LET IT BE ...

山崎まさよしの音楽をBGMに歩む『LET IT BE ライフ』の足跡。

(ほぼネタバレなし)推奨 山崎まさよし Walkin' in my shoes

2009-03-20 01:33:11 | 山崎まさよし

 3月5日から待望の山崎まさよしツアー2009『Walkin' in my shoes』が始まりました。初日の関東の後、今日までが中国シリーズ。その後、7月12日の千秋楽までまだまだツアーは続きます。

 目下のところ、ツアーは序盤も序盤ですが、なにせ1日でも早く参加しておきたい一心で、3月14日(土)の福山に行きましたが、あまりにも素晴らしいライブであったため、一人でも多くの方にお勧めしたく、セットリストやアレンジ詳細には一切触れずに、感動をお伝えしたいと思います。

 今回のツアーの特殊な所は、『現在製作中のアルバムについて、未リリースはおろか、発売日すら未発表である』と言う点でした。そのアルバム収録予定曲から、何曲かをやるという事は聞いてましたが、過去を見ても、未公開の曲をライブの中で数曲やるというのは、まさよしさんの場合あんまりない事ですし、ましてやアルバム製作中でメディア露出が比較的少ない状況からいきなりツアーですから、PR不足と思われる影響で、まさよしさんのライブにしては、チケットの売れ行きもちょっと気になる感じがしてました。ということで、環境だけ見ていると、若干『満を持して』という雰囲気ではない中、ツアーが始まり、個人的にはどんな事になるんだろうと期待半分、ドキドキ半分でした。

 でもですね、ライブ中、たまらなくなって、『楽しい~いい!!』と悶えてしまったり、選曲の面白さに、『え~!』『うそ~!!』と叫んでしまったりと大興奮。ライブが終わった後は、感動と敬愛と誇らしさで爆発。今週に入ってもその余韻覚めやらぬで、完全に給料泥棒状態でした。(上司様。この不景気にごめんなさい!!)

 えっと、まさよしさんのライブは言うまでもなく、『弾き語り』か『3ピース』が基本形です。今回はタイトルに『OKS』がついていないのでお分かりかと思いますが、定番の3ピースです。3ピースバンドというのが、音楽的に意義深い編成だということを知らなかった10年ぐらい前は、ただただ、『本間に3人でやってるの?』っていうように、その迫力と音の厚みに圧倒させらただけでした。しかし後に、3ピースという編成がクラプトンの“クリーム”しかり、ジミヘンの”エクスペリエンス”しかり、偉大なるギターリストたちが選んだスタイルであり、必要最小限の楽器編成であるからゆえに、高い演奏力が必要だと言うこと、そして変幻自在の中で無限の可能性を秘めているということを知って以来、このトリオバンドのパフォーマンスが楽しみで仕方なくなりました。

 06年のHMAツアー。私はあのツアーがとても好きでした。トリオバンドの意味や意義がよーく伝わってくるライブ構成だし、1曲1曲それぞれのアレンジがとても面白くもあり、何本か見ましたが、何度見ても終演後はその余韻に酔いしれるようなライブでした。印象深いのは『長男』。まさよしさんはエレキ、ゲンタサンとキタローさんは2人ともパーカッションという、普通はあり得ないような構成。しかもものすごいアップテンポ!あれは弾き語りが上手くないと、パーカッションに負けてしまうだけなんで、さすが!と感激しました。まさよしさんの弾き語りの上手さを生かしつつ、3ピースの自由度をフル活用した構成に挑む姿には頭が下がる思いでした。

 でもですね、今回のツアーはそのHMAをも凌駕してしまう深みと旨みがあるライブなんですよ。少し懐かしい曲、ライブ定番曲、最近の曲、そして完全新譜、アップテンポの曲、バラード...。どの曲を聴いても、『あ~いい曲~』と心から実感でき、いい気分になれます。バンドツアーといいつつも、山崎まさよしが、『日本が誇る弾き語りの名士である』というこをいつも感じる事ができます。10年強、一緒に歩んできた3人だからこそ味わえる『間』や『空気』に心地よさを、また格好良さを感じることができます。ゲンちゃんやキタローさん、スタッフ、そして会場にいる人全てが、まさよしさんと一緒に音楽を楽しめて嬉しくて仕方ないと感じていることがズンズン胸に響き、幸せで溢れそうになれます。私達を楽しませるために、どれだけも、本当にどれだけも考え抜かれたライブに、理屈ナシに感動します。そして、心の底から、こんな山崎まさよしのライブを見れたことに大満足できます。

 過去にツアーに行かれたことがあり、最近ちょっと足が遠のいている方、ファンクラブの更新を忘れて、チケットを取り忘れ、気になっているけどそのままになっている貴方、一緒に行ってくれる人がいないので迷っている貴方、こんなライブを見逃しては、山崎まさよしはもう語れませんよ!!山崎まさよしという人、そしてこの3ピースバンドは、止まりませんから。ずーっとずーっとドライブしながら日々前進中です。ツアーの前半と後半という短期間でも進化の過程に触れる事ができる3人です。今のパフォーマンスは今しか見れません。絶対の絶対にチケットを取って、日本全国のどこかに参加してください!!本当に抜群にいいライブですし、私がそう思うだけではなく、様々な方のブログに、誉めまくりの感想が書かれてます!本当にね、『さすがやわぁ!!まさやん!』って唸れますよ。で、自分がその山崎まさよしのファンかと思うと、誇らしくてデレデレになれますよ!!

 今日は思いもよらず、体調を崩されたまさよしさん...。本当に驚きました。きっと、ずっと多忙だったんだろうなぁと思います。23日の大宮から、また完全復活して、より一層最高のライブを見せてくれるはず。とにかく早く回復されること祈るばかりです。代われるものなら代わってあげたい...

 あ~早く、次に行きたい!! 本当に待ち遠しいです。

 


ライブレポ しこちゅードリームライブ 

2008-10-14 23:16:10 | 山崎まさよし
しこちゅー!楽しかった!! 
日本で一番ショッキングピンクが似合う37歳!!
本当に見えるもの、耳に聞こえるものの全てが格好よかった…!!

巷では「OKS」形式を望む声が多いように思いますが、この構成なら参加された方は誰もが満たされたのではないでしょうか!!

今回のセットリストは感動そのものでした。まずは1曲弾き語り。(注:こまかく場設定が演出されていたのですが、その辺りは割愛ということで…)初日は「ツバメ」、2日目は「おうちへ帰ろう」でした。「ツバメ」のアコギver.は最近でこそ、超レアという程ではなくなっているものの、でもやっぱりまだ新鮮に響いてきて、とても染み入りました。「おうちへ帰ろう」は、まさよしさんが最初に、コードを思い出すべく軽く練習なんかしたりして…。ツアーでは見られないリラックスした感じに、“しこちゅーらしさ”を感じました。

そして本編に突入…。1曲目は「深海魚」でした。本当に名曲ですよね、これ。山崎まさよしの最新曲がこの曲だと思うと、本当に嬉しくなってきて、目下製作中であろう新譜への期待は膨らむばかりです。本当に何とも言えず渋い展開ですよね。続く2曲目。イントロのキレまくりのカッティングギターのリフを聴いた瞬間、「やったぁ~っ!!」と思わずガッツポーズ。お目目からはうれし涙がチョロチョロ…!!私も例外ではなく、「OKST00」のDVDに収録されている「アヒルチャン」のテイクがめちゃくちゃ大好きで、1度でいいからライブで聴いてみたいと思っていたのです。新潟で演られたと聴き、本当にびっくりしたのですが、まさか3ピースVERを味わえるなんて!!!本当に久々に「これぞ、まさよしさんのアコギサウンドの醍醐味や!」って何度も何度もそう思って、どうしようもないほど興奮しました。まさよしさんがこの曲を歌う時、そのDVDテイクもそうだし、今回もそうでしたが、全身で歌ってる!!って感じがするんですよ。あのリフを弾きながら、力いっぱい歌うバランスがもう本当に格好よくて、時が止まって欲しいと思うぐらいに贅沢なひと時でした。

