『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


英題 ＬＥＭＯＮＹ ＳＮＩＣＫＥＴ'Ｓ Ａ ＳＥＲＩＥＳ ＯＦ ＵＮＦＯＲＴＵＮＡＴＥ ＥＶＥＮＴＳ
製作年 2004年
製作国 アメリカ
監督 ブラッド・シルバーリング

ストーリー ボードレール家の三人きょうだい,ヴァイオレット(エミリー・ブラウニング),クラウス(リアム・エイケン),サニー(カラ＆シェルビー・ホフマン)は,ある日,砂浜で遊んでいると,自宅が全焼し,両親が亡くなった知らせを受ける。そこで,身元引受人のオラフ伯爵(ジム・キャリー)は,遺産目当てに彼らを暗殺しようと企てる。それから彼らの身の上には,信じられないような不幸な出来事が次々と降り掛かるのだった。

キャスト ジム・キャリー,メリル・ストリープ,エミリー・ブラウニング,リアム・エイケン,キャサリン・オハラ,ティモシー・スポール,ジェニファー・クーリッジ,ジュード・ロウ他

予告編



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　個人的評価【まぁまぁ】

【ダメダメ　微妙・・・　まぁまぁ(3が基準)　あともう一歩　完璧】



　児童書『世にも不幸なできごと』シリーズを映画化したファンタジー・アドベンチャー作ですが,こういう児童書って珍しいなぁ。エンディングタイトルで原作のキャラクターが登場しますが,ほんとに子供向け？ってぐらいにかなりブラックな感じのキャラクター。ちょっとホラーっぽくも見えますだけど,なんか魅力的に見えるから不思議。

　と,原作がこんな感じのキャラなので,当然ストーリーもかなり変わってます両親が火事で亡くなってしまい,残されたボードレール家の3きょうだいがめちゃめちゃ遠～い親戚に預けられることになるのですが,その最初に預けられたジム・キャリー演じるオラフ伯爵がボードレール家の遺産を欲しいがために,3きょうだいの殺人を計画。3きょうだいはこのオラフ伯爵から逃れ,彼を逮捕するべく果敢に立ち向かう姿を描いたちょっと変ったストーリー


天才発明家の長女ヴァイオレット,読書好きの弟クラウス,なんでも噛んじゃう末っ子のサニーのボードレール3きょうだい。

　　　　　　　　　　　　　　　

　優秀な3きょうだいなので,オラフ伯爵が次々と災難をふりかけても,見事力を合わせて乗り越えちゃいます


ヴァイオレットを演じたエミリー・ブラウニングちゃんがとっても

　　　


　で,オラフ伯爵を演じたジム・キャリーをはじめ,ボードレール3きょうだい以外の登場人物はみんな変ったキャラの人たちばかりで,特殊メイクをしています(実際,第77回アカデミー賞最優秀メイクアップ賞を受賞しています)


　眉が繋がってて,とっても変った髪をしているオラフ伯爵。




　オラフ伯爵は俳優なので,いろんな役柄に変装。で,メリル演じる3きょうだいの遠い親戚であるジョセフィーンおばさんを誘惑して,ボードレール3きょうだいを不幸に陥れようと画策。




とっても心配性でちょっと変った性格のジョセフィーンおばさんを演じるメリル。

　　　　　　　　　　　


　ジム・キャリーもそうだけど,こういうちょっとクセのある役柄を演じるのは楽しいんだろうなぁ,と観ていて思いました。しかも,ほんとにワンポイント的な登場なので,全篇通してメリルはほんの一部しか出演していませんが,結構インパクトがあるので,それだけでも面白いです

　この作品にはメリル以外にもダスティン・ホフマンがあるシーンに出演していたり,ある俳優さんがカメオ出演していたりと,大御所俳優さんがほんの数シーンであるにもかかわらず出演していたりするので,その点を考えても豪華顔は映りませんが,ストーリーテラーはジュード・ロウだったりするし。

　ブラック感溢れる作品とはいいつつも,3きょうだいが悪人を退治するっていう基本ストーリーはやっぱり子供向け。でも,どちらというと大人が観たほうが楽しめるかなぁとは思います


2004年の全米プレミア　　　　　　　　　　　　　　　　2人ともレンズ色が似てる～