円周率暗唱10萬桁への道!

3.1415926535…。円周率暗唱10萬桁の世界記録樹立に挑む、ひとりの無謀な男の日記。

401~440桁目

2005年05月13日 21時00分00秒 | Weblog
《前回までのあらすじ》激甘ピザを食えと強要するピザ屋との争いの末、空き巣を予告されてしまうタロウ。果たして、ピザ屋から財産を守る事はできるのだろうか。


401-410桁 3305727036 「耳垢、何日、あさる」

タロウ「困ったッス。このままじゃ、オイラん家の財産がみんな盗まれてしまうッス!」
セバスチャン「うむ。私に名案がある。ちょっと耳を貸してくれ。いや、まさしく耳を利用した作戦なのだが‥。」

セバスチャンは、かつて国連事務総長が繰り出した強力な必殺技「耳垢ビーム」【※361桁目あたり参照】を使ってピザ屋を撃退する事を提案。

タロウ「なるほど、それは名案ッス!じゃあ、耳垢を溜めるために、これから何日も何日も耳掃除は控えておくッス!決して、途中で我慢できずに耳垢をあさるような事はしないッス!」
セバスチャン「うむ。頼もしくなったな、タロウ君。成長してくれて、おじさんは本当に嬉しいぞ!」

411-420桁 5759591953 「コーチ、ゴクゴク、意気込み」

セバスチャンのコーチによる、耳垢ビームを習得するための猛特訓が始まった。スタミナをつけるため、栄養ドリンクをゴクゴク飲み干すタロウ。

タロウ「ぷはーっ!おじさん、オイラは絶対に、ピザ屋を撃退してやるッス!」
セバスチャン「うむ。素晴らしい意気込みだ、タロウ君!おじさんは嬉しいぞ!」

421-430桁 0921861173 「液体、有名、一座」

栄養ドリンクをひたすら飲み続けるタロウ。ついに飲み過ぎで、身体に異常が発生した。

タロウ「うわあぁ!大変ッス!体中の穴という穴から、変な液体が溢れてきたッス!」
セバスチャン「しまった!このままではまずい。そうだ、私の知人で名医でもある、クリスティーヌ先生に診てもらおう!クリスティーヌ先生は元女優。かつては有名一座に所属し、世界中を回りながら公演を続け‥」
タロウ「おじさん!そんな解説はいいから、早く連れていって欲しいッス!うぎゃあああ‥」

431-440桁 8193261179 「俳句、見辛い、インチキ」

あまりの苦しさに、気絶してしまったタロウ。セバスチャンはタロウを背負い、クリスティーヌ先生の診療所へ連れていく。

クリスティーヌ「あら、こんな夜更けに誰かと思えば、セバスチャンじゃない。なんの御用?」
セバスチャン「お久し振りです、先生。実は‥」

セバスチャンは今までの出来事を話した。

クリスティーヌ「事情は分かったわ。ただし、診てあげる代わりに、一つ条件があるの。明日、医師会のイベントで俳句コンテストがあって、一句考えていかないといけないんだけど、いい句が浮かばなくて‥。アタシの代わりに考えてもらえるかしら?」
セバスチャン「ううむ‥。俳句の嗜みはないのですが、なんとか頑張ってみます。」

俳句をひねろうと、頭をひねるセバスチャン。ようやく一句浮かび、サラサラと書きあげる。

セバスチャン「一応、できました。こんなものでどうでしょうか、先生。」
クリスティーヌ「‥おいおい、なんだよこの汚い字!見辛いったらありゃしない!しかも何だよおい!季語が入ってねぇじゃねえか!このインチキ野郎!」
セバスチャン「なんだとこの野郎!苦労して考えてやったのに!もう許せん!表に出て勝負しろ!」


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続く。

再録201~400桁目(その2)

2005年05月13日 09時00分30秒 | Weblog
続きです。

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301-310桁 7245870066 「ナデシコ、花輪、アラーム」

「ブラームスさん、ごめんなさい…。まさか呪いでタコにされた人間だとは思わなかったから、今までアタシ、ヒドイ事ばかりしちゃいました。そうそう、このルビーの指環【※211桁目あたり参照】も、お返しします。本当にごめんなさい。」
ブラームス「いや、お嬢さん。私の方こそ、色々とすまなかった。お詫びに、そのルビーは差し上げます。それと、もう一つ…これも受け取って下さい。」

ブラームスは、パンツの中からナデシコで作った花輪を出した。

「まあキレイ!いいんですか?こんないい物をもらっちゃって。」
ブラームス「ええ、どうぞどうぞ。ふふふ…。」

と、その時!突然、花輪からジリリリリ…とアラームの音が鳴った。

「!?」
セバスチャン「危ない!それは時限爆弾だ!早く遠くに投げろ!」

愛は力いっぱい、花輪を放り投げた。


311-320桁 0631558817 「争い、けんけんぱ、パンイチ」

ドカーン!間一髪、九死に一生を得た愛。

「くぅっ!卑怯者!呪いは解けたはずなのに、どうしてこんな事を…!」
セバスチャン「どうやら、呪いを解いただけではダメらしいな。もう完全に、野生動物の争いの遺伝子が組み込まれてしまっている。」
ブラームス「グフフフ…オレと勝負しろ…。勝った方が、相手の言いなりになる、それでどうだ?グフフフフ…」
「いいわ。どんな勝負がしたいの?受けて立つわ!」
ブラームス「勝負の方法は…世界一周けんけんぱ対決だ!」
セバスチャン「なんだって!?あれで決着をつけようというのか…!」

解説しよう。世界一周けんけんぱ対決とは、「けんけんぱ」をしながら世界一周をするという、世界一過酷なレースなのだ。

ブラームス「グフフ…ただ、普通にやっても面白くない。我輩のように、パンイチ(パンツ一丁)になって競争するのだ!グハハハハ!どうだ!降参するか?」
「ぐぅっ…!」
セバスチャン「待った!その勝負、私が代わりに受けよう。それでもいいかな、ブラームス君?」
ブラームス「フン…。まあいいだろう。どちらにせよ、結果は同じだがな!グハハハハ!」


321-330桁 4881520920 「素早い、ケニア、ギニア」

セバスチャンとブラームスによる、パンツ一丁で“けんけんぱ”しながら世界一周レース。ついにその戦いの火蓋が切って落とされた。よーいどん!

ブラームス「グハハハハ!我輩に追いつけるかな?お先に!」

秒速30歩という驚異的なスピードでけんけんぱをしていくブラームス。開始して1分も経たないうちに、セバスチャンの視界から消えた。

セバスチャン「ううむ、なんと素早いヤツだ…。あのスピードでは、来週にはケニアギニアあたりまで到達するかも知れん…。」


331-340桁 9628292540 「グラタン、発掘、こしあん」

スタートして1週間後、ようやくフランスまでたどり着いたセバスチャン。しかし、先に到着していたブラームスが仕掛けた、深さ200メートルの落とし穴に落ちてしまう。

セバスチャン「イタタタタ…。むう、どこまでも卑劣なヤツめ!しかし、なんと深い穴だ。これでは出られそうにないぞ…。」

…落とし穴に落ちて、3ヶ月が経った。底の土を食べながら、なんとか生き延びるセバスチャン。しかし、土を食べれば食べるほど穴は深くなり、脱出が絶望的となる。そんなある日、いつものように食べるための土を掘り出していると、カチンと堅い物に当たる音がした。

セバスチャン「おお、これはグラタンではないか…!神の助けだ…!」

発掘したグラタンをむさぼり食うセバスチャン。しかし、グラタンの中にこしあんが混入しており、途中からとても甘い味になる。

セバスチャン「ん?なんだこの味は!?どこかで味わった事があるような……そうか!これは、私の大好物のこしあんの味だ!ウオオオオオオ!!!!!」

セバスチャンの足に、急激に筋肉が付き始めた。そう、ポパイがホウレン草を食べるとパワーアップするように、セバスチャンはこしあんを食べる事により、跳躍力が通常の10000倍になるのだ!セバスチャンは、ひとっ飛びで落とし穴から脱出した。


341-350桁 9171536436 「クイーン、なびかせる、夜空」

脅威のジャンプ力で、その日の夜半にはイギリスに到着したセバスチャン。クイーンの『バイシクル・レース』を口ずさみながら颯爽と駆け抜け、髪の毛をなびかせる。ふと夜空を見上げると、雄雄しいオリオン座の姿。

セバスチャン「おお、オリオン!なんという素晴らしさだ…。」


351-360桁 7892590360 「着任、国連、ミリオン」

翌朝、ニューヨークに到達したセバスチャンだが、よそ見をしていたため、路上で着任したばかりの国連事務総長とぶつかってしまう。

セバスチャン「おおっと、申し訳ない!大丈夫ですか?おケガは?」
国連事務総長「イタタタタ…。いや、ケガは無いんだが、ぶつかったショックで、頭の中に素晴らしいメロディーラインが浮かんだよ!これは、即レコーディングだ!」

国連事務総長がリリースしたシングルは、たちまちミリオンヒットとなった。


361-370桁 0113305305 「和平、耳垢、三重県」

国連事務総長は、売り上げ金を全て和平のために使う事を宣言。一気に好感度がアップした。

国連事務総長「いやあ、セバスチャン君。キミのおかげで、ワシの好感度が大幅アップじゃ。わっはっはっ!」
セバスチャン「お言葉ですが、国連事務総長。私はそのように、好感度を上げるための偽善的な行為は許せません。」
国連事務総長「なんだと?生意気な!これでも食らえ!必殺耳垢ビーム!」

解説しよう。耳垢ビームとは、耳垢を光速を飛ばして相手を攻撃する、恐ろしい技なのだ。耳垢ビームはセバスチャンの身体の芯をとらえ、遥か彼方に弾き飛ばした。

セバスチャン「ぐああああ…!」

気がつくとセバスチャンは、県庁所在地の「津」で有名な三重県まで飛ばされていた。

セバスチャン「…私はなんと運がいいのだろう。これで一気に距離を稼いだぞ!ゴールは目前だ!」

それから1時間後、セバスチャンは栄光のゴールテープを切った。一方のブラームスは、太平洋を渡る手段が無く、途中でリタイアしたという。


371-380桁 4882046652 「シャンパンタワー、スリル、カーブ」

その夜、セバスチャンの勝利を祝うパーティーが開催される事となった。準備のため、愛とタロウはシャンパンタワーを積み上げていく。初めてなので手先が震え、いつ崩れるかスリル満点。微妙なカーブを描きつつも、なんとかバランスをとって、完成させた。