続く3曲目。キタローさんのゆっくりまったりとしたベースが始まりました。まさよしさんは、アコギから赤のストラトに持ち替え、ムードたっぷりアドリブを奏で始められました。「もしや、長男?」と身構えていると、♪僕は長男…と、スローテンポで歌い始められました。私の脳裏には、ドコモライブの時の過去最速では?と思えるぐらいの「長男-高速VER」が、印象深かったので、1年のうちに最速と最低速を使い分けるのか??と目をまん丸にしているやいなや…。♪親戚づきあ~い…からはまためちゃめちゃ早いverに切り替わりました。ここでゲンタサンのドラムがガツンと入ってくるのが本当に格好いいんですよね~。数ヶ月前(?)のまさよしさんの会報の「すね毛」に穂苅さんが「関係ない」のことを書かれてましたよね。あのテンポ、今できるのか?みたいな事を…。この「長男」を聴く限りでは、絶対可能だと思います。なにせそのぐらい速くて格好いいのであります!

この本編3曲で、本当にヤラレまくりのノリまくりで、ウハウハ状態なのに、いつものことながら、こういう時に容赦なく畳み掛けてくるんですよ、この最強3ピースバンドは!次なる曲は、めっちゃくちゃ格好よくてたまらない「ペンギン」。これはセットリストに入っているだろうと思ってましたが、また聴けて本当に嬉しかった。ドコモ、宮古、オーキャン、そして今回の2daysと全部で5回聴くことができましたが、どれもこれも本当に最高!!なのに、よく考えると、このアレンジ、今のところ、音源として残らないですよね。オーキャン以外は映像も音源も作品化されないだろうし、オーキャンのテイクはTV放送には乗らなかったし…。もったいない!!何かの特典でも何でもいいから、ライブ音源だけでもこの世に作品として残して欲しいですよね。誰がこんなアレンジにしようと思いついたのかと聞くたびに関心してしまうぐらいに今回も格好よかったです。ロックなエレキも本当に益々腕をあげていらっしゃるようで、毎回毎回、間奏やアウトロではその音と指の動きに圧倒されております。

そして本編最後は「審判の日」。もう悶絶状態ですよ。このセットリスト、どうですか!すごいでしょ。初日に「お願いやから、明日も全く同じセットリストで走って欲しい!!」って願わざるを得ないぐらいの贅沢な選曲+アレンジだったわけです。この曲にたどり着いた時は、客席だけじゃなくて、ステージ上のまさよしさんたちもテンション上がりまくり!って感じが伝わってきまして、余計に興奮しました。特に2日目。野狐禅の時点から、ゲンタサンの気合がいつもにも増してすごいなぁと思ってたんですが、その勢いは留まるところを知らず、まさよしさんもステップ踏むぐらいにノリノリ!!さらに舞台袖の昇ちゃんまで、ノリノリでえらいことになってました。「たのしぃ~!!」って叫びたくなるぐらいに楽しかった!

初日はこれで終わりで、アンコール(出演者全員で晴男→セロリのメドレー)へと続いたのですが、2日目は、暗転の中、エレキからジャンボへ持ち替え、それからハープをセットするまさよしさんの姿が…。何?とはちきれそうな期待の中、聞こえてきたのは、ブルージーなギターの音色…。そうです。「月明かりに照らされて」を1曲プラスしてくださったのです。1曲増えた事は本当に嬉しかったけど、その1曲が「月明かり」だったことに、思いっきり感動しまして…。イントロからAメロを聴くと条件反射のように身震いしてしまうぐらいに、この格好良さには10年以上もファンをやっててもなれる事などないのですが、その上に、この流れで1曲追加が「月明かり」というあまりに粋なはからないに、本当に涙が出ました。
上にも書きましたが、あまりにいいセットリストだったので、ライブ終了後のアンケートに、「明日も1曲も変えずにコレで走って欲しい!」って書いたぐらいだったんです。他にもそういう意見が多かったのかどうかわかりませんが、何も変えずに1曲(それもこの曲を)追加するなんて期待以上!!渋すぎるんですよ、この3ピースさんたちは!!

あ、それから書き記しておかないといけないのは、アナマキの「闘え!野良犬」という曲のバックを、この最強3ピースバンドは、3人ともパーカッションで登場という見ごたえのあることをやってのけてくださいました。まさよしさんは、ジャンベをガンガン叩いたはったので、滅多にじっくり見れることなどないので、凝視して手の動きを見てました。本当にパーカッショニストみたいに全然リズムがぶれることなく、あのアップテンポな曲をやりこなしたはりましてね。しかもジャンベを叩くその横顔の丹精なこと…。ビックスマイルも大好きですが、凛とした表情も本当に人を惹きつける強さがあるます。3ピースバンドで、これだけ歌えてギターが弾けるボーカルを有しておきながら、3人ともパーカッションにも転身できるような器用なバンドってあるのかなぁって本当に思いました。

今年は幸運にも、髭以外はほとんど全部ライブを見れているのですが、最近のまさよしさんの選曲は弾き語りであっても、バンドであっても面白いし上手いなぁと思います。5曲なら5曲、10曲なら10曲、新旧上手く取り混ぜ、アレンジも器用な3人の持ち味を生かして、変幻自在に変えて来る。昔からこういう多様性は常にあったと思いますが、磨きがかかってるなぁと思わざるを得ません。

今年は公式ツアーが無かった分、イベント的なものが多かった1年でしたが、本当にどのまさよしさんも「ライブを楽しんでる」って感じが伝わってきて、相乗効果でより一層ライブを楽しめました。ゲンチャンやキタローさんもこんなにマルチなサポートミュージシャンはいないんじゃないかってぐらいに、いつでもどこでも陰になり日向になりの大活躍。本当にまさよしさん単体も、3ピースバンドも、今ものすごくバランスがいいんじゃないでしょうかね。

というわけで、またまた3ピースバンドにはやられました。宮古・しこちゅーと2つも楽しい恒例イベントが出来て嬉しい限りですね!!

山崎まさよし インストアライブ IN アップルストア心斎橋

2008-06-22 22:05:08 | 山崎まさよし

疲れました。木曜日に突然天から降ってきた、思いも寄らない本日のサプライズ!嬉しかったですが、なかなか手ごわかったです(苦笑)。

ライブ本編も去る事ながら、まさよしさんファンの熱い『情熱』をまずはご紹介させてください。昨夜、夜8時ごろ、アップルストアの近辺を通った時、すでに、山崎ファンらしき人たちを発見。『大雨』という天気予報が出てる中、“え~!!今から並ぶの??” とただびっくり。でも、私が眠りにつく頃は、まぁ雨は降っていなかったので、もしかして、晴男効果が期待できるのかな?と少し淡い期待を頂きつつ、ベッドに入ったのですが、今朝、目覚ましに飛び起きると、思わず笑ってしまうほどの大雨。本当に結構強く降ってたので、さすがに徹夜組も少ないだろうと少なめに見積もりながら、御堂筋線の始発が到着するまでに...を目標に現地に向かいました。ワクワクドキドキしながら、現地に着くと、まぁすごい人!!アップルストアの前に長蛇の列ができているではありませんか!『うわ!すごい!』 と少し高揚しながら、何人ぐらいかなぁとなんとなく数を数えながら最後尾に向かったのですが、概算で100人近い人が並んでおられました。時間は、早朝5時20分。まだ5時20分の時点で…ですよ。その後、勢いが弱まる事のない雨の中、列はもちろん伸びる一方。大雨なので座る事もできず、傘をさしてビショビショになりながら、待ち続けていると、当初10時となっていました整理券配布が、結局9時に繰り上げられました。やっと念願の整理券を手にでき、安堵感に満たされながら振り返ると、列は思った以上に伸びに伸びていました。整理券は本当に200枚きっかりの配布だったのかわかりませんが、溢れた人だけでも100人ぐらいはいらっしゃったのではないかと思います。改めて思ったのですが、まさよしさんのファン(自分も含めてですが)って、本当にまさよしさんが大好きで仕方ないって人が多いですよね。ちょっとスキとか、なんとなくスキなんて感じの人は比較的多くなく、それよりも、あの魅力にはまってしまったら抜け出せない“濃厚なファン”の人が多いように思います。今日の大雨の中の長蛇の列は、それを如実に表しているような気がしました。こんなにたくさんの人に愛されるなんて、本当に格好いいなぁですよね~!!

