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映画『悪いやつら』鑑賞

2013年09月03日 23時01分47秒 | わたくしごと記



映画『悪いやつら』公式サイト


日刊サイゾー:韓国では、大統領もヤクザも似たようなもの? 嫌韓流も楽しめる、裸の韓国人像『悪いやつら』

zakzak:韓国人が大事にする血縁関係とコネ描いた「悪いヤツら」



先週、たまたま日刊サイゾーの映画評を読み、「これは面白そうだ、ぜひ見に行かねば!」と新宿シネマートへ今日見に行ってきた。
で、感想はというと、「思ったより“悪いやつら”じゃなくて、拍子抜け?」だったかな。
主人公と嫌々手を組むことになるチェ・ヒョンベは、ヤクザでありながらも無秩序なことはなく、彼なりの仁義を持っているし、そのせいか何度も仲間に裏切られてしまうお人好しな面もある。
かたや主人公のチェ・イクヒョンは、状況に応じて常に有利な側に取り入っては自分だけ助かろうとする、文字通り人間として「クズ」であることは間違いない。
どんな危機的状況になっても、自分だけ生き残ろうとするチェ・イクヒョンの「名分」は、息子を筆頭とする家族に良い暮らしをさせたいということなのだろうが、とどのつまりは「自分のため」だ。
血縁を理由に散々チェ・ヒョンベの威を借りておきながら、愛人とのピロートークでは「俺がこの釜山の裏社会でのナンバーワンだ!」と威張るあたりがクズのクズたる所以だろう。
もっと突き抜けた「悪いやつ」を想像していた私からすれば、チェ・イクヒョンは「小悪党」といったところか。
それよりも気になったのは、字幕では「カジノ」と表記された言葉が、韓国語のセリフでは「パチンコ」だったこと。
劇中、パチンコのシーンは一切ないが、ヤクザのカネ儲けの手段として、やたらパチンコという言葉が耳に着くのだ。
現在、韓国ではパチンコは禁止されているが、その経緯・理由については、『なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか』(若宮健/著・祥伝社新書)に詳しい。
そこでふと気付く。「そうか!悪いやつらとは、つまり…」
そう、映画の登場人物よりもっともっと“悪いやつら”が、日本にいっぱい居るってことなんだね。

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