381-390桁 1384146951 「ピザ屋、ポイする、キウイ」

シャンパンタワーの準備が終わり、食事の手配のため、タロウはピザ屋に電話をかける。

タロウ「すいません、ピザを頼みたいッスけど…」
ピザ屋「ありがとうございます。今なら当店の新メニュー、激甘ピザが半額キャンペーン中でオススメですよ!」
タロウ「いや、そんなのじゃなくて、普通のピザでいいんスけど…」
ピザ屋「なんだとコノヤロウ!激甘ピザ、食えって言ってんだろ!やんのかオラ!」

キレたピザ屋は、ネットワークを駆使してタロウの居場所を突き止め、決闘を申し込んできた。

ピザ屋「勝負だ!これでも食らえ!」

ピザ屋は、ホッカホカの激甘ピザを投げつけてきた。タロウはそれをキャッチし、ゴミ箱にポイする

ピザ屋「よくも当店オススメの激甘ピザを!許せん!必殺キウイボンバー!」

解説しよう。果物のキウイを勢いよく投げつける、恐ろしい技なのだ。タロウの身体に、ポコポコとキウイが当たる。


391-400桁 9415116094 「拒否権、ビビる、空き巣」

タロウ「イタタタタ…。やめてくれッス!いくら激甘ピザを食べろと言われても、拒否権を行使するッス!絶対に食べないッス!食べないったら食べないッス!!!カァアアア!!!」

タロウのあまりの迫力に、思わずビビるピザ屋。

ピザ屋「…むぅ、ここまでされても首を縦に振らないとは、なんて強情なヤツ!こうなったら、お前ん家が留守な時を見計らって、空き巣をしてやる!覚えてやがれ!」

ピザ屋はいったん退散した。空き巣を予告されたタロウ。果たして、ピザ屋の魔の手から、財産を守る事はできるのだろうか…。(CM)


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久々に見返してみましたが、本当に強引な内容ですね。
作り方としては、とりあえず何も考えずに数字を言葉に変換し、後から無理矢理こじつけてストーリーにする、という感じです。

全く無関係の言葉どうしを、いかに結びつけていくか‥そのへんが、このブログの唯一の見所ではないでしょうか。
それでは、また明日。

再録201~400桁目(その1)

2005年05月13日 09時00分00秒 | Weblog
こんにちは。本日は昨日の続きで、201桁目から400桁目までの語呂合わせストーリーを再掲載します。明日からはいよいよ、長らく謎に包まれていた(?)401桁目以降の連載がスタートします。

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《前回までのあらすじ》ヤブ医者から盗んだお金でカレーを食べ、アフリカ旅行が当たったヒロシと愛。空港で、作家志望の高校生タロウ、能の大成を目指す世阿弥と運命的な出会いを果たす。共に、夢の実現を誓い合った四人は…。

201-210桁 4428810975 「菖蒲湯(しょうぶゆ)、ハイレグ、痴漢」

「さて、あちこち歩き回ったから汗だくだ。まだ飛行機が出るまで時間があるし、ちょっと近くの銭湯にでも行かないか?」「賛成!」四人はひとまず、空港近くのスーパー銭湯に移動し、男湯と女湯に分かれて入った。愛は菖蒲湯ハイレグで入浴する。身体がみるみる癒され、あばらを折った痛みも、すっかり消えてしまった。至福の時間を過ごす愛。しかし、そんな愛に、再び魔の手が襲い掛かる!「キャー!痴漢!!」

211-220桁 6659334461 「ロールケーキ、センセーション、ルビー」

水中で何者かが、愛の足をつかんだ。悲鳴をあげた次の瞬間、ジャグジーのように水面が泡立ち始め、その中から巨大な生き物が姿を現す。それは、川原で愛を襲った化け物タコ【※81桁目あたり参照】だった。「フハハ…また会ったな!」「ど、どうしてこんな所に!」「水がある所へなら、どこでも瞬間移動できるのだ!この前は情けをかけてやったが、今日はそうはいかん。貸した一円を返さなければ、命は保証しない!さあ、払え!」「くっ、誰が払うもんですか!これでもくらえ!必殺ロールケーキセンセーション!!!」解説しよう。ロールケーキ・センセーションとは、おびただしい数のロールケーキを空中で高速回転させ、敵が甘い香りに気をとられているうちに竜巻を起こして攻撃する、恐ろしい技なのだ!「グワァァ!や、やめろぉぉ!」悶え苦しむ巨大タコ。「や、やめてくれぇ!頼む、借金もチャラにするから、許してくれぇ!」「ダメよ。今まで私を苦しめた分、たっぷりお返しさせてもらうわ。」「わ、わかった、じゃあ、このルビーの指環もあげるから、許してくれぇ!」巨大タコは、足にはめていた巨大なルビーの指環を愛に渡す。「しょうがないわね。分かったわ、このぐらいで許してあげる。とっとと消えなさい!」「うぅぅ…さらばだ!」再び浴槽が泡立ち始め、その中へタコは消えていった。

221-230桁 2847564823 「入試、残らず、ユニゾン」

愛は銭湯を出て、ヒロシや世阿弥と合流。最後にタロウが戻ってきたが、なにやら慌てた顔をしている。「どうしたの?タロウ君。」「た、大変だ!すっかり忘れてたけど、実は今日、大学入試の受験日だったッス!」「ええっ!大変!とにかく、急いでタクシーで会場に行きましょう!四人で割り勘なら安く済むわ!」タクシーで会場に急行するが、時すでに遅し。会場は誰一人残らず、もぬけの殻だった。「どうしよう。ここしか願書を出してなかったし…。浪人かぁ。」肩を落とすタロウ。が、愛が言う。「あきらめるのはまだ早いわ、タロウ君。一芸入試で入ればいいのよ。何か得意な事はある?」「うーん。昔、合唱部に入ってたッス。ハモるのは苦手だけどユニゾン(斉唱)は得意だったッス。」「それよ!」

231-240桁 3786783165 「煎茶、無茶、整理券」

「明日、アタシ達も協力するから、合唱のミニコンサートを開くのよ。たくさんお客さんを呼んで、実績を作っておけば、一芸入試で有利になるわ!」「愛さん、ナイスアイデアッス!」「ただ、無名の高校生のコンサートに客を呼ぶのは大変だぜ。」「いい考えがあるの。私のおじさんが茶葉の工場長なんだけど、そこに頼んで最高級の煎茶をもらってくるわ。コンサートに来てくれたお客さんには、それを無料でプレゼントするって宣伝すれば…。」「愛さん、シビれるッス!お茶だけに、ちょっと無茶なアイデアッスけど、素晴らしいッス!」愛の作戦は大成功。コンサート当日は、整理券を配らなければならないほどの大盛況となった。

241-250桁 2712019091 「手鍋、手を引く、あくび」

しかし、やはりズブの素人の合唱とあって、聴けたものではない。開演して五分と経たないうちに「ヘタクソ~!」「金返せ~!」とブーイングの嵐。缶や手鍋が飛んでくる。さらに騒ぎはエスカレート。怒った観客の一人が馬に乗って暴れ始めた。「ヒヒーン!」馬は機嫌が悪いのか、狂ったように暴れ回る。そしてついに暴れ馬は、乗っている人を振り落とし、ステージ上の四人に襲い掛かる!「ヒヒーン!」馬は世阿弥を後ろ足で蹴り上げた。「ギャァァァ…!」世阿弥が悲鳴をあげた次の瞬間、姿が見えなくなった。「ぜ、世阿弥が消えた!?」そう、馬の凄まじいキック力で、空間の歪みが生まれ、世阿弥の身体は過去へとタイムスリップしてしまったのだ。「まずいわ、このままだとアタシ達全員、異次元に飛ばされてしまうわ!」「ヤバイッス!ヒロシさん、どうしましょう?」「うーむ。とにかく、馬に土下座して、歌がヘタクソだった事を謝るしかない。そしてもう、合唱からは手を引く事を約束するしかないだろう。」土下座をする三人。しかし、その誠意も馬には伝わらず、あくびをされて無視される始末。

251-260桁 4564856692 「訪問者、カメラ、軍手」

「くっ、プライドを捨てて土下座までしたのに、効果なしか…!」暴れ馬は、ヒロシに襲い掛かる。「うわぁぁぁ…!」世阿弥と同じように、後ろ足で蹴り上げられたヒロシの身体は、異次元空間へと消えていった。次に、馬はタロウの元へ突撃してきた。「タロウ君、危ない!」「うわああ!もうダメッス!」タロウが観念したその時、舞台の脇から突然、男の声が鳴り響く。「そこの馬よ!ちょっと待ったあ!」その声に制止され、馬はピタッとおとなしくなった。「だ、誰?」声の主は、ゆっくりと姿を現す。「…あ、あなたは!」「久しぶりだな、タロウ。私を覚えているかい?」「覚えているッス!3歳の頃、ボクが森でクマに襲われそうになった時に助けてくれた、セバスチャンのおじさんッスね?」「セバスチャン?ひょ、ひょっとして、あの伝説の騎士セバスチャンⅢ世!?ざわざわ…」観客がざわめき始める。「こいつは、とんだ訪問者だぜ…。こんな珍しい場面、カメラに撮っとかないと!パシャパシャ…」会場のどよめきとフラッシュの嵐をよそに、セバスチャンⅢ世はタロウに語りかける。「あの日の約束通り、十八になったキミに会いに来た。まずは握手だ。」手に着けていた軍手を外し、手を差し出す。「おじさん!約束を覚えていてくれたッスね!感激ッス!」

261-270桁 3460348610 「水漏れ、戦車、ロンドン」

しかし、感動の再会もつかの間であった。ステージ上に、ポツポツと水滴が垂れてくる。「ん?水漏れか?」水滴の量はみるみる増していき、ついには天井から滝のように水が落ちてくる。そして、ゴゴゴゴゴ…という地響きに似た音と共に、化け物タコが再び姿を現した。「フフフ…。今度こそ決着をつけてやる…」「化け物タコ!なんてしつこいヤツ!」「セ、セバスチャンのおじさん!あのタコを倒してほしいッス!」「うむ。それではみなの者、少し下がっていろ。とぉ!」セバスチャンは外套から小さな水晶玉を出し、呪文のようなものを唱え始めた。すると、化け物タコと同じぐらいの大きさの戦車が姿を現した。「すごいッス、おじさん!」「この水晶玉は、私がロンドンの大魔術師マジョルカから譲り受けたもの。頭にイメージしたものを、実体化する事ができるのだ。」

