富士登山競走 五合目コース試走

誰だ？



『フルで三時間半が頂上コース完走の目安らしいですよ！五合目コースなら楽勝でしょ！』



なんて言ってたのは？



富士吉田市役所を出てまもなく左に曲がったら、そこにはまっすぐ続く坂道があった。



事前にデータはしいれていたものの、思いのほか傾斜がある。



『今日は馬返しまでにしておくか？』



そんな悪魔のささやきが聞こえてくる。



浅間神社までの20分で中の茶屋まで行くのが不安になり、背中にしょっていたアクエリアス1リットルを流した。



中の茶屋までは歩いちゃいけないと決めていたので、なんとか走って中の茶屋に到着。



馬返しが近づくにつれ、歩いてるのか走ってるのかわからなくなってくる。



馬返しまで1時間32分。



このあと二合目付近で左足の大腿四頭筋がつる。ほとんど同じ頃右足のふくらはぎもつる。



最終バスに間に合うには三時間以内に富士スバルラインのバス停にいけばいいので、そのままゆっくり歩いて登ることにした。



三合目到着が2時間15分。



山登りの人達が丁寧によけてくれるため、つった脚で集団を抜く。



四合目まで18分。



五合目佐藤小屋が見えたときはホッとした。



2時間半を目指してのチャレンジだったが、アクシデントもあり大撃沈。



五合目の気温は12℃。こんなに走りやすいコンディションなのに・・・。



バスを待つ間濡れたウェアが冷たくなってきたので、恥ずかしい富士山Tシャツを買って着替えた。



結局、富士吉田市役所から五合目佐藤小屋まで三時間もかけ、いっぱいいっぱいの脚に負担をかけられず、バスで降りてきた。



予定では余裕があれば六合目まで走ってみよう！なんて思っていたのだけれど・・・。



悔しい。



もうあまり日がないけれど、時間配分を再度計算して馬返しまでのロードでタイムを稼ぎにいこう。



今年、何回富士山に来ることになるのかな？