LET IT BE ...

山崎まさよしの音楽をBGMに歩む『LET IT BE ライフ』の足跡。

山崎まさよし COVER HALL TOUR 香川+大阪 総括レポ③

2007-12-18 23:28:20 | 山崎まさよし

★BEST HIT USO (ブルースブラザーズのコスプレで登場!)
・RESPECT~さらば恋人:アンコール明けにふさわしいこの曲!私はこの曲の♪HEY HEY! LITTLE GIRL.. がめちゃくちゃスキです!!フルコーラスでガッツリ聞きたいとこですが、例により、“さらば恋人”に連動します。でも今まで違うのは、RESPECT→さらば恋人~RESPECT というリレーパターン。これは、今年の夏フェスなどとは逆ですね~。まさよしさんは、♪TAKE CARE TCB..のところで、会場を指差しますが、私の名前がTCBやったらよかったのにと訳の分からない事を思うほど、興奮するメドレー1曲目です!
★SUPERSTITION:バンド+エレキバージョンを聞いたのはこのツアーが初めてです。曲の雰囲気は、原曲っぽさを残して、山崎色の強いアコギカバーとは違う色をガンガンに出してますよね!!
★はじめてのチュウ;これですが、SUPERSTITION終わりで、スティービーワンダーの『SIR DUKE』の有名なメロディが始まります。お~!と思っていると、いきなり♪眠れない夜~ と、はじめてのチュウになるという展開。初日は本当に噴出してしまいました。衣装と曲のGAPが非常に笑えてたまりませんでした。で、この曲終わりに、また『SIR DUKE』に戻るのですが、ゲンタサンのコーラスとまさよしさんのカズーセッションがあるんですよ。これって、サラッと流しがちですが、これすごいですよ。完璧に噛み合ってますからね!!本当にこの人たちの器用さには驚かされるばかりです。
★JUST THE WAY WAY YOU ARE:次の曲と語呂が似てるから選ばれたのかよくわかりませんが、キタローサンがキーボードで弾き語りをされます。いわゆる『お前が歌うんかい!シリーズ』です。香川の時は、まさよしさんは本当に一瞬歌いかけて、キタローサンが歌うのを見て“え!”と驚く小芝居もついてましたので、余計に沸きましたね!弾き語りも出来るキタローサン。やっぱり器用ですよねぇ…。
★JUST TWO OF US:テレキャスでのボサノバアレンジでサビから始まるこの曲。サビの♪BUILDING CASTLES IN THE SKY… の部分をこんなに上手く歌えるのは、まさよしさんだけだと思います(笑)“CASTLES”の部分はファルセットになり、“SKY”の部分は軽く音程を落としていくって言うあの歌い方!!格好いいですよね~。で、間奏では、♪ドラムはゲンタ~ ベースはキタロー 歌うは山崎まさよ~し と、メンバー紹介も挟まりますが、♪やぁまざ~きまさよ~し って歌ってるだけでも、いい声で毎回喜んでしまいます。幸せです…。
★SMOKE ON THE WATER:このテレキャスの音!!このテレキャスの音の素晴らしさといったらこの上ないですよね。格好よすぎる!!いつもキタローサンが何か言われるんですが、これだけは聞き取れない…。「お前だ!」だけはわかりますが…。髪の毛の事ですよね?
★ALL MY LOVING:このメドレーの最後の曲ですが、これも初めてバンドバージョンを聞きました。これ見てると、めちゃくちゃビートルズとかぶって、いつも密かに感動しています。アコギのカバーは、完成しつくしてて、むしろ上手すぎるぐらいですが、このバンドバージョンは、3ピースバンドらしさが溢れてて、すっごく楽しいです!!

~スターダスト(暗転中)~
”シャボン玉ホリデー”のエンディングテーマであるザ・ピーナッツの“スターダスト”がホールに流れます。ステージ上では、ミラーボールが回り、COVER HALLというロゴが輝くんですが、いつも結構ジーンと来る時です。ピーナッツの声がすごく美しくて、思わず聞き入ってしまうのですが、もうすぐライブが終わるという寂しさと、こんな素敵なセットは、まさよしさんのために用意されたものだと思うと、改めてまた嬉しくなったりするんですよね~。