271-280桁 4543266482 「自画自賛、ブラームス、パンツ」

「さすが、おじさんッス!」「私のような、すぐれた知恵と勇気を持つ者だけが、この水晶玉のパワーを引き出す事ができるのだ。おっと、自画自賛している場合では無かったな。」セバスチャンは、タコを砲撃するよう、戦車に命令した。ドーン!ドーン!「グワァァァ!」苦しみ悶える化け物タコ。やがて力尽き、ぐったりとして動かなくなった。「やったッス!おじさん、タコを倒したッス!」「…いや、あいつは本当はタコではない。魔女の呪いによって、タコの姿にさせられていたのだよ。」「ええっ!?」セバスチャンは静かに、タコの元へ近付く。「…そろそろ、正体を現してはどうだ。ドイツ音楽3Bの一人、ブラームス君。」すると、タコの姿は蒸発するように消え、そこにはパンツ姿の一人の男性が横たわっていた。

281-290桁 1339360726 「伊勢佐木、猿、女風呂」

「目を覚ましたかね、ブラームス君。」「ううう…。よくぞ呪いを解いて下さいました…。どこのどなたか存じませんが、ありがとうございます…。」「礼には及ばんよ。ところで、どうして魔女に呪いをかけられたのかね?」「はい。実は、作曲活動に行き詰まり、気分転換に温泉へ行ったのです。露天風呂だったのですが、私が湯船で寛いでいると、壁の向こうから女性の色っぽい歌声が聴こえてきたのです。♪ドゥドゥビドゥビドゥビドゥビドゥバ~と…」「それはもしや、伊勢佐木町ブルースでは?」「はい。私はその声を聴いて、つい魔がさし、に変装して女風呂に潜入しようとしたのです。」

291-300桁 0249141273 「アッシー君、病院、津波」

ブラームスは続けて語る。「首尾よく女風呂に侵入できたのですが、運の悪い事に、その声の主は魔女だったのです。私は魔女に捕らえられ、しもべとして働かされる事になりました。毎日が重労働。アッシー君として遥か遠国まで迎えに行かされたり、ちょっとでもミスをすると魔法で攻撃され、何度も病院行きになりました。耐えられなくなった私は、ある日、脱走する決意をしました。魔女が寝ているスキに逃げ出したのですが、見つかってしまったのです。怒った魔女が魔法で起こした津波に飲み込まれ…目が覚めると、私はタコの姿になっていたという訳です。」(CM)

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1万文字を超えてしまうので、いったんここで切ります。

4ヵ月ぶりにチャレンジ再開…!!!!!

2005年05月12日 03時34分59秒 | Weblog
昨年末、円周率暗唱の世界記録を奪取すると豪語してから早5ヵ月…。
日常の些事に追われ(?)、4ヵ月近く、完全にチャレンジがストップしていましたが、
本日より、完全復帰です!!!!!

聞くところによると、現チャンピオンの方が今年中に8万桁に挑戦するとのこと。
なんか、私が10万桁に到達する頃にはもう20万桁ぐらい行かれてしまいそうな雰囲気ですが…。とにかく、完全に手遅れになる前に、必死こいて追いかけようと思います。

それにしても、ヒマな学生時代と違って、社会人になってからこういう事を継続していくのは本当に大変です。やる気があっても、時間を捻出するのに一苦労。
まあ、まずは焦らず、毎日毎日少しずつ積み上げていきます…。

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さて、確か1月の中旬ぐらいには4000桁近く、一通り覚えていたはずなのですが、本日、4ヵ月ぶりに思い出そうとしてみたら、100桁ちょいしか覚えてませんでした(笑)。また覚え直しです…。

ただ、時間はずいぶん経ったとはいえ一度覚えたものなので、ちょっと復習すれば比較的早く覚え直せます。1時間ほど復習して、400桁ぐらいまで記憶が復活しました。

また明日から少しずつ進めていきますが、今日は200桁目までの語呂合わせを復習として再掲載しておきます。

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0-10桁 3.1415926535 「さびしい、ゴクン、卵酒」

3年付き合った彼女にフラれ、自宅で一人、さびしい夜を過ごすヒロシ(仮名)。酒に酔って忘れようと冷蔵庫を開けるが、卵と飲みかけの缶ビール1本しかない。しょうがないので、卵をコップに割ってビールを混ぜ、それをゴクンと飲んで卵酒にする。

11-20桁 8979323846 「爆竹、サンタ、宮島」

卵酒を飲んでいると、突然、リビングルームでガラスの割れる音が。何者かが侵入してきただろうか?急いで駆けつけると、全身に爆竹を巻いた、鬼の形相のサンタが立っている。いったい、何の怨みがあるというのだろうか!?ヒロシは恐ろしさのあまり、着の身着のままで玄関から飛び出し、日本三景の一つ、宮島に逃げ込んだ。

21-30桁 2643383279 「試し算、サンバ、せつなく」

「ふう、ここまで逃げれば安心だ…。それにしても、だいぶ遠くまで来たな。いったいオレは、何歩ぐらいでここまで来たんだろう。」ふと、素朴な疑問が浮かんだヒロシは、自分の走行時の歩幅を1.5mだとして、ざっと計算してみる。念のため試し算もして、およその歩数を割り出す。しかし、そんな事をしてる間に、追いかけてきたサンタに見つかってしまった!慌てて神社の境内に逃げるが、もはや袋のネズミ。恐怖のあまり、少しでも気を紛らわせようと、サンバを踊ってみる。だが、せつなくなるだけだった…。

31-40桁 5028841971 「小童(こわっぱ)、弥生、記念品」

「もうここまでか…」と観念するヒロシ。しかし突如、神の助けか、後ろの壁に異次元へと続く穴が出現する。訳も分からず飛び込むと、そこは田んぼだらけの見知らぬ土地。そして畦道に、一人の小童が立っている。「兄ちゃん、未来から来た人か?ここは弥生時代だぜ。」「ええっ!あの、縄文時代の次の!?」小童は、おもむろに懐から小さな箱を出して言う。「せっかく来たんだし、この時代の記念品をあげるよ。」

41-50桁 6939937510 「目測、組違い、0」

小童がくれた箱の中には、数十枚の宝くじが。早速、当選番号を発表している会場に向かう。この時代でも宝くじは大人気らしく、黒山の人だかり。当選番号を貼り出したボードの近くまで、なかなか近付けない。目測で100メートルぐらい先だろうか。なんとか人ごみを掻き分けて進み、番号を確認するが、組違いにも引っかからず、獲得賞金はだった。

51-60桁 5820974944 「コンパニオン、緊張、キスシーン」

宝くじが全く当たらなかった腹いせに、ヒロシは再び異次元の穴を通って現代に戻り、繁華街へナンパしに行く。そして、イベントのコンパニオンをしている愛ちゃんという女の子をゲット。しばらく清い交際が続く。3度目のデートで、ヒロシは勇気を出してチューしようと緊張しながら夜の公園に連れ込む。高鳴る胸の鼓動。頭の中で、何度もキスシーンをシミュレーションする。

61-70桁 5923078164 「劇団、せえの、パピルス」

公園のベンチに座り、ヒロシは愛に話を切り出す。「愛ちゃん…僕と、僕と…」いざとなると、なかなかキスしようと言えない。「なあに?ヒロシさん。」「…ぼ、僕と、あの、あの…劇団にでも入りませんか…?」「あら、なんか楽しそうね!うん、入りましょ!一人だと入りづらいけど、二人一緒にせえので入れば怖くないよね!」「ああ、そうだね!」こうして二人は、ひょんな事から劇団に入団する事を決意した。さっそく入団を申し込むハガキを出そうとしたが、近くの郵便局やコンビニが閉まっており、ハガキが買えない。そこでヒロシは、こんな事もあろうかと弥生時代から持ってきたパピルスに二人のプロフィールを書き、切手を貼って投函した。」

71-80桁 0628620899 「アルデバラン、電話番、ぐーぐー」

数日後、劇団から合格通知が届く。「やったよ、二人とも合格だ!」喜ぶヒロシと愛。しかし入団初日、二人は衝撃の事実を知らされる。この劇団では、新人は地球から60光年離れた牡牛座のアルデバラン支部に行き、電話番などの雑用係を半年務めないといけないのだ。「しょうがない。愛ちゃん、僕と一緒に、アルデバランに行ってくれるかい?」「もちろんよ!」こうして二人は、ワープマシンに乗って現地に飛んだ。アルデバラン支部での仕事は、非常に退屈であった。電話番といっても、まったく電話はかかってこない。暇な二人はいつもぐーぐー寝てばかりだった。

81-90桁 8628034825 「原っぱ、朝シャン、タコ」

半年の雑用を終え、ようやく地球での演技レッスンを受けられるようになった二人。しかし、収入がないために生活はとても苦しく、川沿いの原っぱでの野外生活が続く。ある朝、愛が川原で朝シャンをしていると、いきなり川の中から巨大なタコが出現!「キャアア!」悲鳴をあげる愛。化け物タコは不気味な声で言う。「フフフ…とうとう見つけたぞ…。」

91-100桁 3421170679 「サーズデイ、一円、マネキン」

「ど、どうしてアタシの居場所が分かったの!?」「フフフ…木曜日、いや、サーズデイは嗅覚が敏感になるのでね。さあ、貸してる一円を返してもらおうか!」「フン!アンタにはビタ一文、返してやるもんですか!えい!」化け物タコに回し蹴りをお見舞いする愛。しかし、タコも八本の足で応戦する。激しい打ち合い。いっこうに疲れる気配のないタコに対し、愛はどんどん体力を消耗していく。「くっ、なかなかやるわね。こうなったら、あの必殺技を使うしかないわ。それっ、必殺マネキンアタック~!!!」解説しよう。マネキンアタックとは、自分の身代わりとなるマネキン型の分身をいくつか作り出し、それらを操って攻撃するすごい技なのだ!果たして、勝負の行方は…。(CM)

101-110桁 8214808651 「ヤブ医者、あばら、コーヒー」

必殺技のマネキンアタックを繰り出した愛。しかし、強靭な怪物タコに対しては全く効果が無かった。「フハハハ!そんな攻撃、痛くも痒くもないわ!これでも食らえ、ダー!」怪物タコは足をぶん回し、愛を弾き飛ばす。「キャアア!」「フフフ…。今日はこのぐらいで許してやろう。次に会った時には、耳を揃えて返してもらうからな!さらばだ!」怪物タコは川の中に帰っていった。そこへヒロシが駆けつける。「だ、大丈夫か、愛!傷だらけじゃないか!とにかく、一刻も早く病院に行こう!」ヒロシは愛を抱きかかえ、町外れの病院に向かう。しかし、運の悪い事に、とんでもないヤブ医者に当たってしまった。あばらを骨折する大怪我だというのに、「まあまあ、落ち着いてコーヒーでも飲みなさい。」としつこくコーヒーを勧めてくるのだ。