 その後、いったん解散になり、14時に再集合したのですが、整理券をもらえなかった人たちも、スペースがあれば入れるとかで、まだ並んでいる方もおられました。多分、6,7時間、並ばれてたのではないでしょうか?で、整理券組は、14時から少しずつ、アップルストアの2階フロアへと誘導され始めました。少し段差のある程度のステージがあるものの、ホールとかではないので、前の方を陣取れたとは言え、見えるか見えないか微妙な位置。人の熱気、緊張、寝不足などなどで、ライブまでの小一時間は、結構辛かったです。

 そして15時。待ちに待ったライブイベント開始!802のDJさんの紹介で、まさよしさんが登場すると、いつもにも増して開場は黄色い歓声に包まれました!!最初は、DJさんとのトークタイム。でも、まさよしさんは、ハズカシかったのか、なかなか視線が定まらずでした。トークの内容は、先般のREQUESTAGEの話(サンプラー逆回転ネタ)や、雨の日の自宅での過ごし方(未だ“カレーとパン作り”ネタ)、アップルストアでのライブらしく、制作を録音したりする方法、それから“深海魚”の話などなどでした。最近、“音届”で、AMラジオの深夜放送ばりの大爆笑トークを繰り広げられてるまさよしさんですが、さすがにそこまでではなかったものの、なかなかノリよく話されてました。

 で、待望のライブタイムへ。今日はサンプラーも用意されておらず、ジャンボ+ハープの弾き語りでした。座って歌いかけたまさよしさんでしたが、立ったほうがええやろうということで、立っての弾き語りライブでした!インストアライブは久々ということで、恥ずかしいなんて言いながらの1曲目は 『真夜中のBoonBoon』。♪闇を超えて 君に届いて 夜明けまでに間に合えばいい... とまさよしさんがぐっと歌い上げると、会場からは歓声があがり、まさよしさんは思わずニッコリ!バンド形式でのBoon Boonは、ノリノリアレンジ+エレキで、無条件に楽しくて格好いいですが、アコギVERは、ブルースハープも使われることもあってか、胸にキュンと来る風合いを醸し出しつつ、やってるまさよしさんもきいてる私達も、思わず笑顔になるという…。今日もめっちゃ格好良かったです!!

そして2曲目。待望の『深海魚』でした。一足お先に生の『深海魚』を味合わせてもらえましたが、素晴らしかった。凄かったです。前奏のギター8小節。たったそれだけでもちょっと涙腺に染みる音色なのに、まさよしさんの魅力である低音の声が乗ってくると、それはそれは鳥肌ものでした。そして、Bメロでは圧倒的な声量でもって、どんどんサビに向かって盛り上げられて、力強く伸びやかな声の♪Please let me hear... を耳にした時は、もうたまらなくて思わず下を向いてしまうぐらいでした。この曲はちょっとダメです。相当涙腺に来るというか、万感迫るというか…。格好良すぎていい曲過ぎる。私には曲の雰囲気が、今のこの30代後半のまさよしさん等身大だと思えて仕方なく、それだけでもなんとも聞き心地が良くてたまらないのに、声の良さ、まさよしさんの風合いあるあのボーカルが絡んでくると、ぐっと染みるどころの騒ぎではない勢いで、全身に響き渡ってくるように思います。今日は、あの狭い空間の弾き語りであれですから、野外+3ピースでのオーキャンはどうなるんだろうと今からただただ期待するばかりです。もし今日、この1曲しか聴けなかったとしても、朝の5時20分から並んでよかったと心からそう思っただろうと思うほどに本当に素晴らしかったです。これはきっと24日にラジオでオンエアーがあるでしょう。ぜひぜひ聞いてみてください!

3曲目は、『晴男』。最初、『深海魚』の余韻のせいか、私たちは、手拍子を打つこともなくて、静かな感じで始まったのですが、言うが早いが、曲に合わせて手拍子が始まると、まさよしさんはニッコリ。まさよしさんの弾き語りの時は、特にそう思いますが、手拍子などなどで楽しくしっかりレスポンスをすることで、本当にライブの旨味が増すんですよね。で、最後の♪ラララ…のところも、前の方は、なにせ徹夜か始発で整理券を手にした山崎まさよし大好き人間たちばかりなので、本当に盛り上がりまして。まさよしさんが『お客さ~ん』と叫んでくれなくても、気持ちいいぐらいの大合唱でした。でも、その声の中に『お客さ~ん』というまさよしさんの愛情溢れる声が響き渡った時は、また格別に痛いぐらいに幸せのツボを刺激されまして。かなり半泣きになってしまいました。

 4、5月はまさよしさん三昧(宮古にも行きました)だったのに、オーキャンまで、ライブがないのかぁとそのGAPに苛まされていた矢先、こんないい企画に巡り合えて、ありがたいことに、素晴らしく楽しい週末となりました。正直、本当に眠いし、立ちっぱなしで足も痛くて仕方ないですが、これを嬉しい悲鳴と言わずしてなんというのか!って感じですよね。この様子だと、本当にオーキャンはやっぱり楽しみですね。BoonBoon と、この『深海魚』だけで、山崎まさよしの良さがめちゃくちゃ出てたまらないはず!今年に入っての新曲が2曲ともこの出来栄えですからね。本当に今までの経験の中で、曲作りや作詞のセオリーや技術を得られているでしょうが、まさよしさんの作品には、頭でっかちで“屁理屈”的な要素は微塵もなく、ただひたすら五感に鳴り響くものである続けていることが、本当に素晴らしいと思います。そして確実に表現力はどんどんどんどんブラッシュアップしてますもんね!!!年内リリース(を目標にしてるとまさよしさんも言っておられた)予定のアルバム、今から楽しみでなりませんね!

 今日は3曲しか歌が聴けなかったものの、不完全燃焼感は全くなく、非常に満足しています。昨夜から、また朝早くから並ばれた皆さん。お疲れ様でした~。その甲斐あっていいものを味わえましたよね!!

 

     


一夜明けて…

2008-05-12 21:20:53 | 山崎まさよし

今日は1日中仕事になりませんでした。余韻などという生易しいもんではなくて、もう昨日のライブがあまりに凄すぎて、なんかもう、魂まで持っていかれたようなぐらいに、1日中ボーっとしてました。

やっぱり、選曲がすごすぎました。1曲毎の聞かせ方が猛烈でした。何度も言いますが、たった5本の限定ライブに、よくもここまで完璧な構成を考えはったと、何度思っても感動でいっぱいです。下記の通り、選曲は新旧、それから定番やレアものなど、超豪華なラインナップですが、懐かしい曲も、聞きなれた曲も、BoonBoonも何もかも、今の3人の力を結集して、一番いい聞かせ方を考えてくださったような気がしてます。本当に格好良かった。あの『ペンギン』は、もう驚き以外の何物でもなくて、24時間以上が経過した今でも、体からあのビート感と格好よすぎるまさよしさんのボーカルが思いっきり胸に残ってます。最高すぎましたよ…。

どのまさよしさんのライブでも、いつも思いっきり楽しいし、いっぱい感動するので、ライブ翌日って言うのは、終わってしまった…という虚無感と、楽しかった余韻、それから、山崎まさよしやトリオバンドの凄さに翻弄され、ハイテンションになってることが多いのですが、今日は本当に、まるで初めて山崎まさよしのライブを見たかのように、『射抜かれた』みたいなドキドキ感がずーっと続いていて、本当に壊れそうです。

行けなかった人の方が多い中、今回は幸運に見舞われた一人ですが、この3ピース、めちゃくちゃ乗りに乗ってます!次にたくさんの方が参加されるのは、オーキャンでしょうが、本当に思いっきり期待して、指折り数えて待ちましょう!!

