CUT

日々の生活の中で印象に残ったあらゆる場面を大切に切り取っていきます。

『20世紀少年-本格科学冒険漫画-』

2008-04-18 00:00:19 | 読書
作者 浦沢直樹
出版社 小学館
発売日 2000/01

ストーリー あの頃,彼らは少年だった。そして今,人類は滅亡する。20世紀を生きてきた少年達は,いかに世界を救い戦ったのか…最後の冒険が,始まる。


 ここで終わりなの結局,ホントの黒幕である“ともだち”は一体誰なの?『21世紀少年』で明らかになるわけ?こんな終わり方なの?

 てっきり全てが明らかになると思っていたので,ちょっと拍子抜けしちゃいましたがでも,ちゃんと『21世紀少年』の上下巻も購入済です

 ってか,黒木さん演じるキリコってすんごい重要な役じゃないですか唐沢さん演じるケンヂの姉役って聞いていたので,原作にもちょこっとしか登場しないキャラなんだろうなぁ,なんて軽く思っていたんですが・・・。とんでもない事件のカギを握る重要人物でもあるし,後々のヒロインとなるカンナのお母さんで女医さんだったんですね。

 22巻,もう一気に読んじゃいましたよとにかく続きが見たくてみたくてしょうがない,って感じで。

 こりゃ,堤幸彦さんが監督で正解,って思いました。この世界観を表現するには,堤さんがピッタリだなぁ,って。

 このストーリーは,空想上だけではきっとないですよね。今の世の中,いつ何が起こるか分からない。もしかしたら,こんな世界が現実にも訪れるかも知れない。そう考えると怖いですあの一連のオウム真理教の事件を思い出させるようなウイルスで人類を絶滅させる・・・。読んでいて,とにかく怖ろしかったです。

 そしてあの“ともだち”がかぶっていたハットリくんのお面。最初はなんとも感じなかったんですけど,読み続けていくうちに,次第に不気味に思えてしょうがなくなってしまってあの身体とお面のアンバランスな感じがどうにも・・・。夢中になって夜中まで読んでいて,ハットリくんのお面をかぶった“ともだち”のシーンが登場すると,ちょっと怖くなっちゃって,部屋には誰もいないはずなのに,ちょっと部屋中を確認してみたりでも,このハットリくんのお面に,実は意味があるわけなんですが・・・。

 第1章に登場するキャストはすでに発表されていますが,実際に原作を読んだ今,改めて考えると,この役者さんはピッタリとか,このキャラがこの役者さんなの?とかいろいろ感じるわけで。

 オッチョを演じるトヨエツはまさにピッタリってか,こういう役,トヨエツ,多いですよねぇ。陰のヒーロー的な存在それと,フクベエを演じる佐々木蔵之介さんも。(蔵之介さん,かなり重要なキャラです)

 意外だったのは漫画家・角田役を演じる森山未来さんかなぁ。原作では結構弱々しいキャラ。でも,ある場所で一緒になったオッチョとある行動に出るわけなんですが・・・。主人公のケンヂを演じる唐沢さんもちょっとイメージと違ったかな。(でも,唐沢さんはなので嬉しいですが。)

 また,ヒロインとなるキリコの娘であるカンナ役はオーディションで決まるそうですが,まだ発表されていないので,こちらも楽しみ

 第2章以降も続々と新キャラが登場してくるでしょうし,その配役も気になるところ。特に,万丈目の愛人で,その後“ともだち”組織のトップとなる高須を誰が演じるのかは気になるなぁ。あの髪形だけでイメージするなら,樋口可南子さんなんですけどね(笑)

 もう,映画化がますます楽しみになりました

 そして続けて,続編『21世紀少年』を読み始めま~す
 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。