今日は46年ぶりの天体ショーがあるというので楽しみにしていました。
そう日食が日本でみられるのです。
もっとも皆既日食が観られるのはトカラ列島や奄美大島の一部で、トカラ列島の悪石島には人口の何倍もの観光客が集まって大変な騒ぎだったらしいです。
それでも部分日食なら日本中の大抵の場所でも見れるというので楽しみにしていました。
ところが今日は朝から生憎の雨。
こりゃ、ダメかな~
と思っていましたら9時過ぎには雨も止んで、日食の始まる11時頃には薄日も差してきました。
そしてそして、分厚い雲のフィルターを透して、観えます観えます、三日月のように縁の欠けた淡い太陽が、まるでおぼろ月のようにぼんやりと・・・
感動です。
考えてみれば、これが晴天ならとても肉眼で正視することなどできなかったでしょう。幸か不幸か曇天だったゆえに雲がいいフィルターとなって、このすばらしい天体ショーをプレゼントしてくれたのでした。
それでも日食が見れたのはわずか数分。すぐに分厚い雲に覆われて見えなくなってしまいました。
次回皆既日食が見れるのは26年後。こんどは北陸や北関東で観測できるそうです。って俺生きているのかな?
それにしても次の日食の正確な日時がわかるって凄くないですか?
朝顔は 朝露負ひて 咲くといへど
夕影にこそ 咲きまさりけれ
桔梗の咲き乱れる野原をみつけました。
見渡す限り青紫の花の海。
とても素敵でした。
花言葉は「清楚」「気品」
かくいう桔梗は一番好きな花なのです。
似合いませんけどね。
こんなきれいな桔梗の野原も、一歩下がればこの通り
見上げるばかりの高層マンションが・・・
このアンバランスさが、いかにも「武蔵野」らしいですね。
ちなみに冒頭の句は万葉集のなかの一句。
朝顔はその名のように朝露を浴びて咲くものだと聞いていたが、夕方の淡い
光の中でこそ、ひときわ見事に咲くと思えるものであった。
というような意味だそうです。この中での「朝顔」とは、実は「桔梗」の花ではないかということです。
セラニアという食虫植物です。
食虫植物というのは、その名の通り甘い蜜の香りなどで虫などをおびき寄せ、補注器官になってる葉っぱや茎で虫を捕らえて食べてしまうという、恐ろしい植物です。
よく昔の映画や漫画で、これのメチャクチャ大きいやつが人間を食べてしまうシーンが描かれていて、子供心にとても怖い思いをした記憶があります。
最近では愛好家も多く、花屋さんとかホームセンターなどで、普通に売られているので皆さんも目にしたことはあるでしょう。
このセラニアというのは南北アメリカに分布する、落とし穴式で虫を捕らえる食虫植物です。筒状の葉の中には液体がたまり、そこに獲物が落ち込んで溺れ死ぬという捕食形式をとる植物です。
同じ捕食形式をとるもので有名なものにはウツボカズラがありますね。
さて、今回偶然にセラニアがハエを捕食する瞬間に立ち合せました。
セラニアの発する甘い香りに引き寄せられるように、一歩一歩罠の中に足を踏み入れてしまうのです。
ああ、危ない!
思わず心の中で、ハエさん! にげてェ!!!
と叫んでしまいました。
弱肉強食という自然の驚異を思い知らされる一日でした。