 


<ネタバレあり>山崎まさよし ドコモライブ(名古屋)

2008-05-12 01:05:43 | 山崎まさよし

先々週の城ホールの弾き語りライブの余韻も冷めぬ中...。幸運にも当選を勝ち得たドコモライブの名古屋(ダイヤモンドホール)から、つい先ほど帰って来ました。何で?何でこの3ピースバンドはこんなにすごいのでしょう??このライブ、全国でわずか5本しかしないミニツアー。しかも、当選者のみの 『0円ライブ』 ですよね。なのに、驚愕のセットリスト、サービス精神旺盛の構成、最大限のパフォーマンス、いつもの通り全く手を抜くことなく、完成度の高い、めちゃくちゃ魅力的な2時間弱のライブを見せてくれました。

記憶と感動の新しいうちに、覚えてる事を書きたいと思います。

このライブ、1曲目からやってくれました。まずは 『手をつなごう』。ものすごく声が出てて、1曲目から本当に気持ちが良かったです。2曲目は、『窮鼠猫を噛め』 ですよ!ファン歴が比較的長い私ですが、この曲をライブで聴いたのは初めてで、興奮して倒れそうでした。3曲目は、『心拍数』 だったと思います。前奏のブルースハープがめちゃくちゃすごく格好良くてしびれました。で、ライブハウスという狭い空間に響き渡るあの声量溢れるまさよしさんの声。それをあおるようなゲンタサンのドラム…。本当に圧倒されました。その後…。軽いMCがあったのですが、『最近不整脈で…』などと冗談を言い、『不整脈 近づけよう…ジジババの歌やん』 のようにまた一人で乗りつこっみする場面も…。(あ、今日のまさよしさん、リラックスムードを表すかのごとく、ノリノリの関西弁でした。)

続くは 『未完成』。ここで、ハープを吹こうとすると、ハープのキーが違うことに気がつき、『危ない危ない』 と笑いながらチェンジするシーンもありましたが、前半後半で強弱をつけながら、情感たっぷり、聞かせてくれました。この辺りから、私の記憶が怪しくなってきますが、次は多分、『長男』 だったと思います。雰囲気はHMAバージョンなんですが、なにせテンポがめちゃくちゃ速い!キタローさんが、ものすごい早い手拍子を会場に煽り、それに合わせてまさよしさんがガンガンエレキを弾かれてました。(あ、今日のエレキは、テレキャスではなくて、ストラトキャスターでした。) で、HMAの時は、ダブルパーカッションにエレキという、有り得ないような楽器構成に驚きましたが、今日はゲンタサンはドラムでした。それがまたロック色を強調しててめちゃくちゃ格好良かったです。その次は 『名前のない鳥』 だったと思います。この曲はライブの定番曲の1つですが、今日のまさよしさんは、アコギではなくてエレキでこの曲を演奏されました。私が知る限りでは初めて…だと思います。更に、最近この曲の時は、バンド形式の時は、ゲンタサンはパーカッションが多いですが、ガッツリとドラムを叩かれてたこともあり、風合いが全然違って、ものすごく聞き応えがありました。こういう風に定番曲であっても、また全然違う雰囲気を作って聞かせてくれるのも、まさにこの3ピースバンドの持ち味ですよね。で、その次は、なんと…『PASSAGE』 だった思います。キタローサンが、ベースで、♪春が来た 春が来た どこに来た~を弾き出し、その後に、この曲のリフをベースで。まさよしさんはアコギでした。この曲は、私にとっては、OKSで弾き語りで聞いて以来だったような気がするのですが、バンドバージョンは初めて聞きました。とにかく強烈に新鮮でたまりませんでした。

前半戦、セットリストと言い、構成と言い、本当に 『お~!!』 に尽きる凄さだったのですが、 軽いMCの後、この後は、『クエンカアレグレ』 コーナーに突入していきます。これがまた、『お~!!』 の連続でして…。まずは1曲目。これまたまさかの 『ツバメ』 だったんです。ピアノ定番曲をギターアレンジするだけでも珍しいのに、ガットギターで弾き語るとは驚き以外の何物でもありませんでした。(この曲の時は、ゲンタサン、キタローさんは舞台袖に。)ギターのことはよく分かりませんが、淡々と爪弾かれる音が、純粋にこの曲の良さを引き出し、すごく雰囲気がよかったです。没頭しながら聞き入りました。2曲目は、まさよしさん大得意の素晴らしいボサノバ。ボサノバのリズムに合わせてゲンタサンやキタローさんが再び登場し、『ENGLISHMAN IN NEWYORK』 を。もうこの曲、勝手に持ち歌だと言っても、世界中誰も気がつかないんじゃないかと思うほど、完璧な仕上がりでした。英語は流暢やし、ボサノバアレンジははまってるし。めちゃくちゃ気持ちよかったです。そしてその次。イントロだけでは何の曲か分からず…。すると、♪カンカンアパートにはさまれた細い路地に~と、これまたちょっと久々の 『ふたりでPARISに行こう』 でした。いつものようなミィデアムテンポじゃなくてアップテンポなアレンジ。まさよしさんは、クエンカアレグレをピックなしで、カッティングしながら弾かれてまして、そのギターのリズムと音色が最高に素敵で、興奮しました。(この曲で興奮するぐらいなのでいかに格好いいギターだったかはお分かりいただけるかと…)。この曲のエンディングは、なんと3人パーカッション。まさよしさんとキタローさんはパンディエロを叩かれてまして。もう、こんなことまでするの!!と思って、めちゃくちゃ嬉しかったし、楽しかったです。

この後はギターをジャンボに戻し、これもご無沙汰の 『根無し草ラプソディ』。この曲をこの位置に持ってくる構成も珍しいですが、逆にこれは、普段よりも少しテンポを落として、味わい深く聞かせてくれました。エンディングのとこで、ジャンボをストラドキャスターに持ち替えて…♪闇を超えて~…と、3ピースバージョン待望の 『真夜中のBoon Boon』へ。もうめちゃくちゃ、めちゃくちゃよかったです。レスポールと音の感じが違うけども、すごく、『らしさ』 がにじみ出てるアレンジで、すごく感動しました。先々週の弾き語りバージョンもよかったけど、今日の3ピースバージョンも本当によかったですよ!!声も声量も何から何まではまりまくりですごくいい!!なんか早く野外で聞きたいです。

BoonBoonに大満足気分の会場に対して、この3ピースバンドは、手を止めることなく、更にアグレッシブな仕掛けを続けるんです。私的には本日ライブで最高で最大の驚きと感動だったのですが、シャッフルアレンジでガンガンにエレキを弾くまさよしさん。何、この曲?と頭をグルグルさせてると、もう驚く事に、歌いだしたのは 『ペンギン』 でした。本間にこれ、怖いぐらいすごいですよ。めちゃくちゃロックでシャッフルなベンギン。リズムをイメージしてもらうために言うと、リズムだけは、矢沢永吉の 『SOMEBODY'S NIGHT』 っていう曲、ありますよね。あれぐらいのシャフルです。あーいうリズムにギターもボーカルも合わせこんで来られて…。もう格好良すぎて、こめかみがキーン!としてくるし、倒れるかと思いました。数え切れないほどまさよしさんのライブを見てますが、今日、人生で初めてまさよしさんのライブに来たのか?と錯覚するぐらいにドキドキして、声も出ませんでした。もうこれはアカン。こんなのは違反です。格好良すぎる!!しかも、最近エレキに凝ってると公言されてるだけあって、エレキもまた格好よくて。腕は確実に上がってると太鼓判!!どこまで突き進むんだ、この人は…。本当にこれには完敗でした…。すごかったぁ。