【アンコール】
★IN MY KITCHEN/CROSS ROAD:初日と2日目の大阪は、いきなり「いかれたbaby」だったのですが、大阪3日目には、このブルースカバーコーナーが加わってました。これにより、このカバーツアーが、山崎まさよしを余す事なく味わえる完璧な仕上がりになったと言っても過言ではありませんよね。ブルースこそ、山崎まさよしだ!とは言いません。でも、ブルースも山崎まさよしの持ち味ですからね!久々に聴くボトルネックを使ったブルースは、ゾクゾクするほど格好よかったです。大阪3日目と香川は、IN MY KITCHEN、大阪4日目はCROSS ROADでした。『CROSS ROAD』はフルコーラスを結構しっかり歌われましたが、『IN MY KITCHEN』はちょっと短めだったような。でもでも、本当に格好良いんですよね~。
あ、この曲の前のMCは、結構タラタラ~としてて、これまたまさよしさんらしい。大阪の時も弾く直前になって、耳の後ろを触りながら、何の脈略もなくいきなり、「加齢臭ってここから臭うってしってた?」とかって言い出したり。本当におかしかったです。いじるのがクセになってるらしいですよ。それから、大阪3日目は、ギターを弾き始めては、何かを話し出してやめて、一人で突っ込んだり(笑)。「大阪の方では有山さんがよくやられてるんですけどね」なんていいながら、ちょっとギターを弾いてはとめ、「ええ音やぁ~」ってギターの音に浸るという有山さんのモノマネ付きで爆笑でした。
★いかれたbaby:だいたい、こんな名曲で最後のヤマ場だというのに、この山崎まさよしという人は、直前までタラタラとMCをやるわけです。この曲がどれほど素晴らしいかを語るMCなんですが、武田鉄矢のモノマネで、「単純で深い!」って言ってみたり…。そんなオバカな事やってたら、まちがうで~!!などと、こちらを心配させるほど。でも、山崎まさよしという人がこの曲を演奏し始めると、今までのバカ騒ぎなど何事もなかったかのように、一気にホール全体が一つになるんですよね。みんなステージを見つめながら、ホール全体に広がるまさよしさんの声を追う…。今回のツアーで大活躍のゲンタサンのレゲエなドラムと、まさよしさんのテレキャスの音、それを支えるかのようなキタローサンのベース。そこに、とってもとっても優しいまさよしさんの声が乗るんですよね。そして、キタローさんが途中でベースを置いてステージを去り、続いてゲンタサンが演奏を終えて去る。ステージ上にはまさよしさんが一人残り、サビを静かに繰り返す…。最後の最後は、アカペラで…。その声がエコーとなって、ホール中をさまようんですよね。空から声が降ってくるような…。あまりの声の美しさが、まっすぐに私の五感を刺し、何度聞いても涙が出ます…。本当に例えようもないほどの素晴らしさの中、ライブが終わっていくのでした…。

いやぁ…いかれたbabyの事を書いてるだけで、涙がでる思いですが、今回も本当に素晴らしいツアーです。ものすごく企画性が高く、情報量も多いこのライブ。ツアーの前に、ゲンタさんが、連日10時間ぐらい練習しているとブログにアップされてましたが、その事がよくわかりました。まずメドレーですから、つまずいたり段取りを間違えたら総崩れになる。SEがいつもよりも多く使われてるので、これまた間違えるとグダグダになる。でも、やりなれたオリジナルじゃない分、リスクは高い…。この3ピースバンドの実力なら、ここまでの見せ方をしなくても、十分私達を満足させられたように思うんです。でも、そこそこの内容に甘んじることなく、やれる限りのパフォーマンスを用意し、披露してくださいました。ゲンタサンも本当に大変だったと思います。今回は、楽曲の格好良さは、全部ゲンタさんにかかっていたと言っても大袈裟じゃないぐらい、ゲンタサンがライブをコントロールしておられたように思うのです。それにまさよしさんやキタローさんが、がっぷり四つで付いて行って、びっくりするようなステージができあがった…。そんな感じがします。

それから、四国って、熱狂的なファンの方が多いんでしょうか?振り返る事、2005年のOKST。千秋楽は松山でした。これが私の四国ライブ初参戦でしたが、すごい盛り上がりにものすごく感動したんです。でも、千秋楽やからだと思ってました。翌年のHMA。約1年前ですが、このツアーの千秋楽も四国の高知でした。もちろん大盛り上がり大会。でも、これまた千秋楽やからだと思ってました。そして今年10月のしこちゅー。もちろん、2日とも盛り上がりましたが、これは、超スペシャルライブだからだと思ってました。でもでも!先週土曜日の高松。千秋楽というわけでもないのに、本当にすっごい盛り上がりで、私は本当に感動しました。四国ってすごい…ってめちゃくちゃそう思いました。やっぱりお客さんが大喜びすると、まさよしさんもテンションがあがりますからね。先般の香川のライブで、「今日は地方公演という意味では、ある種千秋楽みたいなもんですが、それにふさわしいライブだと思います。とても楽しかったです」と話されまして、めちゃくちゃ感動しました。高松という町も、想像以上に食道楽な町で、この夜は、はちゃめちゃに楽しむことができました!!

