ら く が き ち ょ う

えほんや なずな店主いちみちゃん が
心にうかぶ よしなしごとを 描き散らす since 2005

Vale la pena leerla.

2014年05月21日 | つれづれ
 先月に続き、絵本講師・養成講座の第二回を受講。

 『花子とアン』を見終わってから自宅を出発。JR飯田橋を目指す。今回は迷わず悠々と行けるはずが……。
 えっ? 東口改札? なんか風景ちがうことない? 
 例の「目的地とは逆の方向へ無意識に歩く」癖が出てしまったようです。
 すぐに駅前の地図で確認し、方向修正。開講時間には間に合いました。

 今回は元福音館書店会長の松居直氏の講演から。
 この方の文章は何度か読んだことがありますが、直にお話しを聞くのは初めてです。
 大正15年生まれの松居氏。背筋シャキッとした姿勢のよさ、すごい。
 ことばのイントネーションには同郷を感じます。
 松居氏の編集された絵本は、今の日本を支える大人の誰もが一度ならず読んでると思います。
ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集)
おおむら ゆりこ
福音館書店

三びきのやぎのがらがらどん―ノルウェーの昔話 (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
マーシャ・ブラウン,せた ていじ
福音館書店

 も、
 うちのつれあいの趣味嗜好を決定づけることになった
ふしぎなえ (日本傑作絵本シリーズ)
安野 光雅
福音館書店

 もその一冊です。
 
この方がいなかったら、わたしども夫婦も、子ども達も、存在していなかったかも。いや、ホンマのはなし。
 前回のむのたけじ氏もそうでしたが、戦争時代を生きてこられた方々の体験や考えを聞くことができた得がたい機会になりました。

 昼食休憩時間90分。
 持参したお弁当をグループのみなさんと食べながら、第1回レポート提出のために選んだ絵本について情報交換。
 わたしの知らない(記憶にない)書名はメモメモメモ。
 自分の選んだ書名もちゃんと思い出せへんさかい……^^; 

 午後からはグループワーク。
 『いないいないばあ』を読んで語り尽くすという課題が与えられました。
いないいないばあ (松谷みよ子あかちゃんの本)
瀬川 康男
童心社
 

  ちょうど、昼休みにもこの絵本の話題が出ていました。
 子育て期間中に、子ども達がこの本をたいへん気に入り、くりかえしくりかえしくりかえし読むうちに、破れては買い換え、破れては買い換え、3冊目が現存。お孫さんがその3冊目を読んでもらっているとか。
 そんなすごい魅力がこの絵本にはあるんですね。
 わたしはこの本を子どもに読んだことがありません。
 「いないいないばあ」は、大人が赤ちゃんをあやすときに実際にしてみせる、動作というか演技というか、なんかそういうものやさかいあえて本でなくても……と思っていたこともあって手に取らなかった記憶が。
 逆に言えば、わたしにはこの本に頼らずとも、赤ちゃんと遊ぶすべを持っている自負が……(負け惜しみです。)
 グループメンバーが語る様々なエピソードを聞き、みんなとこの絵本に込められた言葉と絵と構成の工夫を発見し語り合ううちに、この本を避けていたことをもったいなく思いました。

 この小さな絵本で3時間近くメンバーと会話が続くというのも、得がたい体験でした。
 濃く深くキレのよい、ピリリと刺激もあり、やさしくあたたかく、しかも滋養豊富な時間をもらったのに、わたしは最後30分は集中力がきれてしまい、失態をがありました。
 メンバーの皆さんには申し訳なかったことでした。
 次回は7月。
 気を引き締めて参加しようと心に誓います。 う~、忘れないように、わすれないように。
 そして、課題レポートも!
 よっしゃ、やったるでい。
 
この日話題に出た本をまとめるとこんな感じです。
万里の長城 (福音館の単行本)
加古里子,常嘉煌
福音館書店

サウスポー
はた こうしろう,金原 瑞人
文渓堂

のせてのせて (松谷みよ子あかちゃんの本)
東光寺 啓
童心社

スーホの白い馬―モンゴル民話 (日本傑作絵本シリーズ)
赤羽 末吉
福音館書店

チョコレートカステラだいじけん (かこさとし紙芝居傑作選)
北田 卓史
童心社
わたし、くわがた (かがくのとも絵本)
たかはしきよし
福音館書店

ぼく、あぶらぜみ(かがくのとも傑作集)
得田 之久,たかはし きよし
福音館書店
ロバのシルベスターとまほうの小石 (児童図書館・絵本の部屋)
William Steig,せた ていじ
評論社

ラヴ・ユー・フォーエバー
梅田 俊作,乃木 りか
岩崎書店

ルピナスさん―小さなおばあさんのお話
掛川 恭子
ほるぷ出版

ザガズー―じんせいってびっくりつづき
クェンティン ブレイク,Quentin Blake,谷川 俊太郎
好学社

ねえ、どれがいい? (評論社の児童図書館・絵本の部屋)
John Burningham,まつかわ まゆみ
評論社


 

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