その次も何の曲かまた分からない感じでして、耳を凝らしてると、♪ニュ~スはとめどなく…と、すごくゆっくりしたテンポで、これまたシャッフルアレンジの 『アレルギーの特効薬』 でした。今まで色んなアレンジで聞かせてくれてるこの曲ですが、今日のも面白かったですよ~。これもエレキでした。そして、『晴男』→『セロリ』 へと続きまして。(曲順は、定かではありませんが、多分これで合ってると思います)。晴男はエレキ、セロリはジャンボで聞かせてくれました。セロリもなんか久しぶり感があり、これも大満足。ラップの部分も完璧やったですし、アコギもすっごくよかったです。

そして…。『ONE MORE TIME, ONE MORE CHANCE』。(本当に贅沢なセットリストでしょ。)アコギのバンドバージョンでした。先々週の城ホールでの引き語りには、猛烈に感動させられましたが、ベースとドラムがつくと、違う深みが加わり、今日もやっぱり素晴らしかったです。間奏明け、♪夏の思い出が回る 不意に消えた鼓動…の後、ゲンタサンのドラムが響き、最後の盛り上がりに突入するこの曲ですが、ゲンタサンが、ものすごく気合の入った雰囲気でタイミングを見計らっておられ、今日も、エンディングに向かって、最高の『お膳立て』とも言えるドラムの音。すごく感動しました。前回の城ホールのレポでも書きましたが、まさよしさんはこの名曲の聞かせ方、すら、未だ更に進化させていて、以前のように、会場全ての人が、歌詞に感情移入し、張り裂けそうなぐらいの張り詰めた空気の中での演奏ではなくて、私たちが純粋な気持ちで、ただ『曲の良さ』を味わえる…そんな空気を作り上げるパフォーマンスを作り上げられたと思うんですよね。今日ももうすごく感動しました。本当に素晴らしかったです。

以上本編が終わりまして、アンコールは最後1曲。『月明かりに照らされて』 でした。HMAと同じようなテイクでしたが、やっぱりめちゃくちゃよかったです。この豪華絢爛ライブを締めくくるには十分すぎるこの選曲に、心の底から感動しました。

というわけで、記憶の許す限り書き綴りましたので、順番が間違っていたり、飛んでる曲があったらごめんなさい。今日の総括ですが、冒頭にも書きましたが、これ、全国5本の限定ライブですよね。それも『0円ライブ』 ですよね。でもね、そのライブが上記のようなセットリスト、上記のようなアレンジですよ。普通、有り得ますか?別にここまでガンバらなくても、この息の合った実力肌の3人なら、普通にやってくれても、めちゃくちゃ楽しいと思うんです。でも、このような位置づけのライブですら、見たことないこと、聞いたことないものを惜しげもなく取り入れて、どうだ!!と言わんばかりに思いっきりやってくれるんです。すごすぎましたよ、本当に。ゲンタサンやキタローさんも、フル活動!いつものように笑顔満開のサポートですし、信じられないぐらいに楽しくて最高でした。やっぱりライブの人です、山崎まさよしは!

いつもの通り、声だって、柔らかかったり、温かかったり、スパイシーだったり、強かったり。根本的に素晴らしい声質と声量を自由自在に操って、曲の雰囲気を盛り立てる。ギターも、ジャンボ、ストラト+クエンカアレグレを多用することで、ライブそのものに色んな表情をつくってくれるし。しかも言うまでもなく上手いし…。まだ夢見てるみたいだと思うぐらいに、最高のライブでした!やっぱり本間にこの3ピースバンドは凄いです。私達の誇りです…。

今宵、まだまだ寝付けそうにありません。

 

 


山崎まさよし IN REQUESTAGE 6

2008-04-28 00:45:37 | 山崎まさよし

あの…。山崎まさよしって人は本当にやっぱり凄い人です。FM802の 『REQUESTAGE6』 に行ってきたのですが、めちゃくちゃ感動してます。あまりにすごかったので、記録に残したいと思います。

 だいたいね…3ピースじゃなくて、弾き語りだったんですよ!!もうこれには本当にびっくりしました。他の出演者さんは若者のロック系が多いので、自ずとお客さんの年齢層も若い人が多く…。しかも場所は大阪城ホール。さらに、最近はエレキやロックに凝ってると公言したはったので、疑いもなく3ピースだろうと思い込んでました。なのに!なのになのに!あの空気の中で、本当に山崎まさよしらしい、しっかりとした弾き語りを聞かせて…いや魅せてくれはったのです。

 1曲目は“ドミノ”。まずパンディエロでループをつくり、更にギターのループを重ねた弾き語りverは、やっぱりとても格好良く…。でも、この時点でもまだ、私は少し、会場の 『空気』 を気にしてました。私たちには、めちゃめちゃ格好いいこの曲でも、弾き語りという形式で、しかもみんなは知らない曲なので、大丈夫かなぁ…と言う気持ちを拭いきれないまま、でも久々の弾き語りを楽しみました。やっぱり上手い!

 2曲目。ブルースハープの音色に会場が沸き立つ中、♪闇を超えて…と歌いだすまさよしさん…。私待望の“真夜中のBoon Boon”でした。レスポールとブルースハープっていうのもめちゃくちゃ素敵ですが、アコギの音色でのBoonBoonも、なんか独特の風合いがあって、これもすごくよかったです。会場の若者諸君には、このブルースを自分と重ねて聴くという聞き方は年齢的にできないでしょうが、でも802ではよくかかってたので、知ってる人も多かったんじゃないでしょうかね。そう思うと、この曲をこの位置に持ってきたおかげで、一歩会場が近くなったように思います。弾き語りこの曲って、これからも稀かもしれないなぁと思って、貴重と思いながら、しっかり味わいました。

 そしてその後、軽いMC…かと思いきや!! いきなり『メンバー紹介』と言い出されまして。十八番の『一人メンバー紹介』かなと思ったら、珍しく『サンプラー』のことを説明し始めはりました。サンプラーはこうやって使うんだというデモも、パンディエロとかで録音するのではなくて、自分の声でリズムを打って、それをすぐに聞かせてくれはったのですが、周囲の若者なお客さんたちからは、あちこちから『すご~』とびっくりした声が聞えてきました。私が鼻高々だったのはつかの間…。今度は、私たちも見たことないことをやりださはりまして。『サンプラーはリバースもできる』と言って、なにやら変な言葉を録音しはるわけです。まるで呪文にも似たような言葉を…。それをサンプラーのリバース効果をかけたら、ちゃんとした言葉に聞えるんです。“おきゃくさん”とかみたいに!1つ目は“おきゃくさん”だったので、短かったのですが、2つ、3つ目は、“盛り上がってる?オオサカ” とかみたいな文章だったので、その録音する呪文みたいな言葉も非常に長くて…。まぁとにかくこれ、めちゃくちゃ盛り上がりまして、完璧に会場の空気を掴み、めちゃくちゃ楽しい感じになったのですが、この山崎まさよしという人は、その余韻が残る中、平気な顔してあの曲を歌ははるんですよ…。そうです。『One more time, One more chance』です。さっきまでとのGAPもすごかったけども、よくよく考えると、弾き語りのワンモアってものすごく久しぶりやったので、本当に、たまりませんでした。バンドがついたり、ピアノだったり、ストリングスがついたり、エレキだったり…と、ここ数年、ワンモアを聞ける機会は多かったですが、純然たる弾き語りって、定かではないものの、多分03年のOKST以来じゃないかなと…。久々のアコギ1本のワンモアは、もう私の心を思いっきり震わせました。本当にすごくすごくよかったです。少し前に聞いたことがあるのですが、まさよしさんは、この曲はエレキの方が歌いやすかったようなんです。アコギは上手く声がでない…って言うたはったようなのですが、確かに以前は、この曲が始まると、居た堪れないほど張り詰めた空気になって、聞いてるこっちもなんだかとっても緊張してしまうので、この曲を心底味わう余裕があまりなかったんです。でも、今日は違いました。美しいアコギの音色に、圧倒的なまさよしさんの声量と抑揚のある声がしっかりかみ合って、本当に素晴らしいワンモアでした。今日は、360℃全てに人が入っていたのですが、会場に居た人全員の心に響いたのではないかと本当に思います…。