さて、このツアー。今日の中野も終了し、後はいよいよ千秋楽の渋公バースディライブを残すのみとなりました。寂しいですよね、終わっていくのは…。でも、今はただ、まさよしさんにとって、いのしし年のお誕生日ライブが、一生忘れられないものとなる事を祈るのみですよね。


山崎まさよし COVER HALL TOUR 香川+大阪 総括レポ②

2007-12-18 00:31:57 | 山崎まさよし

★月/大きな玉ねぎの下で:大阪 1,2,3日目は「月」。大阪 4日目+香川は「たまねぎ」でした。「月」の見所は、“生与作”。ギターを弾く合間に“カーン”と鳴らされるんですが、忙しそうなんですよね、微妙に。こういう「作業感」を味わえるところが、まさよしさんらしさで気に入ってます。この曲は、バンドアレンジでありながらも、まさよしさんの声とギターをじっくり味わえる曲だと思います。それと、「ひーふーみーよー」というカウント出しも面白みですね。一方の「大きなたまねぎの下で」は、アルバムと同じピアノアレンジですが、大阪4日目で初めて聞いた時は、めちゃくちゃ緊張しました。どこまでピアノでの弾き語りが完成してるのかわからなかったので。でも、まさよしさんはこちらの心配など不要だと言わんばかりの熱演熱唱されました。香川の時は、ずーっと立ってたので(ウクレレコーナーもずっと立ったままでした)、このたまねぎも立って聞いたのですが、私の前の人で座られた人がパラパラおられました。私は後ろの方だったのですが、そのおかげで、すこーんとまさよしさんまで視界が広がりまして…。香川の時は、もう“身を預ける”ような感覚で、その歌声とピアノの音を聞き入る事ができまして。大阪4日目も素晴らしかったですが、香川での歌声も素晴らしかったです。あ、グランキューブは音質があまりよくなかったのに比べて、香川は音が良かったので、ホールの良さも影響していると思います。あ、それと、これらの曲の前の準備の間に、暗転の中、録ったばかりの『ご当地ソング』を流されるんです。それがご陽気な感じでおかしいのに、その後、これらのどちらかの曲に淡々と進む展開が非常にシュールで笑えます。
★コイン:初日、歌詞が乗る部分まで、何の曲かわかりませんでした。♪原色に…と歌いだされた時は、何という選曲を…とまたたじろいでしまいました。過去、バンドアレンジの「コイン」といえば、真っ先に思い出すのが、YMAC 05のコイン。この時は、まさよしさんはピアノでしたが、ゲンタサンのドラムが深々と迫ってくる感じと、力強いボーカルが印象的でものすごく好きなテイクでした。でも今回のエレキアレンジは、本当に格好いい。普通なら、アコギ一本の弾き語りの印象が強く、それが良さでもあるこの曲を、あえてこんなアレンジに変えてこないと思うんですよね。でも、この『コイン』を聞いて、違和感を感じた人なんて居ないと思います。素晴らしいです。
★ステレオ:会場が『コイン』の余韻に浸る中、間髪入れずに、ゲンタサンのシンバルが始まる…。最初は静かに…でも、どんどんと音量が上がっていく。そしてそれがフォルテッシモに至った時、ゲンタサンの合図でまさよしさんが絡んでくるんです。このシーンはすごく格好よくて、暗闇の中、まさよしさんのギターに合わせてステージのライトが光る…。思い出すだけでも格好いい!!前にも同じようなことを話題にしてますが、ステレオは印象深いぐらい格好いいテイクがライブの度に生まれているんです。『心拍数』のご当地VER(中国編)の『ステレオ』を聞いた時、もうこれ以上のアレンジはないと本気で思いましたが、OKST05で、まさよしさんはこの曲をパンディエロ+ギターのループとともに演奏されまして、なんて格好いいの~!一瞬にして甲乙つけがたくなりました。その上、その1年後のHMAの『ステレオ』。めちゃくちゃ格好良かったこと、覚えておられる方も多いんじゃないでしょうか。ゲンタサンのドラムから入るですがめちゃくちゃスキで、何回聞いたか分からないほど…。そこにまた今回のテイクが加わり、ライブで聴くたびに興奮してます。特徴的なのは、どのテイクもめちゃくちゃリズムが格好いいんですよね。ゲンタサンがクラブシーンで活躍されたり、デラルスでサルサを極めてらっしゃるという効果も多いでしょうし、山崎まさよしの転生のリズム感や、キタローサンのアクセント的なベースも、この曲がまだまだ進化している理由だと思います。めっちゃくちゃ格好いいです。
★苦悩のマタニティー:思い出すこと、今年の10月のしこちゅーライブ。この曲を構成してるあのリフをまさよしさんが弾かれた瞬間、会場のいたるところで悲鳴が…。私も正真正銘の『黄色い声』をだして、キャー!!と叫びましたが、もう嬉しかったぁ。今思い出すだけでも、涙がでるぐらいなんですが、本当にすごい盛り上がりだったんです。なので、今回の意外性の高い選曲からして、来るかな?と思ってたらやはり…でした(笑)。香川は、しこちゅー参加者も多いはずですが、やはりあのリフがなった瞬間、沸きましたね!!この曲、ちょっと横揺れしながら、あのリフを弾かれるまさよしさんですが、それがもう本当の本当に格好良い!毎回ヘロヘロになりながら、必死で見て、必死で聞いて、感じてます!
★ヤサ男の夢:久々ですよね、この曲!!前奏でYEAH!とコール&レスポンス→カウントで始まるこの展開がめちゃくちゃスキです。まさよしさんがカウントを出すのが本当にスキなんで、それだけでテンションがあがります!!
★アドレナリン:この♪チュルルル~は、なんでこんなに興奮するんでしょう。YMAC 05の時、この曲が始まった時、本当の本当にめちゃくちゃ嬉しかったけど、やっぱり今回も毎回嬉しい…。この曲について少々語らせてください。この曲ですが、7TH COLORSで、アルバム『HOME』を特集された時のDr.KYONさんのコメントなんですが、『この曲はファンキーチューンで、これは思いっきり弾いた記憶がある。シンガーソングライターの作品は往々にして控えめだったりするんですが、ものすごい可能性というかキャパシティや深さを感じた。ファンキーな曲とかドロドロしたビートの曲は、暗かったり、ダイナニズムが狭かったりするんですが、すがすがしさやすっきりした感じを感じて、個性としてびっくりした記憶がある』と話されてたのがものすごく印象的です。そして、この曲で初めて関わりをもたれたゲンタサンは、ブースのソファーに座ってまさよしさんの仮歌録音を聞かれてたそうなんですが、あまりの格好よさに立ち上がって、『すげー格好いい!俺これ出たら絶対買う!』と踊りだされたそうです。初日にこのイントロが流れた時、これらのコメントをしっかり思い出し、楽しさや嬉しさが爆発しそうになりました!今回、一番最後の♪君をこのまま生かすわけにはぁ~ と溜められますが、これもめちゃくちゃ格好良くてたまりません。香川の時は、私の近くはどうやら大ファンさんが多かったようで、全編に渡り、この曲をみんな歌ったはりました(笑)。それぐらい楽しかったってことです!!