111-120桁 3282306647 「殺伐、ミレー、マリンスノー」

愛が激痛を訴えるが、いっこうに診察をしようとしない医者。ヒロシは苛立ちを隠せなくなり、殺伐とした空気になる。ついにヒロシがキレた。「このヤブ医者め!とっとと治療法を教えやがれ!」「…そんなに怒りなさんな。頭を冷やすために、美術館に行ってミレーの名画でも鑑賞してきてはどうかね。あるいは、海の底に行ってマリンスノーを見てくるのもいいぞ。心がきっと洗われるだろう。」

121-130桁 0938446095 「秋サバ、錠前、金庫」

「くぅぅ…もういい!覚えてやがれ!」医者の態度に耐えきれなくなったヒロシと愛は、ひとまず病院から退散した。「畜生!何とか、あの医者をギャフンと言わせたいな…。よし、あの病院の金庫を盗んでやる!」「いい考えね、ヒロシさん!イタタタタ…」「しかし、病院からあの医者を外に出さないと、盗むのは難しいな…。」やがて、ヒロシが名案を思いつく。七輪とうちわを使い、病院の窓から秋サバの美味しそうな匂いをパタパタと送り込み、医者を外におびき出すのだ。さっそく実行すると、まんまと引っかかり、医者は外に出てきた。そのスキに、病院の金庫室の錠前を壊し、金庫を盗み出す。

131-140桁 5058223172 「カレー、ご飯粒、最南端」

盗み出した金庫の中には、千円札が一枚入っていた。「大して入ってないな。まあいい、この千円で、二人でカレーでも食べに行こうじゃないか!」「賛成よ、ヒロシさん!イタタタ…」カレー屋に行き、ロースカツカレーの500グラムと納豆カレーの400グラムを注文する二人。よほどお腹が空いていたのか、むさぼるようにガツガツ食べる。「あら、ヒロシさん、口元にご飯粒が付いてるわよ。うふふ。」「おっと、コイツはいけねぇ!アハハ…」仲睦まじく食事をしていると、突然、店員が二人に対してクラッカーを鳴らす。「パンパカパーン!お客様、おめでとうございます!なんとお二人が、当店の記念すべき百万人目のお客様です!賞品として、アフリカ大陸最南端への旅にペアでご招待いたします!」「ヤッホーイ!」

141-150桁 5359408128 「原産国、塩、配電盤」

アフリカ旅行が当たり、さっそく旅支度をする二人。「カレーを食べて海外旅行が当たるなんて、ラッキーだな、俺達。」「そうね。ところでヒロシさん。アフリカに行っても、カレーは食べられるかしら?」「うーん。確かに、カレー大好きカップルの俺達としては、旅先でも常にカレーを食べたいよな。よし、念のため、カレーの材料も持っていこう。」「本格的なカレーを作りたいわよね。原産国インドの、本場のカレー粉にしましょう。」「それと、なんかの調味料も忘れないようにしないとな。」「さっすがヒロシさん!抜け目ないわね。イタタタ…」万全な準備をして、翌日、二人は空港へ。「いよいよ出発か。ワクワクするなあ。」期待に胸躍らせる二人であったが、突然、空港の全ての照明が消え、真っ暗になる。「な、なんだ?停電か?」客や職員の怒号や悲鳴が飛び交い、空港はパニック状態に。「ヒロシさん、なんだかイヤな予感がするわ。ひょっとしたら、あの怪物タコがアタシ達を足止めしようとしているのかも。」「うーむ。とりあえず、照明がつかないとどうしようもない。配電盤の方に行ってみよう!」

151-160桁 4811174502 「スパイ、委員長、ゲレンデ」

暗闇の中を手探りで進んでいく二人。「何だかアタシ達、映画に出てくるスパイみたいね。」「ああ、なんだか、子供の頃を思い出すよ。中学校のスキー合宿で、夜、ホテルでスパイごっこをしていたら、学級委員長に見つかってね。先生に告げ口すると脅されたから、慌ててゲレンデまで逃げたんだ。一晩、外で過ごしたら、風邪をひいちゃったよ。あはは。」「うふふ。」

161-170桁 8410270193 「バスト、不慣れ、行くぞ」

「さあ、笑っているヒマはない。俺のカンだと、配電盤はこっちの方だ。はぐれないように、俺の手をにぎるんだ。」ヒロシは愛の手をつかもうと手を差し出すが、誤ってバストに触ってしまう。「いけませんわ、ヒロシさん!」「ご、ごめん!暗闇で物を見るのは不慣れなもんで…。さあ、気を取り直して、行くぞ!」

171-180桁 8521105559 「パケ代、登校、現金」

やがて二人は、配電盤のある場所にたどり着く。そこには、一人の男子高校生が座っていた。ヒロシが彼に話しかける。「君は誰だい?こんな所で何をしているんだ?」「カンケーねぇだろ!オレがここで何しようと、勝手じゃねぇか!」「…ははぁ、何となく分かったぞ。君は今月、ケータイを調子に乗って使いすぎて、パケ代が膨れ上がり、多額のケータイ代を支払うために登校するのをサボり、バイトばかりしていた。やっとの思いでケータイ代を稼ぎ、ド●モショップに向かったが、行く途中でその現金をスリに盗まれてしまい、腹いせに空港の配電盤をいじって真っ暗にした。そうだろう?」

181-190桁 6446229489 「羅生門、タックス、ヤング」

高校生は、目を丸くして言う。「…な、なんで分かったんだよ、あんたスゲェよ!オレの名前はタロウ。今日からアンタの事を、アニキって呼んでもいいかい?」「ああ、いいだろう。その代わり、明日からちゃんと学校に行くんだぞ!」「ああ、約束するさ、アニキ!オレ、本当は学校で勉強したくてたまらなかったんだ!読書が大好きで、尊敬する作家は芥川龍之介。『羅生門』は本が擦り切れるぐらい読んださ!将来は、世界に通用する作家になるのが夢なんだ!そして、印税をガッポガッポ儲けたいんだ!」「いい夢じゃないか。世界的な作家になりたいなら、当然、英語も勉強しないとダメだぞ。」「…う、うん。でもオレ、英語は大の苦手なんだ…」「よし、じゃあ、英語のテストだ。まず、君が欲しい印税…税金の事を、英語で何というか解るかい?」「うーん、タックスかな?」「正解!すごいじゃないか。じゃあ、君のような若い人の事は?」「ヤングだね!」「大正解!もう君に教える事は何もない。自信を持って、明日から学校に行くんだぞ!」「もちろんさ、アニキ!」

191-200桁 5493038196 「混浴、世阿弥、指きり」

固く手を結ぶヒロシとタロウ。そこへ、愛も手を重ねる。「よかったわね、タロウ君。もし将来、立派な作家になったら、ご褒美で一緒に混浴に入ってあげるわよ。」「マジっすか?ヒャッホーイ!」と、三人が固い握手を交わしていると、突如、柱の陰から一人の男が現れた。「あ、あなたは?」「私は、過去の世界からやってきた世阿弥という者です。今のやりとり、全て拝見させて頂きました。混浴できるなんて、うらやましいですなあ。実は、私は能を大成しようと頑張っているのですが、見事に大成した暁には、私も混浴ツアーに混ぜてほしいのですが、どうでしょう。」「ええ、喜んで!」愛は世阿弥と指きりげんまんをして、約束をした。目的は違えど、運命によって引き寄せられたヒロシ・愛・タロウ・世阿弥の四人。果たしてこれから、どんな苦難が待ち構えているのだろうか…。(CM)

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それでは、また明日~。

1201~2000桁目

2005年01月06日 05時39分24秒 | Weblog
今日から仕事始めです。早く帰れそうだけど。

昨日は最後の正月休みでしたが、気合を入れて円周率800桁覚えました。
で、ただいま暗唱に挑戦しましたが、見事パーフェクト達成!


【昨日までに覚えた桁数…2000桁】
【本日、暗唱できた桁数…2000桁(正解率100.00%)】


ちなみに、僕一人でどうやって暗唱の正誤判定をしているかというと…
暗唱するのと同時に、パソコンのテキストエディタ上で数字を入力していき、
終わってから正解の表と見比べてチェックをするのです。

今はまだ桁数が少ないからいいですが、何万桁レベルになると大変なので、
いずれはエクセルか何かを使って、間違った箇所を一括してチェックする
仕組みを考えないとダメですね。

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さて、スケールのでかい事に挑戦する際、
「ゴールまで何分の何の地点まで来たか」というのを考えるのが
一つの励みになると思います。

昨日は1200桁なので10万桁の「83分の1」、
今日は2000桁なので10万桁の「50分の1」、

…そう考えると、「なんか、この調子でサクサク行けそうじゃん?」と
少し楽観的になれるのですが、まあ、あくまでも数字のトリックであり、
これからどんどん分母の数が減らなくなるので、徐々に悲観的になっていくでしょう。

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1201-1300桁目

8583616035 半官半民、迷路、大阪
6370766010 リサーチ、エナメル、音頭
4710181942 忍び逢い、俳句、スター
9555961989 空港、嫌い、ギャング
4676783744 ホームチーム、悩み、チョンボ
9448255379 教授、探検家、栓抜き
7747268471 名無し、何でも屋、しない
0404753464 溺れ死ぬ、ゴミ、死霊
9448255379 リプレー、バレーボール、リバース
2590694912 文学、エロ記事、区別

1301-1400桁目

9331367702 区民税、ゼラチン、陳列
8989152104 はきはき、イカ天、ピアス
7521620569 長T、マニア、ゴマキ
6602405803 メールオーダー、図案化、幽霊船
8150193511 背後霊、戦(いくさ)、コピペ
2533824300 不健全、サバ節、触れ
3558764024 提げかばん、ナマズ、渡す
7496473263 ちょん切る、七三(しちさん)、ブラザー
9141992726 厳しい、利き手、ノーブラ
0426992279 遠心分離機、クーデター、泣く

1401-1500桁目

6782354781 餅肌、民間人、注意
6360093417 ロザリオ、アクセス、ピンチ
2164121992 大量、ヘディング、靴
4586315030 横浜、再婚、朝練
2861829745 入門編、ユニーク、寝坊
5570674983 高年齢、ランチョン、着やせ
8505494588 パンゲア、景色、横幅
5869269956 頑張る、くつろぐ、気軽
9092721079 記憶、船旅、アナーキー
7509302955 寝顔、腐れ、月影

