京王線を運行している京王電鉄では積極的に撮影の依頼を受け入れていて、ロケーションサービス対応の窓口があります。
撮影はドラマやCM、バラエティ番組、映画、雑誌などがありますが、京王電鉄が受け入れる撮影の本数は年間で平均200本前後です。
駅や電車で撮影する際には、一般の利用客に迷惑をかけないようにすることが必要で、撮影が電車の運行に支障をきたさないように配慮したり、ファンや見物客で人垣ができないように注意したりしなければなりません。
その点、京王電鉄には府中競馬正門前駅があるので、ロケの申し込みに対応しやすいのです。
この駅は府中にある東京競馬場の最寄り駅ですが、京王線本線上ではなく東府中駅からの支線にあり、競馬場へ行く人のための専用線のようなもので、土日には競馬が開催されるので競馬ファンが多く利用しますが、競馬の開催されない平日には乗客がほとんどいない状態です。
府中競馬正門前駅のほかにも、競馬場駅への起点となる東府中駅や、味の素スタジアムのある飛田給駅もよくロケに使われるようです。