                                        <その③に続く…>


山崎まさよし COVER HALL TOUR 香川+大阪 総括レポ①

2007-12-13 23:24:42 | 山崎まさよし

先ほど、高松から帰ってきました。
私は、大阪のTTL4DAYS+
昨日の香川の計5本、今回のツアーに参加しておりますが、2枚のアルバムに加え、このライブも本当にすごく楽しいので、5本一気に総括して、記録に残したいと思います。

ただ、昨日の香川はすごかった…。まさよしさんたちもさることながら、お客さんの盛り上がりがとにかくすごくて、結果、とてもいいライブになりました。なので、記憶も感動も新しい昨日のライブが中心になるかもしれません…。昨日の四国は盛り上がりましたよ!!参加してても嬉しくなるぐらいでした。


まず、山崎まさよしという人のライブは、完全一人形式の時でも、今回のような3ピースの時でも、1曲毎に、物理的に可能な範囲における『最大限の魅せ方、聞かせ方』が用意されていますが、今回のライブはその集大成と言っても過言ではない程、選曲といい、アレンジといい、楽器の構成といい…本当にすごいです!そのため、実は初日は、あまりの展開に圧倒され、なかなかついていけず…。カバーもオリジナルもごちゃまぜで、それも選曲も意外!なのに、『うわ!うわ!』って驚いてる間に、どんどん先に進む!とにかく11月の大阪2本は、いつもみたいに味わいながら見てる余裕がなく、アップアップでした。それぐらいにステージから発信される情報量が多いですよね。まさよしさんだけでなく、ゲンタさんもキタローさんも、3人とも終始フル稼働なんですもん!

