CUT

日々の生活の中で印象に残ったあらゆる場面を大切に切り取っていきます。

『傷だらけの男たち』

2008-03-22 00:07:25 | 金城さん
             


英題 CONFESSION OF PAIN
製作年 2006年
製作国 香港
監督 アラン・マック,アンドリュー・ラウ

ストーリー 2002年のクリスマス,ポン(金城武)が凶悪犯を逮捕した晩に,彼の恋人は自殺を図り還らぬ人となる。3年後,酒浸りの日々を送っていたポンは,刑事を辞めて私立探偵になっていた。彼の元上司のヘイ(トニー・レオン)は富豪の一人娘スクツァン(シュー・ジンレイ)と結婚し,幸福な生活を送っていたが,ある日,義父が何者かに惨殺され……。

キャスト トニー・レオン,金城武,スー・チー,シュー・ジンレイ他

日本公式サイトはこちら 現在はDVD詳細サイトになっています


 ここ数年の金城さんの出演作品は,1回映画館で観れればいいや(必ずDVDは購入するし。),って感じが多かったんですがこの作品に関しては初めて映画館に観に行って,終わった瞬間,もう1回観たいな,と思った作品でした(でも,結局,映画館では1回しか見れませんでしたが)

 この作品を観ると,中山美穂さんとキムタク共演のドラマ『眠れる森』を思い出しちゃうんですよね。(ストーリー設定も似ているし。)そして,金城さん演じる私立探偵のポンと一緒に謎を解き明かしてる感じ。

 初の悪役を演じたというトニー・レオンさん。名前はもちろん知っていましたが,今までトニーさんの出演作品を観たことがなくて(なので,この作品の監督であるアンドリュー・ラウ&アラン・マック監督の代表作であり,トニーさん主演の『インファナル・アフェア』シリーズも未見です)

 名優と云われるだけあって,すごく深くて渋い演技をされる方だなぁ,って。大人の男って感じ謎めいていて,ときおり見せる寂しそうな瞳にかなり惹かれました。子供の頃,自分の家族を惨殺され,その犯人だった妻のスクツァンの父・チャウと執事のマンを惨殺し,妻であるスクツァンまでも殺害しようとしたヘイだけれど,なんか憎むことが出来なかったなぁ。(ヘイのときおり見せるスクツァンへの優しいまなざしが忘れられなくて)

 そして,そのヘイの妻・スクツァンを演じたシュー・ジンレイさん。トニーさんと同じく初めて見た女優さんですが・・・。ホント綺麗な女優さんだなぁ,って

 日本ではまだ知名度は低い女優さんですが,本国・中国ではチャン・ツィイーと並ぶ超人気女優さんで,監督としても数本作品を発表されている,まさに才色兼備な女優さん。そして,世界一ブログを読まれている方でもあるんですよね(シュー・ジンレイさんのブログは1億人以上に読まれているそうで)

 なんか雰囲気が原田知世さんに似ているなぁ,って思いました。今でいう,大人カワイイって感じ。また「中国の松嶋菜々子」と呼ばれているそうですよ

 そして,元刑事の私立探偵でアルコール依存症のポンを演じた金城さん


 

 とにかくどのシーンになってもお酒ばっかり飲んでました


 アルコール依存症の役という設定上,実際にお酒を飲みながら演技をしていた金城さん。どのくらい酔ったらいいのか分からなかったから,ひたすら撮影前は飲んでいた,なんて云ってましたね監督さんから云われて飲んでいたそうですけど,それも大変だなぁ,って日本での撮影だったら,ありえないんじゃないのかなぁ


 

 この表情,なんか哀愁漂う感じでグッときます悲しいシーンではなく,ただ写真を見ているだけなのですが。


 サスペンスなので,観ていてちょっと目を背けたくなるようなシーンもありますが(血なんかはかなりリアルですし,ヘイがチャウを殴るシーンも残虐すぎてちょっと辛いです),重厚な人間ドラマでもあり,見応えある作品です

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