やるせない完敗にうつむき、うなだれ、肩を落とす選手たち。大黒柱の「4番・三塁栗原」も、八回2死二塁で石川の三遊間のゴロを横っ跳びで好捕しながら一塁へ悪送球。がっくりとひざを付くチームの顔に、約2万8千人のため息が突き刺さった。
一回に先頭打者の打球をそらしたのが始まりだった。六回にはつかんだ打球がグラブからこぼれ落ち、八回には悪送球。1試合3失策という三塁手ではリーグワーストタイの不名誉な記録に、高内野守備走塁コーチは口を真一文字に結んで言い放った。「練習するしかない」
試合後、栗原は怒りの矛先を自らに向けた。「イージーミス」。打っては四回の打席で本塁手前でワンバウンドするフォークを空振り三振。攻守の切り替えができない状態に、内田打撃統括コーチは「多くの観客が来ているのだから、打席では違った栗原を見せてほしかった」と残念がった。
4番の成績に呼応するように、チームも元気を失っている。昨季の開幕カードの巨人戦。本塁打を放った際に派手に喜びを表現することでチームを鼓舞した4番は今、かつてない苦しみのど真ん中にいる。(友岡真彦)
中国新聞
なんとか、せーや。
チーム打率が 229っておい。
一回に先頭打者の打球をそらしたのが始まりだった。六回にはつかんだ打球がグラブからこぼれ落ち、八回には悪送球。1試合3失策という三塁手ではリーグワーストタイの不名誉な記録に、高内野守備走塁コーチは口を真一文字に結んで言い放った。「練習するしかない」
試合後、栗原は怒りの矛先を自らに向けた。「イージーミス」。打っては四回の打席で本塁手前でワンバウンドするフォークを空振り三振。攻守の切り替えができない状態に、内田打撃統括コーチは「多くの観客が来ているのだから、打席では違った栗原を見せてほしかった」と残念がった。
4番の成績に呼応するように、チームも元気を失っている。昨季の開幕カードの巨人戦。本塁打を放った際に派手に喜びを表現することでチームを鼓舞した4番は今、かつてない苦しみのど真ん中にいる。(友岡真彦)
中国新聞
なんとか、せーや。
チーム打率が 229っておい。