【前半】
★ヒットパレードメドレー

 ・ストリッパー:誰が1曲目に、アルバム未収録カバーを持ってくると思いますか? 初日に見た時は、驚きで言葉も出ませんでした。それなのに、♪俺の全てを見せてやる~ と会場を指差しながら歌うまさよしさんには、毎回メロメロ。オープニングからやられっぱなしです。
 ・ソノラマ:カバーメドレーと思わせておいて、2曲目がいきなりのオリジナル。何すんの!!ですよ…。大阪2日目の時は、キーが取れなかったようで、思いっきり外れてましたが、こういうのがまたライブの醍醐味で記憶に残るんですよね!でも、その他の日はばっちり!昨日の香川もめちゃくちゃ声が出てて、すっごく格好良かったです。ソノラマを歌い終わったら、かぶってた帽子をホルダーにかける細かい演出あり!
 ・M:知名度や人気から考えても、どういう聞かせ方をするのかと思いきや、惜しげもなくメドレーにちょこっと軽く挟むとこが、私には非常にツボです。テレキャスの音が格好いいです!
 ・あなたに会えてよかった:テレキャスをアコギに持ち替えて、アルバムとは全く違う、ゆっくりとしたテンポのキタローさんのおもちゃのピアノに合わせて、静々と歌い始められますよね。まさよしさんの男っぽさに溢れた柔らかい声。昨日もめちゃくちゃ声が伸びてて素晴らしい歌声でした。
 ・あの鐘を鳴らすのはあなた:♪あなたに会えてよかった…という出だしのこの曲をゲンタさんが歌い出され、それに続き、この上ないぐらいに伸びやかな声で、♪街はいまぁ~ とまさよしさんが歌われますよね。これにはもう、毎回やられます!昨日はゲンタさんが歌い出された時点で会場は沸きに沸きまして、その勢いのまま、まさよしさんが歌うんで、非常に高揚いたしました!

 ・SWEET MEMORIES:COVER ALL HO!収録の多重録音コーラスに合わせて、ギターも持たず、ハンドマイクで歌われるこのこんな演出!!初日はとにかくこれにすごく驚き、なんて贅沢なものを聞かせてもらってるんだろう!!とひたすら感動しました。まさよしさんのハンドマイク姿ですが、かつては見てる方を恥ずかしくさせる程のレアものでしたが、まぁ驚くほどサマになってきてました。昨日などは、“格好いい…”と思ってしまうほど。ですが、ご本人の照れは未だクリアできてないようで、昨日は、帽子スタンドをクルクル回したりして、帽子を叩いたりしながら、“手持ち無沙汰”を解消されてました。それがまた微笑ましく、会場の婦女子を乙女にさせるわけです(笑)。
 ・アンダルシアに憧れて:再び帽子をかぶってテレキャスを手にするまさよしさん!このオープニングメドレーの最後を飾るこの曲ですが、まぁすごい!何がすごいって、ゲンタさんのドラムがすごい。ものすごい迫力だし、ものすごく格好いい!アクセントになるフィルインの入れ方、メリハリの利かせ方など、全編を通して、ゲンタさんのドラムに圧倒され、この曲に限っては、まさよしさんに目が行かない日もあるぐらいに素晴らしいドラムでした。アルバムテイクとは違い、トランペットもサックスもピアノもないけど、音の少なさなど全く感じない大迫力パフォーマンスは圧巻。ものすごくドラマティックなアレンジになっていて、♪暗闇からマシンガンが…のところは、マシンガンの音を表すようなドラムを挟まれたり(これは、11月の時はなかった?)、間奏のまさよしさんのハープもものすごくいい音で心を奪われ、それにまさよしさんのカウントの後、ゲンタサンにものすごいドラムが入って身震いするほど!!なのに最後には「勝手にしやがれ」の♪アーア...のところとつなげる小技まで使い、寸分の隙もない素晴らしいメドレーでした。
★ドミノ:先ほどのアンダルシアから休む間もなくドミノに突入。さっきのアンダルシアで体力の限りを使ったドラムワークを披露してくださったゲンタさんなのに、ガンガンの16ビートを叩きぬかれまして、これには本当に感動しました。今回のドラムもめちゃくちゃ格好いい!!改めて言うまでもないですが、いい曲ですよ 『ドミノ』は!!この超絶メドレーの後に、ぽこっと1曲入ったオリジナル。でも、しっかりポジションをKEEPしてますからね。昨日もすっごくよかったです!エンディングの♪ラララ…の部分、今回のツアーでは“ご一緒に形式”ではないんですが、昨日の香川は盛り上がってましたからね!周囲の人はみんな大きな声でラララを歌っておられまし