 その後、4曲目は“晴男”。ライブ定番のこの曲ながら、弾き語りアレンジは全く初めてで、これがまた新鮮!この曲のサビの『楽しいのにキューンと染みる』って言う味ががたまらないんですが、このメロディラインとアコギっていうのは、やっぱり上手く馴染むんですよね。最後の♪ラララ~もいつものようにちゃんと歌ったし、心の中の『楽しい!』って言うツボ、ぐいぐい刺激されました。

 そして最後。『晴男』で終わるのかと思いきや、ラストは、『いかれたbaby』でした。パンディエロでのループに合わせて、アコギでしっとりしっかり歌われましたが、カバーだと言うことには一切言及されなかったので、まさよしさんの曲だと思った人も中にはいるんじゃないかと思うぐらい…とにかくいつものようにしっかりはまってました。今日もめちゃくちゃ上手かった…。素晴らしかったです。

 ギターの上手さ、器用さ、歌の上手さ、曲の良さ、ライブの楽しさ、バリエーションの多さ…。山崎まさよしの持ち味を、たった30分5曲の中でフルに見せてくれた本当に楽しいライブでした。30分だと思えないぐらいに満足したし、嬉しくもあり、誇らしくもあり…。冒頭書きましたが、始まるまでは、とにかく出演者のみなさんとお客さんの年齢層からして、『どうなんだろう…』とかなり思ってたんです。でもね、ここで3ピースでアップテンポの曲を縦に並べるライブだったら、もちろん卒なくそれなりに楽しいライブに終わったかもしれない…。でも、あえて間逆を選ばれた事で、びっくりするぐらいに印象的ないいライブになったと思います!アリーナはオールスタンディング、360℃お客さんが埋め尽くすというあのムードの中、雰囲気に迎合することもなく、弾き語りスタイルでライブをやり、『山崎まさよしらしさ』を押し付けるのではなくて、見る側を惹き付け、そして引き寄せた今日の構成には、私達、大ファンが大喜びしたのはもちろん、他の出演者をお目当てに来た人も、楽しまれただろうと思います。本当に、感動、尊敬、誇り…感無量です!!

 『真夜中のBOONBOON』という曲は、ゲンタさんの 『三振でもいいから、思い切りバットを振ったほうがいい』 というアドバイスを取り入れた曲と言うのは、みなさんご存知のとおりですが、今日のライブはまさにこの精神だったと思います。まさよしさんは、思いっきりバットを振ってくれはりました。もちろん、三振どころか、技が光るランニングホームランぐらいの値打ちはありましたけど、でも、弾き語り形式にしたことで、見に来た人の中に、しっかりと何かを刻んだライブだったんじゃないかなぁと思います。本当に格好よかったです!

 今日のライブの様子は、5月27日に802で放送されるそうです!本当に感動しました。素晴らしかったですよ。幸運にも、早々に今年のまさよしさんのライブに触れる事ができましたが、また何か一つステージが上げて、私たちの期待をガンガン裏切ってくれる事、確信しました。間違いなく進化し続けてる!とにかく次が楽しみます!!


声にならない思いのせて…。

2008-04-20 21:33:40 | ICCY

 今日、関西の朝日放送で「寛平ちゃんのサハラマラソンのドキュメンタリー」が放送された。このマラソンは非常に過酷で、昼間は40℃以上あるサハラ砂漠を、7日間の自分の食料(約15kg)を担いで走るというもの。時には起伏の激しい砂丘を、ある時は真っ暗な夜の砂漠をひたすら走り続けなければならないこのマラソンの厳しさは、番組を見ていた私から言葉を失う程のものだった。                    この番組の途中、孤独に戦う寛平ちゃんを励ます「ビデオレター」が用意されていたた。それを見た寛平ちゃんは、涙を拭いながら、その声援に応えるべくみごと完走を成し遂げられた。24時間マラソンもすごいけど、そんな比じゃないと言うぐらいのものすごいこのマラソンを完走した寛平ちゃんは本当に素晴らしく、おでかけの用意をしながら見てたのですが、すっかり手が止まってしまい、結局待ち合わせに遅刻してしまった程だった…。

 その寛平ちゃんへの「ビデオレター」。実は私はこの中に参加しているのです。それは、3月2日の京都会館。忌野清志郎さんの「完全復活祭ファイナル」にて撮影されたものだった。あの日、ものすごい熱気と高揚の中、会場に入ると、いきなり「快気祝い」と書いたのし紙つきの手ぬぐいがお客さん全員に配られました。これには本当に嬉しく、着席もしていないうちから、ポロポロではなく、ボロボロ涙が出てくるほどだった。私は元々、特別な清志郎フリークではなかった。イベントなんかで何度か清志郎さんのステージを見たことはあるものの、雰囲気に圧倒され、楽しむと言うところにはなかなか至っていなかった。でも、06年のナニワサリバンショーにて、忌野清志郎という人の偉大さをようやく肌で感じ始めた矢先に、病気にかかられ…。その後、「札幌市民会館最後の日」の放送で、清志郎さんの復活の姿を見た時、いや、正確にはあの声を聞いた時、まるで自分が会場に居るかのように興奮、感動し、涙が止まらなかった。そして今回の復活祭…。奇しくも、キタローサンだけでなく、ゲンタサンまでが清志郎さんのサポートに付かれる上に、京都でライブがあるとなれば、行かない選択肢などあるはずもなく…。

 清志郎さんのライブは本当に素晴らしく、知ってる曲もうろ覚えの曲も、とにかくもう楽しくて仕方がなかった。「ライブを楽しんでる」という感覚がどうしようもないぐらいに自分を支配し、本当にエビちゃんに負けないぐらいに口角は上がりっぱなし、西田敏行にも負けないぐらいに泣きっぱなし…の高揚っぷり。それは私だけでなく、とにかく会場全体が忌野清志郎と言う人に惹き付けられていたんです。お客さんだけでなく、ステージ上の人たちも皆だったと思う…。数ヶ月前のまさよしさんのライブで聞いたばかりの「デイドリームビリーバー」や「トランジスタラジオ」をキタローさんやゲンチャンをバックに清志郎さんが歌われたのは、本当にもう感無量だったし、この偉大なるGOD“忌野清志郎”のサポートを努めているのが、ゲンタさんやキタローさんだと言うのは、山崎ファンとしては『誇り』以外の何物でもなかった。清志郎さんは、ステージを所狭しと踊りまくり、ずーっとずーっと大迫力で歌い続け、ここに居れてうれしい!と叫びたいぐらいに楽しかった。途中でCHABOが出てきて、盛り上がりは最高潮。大ラスの『雨上がりの夜空に』は、CHABOが、『あの』イントロを弾くってわかっていても、もうあれを弾きだした瞬間、嬉しくて体が爆発するかと思うほどだった。本当に自分の想像をはるかに超えた素晴らしさは、1ヶ月以上経った今でも、思い出すだけで鳥肌が立つし、まだ感動しているほどだ。