1501-1600桁目

3211653449 密閉、女神、ジョーク
8720275596 洟垂れ、不仲、コクる
0236480665 あっさり、しゃれ、桃缶
4991198818 シンキング、いびき、パパイヤ
3479775356 セスナ機、菜々子、総理
6369807426 ラサール、配れ、腸詰め
5425278625 こじつけ、天誅、ロッカー
5181841757 海パン、いやしい、長野
4672890977 下ネタ、薬液、ちんちん
7727938000 秩父、寝癖、【満貫】 ※【 】は特殊読み部分

1601-1700桁目

8164706001 パピルス、濡れる、お詫び
6145249192 枚数、デスク、いくつ
1732172147 避難民、耐熱、ひょんな
7235014144 夏ミカン、美味しい、ポン酢
1973568548 行くな、盛り場、火事場
1613611573 衣類、見舞い品、好み
5255213347 結合部、ひざ、背骨
5741849468 悲しい、ハスキー、シルバー
4385233239 すみやか、出店(でみせ)、短足
0739414333 アンノン族、ボーイズ、【東京タワー】 ※【 】は特殊読み部分

1701-1800桁目

4547762416 少し、斜め、虹色
8625189835 ハーモニカ、媚薬、パソコン
6948556209 目次、箱馬、ブレーキ
9219222184 グーフィー、下って、冷やす
2725502542 種付け、カレンダー、個室
5688767179 カラーバー、ハネモノ、インチキ
0494601653 レーシング、白帯、女神
4668049886 スリル屋、レスキュー、ハンマー
2723279178 船積み、タヌキ、ベンチャー
6085784383 前歯、宇宙人、前半戦

1801-1900桁目

8279679766 バッチグー、マネキン、ノーマル
8145410095 パピヨン、ゴースト、悪運
3883786360 そば屋、三茶、ロザリオ
9506800642 着替える、バレエ、満室
2512520511 文芸部、カフェ、コピペ
7392984896 覗き、吹き矢、ジャグラー
0841284886 怪しい、ニュース、流行る
2694560424 古傷、カメオ、心電図
1965285022 育毛、タバコ、おデブ
2106611863 太る、来賓、バリ3

1901-2000桁目

0674427862 閻魔帳、スッチー、ハーモニー
2039194945 不連続、育児、くじ運
0471237137 お忍び、ふみの日、サーチ
8696095636 腹黒、わき毛、混ぜる
4371917287 寄せ鍋、食いな、手鼻
4677646575 ポルノ、ちらほら、官能
7396241389 覗き、モダンボーイ、裁く
0865832645 オパール、ご破算、フランス語
9958133904 危機感、半べそ、右足
7802759009 ナンパ、宛名書き、あえぐ


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明日は更新できるか怪しいですが、それでは、また。

謹賀新年 401~1200桁目

2005年01月05日 08時20分27秒 | Weblog
もう1月5日ですが、あけましておめでとうございます!

新年を迎えて気分一新、円周率暗唱の挑戦も本気モードに入りました。
初詣も行かず、おせち料理も食べず、年賀状も書かず、
正月三が日を棒に振って1200桁目まで覚えました。
本日、1桁目から通しでチェックしてみましたが、
1桁も間違わずにノーミスでクリアです。


【昨日までに覚えた桁数…1200桁】
【本日、暗唱できた桁数…1200桁(正解率100.00%)】


幸先いいですが、ただ、10年前に挑戦した時の経験から言うと、
5000桁目ぐらいまでは比較的スラスラ覚えられて楽しいのですが、
そこを超えたあたりから忘れる量もどんどん多くなり、
パーフェクトを取るのが非常に大変になります。

覚えては忘れ、覚えては忘れ…そんな泥沼の日々がやってくるのも
もう間もなくでしょう。

明日からは、会社も始まってしまいます。
仕事と両立させながらというのも、想像以上に大変でしょうね。
まあ、とにかく頑張りますとしか言えません。

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さて、今まで語呂合わせと共に、その文章のバックストーリーも
ブログに書いてきましたが、正直とっても大変なので、
勝手ですが今日からは語呂合わせのみを掲載する事にします。

そうなると、ご覧の方にとってはますます「何のこっちゃ」という感じになりますが、どうかご了承下さい。
記録を達成して、いつかヒマが出来たら、改めてどこかに書こうと思います。


401-500桁目

3305727036 耳垢、何日、あさる
5759591953 コーチ、ゴクゴク、意気込み
0921861173 液体、有名、一座
8193261179 俳句、見辛い、インチキ
3105118548 里子、ビビンパ、菓子パン
0744623799 おねしょ、乱打戦、野菊
6274956735 メンテナンス、軍艦マーチ、戦火
1885752724 冷ややか、恥骨、熱心
8912279381 焼きビーフン、タヌキ、先輩
8301194912 闇、逢い引き、スキー板

501-600桁目

9833673362 キャミソール、望み、待つ
4406566430 微笑む、カメムシ、世話
8602139494 バラエティー、セクシー、禁止
6395224737 満足感、ツツジ、野道
1907021798 イグアナ、レディー、地球
6094370277 免疫、夜道、当て布
0539217176 ワカサギ、丁寧、沼
2931767523 肉声、血眼、ダミー
8467481846 安物、芝居、走る
7669405132 生録、夜明け、秘密

601-700桁目

0005681271 哀れがる、パイプ、無い
4526356082 横にらみ、ガール、おやつ
7785771342 ナナハン、環七、ひざ下
7577896091 長年、チャクラ、あくび
7363717872 乗せるぞ、ノーペナ、放つ
1468440901 漂流、女王、気合
2249534301 物欲、五線紙、見合い
4654958537 相撲甚句、完パケ、サーチ
1050792279 ヘアケア、ノクターン、タヌキ
6892589235 略文、小役人、未婚

701-800桁目

4201995611 ボタンエビ、危機感、ルイベ
2129021960 邸宅、アンティーク、魔王
8640344181 ユーラシア、残暑、非売
5981362977 コークハイ、サル服、布
4771309960 砂地、伊勢湾、くぐまれ
5187072113 コイバナ、あなた、いい線
4999999837 敷金、ギクギク、闇値
2978049951 出口、US、区議会
0597317328 音楽、知性、涙パン
1609631859 ビール送り、裁判、ゴング

801-900桁目

5024459455 顔出し、豊胸、けんか
3469083026 サボる、クレバー、見当たる
4252230825 ホッケー部、踏み絵、ハッカー
3344685035 センセーション、万馬券、大阪
2619311881 溜め息、煎餅、早弁
7101000313 なんと、【千円】、財産 ※【 】は特殊読み部分
7838752886 茶そば、軟骨、流行る
5875332083 小鼻、小耳通(つう)、おばさん
8142061717 廃止、タオル、ピチピチ
7669147303 のり巻き、ひょんな、世阿弥

901-1000桁目

5982534904 告発、河川敷、押す
2875546873 デパ地下、ゲジ眉、奈美
1159562863 米国、コロニー、はりせん
8823537875 ハヤブサ、カサノバ、ノンケ
9375195778 組違い、危険、ナナハン
1857780532 日焼け、ナナハン、お子さん通(つう)
1712268066 ピンチヒッター、メンバー、ワンルーム
1300192787 移民、青息、タチバナ
6611195909 ルンルン、ベビーピンク、極悪
2164201989 大量、フェイク、パンク

1001-1100桁目

3809525720 見映え、議決権、珍プレー
1065485863 取り消す、晩ご飯、マミー
2788659361 電柱、パルコ、近未来
5338182796 御膳そば、美肌、殴る
8230301952 旗竿、身を引く、カーテン
0353018529 編み笠、ワイパー、呉服
6899577362 論駁、ぐうの音、せりふ
2599413891 天国、教員さん、白衣
2497217752 西口、ディナー、軟骨
8347913151 闇夜、泣きべそ、B系

1101-1200桁目

5574857242 校長、ハンカチ、紛失
4541506959 防水、コアラ、喜劇
5082953311 革パンツ、金庫、是々非々
6861727855 利払い、何日、番号
8890750983 早く、姉上、騎馬戦
8175463746 パイ投げ、嫁さん、チンする
4939319255 ジグザグ、採掘、ゴーゴー
0604009277 レモン味、おおきに、乳
0167113900 お昼寝、閉塞、ああ
9848824012 九州、ハーフボレー、下手


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やっとこ、これで目標の10万桁の「83分の1」です。
それでは、また明日~。

301~400桁目

2004年12月28日 02時09分44秒 | Weblog
バッハ、ブラームス、バゲロンチョ。

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さて、回を追うごとに、だんだん登場人物が多くなってきました。
ややこしいので、これからはセリフ部分の話者の名前を記すようにしていきます。
はい、それじゃあ400桁目まで。

《前回までのあらすじ》タロウの一芸入試のために開いたコンサートで、暴れ馬に蹴られた世阿弥とヒロシは異次元に飛ばされる。さらに、化け物タコが愛とタロウを襲うが、タロウの命の恩人であるセバスチャンⅢ世によって退治される。しかしなんと、タコの正体は大音楽家ブラームスであった…。


301-310桁 7245870066 「ナデシコ、花輪、アラーム」

「ブラームスさん、ごめんなさい…。まさか呪いでタコにされた人間だとは思わなかったから、今までアタシ、ヒドイ事ばかりしちゃいました。そうそう、このルビーの指環【※211桁目あたり参照】も、お返しします。本当にごめんなさい。」
ブラームス「いや、お嬢さん。私の方こそ、色々とすまなかった。お詫びに、そのルビーは差し上げます。それと、もう一つ…これも受け取って下さい。」

ブラームスは、パンツの中からナデシコで作った花輪を出した。

「まあキレイ!いいんですか?こんないい物をもらっちゃって。」
ブラームス「ええ、どうぞどうぞ。ふふふ…。」

と、その時!突然、花輪からジリリリリ…とアラームの音が鳴った。

「!?」
セバスチャン「危ない!それは時限爆弾だ!早く遠くに投げろ!」

愛は力いっぱい、花輪を放り投げた。


311-320桁 0631558817 「争い、けんけんぱ、パンイチ」

ドカーン!間一髪、九死に一生を得た愛。

「くぅっ!卑怯者!呪いは解けたはずなのに、どうしてこんな事を…!」
セバスチャン「どうやら、呪いを解いただけではダメらしいな。もう完全に、野生動物の争いの遺伝子が組み込まれてしまっている。」
ブラームス「グフフフ…オレと勝負しろ…。勝った方が、相手の言いなりになる、それでどうだ?グフフフフ…」
「いいわ。どんな勝負がしたいの?受けて立つわ!」
ブラームス「勝負の方法は…世界一周けんけんぱ対決だ!」
セバスチャン「なんだって!?あれで決着をつけようというのか…!」

解説しよう。世界一周けんけんぱ対決とは、「けんけんぱ」をしながら世界一周をするという、世界一過酷なレースなのだ。

ブラームス「グフフ…ただ、普通にやっても面白くない。我輩のように、パンイチ(パンツ一丁)になって競争するのだ!グハハハハ!どうだ!降参するか?」
「ぐぅっ…!」
セバスチャン「待った!その勝負、私が代わりに受けよう。それでもいいかな、ブラームス君?」
ブラームス「フン…。まあいいだろう。どちらにせよ、結果は同じだがな!グハハハハ!」


321-330桁 4881520920 「素早い、ケニア、ギニア」

セバスチャンとブラームスによる、パンツ一丁で“けんけんぱ”しながら世界一周レース。ついにその戦いの火蓋が切って落とされた。よーいどん!