オープニングからいきなりこの目まぐるしい展開ですからね。そりゃもう圧倒されますよ。バックに司会的な演出もついているメドレーですからね。どこかで躓いたら台無し。なのに、テレキャスを持ったり、アコギに持ち替えたり。ハンドマイクで歌ったり、帽子をかぶったり、脱いだり。まさよしさんだけでもこんなに段取りがあるこのオープニング!構成もすごく格好いいし、このライブへの期待度が一気に高まるこのメドレーは、何回見ても格好良いですよね!

ここで前半のブレイクに。軽いMCをまじえて、小休止という感じですが、だいたい毎回、お約束の“髪の毛ネタ”になっておりますが、いつも会場はそれなりに盛り上がりますし、うまい感じで定着化してきて、毎回私も楽しんでます!

★ケンとメリー(愛と風のように):このライブの中では、しっかりとしたアコギのテイクはこれが最初になります。メドレーは殆どがテレキャスなので…。で、この曲の時、客先は、毎回立つのか座るのかって感じで、なんかいつも集中できないんですよね。たいてい、1番の間にタラタラと“着席の波”が押し寄せてくる。私はでも、途中で座ると集中できないので、座るならさっさと座りたい派なんですが、はりきって一人で座りかけると、その日に限って、座るのが遅かったり、結構苦戦してきました。でも!昨日の香川は違いました。誰も着席せず!!これは大阪4DAYSを知ってる私には大きな感動でした。四国ってすごい!と改めて痛感。まさよしさんもそれを感じたかどうかはわかりませんが、昨日のこの曲は特にすごく良かったです。オープニングもこの日はブルースハープから入られ、いつもと少し雰囲気が違いました。何が良かったって、とにかくまさよしさんの歌が素晴らしかった。声量豊かなあの声がホール全体に響き渡ってまして、ものすごく気持ちよく聞かせてもらいました。
★レイトショーへようこそ:この曲は、かつて、OKSでしかやられたことがなかったので、めちゃくちゃ予想外の1曲。初日はかなりびっくりしました。この曲、個人的には、“アトリエ” で聞いても、特別にめちゃくちゃスキなんてこともないんですが、ライブで聞くとめちゃくちゃいいんですよね!弦の鳴りみたいなのが感じられ、ギターと曲調の相性の良さを肌で感じられるというか。リズムも気持ち良いですし!まさよしさんが即興で作るパンディエロとギターのループ、ゲンタさん、キタローさんのWパーカッションにまさよしさんのアコギの音と声が重なって、めちゃくちゃ良いアレンジです。で、大阪1,2日はなかったんですが、間奏で、ゲンタさんのパーカッションとまさよしさんのギターが絡み、キタローさんのパーカッション締めて間奏が終わるというアレンジが加わりまして、余計に良さが増しました。これは非常に聞きポイントです。めちゃくちゃ格好いいので。エンディングの♪ラララの部分、大阪は座りで聴くパターンなので声が出しにくかったのか、あまり大きなレスポンスになりませんでしたが、昨日の香川は、全員立ってたのでまさよしさんが“ご一緒に”と促される前から大合唱でした。これもまた感動…。
★TRUE COLORS:このイントロのギター、何回聞いてもゾクゾクするぐらいに美しいですね。で、大阪3日目に気がついたのですが、何がこの曲の雰囲気を作っているかと言うと、ゲンタサンのカホーンなんですよね。最初2日は、細かく聴けてなかったんで、把握するのに時間がかかりましたが、
カホーンの響きがこの曲に怖いぐらいにマッチしてるんで、より一層素晴らしいんだと感動しました。この曲でゲンタサンは、ウィンドチャイム、カホーン、空いてる方の手でパーカッションを叩き、サビでは結構重要なコーラスをされてます。この活躍もまた感動です。昨日はこの曲で、さすがに“着席の波”が来るかとドキドキしましたが、やっぱり皆さん、立ったままで聞き入っておられました…。山崎組はアップテンポだけじゃなく、この手の曲も大得意なので、ライブに想像以上の抑揚がつくんですよね。毎回、心に響いて溜息が出そうになります。
★ENGLISHMAN IN N.Y:『TRUE COLORS』の余韻に浸っていると、アルバムテイクと同じストリングスアレンジが流れてきて、それにあわせてこの曲が始まりますが、初日はこれにもすごく感激しました。ストリングスのこのアレンジを使ってこられるとは思ってなかったので、この演出もすごいなぁととても思いました。まさよしさんは新兵器のクエンカアレグレで、絶妙のボサを奏でながら、この曲を滑らかに歌われます。まさよしさんの手元を双眼鏡で覗くと、もう勝手に手が動いてるような感じがするぐらいに、この上なく自然にずっとボサを刻まれていました。しなやかに弦をはじかれるその指の動きを見ながら、ボーカルを聞くなんて、本当に贅の極みでした。
★週末には食事をしよう:こんなんアカンは!!(笑)。格好良すぎです。ゲンタサンのドラムから演奏が始まるイントロの8小節。私はもうこの部分が好きすぎて、ドキドキして爆発しそうになります。それに、腹が立つぐらいに(笑)、男っぽくてツヤっぽいボーカル。そして間奏のテレキャスソロ。何を考えているのかと言いたくなるぐらいに、色っぽいのなんのって…。思い出すだけでも涙腺がヤバイぐらいです。で、サビでまたぐわ~って盛り上げられてた後、ゲンタサンがハスキーな声で♪ラララと歌い、そしてイントロと同じリフをエンディング8小節と続き…。私はもう毎回完敗状態で、ヘロヘロになります。大阪4DAYS、この曲が終わったら、スタンディングオベーションをしたいと思うぐらいになるんですが、昨日の香川は、この曲を立って聞けたんで、念願の”スタンディングオベーション”をやっているつもりで熱烈に拍手しました!感動したぁ!

