをお訴えした。

 立ち止まって熱心に聴いていただいている方々が、こちらからも見える。演説を終わって、ご挨拶にまわると嬉しい言葉が。

お子さん連れの女性;いつもブログを楽しみにしています。まさか、ご本人だとは‥頑張ってください。

走りよってきた若い男性:たちあがれを応援しています。頑張ってください!

品のよいご婦人:すべて、あなたの言う通りです。頑張って下さいね!

 蒲田駅などでも、同様のご声援をいただく。そのどなたも、お名前もご住所も知らない方々だ。そんな方々に支えられて私の活動があることを、冬の黄昏空を眺めながら深く感謝した。みなさん、ありがとう!

 ふう~長い日曜日が終わった。


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