ブラームス「グハハハハ!我輩に追いつけるかな?お先に!」

秒速30歩という驚異的なスピードでけんけんぱをしていくブラームス。開始して1分も経たないうちに、セバスチャンの視界から消えた。

セバスチャン「ううむ、なんと素早いヤツだ…。あのスピードでは、来週にはケニアギニアあたりまで到達するかも知れん…。」


331-340桁 9628292540 「グラタン、発掘、こしあん」

スタートして1週間後、ようやくフランスまでたどり着いたセバスチャン。しかし、先に到着していたブラームスが仕掛けた、深さ200メートルの落とし穴に落ちてしまう。

セバスチャン「イタタタタ…。むう、どこまでも卑劣なヤツめ!しかし、なんと深い穴だ。これでは出られそうにないぞ…。」

…落とし穴に落ちて、3ヶ月が経った。底の土を食べながら、なんとか生き延びるセバスチャン。しかし、土を食べれば食べるほど穴は深くなり、脱出が絶望的となる。そんなある日、いつものように食べるための土を掘り出していると、カチンと堅い物に当たる音がした。

セバスチャン「おお、これはグラタンではないか…!神の助けだ…!」

発掘したグラタンをむさぼり食うセバスチャン。しかし、グラタンの中にこしあんが混入しており、途中からとても甘い味になる。

セバスチャン「ん?なんだこの味は!?どこかで味わった事があるような……そうか!これは、私の大好物のこしあんの味だ!ウオオオオオオ!!!!!」

セバスチャンの足に、急激に筋肉が付き始めた。そう、ポパイがホウレン草を食べるとパワーアップするように、セバスチャンはこしあんを食べる事により、跳躍力が通常の10000倍になるのだ!セバスチャンは、ひとっ飛びで落とし穴から脱出した。


341-350桁 9171536436 「クイーン、なびかせる、夜空」

脅威のジャンプ力で、その日の夜半にはイギリスに到着したセバスチャン。クイーンの『バイシクル・レース』を口ずさみながら颯爽と駆け抜け、髪の毛をなびかせる。ふと夜空を見上げると、雄雄しいオリオン座の姿。

セバスチャン「おお、オリオン!なんという素晴らしさだ…。」


351-360桁 7892590360 「着任、国連、ミリオン」

翌朝、ニューヨークに到達したセバスチャンだが、よそ見をしていたため、路上で着任したばかりの国連事務総長とぶつかってしまう。

セバスチャン「おおっと、申し訳ない!大丈夫ですか?おケガは?」
国連事務総長「イタタタタ…。いや、ケガは無いんだが、ぶつかったショックで、頭の中に素晴らしいメロディーラインが浮かんだよ!これは、即レコーディングだ!」

国連事務総長がリリースしたシングルは、たちまちミリオンヒットとなった。


361-370桁 0113305305 「和平、耳垢、三重県」

国連事務総長は、売り上げ金を全て和平のために使う事を宣言。一気に好感度がアップした。

国連事務総長「いやあ、セバスチャン君。キミのおかげで、ワシの好感度が大幅アップじゃ。わっはっはっ!」
セバスチャン「お言葉ですが、国連事務総長。私はそのように、好感度を上げるための偽善的な行為は許せません。」
国連事務総長「なんだと?生意気な!これでも食らえ!必殺耳垢ビーム!」

解説しよう。耳垢ビームとは、耳垢を光速を飛ばして相手を攻撃する、恐ろしい技なのだ。耳垢ビームはセバスチャンの身体の芯をとらえ、遥か彼方に弾き飛ばした。

セバスチャン「ぐああああ…!」

気がつくとセバスチャンは、県庁所在地の「津」で有名な三重県まで飛ばされていた。

セバスチャン「…私はなんと運がいいのだろう。これで一気に距離を稼いだぞ!ゴールは目前だ!」

それから1時間後、セバスチャンは栄光のゴールテープを切った。一方のブラームスは、太平洋を渡る手段が無く、途中でリタイアしたという。


371-380桁 4882046652 「シャンパンタワー、スリル、カーブ」

その夜、セバスチャンの勝利を祝うパーティーが開催される事となった。準備のため、愛とタロウはシャンパンタワーを積み上げていく。初めてなので手先が震え、いつ崩れるかスリル満点。微妙なカーブを描きつつも、なんとかバランスをとって、完成させた。


381-390桁 1384146951 「ピザ屋、ポイする、キウイ」

シャンパンタワーの準備が終わり、食事の手配のため、タロウはピザ屋に電話をかける。

タロウ「すいません、ピザを頼みたいッスけど…」
ピザ屋「ありがとうございます。今なら当店の新メニュー、激甘ピザが半額キャンペーン中でオススメですよ!」
タロウ「いや、そんなのじゃなくて、普通のピザでいいんスけど…」
ピザ屋「なんだとコノヤロウ!激甘ピザ、食えって言ってんだろ!やんのかオラ!」

キレたピザ屋は、ネットワークを駆使してタロウの居場所を突き止め、決闘を申し込んできた。

ピザ屋「勝負だ!これでも食らえ!」

ピザ屋は、ホッカホカの激甘ピザを投げつけてきた。タロウはそれをキャッチし、ゴミ箱にポイする

ピザ屋「よくも当店オススメの激甘ピザを!許せん!必殺キウイボンバー!」

解説しよう。果物のキウイを勢いよく投げつける、恐ろしい技なのだ。タロウの身体に、ポコポコとキウイが当たる。


391-400桁 9415116094 「拒否権、ビビる、空き巣」

タロウ「イタタタタ…。やめてくれッス!いくら激甘ピザを食べろと言われても、拒否権を行使するッス!絶対に食べないッス!食べないったら食べないッス!!!カァアアア!!!」

タロウのあまりの迫力に、思わずビビるピザ屋。

ピザ屋「…むぅ、ここまでされても首を縦に振らないとは、なんて強情なヤツ!こうなったら、お前ん家が留守な時を見計らって、空き巣をしてやる!覚えてやがれ!」

ピザ屋はいったん退散した。空き巣を予告されたタロウ。果たして、ピザ屋の魔の手から、財産を守る事はできるのだろうか…。(CM)

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…眠い。もう寝ます。バゲロンチョ。


【本日までに覚えた桁数…400桁】
【本日、暗唱できた桁数…200桁】

201~300桁目

2004年12月27日 20時30分29秒 | Weblog
魁!バゲロンチョ。

有給休暇を利用して、1月5日までロングバケーション中のイント郎です。

昨日は体調も悪かったので、家にこもってドラクエやってました。
夜はM-1グランプリ観戦。アンタッチャブル、おめでとう。
あと、南海キャンディーズのファンになりました。来年、頑張って下さい。

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さて、円周率暗記も今日からが本番!
この10年間で僕が完全に忘れてしまった201桁目以降を、新たに覚え直していく訳です。
まずは、一気に300桁目まで突っ走ります!

《前回までのあらすじ》ヤブ医者から盗んだお金でカレーを食べ、アフリカ旅行が当たったヒロシと愛。空港で、作家志望の高校生タロウ、能の大成を目指す世阿弥と運命的な出会いを果たす。共に、夢の実現を誓い合った四人は…。

201-210桁 4428810975 「菖蒲湯(しょうぶゆ)、ハイレグ、痴漢」

「さて、あちこち歩き回ったから汗だくだ。まだ飛行機が出るまで時間があるし、ちょっと近くの銭湯にでも行かないか?」「賛成!」四人はひとまず、空港近くのスーパー銭湯に移動し、男湯と女湯に分かれて入った。愛は菖蒲湯ハイレグで入浴する。身体がみるみる癒され、あばらを折った痛みも、すっかり消えてしまった。至福の時間を過ごす愛。しかし、そんな愛に、再び魔の手が襲い掛かる!「キャー!痴漢!!」

211-220桁 6659334461 「ロールケーキ、センセーション、ルビー」

水中で何者かが、愛の足をつかんだ。悲鳴をあげた次の瞬間、ジャグジーのように水面が泡立ち始め、その中から巨大な生き物が姿を現す。それは、川原で愛を襲った化け物タコ【※81桁目あたり参照】だった。「フハハ…また会ったな!」「ど、どうしてこんな所に!」「水がある所へなら、どこでも瞬間移動できるのだ!この前は情けをかけてやったが、今日はそうはいかん。貸した一円を返さなければ、命は保証しない!さあ、払え!」「くっ、誰が払うもんですか!これでもくらえ!必殺ロールケーキセンセーション!!!」解説しよう。ロールケーキ・センセーションとは、おびただしい数のロールケーキを空中で高速回転させ、敵が甘い香りに気をとられているうちに竜巻を起こして攻撃する、恐ろしい技なのだ!「グワァァ!や、やめろぉぉ!」悶え苦しむ巨大タコ。「や、やめてくれぇ!頼む、借金もチャラにするから、許してくれぇ!」「ダメよ。今まで私を苦しめた分、たっぷりお返しさせてもらうわ。」「わ、わかった、じゃあ、このルビーの指環もあげるから、許してくれぇ!」巨大タコは、足にはめていた巨大なルビーの指環を愛に渡す。「しょうがないわね。分かったわ、このぐらいで許してあげる。とっとと消えなさい!」「うぅぅ…さらばだ!」再び浴槽が泡立ち始め、その中へタコは消えていった。