上手さが光る5曲を堪能した後、山崎組大恒例の“小芝居コーナ”に突入です。今回はご当地ソングを即興で作るというものですが、なかなか楽しいコーナーでございます。ちなみに昨日の香川は、“さぬきうどん”と”金比羅さん”がテーマだったんですが、とっても盛り上がりました!キタローサンが、『今回のツアーで一番ウケタ!』といわれてましたが、本当に大盛況でして、すごく楽しかったです!!それと、大阪4日目のご当地ソングで、「802」というフレーズがありました。言わずと知れた大阪のラジオ局で、通常は“ハチマルニ”と呼びますが、この部分をまさよしさんは、♪FUNKY 802 (ファンキーエイトオツ~) と歌われたんです。“FUNKY 802”というのは、802のキャッチフレーズみたいなもんなんです。さすがはGUMBOのDJを務めてただけのことはある!めちゃくちゃ嬉しかったです!

★RAINDROPS KEEP FALLIN' ON MY HEAD:前の即興ご当地ソングで笑いを取った中、間髪入れずに始まるこの曲。ウクレレを弾きながら、横揺れでリズムを取って歌われるんですが、これがまた大好きでして。軽く心地よさそうにウクレレを弾かれている様子と、まさよしさんのスムーズな英語がめちゃくちゃいい感じに絡んですごくいいです。この時だけは、毎回双眼鏡を覗いてかぶりつきでこの曲を聴くというのが、マイブームです。
★DAYDREAM BELIEVER:全曲とほぼメドレーのような展開でこの曲が始まりますが、これも柔らかくて気持ちいいですよね。

そして“小芝居コーナー”はまだまだ続き…。”カバーとものまね”の違いたるものを、実演にて説明されるというこのコーナー!これがもう毎回爆笑で…。”武田哲矢が松田優作をカバーしたら”とか、”ルパン三世を森本レオがカバーしたら”などという変化球もあるし、”長渕剛”や”長島茂雄”なんてのもあったりして、こういうところでも、山崎まさよしがいかに器用かを感じられるわけです。そして、”清志郎さんのものまねを軽くしてから、次の曲へつながるわけです。

★トランジスタラジオ:よーく考えたら、こんなにじっくりこの曲をライブで聴くことってなかったような気がするんですよね。ナニワサリバンショーというライブで清志郎さんとセッションされたのは、幸運にも生で見ましたが、後はラジオなんかの音源で聞くことが多かったように思うんですよね。なのですごく新鮮で嬉しい1曲でございます。

                                                         <その②に続く>


ADDED.. (2)

