水鳥遊ぶ安来港、対岸には「♪安来千軒 名の出たところ 社日桜に 十神山~」
と安来節に唄われている、十神山(とかみやま)が望まれる波静かな内海です。
『出雲風土記』では、「研神:とがみ」山と呼ばれ、十柱の神々を祀った事がその名
の由来と言われています。(今は山の途中に、小さな祠があるだけ・・・)
今日は、この時期滅多にない好天に恵まれて、港内では白鳥やカモなどの水鳥が
気持ち良さそうに泳いでいます。
一見、島の様に見える「十神山」ですが、その昔は城のあった山で、陸続きとなって
います。
この山は、室町時代・松田氏によって築かれた「十神山城」が在り、その後富田城を
居城とする守護代・尼子氏との戦いで落城し、尼子氏支配の中海の水運を抑える要
衝「尼子十砦」の一つとしての役割を果たしていたが、「毛利・尼子の戦い」に敗れ、
徳川の世では「一国一城令」によって廃城となっています。
今は、こんなに静かで長閑な風景ですが、ここも、その昔は出雲地方の覇権を懸け
た戦いが繰り広げられていた、「兵どもが夢のあと」なのですネ。
~今日は、お父さんと一緒に安来に来ています~
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