221-230桁 2847564823 「入試、残らず、ユニゾン」

愛は銭湯を出て、ヒロシや世阿弥と合流。最後にタロウが戻ってきたが、なにやら慌てた顔をしている。「どうしたの?タロウ君。」「た、大変だ!すっかり忘れてたけど、実は今日、大学入試の受験日だったッス!」「ええっ!大変!とにかく、急いでタクシーで会場に行きましょう!四人で割り勘なら安く済むわ!」タクシーで会場に急行するが、時すでに遅し。会場は誰一人残らず、もぬけの殻だった。「どうしよう。ここしか願書を出してなかったし…。浪人かぁ。」肩を落とすタロウ。が、愛が言う。「あきらめるのはまだ早いわ、タロウ君。一芸入試で入ればいいのよ。何か得意な事はある?」「うーん。昔、合唱部に入ってたッス。ハモるのは苦手だけどユニゾン(斉唱)は得意だったッス。」「それよ!」

231-240桁 3786783165 「煎茶、無茶、整理券」

「明日、アタシ達も協力するから、合唱のミニコンサートを開くのよ。たくさんお客さんを呼んで、実績を作っておけば、一芸入試で有利になるわ!」「愛さん、ナイスアイデアッス!」「ただ、無名の高校生のコンサートに客を呼ぶのは大変だぜ。」「いい考えがあるの。私のおじさんが茶葉の工場長なんだけど、そこに頼んで最高級の煎茶をもらってくるわ。コンサートに来てくれたお客さんには、それを無料でプレゼントするって宣伝すれば…。」「愛さん、シビれるッス!お茶だけに、ちょっと無茶なアイデアッスけど、素晴らしいッス!」愛の作戦は大成功。コンサート当日は、整理券を配らなければならないほどの大盛況となった。

241-250桁 2712019091 「手鍋、手を引く、あくび」

しかし、やはりズブの素人の合唱とあって、聴けたものではない。開演して五分と経たないうちに「ヘタクソ~!」「金返せ~!」とブーイングの嵐。缶や手鍋が飛んでくる。さらに騒ぎはエスカレート。怒った観客の一人が馬に乗って暴れ始めた。「ヒヒーン!」馬は機嫌が悪いのか、狂ったように暴れ回る。そしてついに暴れ馬は、乗っている人を振り落とし、ステージ上の四人に襲い掛かる!「ヒヒーン!」馬は世阿弥を後ろ足で蹴り上げた。「ギャァァァ…!」世阿弥が悲鳴をあげた次の瞬間、姿が見えなくなった。「ぜ、世阿弥が消えた!?」そう、馬の凄まじいキック力で、空間の歪みが生まれ、世阿弥の身体は過去へとタイムスリップしてしまったのだ。「まずいわ、このままだとアタシ達全員、異次元に飛ばされてしまうわ!」「ヤバイッス!ヒロシさん、どうしましょう?」「うーむ。とにかく、馬に土下座して、歌がヘタクソだった事を謝るしかない。そしてもう、合唱からは手を引く事を約束するしかないだろう。」土下座をする三人。しかし、その誠意も馬には伝わらず、あくびをされて無視される始末。

251-260桁 4564856692 「訪問者、カメラ、軍手」

「くっ、プライドを捨てて土下座までしたのに、効果なしか…!」暴れ馬は、ヒロシに襲い掛かる。「うわぁぁぁ…!」世阿弥と同じように、後ろ足で蹴り上げられたヒロシの身体は、異次元空間へと消えていった。次に、馬はタロウの元へ突撃してきた。「タロウ君、危ない!」「うわああ!もうダメッス!」タロウが観念したその時、舞台の脇から突然、男の声が鳴り響く。「そこの馬よ!ちょっと待ったあ!」その声に制止され、馬はピタッとおとなしくなった。「だ、誰?」声の主は、ゆっくりと姿を現す。「…あ、あなたは!」「久しぶりだな、タロウ。私を覚えているかい?」「覚えているッス!3歳の頃、ボクが森でクマに襲われそうになった時に助けてくれた、セバスチャンのおじさんッスね?」「セバスチャン?ひょ、ひょっとして、あの伝説の騎士セバスチャンⅢ世!?ざわざわ…」観客がざわめき始める。「こいつは、とんだ訪問者だぜ…。こんな珍しい場面、カメラに撮っとかないと!パシャパシャ…」会場のどよめきとフラッシュの嵐をよそに、セバスチャンⅢ世はタロウに語りかける。「あの日の約束通り、十八になったキミに会いに来た。まずは握手だ。」手に着けていた軍手を外し、手を差し出す。「おじさん!約束を覚えていてくれたッスね!感激ッス!」

261-270桁 3460348610 「水漏れ、戦車、ロンドン」

しかし、感動の再会もつかの間であった。ステージ上に、ポツポツと水滴が垂れてくる。「ん?水漏れか?」水滴の量はみるみる増していき、ついには天井から滝のように水が落ちてくる。そして、ゴゴゴゴゴ…という地響きに似た音と共に、化け物タコが再び姿を現した。「フフフ…。今度こそ決着をつけてやる…」「化け物タコ!なんてしつこいヤツ!」「セ、セバスチャンのおじさん!あのタコを倒してほしいッス!」「うむ。それではみなの者、少し下がっていろ。とぉ!」セバスチャンは外套から小さな水晶玉を出し、呪文のようなものを唱え始めた。すると、化け物タコと同じぐらいの大きさの戦車が姿を現した。「すごいッス、おじさん!」「この水晶玉は、私がロンドンの大魔術師マジョルカから譲り受けたもの。頭にイメージしたものを、実体化する事ができるのだ。」

271-280桁 4543266482 「自画自賛、ブラームス、パンツ」

「さすが、おじさんッス!」「私のような、すぐれた知恵と勇気を持つ者だけが、この水晶玉のパワーを引き出す事ができるのだ。おっと、自画自賛している場合では無かったな。」セバスチャンは、タコを砲撃するよう、戦車に命令した。ドーン!ドーン!「グワァァァ!」苦しみ悶える化け物タコ。やがて力尽き、ぐったりとして動かなくなった。「やったッス!おじさん、タコを倒したッス!」「…いや、あいつは本当はタコではない。魔女の呪いによって、タコの姿にさせられていたのだよ。」「ええっ!?」セバスチャンは静かに、タコの元へ近付く。「…そろそろ、正体を現してはどうだ。ドイツ音楽3Bの一人、ブラームス君。」すると、タコの姿は蒸発するように消え、そこにはパンツ姿の一人の男性が横たわっていた。

281-290桁 1339360726 「伊勢佐木、猿、女風呂」

「目を覚ましたかね、ブラームス君。」「ううう…。よくぞ呪いを解いて下さいました…。どこのどなたか存じませんが、ありがとうございます…。」「礼には及ばんよ。ところで、どうして魔女に呪いをかけられたのかね?」「はい。実は、作曲活動に行き詰まり、気分転換に温泉へ行ったのです。露天風呂だったのですが、私が湯船で寛いでいると、壁の向こうから女性の色っぽい歌声が聴こえてきたのです。♪ドゥドゥビドゥビドゥビドゥビドゥバ~と…」「それはもしや、伊勢佐木町ブルースでは?」「はい。私はその声を聴いて、つい魔がさし、に変装して女風呂に潜入しようとしたのです。」

291-300桁 0249141273 「アッシー君、病院、津波」

ブラームスは続けて語る。「首尾よく女風呂に侵入できたのですが、運の悪い事に、その声の主は魔女だったのです。私は魔女に捕らえられ、しもべとして働かされる事になりました。毎日が重労働。アッシー君として遥か遠国まで迎えに行かされたり、ちょっとでもミスをすると魔法で攻撃され、何度も病院行きになりました。耐えられなくなった私は、ある日、脱走する決意をしました。魔女が寝ているスキに逃げ出したのですが、見つかってしまったのです。怒った魔女が魔法で起こした津波に飲み込まれ…目が覚めると、私はタコの姿になっていたという訳です。」(CM)

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いったんここで休憩。バゲロンチョ!


【本日までに覚えた桁数…300桁】
【本日、暗唱できた桁数…200桁】

聖夜に向けて200桁まで

2004年12月24日 02時32分21秒 | Weblog
メリー・バゲロンチョ!

《前回までのあらすじ》劇団に入団したヒロシと愛。収入がないため野外生活を続けるが、ある日、借金取りの怪物タコが愛に襲いかかる。果たして彼女の運命は…。

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このブログ、非常に読みにくいというご指摘がありましたが、僕もそう思います(笑)。
ただ、改行をしてないのは、話せば長くなりますが理由があってそうしています。
なにぶん、今はまだ方法を模索中なので…。徐々に見せ方を工夫するようにしますので、
申し訳ありませんが、しばらくガマンして下さい。

今日はいきなり、200桁まで突っ走ります!ダー!

101-110桁 8214808651 「ヤブ医者、あばら、コーヒー」

必殺技のマネキンアタックを繰り出した愛。しかし、強靭な怪物タコに対しては全く効果が無かった。「フハハハ!そんな攻撃、痛くも痒くもないわ!これでも食らえ、ダー!」怪物タコは足をぶん回し、愛を弾き飛ばす。「キャアア!」「フフフ…。今日はこのぐらいで許してやろう。次に会った時には、耳を揃えて返してもらうからな!さらばだ!」怪物タコは川の中に帰っていった。そこへヒロシが駆けつける。「だ、大丈夫か、愛!傷だらけじゃないか!とにかく、一刻も早く病院に行こう!」ヒロシは愛を抱きかかえ、町外れの病院に向かう。しかし、運の悪い事に、とんでもないヤブ医者に当たってしまった。あばらを骨折する大怪我だというのに、「まあまあ、落ち着いてコーヒーでも飲みなさい。」としつこくコーヒーを勧めてくるのだ。

111-120桁 3282306647 「殺伐、ミレー、マリンスノー」

愛が激痛を訴えるが、いっこうに診察をしようとしない医者。ヒロシは苛立ちを隠せなくなり、殺伐とした空気になる。ついにヒロシがキレた。「このヤブ医者め!とっとと治療法を教えやがれ!」「…そんなに怒りなさんな。頭を冷やすために、美術館に行ってミレーの名画でも鑑賞してきてはどうかね。あるいは、海の底に行ってマリンスノーを見てくるのもいいぞ。心がきっと洗われるだろう。」