2007-12-08 15:25:17 | 山崎まさよし
全曲書ききったところで、公式ブログも読みきり、録りためラジオもある程度消化しましたので、多少追記いたしました。『SWEET MEMORIES』『アンダルシアに憧れて』『いかれたBABY』などなど…。

まさよしさんはカバーアルバムへの取り組み方を色々考えておられ、何度も行ってますが、『原曲をリスペクトしつつ自分のフィルターを通して表現する』なとどラジオなんかでも色々とコメントされてますが、一つ印象に残っているのがあります。
カバーはオリジナルとの距離が大切。原曲が良すぎるとそれにすごく支配されてしまいがちなので、一回は全部壊さないといけない。そこからは、ミュージシャン自身のポテンシャルとの相談になってくる。ボサにするとか、ブルースにするとか…。
本当にこれを具現化したのがこのアルバムですよね。カバーアルバムはプロデュースするという目線で客観的にならないといけないともよく話されてますが、きちんと方針的な部分も分析を分析しながら加工し、作り上げた結果がこれなんですよ。やっぱりこれは唯一無二の『カバーオリジナル』ですね!!

それと、持ってる力を120%振り絞って英語のプレゼン↓もつけておきました。私、このアルバムは音楽史に残ると信じて疑わないわけです。会報に穂苅Dが冗談半分で『いのしし年定番』なんて言われてましたが、12年後にカバーアルバムが出た時は、きっと値打ちがもっと上がって、幻のレアアルバム!なんて言われたりしてるんじゃないかと!それもね、J-POPというカテゴリーを越えて、ワールドワイドに…。でも山崎まさよしという人は、“挑戦は嫌い”なんて冗談交じりで言ったりするぐらいに、本当に『俺が!俺が!』とは無縁の人。なので、プロモーションはスタッフとファンの仕事だとマジメに思いまして。誰が読むかわからない!それがブログの怖さでもあり、醍醐味でもあるのです(笑)!

WORTH A TRY "COVER ALL YO !"

2007-12-08 14:33:13 | 山崎まさよし
In these days, many kind of “cover album” are released in Japanese pop music scene. Usually many Japanese listeners like enjoying the good vocal on the very popular Japanese music. Therefore the Japanese musician often chose the Japanese famous ballade songs when he produces his own cover album.

In such situation, the very unique cover album was released at the end of October in 2007. The title is “COVER ALL YO! “which was produced by Masayoshi Yamazaki.
Trucks in this album are as the below. ※(     ) = original
1.Englishman In New York (STING)
2.Superstition (Stevie Wonder)
3.Your Song (Elton John)
4.True Colors (Cyndi Lauper)
5.Respect (Otis Radding, Aretha Franklin)
6.Raindrops Keep Fallin' On My Head (BJ Thomas)
7.Daydream Believer (The Monkees)
8.When You Gonna Learn (Jamiroquai)
9.Just The Two Of US (Bill Withers)
10.All My Loving (The Beatles)

What do you think about this lineup?? Are you interested in this one?

Then, I’d like to introduce how interesting Masayoshi Yamazaki is ! He is a so-called “singer-songwriter”. He sings a song with playing the acoustic guitar. Actually he is an extraordinary acoustic guitar player. I cannot express in English how attractive his guitar is. But once you listen to his sound, I think you can understand what I wanna say. And also, he can play many kinds of instrument very well, like piano, harp, bass, drums and percussions. So when he produces his song, he often plays all instruments by himself. Moreover he has a very good sense of rhythm. Actually he cannot speak English fluently. But he is very good at singing English songs. I think this is caused by his good sense of rhythm. Please try to listen. I believe it’s not uncomfortable for English speaker to listen his English songs.
Oh… I almost forget to introduce his voice. He has very unique voice. It’s very beautiful. But at other times, it’s very cool!! This is one of his strong weapons to attract many audiences.

This is the cover album. But his original songs are also very great. In general, “cheer up songs” and “love songs” have the preference among the Japanese. In his lyrics, such kinds of words are very rare. He never sings “don’t give up your dream” or “do your best” In his songs, also he never says “I love you” directly. Instead of those words, he describes “daily natural sights and feelings” by very simple words. But such words move our heart very deeply.

Anyway... I do recommend this album from bottom of my heart. Some songs were made together with Japanese famous musician. But basic idea and arrangement were done by him. I repeat he is very talented musician. I really think this album would be popular in a world gradually. That’s why I try to mark on my own expression like this… Please try to enjoy this special album at first!! I am strongly proud of this album, and I admire his result. This is highly recommendable album!!