そのライブが終わった後、今日放送された寛平ちゃんへのビデオレターを清志郎さんと一緒に録ったのです。『夢に向かってアメマ~』と叫んだだけだけど、録画していえる時に想像した以上の過酷な闘いに挑んでいる寛平ちゃんと、そして、復活を遂げた清志郎さんにも、今日映像を見ながらまた改めて感動した。

 今日、私の心を振るわせたのは58歳のお二人だけではない。『ジャパン・オープン』での真央ちゃん。真央ちゃんもすごい。彼女が一生懸命滑っている姿は、見るといつも感動する。真央ちゃんの嬉し泣きも悔し泣きも、成功した時も失敗しちゃった時も、なんだかわからないけど、いつも見てる私が泣いてしまう。同じ映像を何度見ても…同じように涙が出てしまう。彼女がものすごいプレッシャーの中でいつも頑張るからだろう。年をとり、経験を積むと、プレッシャーも『経験』と言うもので緩和していくだろうけど、『真夜中のBoonBoon』世代である私は、まさにプレッシャーと戦う日々。私と真央ちゃんのプレッシャーが同じ訳もないけども、真央ちゃんの頑張りは私の胸をすごく打ちます。

 私はちょうど、清志郎さん&寛平ちゃん、そして真央ちゃんの間ぐらいの年なのですが、最近、色々とあまり調子が良くない。体は元気なのだが、気持ちがダメで、なんだか悶々としてる。でも今日、人生の大先輩たちも、まだまだ若い真央ちゃんも、思いっきり頑張っているという姿を目の当たりにし、よし!私もバットを振るぞ~!!っと奮起中!!『声にならない思い』を乗せて…。

 そして、1WK走り抜いて、来週の日曜日は『リクエステージ』ではじけるぞ~!!エレキでロックなまさよしさんを味わえるのかな??


山崎まさよし COVER HALL TOUR 香川+大阪 総括レポ③

2007-12-18 23:28:20 | 山崎まさよし

★BEST HIT USO (ブルースブラザーズのコスプレで登場!)
・RESPECT~さらば恋人:アンコール明けにふさわしいこの曲!私はこの曲の♪HEY HEY! LITTLE GIRL.. がめちゃくちゃスキです!!フルコーラスでガッツリ聞きたいとこですが、例により、“さらば恋人”に連動します。でも今まで違うのは、RESPECT→さらば恋人~RESPECT というリレーパターン。これは、今年の夏フェスなどとは逆ですね~。まさよしさんは、♪TAKE CARE TCB..のところで、会場を指差しますが、私の名前がTCBやったらよかったのにと訳の分からない事を思うほど、興奮するメドレー1曲目です!
★SUPERSTITION:バンド+エレキバージョンを聞いたのはこのツアーが初めてです。曲の雰囲気は、原曲っぽさを残して、山崎色の強いアコギカバーとは違う色をガンガンに出してますよね!!
★はじめてのチュウ;これですが、SUPERSTITION終わりで、スティービーワンダーの『SIR DUKE』の有名なメロディが始まります。お~!と思っていると、いきなり♪眠れない夜~ と、はじめてのチュウになるという展開。初日は本当に噴出してしまいました。衣装と曲のGAPが非常に笑えてたまりませんでした。で、この曲終わりに、また『SIR DUKE』に戻るのですが、ゲンタサンのコーラスとまさよしさんのカズーセッションがあるんですよ。これって、サラッと流しがちですが、これすごいですよ。完璧に噛み合ってますからね!!本当にこの人たちの器用さには驚かされるばかりです。
★JUST THE WAY WAY YOU ARE:次の曲と語呂が似てるから選ばれたのかよくわかりませんが、キタローサンがキーボードで弾き語りをされます。いわゆる『お前が歌うんかい!シリーズ』です。香川の時は、まさよしさんは本当に一瞬歌いかけて、キタローサンが歌うのを見て“え!”と驚く小芝居もついてましたので、余計に沸きましたね!弾き語りも出来るキタローサン。やっぱり器用ですよねぇ…。
★JUST TWO OF US:テレキャスでのボサノバアレンジでサビから始まるこの曲。サビの♪BUILDING CASTLES IN THE SKY… の部分をこんなに上手く歌えるのは、まさよしさんだけだと思います(笑)“CASTLES”の部分はファルセットになり、“SKY”の部分は軽く音程を落としていくって言うあの歌い方!!格好いいですよね~。で、間奏では、♪ドラムはゲンタ~ ベースはキタロー 歌うは山崎まさよ~し と、メンバー紹介も挟まりますが、♪やぁまざ~きまさよ~し って歌ってるだけでも、いい声で毎回喜んでしまいます。幸せです…。
★SMOKE ON THE WATER:このテレキャスの音!!このテレキャスの音の素晴らしさといったらこの上ないですよね。格好よすぎる!!いつもキタローサンが何か言われるんですが、これだけは聞き取れない…。「お前だ!」だけはわかりますが…。髪の毛の事ですよね?
★ALL MY LOVING:このメドレーの最後の曲ですが、これも初めてバンドバージョンを聞きました。これ見てると、めちゃくちゃビートルズとかぶって、いつも密かに感動しています。アコギのカバーは、完成しつくしてて、むしろ上手すぎるぐらいですが、このバンドバージョンは、3ピースバンドらしさが溢れてて、すっごく楽しいです!!

~スターダスト(暗転中)~
”シャボン玉ホリデー”のエンディングテーマであるザ・ピーナッツの“スターダスト”がホールに流れます。ステージ上では、ミラーボールが回り、COVER HALLというロゴが輝くんですが、いつも結構ジーンと来る時です。ピーナッツの声がすごく美しくて、思わず聞き入ってしまうのですが、もうすぐライブが終わるという寂しさと、こんな素敵なセットは、まさよしさんのために用意されたものだと思うと、改めてまた嬉しくなったりするんですよね~。

【アンコール】
★IN MY KITCHEN/CROSS ROAD:初日と2日目の大阪は、いきなり「いかれたbaby」だったのですが、大阪3日目には、このブルースカバーコーナーが加わってました。これにより、このカバーツアーが、山崎まさよしを余す事なく味わえる完璧な仕上がりになったと言っても過言ではありませんよね。ブルースこそ、山崎まさよしだ!とは言いません。でも、ブルースも山崎まさよしの持ち味ですからね!久々に聴くボトルネックを使ったブルースは、ゾクゾクするほど格好よかったです。大阪3日目と香川は、IN MY KITCHEN、大阪4日目はCROSS ROADでした。『CROSS ROAD』はフルコーラスを結構しっかり歌われましたが、『IN MY KITCHEN』はちょっと短めだったような。でもでも、本当に格好良いんですよね~。
あ、この曲の前のMCは、結構タラタラ~としてて、これまたまさよしさんらしい。大阪の時も弾く直前になって、耳の後ろを触りながら、何の脈略もなくいきなり、「加齢臭ってここから臭うってしってた?」とかって言い出したり。本当におかしかったです。いじるのがクセになってるらしいですよ。それから、大阪3日目は、ギターを弾き始めては、何かを話し出してやめて、一人で突っ込んだり(笑)。「大阪の方では有山さんがよくやられてるんですけどね」なんていいながら、ちょっとギターを弾いてはとめ、「ええ音やぁ~」ってギターの音に浸るという有山さんのモノマネ付きで爆笑でした。
★いかれたbaby:だいたい、こんな名曲で最後のヤマ場だというのに、この山崎まさよしという人は、直前までタラタラとMCをやるわけです。この曲がどれほど素晴らしいかを語るMCなんですが、武田鉄矢のモノマネで、「単純で深い!」って言ってみたり…。そんなオバカな事やってたら、まちがうで~!!などと、こちらを心配させるほど。でも、山崎まさよしという人がこの曲を演奏し始めると、今までのバカ騒ぎなど何事もなかったかのように、一気にホール全体が一つになるんですよね。みんなステージを見つめながら、ホール全体に広がるまさよしさんの声を追う…。今回のツアーで大活躍のゲンタサンのレゲエなドラムと、まさよしさんのテレキャスの音、それを支えるかのようなキタローサンのベース。そこに、とってもとっても優しいまさよしさんの声が乗るんですよね。そして、キタローさんが途中でベースを置いてステージを去り、続いてゲンタサンが演奏を終えて去る。ステージ上にはまさよしさんが一人残り、サビを静かに繰り返す…。最後の最後は、アカペラで…。その声がエコーとなって、ホール中をさまようんですよね。空から声が降ってくるような…。あまりの声の美しさが、まっすぐに私の五感を刺し、何度聞いても涙が出ます…。本当に例えようもないほどの素晴らしさの中、ライブが終わっていくのでした…。