121-130桁 0938446095 「秋サバ、錠前、金庫」

「くぅぅ…もういい!覚えてやがれ!」医者の態度に耐えきれなくなったヒロシと愛は、ひとまず病院から退散した。「畜生!何とか、あの医者をギャフンと言わせたいな…。よし、あの病院の金庫を盗んでやる!」「いい考えね、ヒロシさん!イタタタタ…」「しかし、病院からあの医者を外に出さないと、盗むのは難しいな…。」やがて、ヒロシが名案を思いつく。七輪とうちわを使い、病院の窓から秋サバの美味しそうな匂いをパタパタと送り込み、医者を外におびき出すのだ。さっそく実行すると、まんまと引っかかり、医者は外に出てきた。そのスキに、病院の金庫室の錠前を壊し、金庫を盗み出す。

131-140桁 5058223172 「カレー、ご飯粒、最南端」

盗み出した金庫の中には、千円札が一枚入っていた。「大して入ってないな。まあいい、この千円で、二人でカレーでも食べに行こうじゃないか!」「賛成よ、ヒロシさん!イタタタ…」カレー屋に行き、ロースカツカレーの500グラムと納豆カレーの400グラムを注文する二人。よほどお腹が空いていたのか、むさぼるようにガツガツ食べる。「あら、ヒロシさん、口元にご飯粒が付いてるわよ。うふふ。」「おっと、コイツはいけねぇ!アハハ…」仲睦まじく食事をしていると、突然、店員が二人に対してクラッカーを鳴らす。「パンパカパーン!お客様、おめでとうございます!なんとお二人が、当店の記念すべき百万人目のお客様です!賞品として、アフリカ大陸最南端への旅にペアでご招待いたします!」「ヤッホーイ!」

141-150桁 5359408128 「原産国、塩、配電盤」

アフリカ旅行が当たり、さっそく旅支度をする二人。「カレーを食べて海外旅行が当たるなんて、ラッキーだな、俺達。」「そうね。ところでヒロシさん。アフリカに行っても、カレーは食べられるかしら?」「うーん。確かに、カレー大好きカップルの俺達としては、旅先でも常にカレーを食べたいよな。よし、念のため、カレーの材料も持っていこう。」「本格的なカレーを作りたいわよね。原産国インドの、本場のカレー粉にしましょう。」「それと、なんかの調味料も忘れないようにしないとな。」「さっすがヒロシさん!抜け目ないわね。イタタタ…」万全な準備をして、翌日、二人は空港へ。「いよいよ出発か。ワクワクするなあ。」期待に胸躍らせる二人であったが、突然、空港の全ての照明が消え、真っ暗になる。「な、なんだ?停電か?」客や職員の怒号や悲鳴が飛び交い、空港はパニック状態に。「ヒロシさん、なんだかイヤな予感がするわ。ひょっとしたら、あの怪物タコがアタシ達を足止めしようとしているのかも。」「うーむ。とりあえず、照明がつかないとどうしようもない。配電盤の方に行ってみよう!」

151-160桁 4811174502 「スパイ、委員長、ゲレンデ」

暗闇の中を手探りで進んでいく二人。「何だかアタシ達、映画に出てくるスパイみたいね。」「ああ、なんだか、子供の頃を思い出すよ。中学校のスキー合宿で、夜、ホテルでスパイごっこをしていたら、学級委員長に見つかってね。先生に告げ口すると脅されたから、慌ててゲレンデまで逃げたんだ。一晩、外で過ごしたら、風邪をひいちゃったよ。あはは。」「うふふ。」

161-170桁 8410270193 「バスト、不慣れ、行くぞ」

「さあ、笑っているヒマはない。俺のカンだと、配電盤はこっちの方だ。はぐれないように、俺の手をにぎるんだ。」ヒロシは愛の手をつかもうと手を差し出すが、誤ってバストに触ってしまう。「いけませんわ、ヒロシさん!」「ご、ごめん!暗闇で物を見るのは不慣れなもんで…。さあ、気を取り直して、行くぞ!」

171-180桁 8521105559 「パケ代、登校、現金」

やがて二人は、配電盤のある場所にたどり着く。そこには、一人の男子高校生が座っていた。ヒロシが彼に話しかける。「君は誰だい?こんな所で何をしているんだ?」「カンケーねぇだろ!オレがここで何しようと、勝手じゃねぇか!」「…ははぁ、何となく分かったぞ。君は今月、ケータイを調子に乗って使いすぎて、パケ代が膨れ上がり、多額のケータイ代を支払うために登校するのをサボり、バイトばかりしていた。やっとの思いでケータイ代を稼ぎ、ド●モショップに向かったが、行く途中でその現金をスリに盗まれてしまい、腹いせに空港の配電盤をいじって真っ暗にした。そうだろう?」

181-190桁 6446229489 「羅生門、タックス、ヤング」

高校生は、目を丸くして言う。「…な、なんで分かったんだよ、あんたスゲェよ!オレの名前はタロウ。今日からアンタの事を、アニキって呼んでもいいかい?」「ああ、いいだろう。その代わり、明日からちゃんと学校に行くんだぞ!」「ああ、約束するさ、アニキ!オレ、本当は学校で勉強したくてたまらなかったんだ!読書が大好きで、尊敬する作家は芥川龍之介。『羅生門』は本が擦り切れるぐらい読んださ!将来は、世界に通用する作家になるのが夢なんだ!そして、印税をガッポガッポ儲けたいんだ!」「いい夢じゃないか。世界的な作家になりたいなら、当然、英語も勉強しないとダメだぞ。」「…う、うん。でもオレ、英語は大の苦手なんだ…」「よし、じゃあ、英語のテストだ。まず、君が欲しい印税…税金の事を、英語で何というか解るかい?」「うーん、タックスかな?」「正解!すごいじゃないか。じゃあ、君のような若い人の事は?」「ヤングだね!」「大正解!もう君に教える事は何もない。自信を持って、明日から学校に行くんだぞ!」「もちろんさ、アニキ!」

191-200桁 5493038196 「混浴、世阿弥、指きり」

固く手を結ぶヒロシとタロウ。そこへ、愛も手を重ねる。「よかったわね、タロウ君。もし将来、立派な作家になったら、ご褒美で一緒に混浴に入ってあげるわよ。」「マジっすか?ヒャッホーイ!」と、三人が固い握手を交わしていると、突如、柱の陰から一人の男が現れた。「あ、あなたは?」「私は、過去の世界からやってきた世阿弥という者です。今のやりとり、全て拝見させて頂きました。混浴できるなんて、うらやましいですなあ。実は、私は能を大成しようと頑張っているのですが、見事に大成した暁には、私も混浴ツアーに混ぜてほしいのですが、どうでしょう。」「ええ、喜んで!」愛は世阿弥と指きりげんまんをして、約束をした。目的は違えど、運命によって引き寄せられたヒロシ・愛・タロウ・世阿弥の四人。果たしてこれから、どんな苦難が待ち構えているのだろうか…。(CM)

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ようやく、僕が今覚えている分の200桁目まで来ました。いよいよ明日からは、
新しい部分を覚えていく事になりますね。

それではみなさん、よい夢を!バゲロンチョ!


【本日までに覚えた桁数…200桁】
【本日、暗唱できた桁数…200桁】

100桁目まで

2004年12月22日 04時27分45秒 | Weblog
君の瞳にバゲロンチョ!

《前回までのあらすじ》弥生時代にタイムスリップして爆竹サンタから逃れたヒロシは、再び現代に戻り、コンパニオンの愛と知り合う。二人の恋の行方は…。

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1週間サボっていたかと思えば、1時間もしないうちに連続更新する事もある
不定期ブログですが、今後もよろしく。今回は61~100桁目!

61-70桁 5923078164 「劇団、せえの、パピルス」

公園のベンチに座り、ヒロシは愛に話を切り出す。「愛ちゃん…僕と、僕と…」いざとなると、なかなかキスしようと言えない。「なあに?ヒロシさん。」「…ぼ、僕と、あの、あの…劇団にでも入りませんか…?」「あら、なんか楽しそうね!うん、入りましょ!一人だと入りづらいけど、二人一緒にせえので入れば怖くないよね!」「ああ、そうだね!」こうして二人は、ひょんな事から劇団に入団する事を決意した。さっそく入団を申し込むハガキを出そうとしたが、近くの郵便局やコンビニが閉まっており、ハガキが買えない。そこでヒロシは、こんな事もあろうかと弥生時代から持ってきたパピルスに二人のプロフィールを書き、切手を貼って投函した。」

71-80桁 0628620899 「アルデバラン、電話番、ぐーぐー」

数日後、劇団から合格通知が届く。「やったよ、二人とも合格だ!」喜ぶヒロシと愛。しかし入団初日、二人は衝撃の事実を知らされる。この劇団では、新人は地球から60光年離れた牡牛座のアルデバラン支部に行き、電話番などの雑用係を半年務めないといけないのだ。「しょうがない。愛ちゃん、僕と一緒に、アルデバランに行ってくれるかい?」「もちろんよ!」こうして二人は、ワープマシンに乗って現地に飛んだ。アルデバラン支部での仕事は、非常に退屈であった。電話番といっても、まったく電話はかかってこない。暇な二人はいつもぐーぐー寝てばかりだった。

81-90桁 8628034825 「原っぱ、朝シャン、タコ」

半年の雑用を終え、ようやく地球での演技レッスンを受けられるようになった二人。しかし、収入がないために生活はとても苦しく、川沿いの原っぱでの野外生活が続く。ある朝、愛が川原で朝シャンをしていると、いきなり川の中から巨大なタコが出現!「キャアア!」悲鳴をあげる愛。化け物タコは不気味な声で言う。「フフフ…とうとう見つけたぞ…。」

91-100桁 3421170679 「サーズデイ、一円、マネキン」

「ど、どうしてアタシの居場所が分かったの!?」「フフフ…木曜日、いや、サーズデイは嗅覚が敏感になるのでね。さあ、貸してる一円を返してもらおうか!」「フン!アンタにはビタ一文、返してやるもんですか!えい!」化け物タコに回し蹴りをお見舞いする愛。しかし、タコも八本の足で応戦する。激しい打ち合い。いっこうに疲れる気配のないタコに対し、愛はどんどん体力を消耗していく。「くっ、なかなかやるわね。こうなったら、あの必殺技を使うしかないわ。それっ、必殺マネキンアタック~!!!」解説しよう。マネキンアタックとは、自分の身代わりとなるマネキン型の分身をいくつか作り出し、それらを操って攻撃するすごい技なのだ!果たして、勝負の行方は…。(CM)

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ああ疲れた…。それではまた明日、バゲロンチョ!


【本日までに覚えた桁数…200桁】
【本日、暗唱できた桁数…200桁】