様々な組織や臓器の細胞の基となる幹細胞から分泌されるたんぱく質「サイトカイン」を移植し、骨を再生する方法を、研究グループが開発した。
骨だけでなく幅広い組織や臓器の再生への応用が期待されている。米再生医療専門誌「ティッシュ・エンジニアリング」に1日、発表される。
この方法は、歯周病や事故などで顎の骨が欠けた患者が対象。腰から骨髄液を採取して、骨や脂肪などの細胞に変化できる「間葉系幹細胞」を抽出して培養。その際にできた液体を含んだセラミックなどを、患者の患部に移植すると、半年で新たな骨が再生できるという。
この培養液には細胞の機能調節にかかわるサイトカインが含まれ、体内に元々ある幹細胞の活動を促す働きがあるためとみられる。患者計38人の顎の骨の再生に成功した。
骨だけでなく幅広い組織や臓器の再生への応用が期待されている。米再生医療専門誌「ティッシュ・エンジニアリング」に1日、発表される。
この方法は、歯周病や事故などで顎の骨が欠けた患者が対象。腰から骨髄液を採取して、骨や脂肪などの細胞に変化できる「間葉系幹細胞」を抽出して培養。その際にできた液体を含んだセラミックなどを、患者の患部に移植すると、半年で新たな骨が再生できるという。
この培養液には細胞の機能調節にかかわるサイトカインが含まれ、体内に元々ある幹細胞の活動を促す働きがあるためとみられる。患者計38人の顎の骨の再生に成功した。