「第9地区」を観てきました

2010-04-14 07:21:36 | Weblog
ニール・ブロンカム監督     ワーナー

TVでもCMが流されていますが、それで気になったのではなく、宇多丸さんと水道橋博士が強くオススメしていたこともあり観てきました。


宇多丸さんと水道橋博士の会話(終わってしまって残念な番組「博士の異常な鼎談」の宇多丸さんがゲストの回です)から、「地球幼年期の終わり」(アーサー・C・クラーク著)に近い設定で、なおかつお金はあまりかかってないけどストーリィが面白い、という情報だけしか入れないで観てきましたが、なかなか面白かったです。


極力ネタバレを避けているのですが、基本的には、予備知識を全く持たない素の状態が1番映画を楽しめると思いますので、最初にお断りします。

出来ればご覧になった方がこの先は読んで下さい、もちろん表現は気をつけ、面白さを削がないように注意はしていますが・・・。それでも多少は鮮度が落ちてしまう部分もあります。映画を楽しみたい方はどうか映画館に行かれてから、是非!





ドキュメンタリー調ではあるものの、設定が未来ですから、いわゆるフェイクドキュメンタリーもの(ですから、監視カメラの映像が差し込まれたり、画面の何処かに時刻が刻まれていたり、カメラを様々な方向から、様々なカメラの映像を編集しています)です。ある日アフリカのヨハネスブルグ上空に巨大な宇宙船が下りてきます、そして空中でそのまま動きを止めてしまったのです。何も応答がないままだったので、人類は宇宙船に穴を開けて船内に侵入、そこで見たものはまさに異星人!しかし彼らは普通私たちが想像する高度な科学を持った(持っているのですが、そこはまだ伏せます)異星人ではなく、難民という状態だったのです!!緊急にヨハネスブルグ近郊に異星人地区(第9地区=District 9)を建設、難民キャンプならぬ異星人キャンプが出来上がって・・・そして28年後の世界が舞台です。ここまでを僅かな時間で説明するんですが、その冒頭もなかなか良かったです。


28年くらい経つとエイリアンとの共生がゆるやかに受け入れられています、が、もちろん軋轢が存在し、異星人キャンプ(隔離され、エイリアンはこの施設の外にはほぼいないし、中には人間もいないことになっている)はほぼスラムと化していました。エイリアンはエビ(外見からの連想とスラングとしての呼称)と呼ばれ蔑まれていました。何か建設的存在ではない状態に見えるのです、好物はある缶詰です。そこで政府(あるいは政府の集合体だったかもしれません)は新たな居住区にエイリアンを移す計画を立てました、そのキャップにエイリアンとの折衝を行ってきたヴィカスを指名したところから、物語は動き出していきます。


エイリアンという存在の、普通に考える刷り込みを覆している部分からして(だってエイリアンなのに、エビとか呼ばれてるし、難民ですよ!)こちらの思い込みを心地よく裏切ってくれてよかったです。この映画はもう見た方と、いろいろ話したくなり、しかも娯楽大作としてパッケージされていますので、間口も広いですし、ある程度ヒットするのではないでしょうか?


エイリアンものの常識を覆されたい方に、近未来モノが好きな方に、オススメ致します。

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2 コメント

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Unknown (ゲンマ)
2010-04-14 23:48:35
お疲れ様です!
この前大学に行って保険等のこと林さんにいろいろ教えてもらいました。
お暇があれば近いうち3人で飲みましょう!
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是非! (鈴木)
2010-04-15 10:48:06
林先生と飲めるなら、いつでも時間空けます!!ホントに。

いいですね~3人で飲みたいですよ。
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