いやぁ…いかれたbabyの事を書いてるだけで、涙がでる思いですが、今回も本当に素晴らしいツアーです。ものすごく企画性が高く、情報量も多いこのライブ。ツアーの前に、ゲンタさんが、連日10時間ぐらい練習しているとブログにアップされてましたが、その事がよくわかりました。まずメドレーですから、つまずいたり段取りを間違えたら総崩れになる。SEがいつもよりも多く使われてるので、これまた間違えるとグダグダになる。でも、やりなれたオリジナルじゃない分、リスクは高い…。この3ピースバンドの実力なら、ここまでの見せ方をしなくても、十分私達を満足させられたように思うんです。でも、そこそこの内容に甘んじることなく、やれる限りのパフォーマンスを用意し、披露してくださいました。ゲンタサンも本当に大変だったと思います。今回は、楽曲の格好良さは、全部ゲンタさんにかかっていたと言っても大袈裟じゃないぐらい、ゲンタサンがライブをコントロールしておられたように思うのです。それにまさよしさんやキタローさんが、がっぷり四つで付いて行って、びっくりするようなステージができあがった…。そんな感じがします。

それから、四国って、熱狂的なファンの方が多いんでしょうか?振り返る事、2005年のOKST。千秋楽は松山でした。これが私の四国ライブ初参戦でしたが、すごい盛り上がりにものすごく感動したんです。でも、千秋楽やからだと思ってました。翌年のHMA。約1年前ですが、このツアーの千秋楽も四国の高知でした。もちろん大盛り上がり大会。でも、これまた千秋楽やからだと思ってました。そして今年10月のしこちゅー。もちろん、2日とも盛り上がりましたが、これは、超スペシャルライブだからだと思ってました。でもでも!先週土曜日の高松。千秋楽というわけでもないのに、本当にすっごい盛り上がりで、私は本当に感動しました。四国ってすごい…ってめちゃくちゃそう思いました。やっぱりお客さんが大喜びすると、まさよしさんもテンションがあがりますからね。先般の香川のライブで、「今日は地方公演という意味では、ある種千秋楽みたいなもんですが、それにふさわしいライブだと思います。とても楽しかったです」と話されまして、めちゃくちゃ感動しました。高松という町も、想像以上に食道楽な町で、この夜は、はちゃめちゃに楽しむことができました!!

さて、このツアー。今日の中野も終了し、後はいよいよ千秋楽の渋公バースディライブを残すのみとなりました。寂しいですよね、終わっていくのは…。でも、今はただ、まさよしさんにとって、いのしし年のお誕生日ライブが、一生忘れられないものとなる事を祈るのみですよね。


山崎まさよし COVER HALL TOUR 香川+大阪 総括レポ②

2007-12-18 00:31:57 | 山崎まさよし

★月/大きな玉ねぎの下で:大阪 1,2,3日目は「月」。大阪 4日目+香川は「たまねぎ」でした。「月」の見所は、“生与作”。ギターを弾く合間に“カーン”と鳴らされるんですが、忙しそうなんですよね、微妙に。こういう「作業感」を味わえるところが、まさよしさんらしさで気に入ってます。この曲は、バンドアレンジでありながらも、まさよしさんの声とギターをじっくり味わえる曲だと思います。それと、「ひーふーみーよー」というカウント出しも面白みですね。一方の「大きなたまねぎの下で」は、アルバムと同じピアノアレンジですが、大阪4日目で初めて聞いた時は、めちゃくちゃ緊張しました。どこまでピアノでの弾き語りが完成してるのかわからなかったので。でも、まさよしさんはこちらの心配など不要だと言わんばかりの熱演熱唱されました。香川の時は、ずーっと立ってたので(ウクレレコーナーもずっと立ったままでした)、このたまねぎも立って聞いたのですが、私の前の人で座られた人がパラパラおられました。私は後ろの方だったのですが、そのおかげで、すこーんとまさよしさんまで視界が広がりまして…。香川の時は、もう“身を預ける”ような感覚で、その歌声とピアノの音を聞き入る事ができまして。大阪4日目も素晴らしかったですが、香川での歌声も素晴らしかったです。あ、グランキューブは音質があまりよくなかったのに比べて、香川は音が良かったので、ホールの良さも影響していると思います。あ、それと、これらの曲の前の準備の間に、暗転の中、録ったばかりの『ご当地ソング』を流されるんです。それがご陽気な感じでおかしいのに、その後、これらのどちらかの曲に淡々と進む展開が非常にシュールで笑えます。
★コイン:初日、歌詞が乗る部分まで、何の曲かわかりませんでした。♪原色に…と歌いだされた時は、何という選曲を…とまたたじろいでしまいました。過去、バンドアレンジの「コイン」といえば、真っ先に思い出すのが、YMAC 05のコイン。この時は、まさよしさんはピアノでしたが、ゲンタサンのドラムが深々と迫ってくる感じと、力強いボーカルが印象的でものすごく好きなテイクでした。でも今回のエレキアレンジは、本当に格好いい。普通なら、アコギ一本の弾き語りの印象が強く、それが良さでもあるこの曲を、あえてこんなアレンジに変えてこないと思うんですよね。でも、この『コイン』を聞いて、違和感を感じた人なんて居ないと思います。素晴らしいです。
★ステレオ:会場が『コイン』の余韻に浸る中、間髪入れずに、ゲンタサンのシンバルが始まる…。最初は静かに…でも、どんどんと音量が上がっていく。そしてそれがフォルテッシモに至った時、ゲンタサンの合図でまさよしさんが絡んでくるんです。このシーンはすごく格好よくて、暗闇の中、まさよしさんのギターに合わせてステージのライトが光る…。思い出すだけでも格好いい!!前にも同じようなことを話題にしてますが、ステレオは印象深いぐらい格好いいテイクがライブの度に生まれているんです。『心拍数』のご当地VER(中国編)の『ステレオ』を聞いた時、もうこれ以上のアレンジはないと本気で思いましたが、OKST05で、まさよしさんはこの曲をパンディエロ+ギターのループとともに演奏されまして、なんて格好いいの~!一瞬にして甲乙つけがたくなりました。その上、その1年後のHMAの『ステレオ』。めちゃくちゃ格好良かったこと、覚えておられる方も多いんじゃないでしょうか。ゲンタサンのドラムから入るですがめちゃくちゃスキで、何回聞いたか分からないほど…。そこにまた今回のテイクが加わり、ライブで聴くたびに興奮してます。特徴的なのは、どのテイクもめちゃくちゃリズムが格好いいんですよね。ゲンタサンがクラブシーンで活躍されたり、デラルスでサルサを極めてらっしゃるという効果も多いでしょうし、山崎まさよしの転生のリズム感や、キタローサンのアクセント的なベースも、この曲がまだまだ進化している理由だと思います。めっちゃくちゃ格好いいです。
★苦悩のマタニティー:思い出すこと、今年の10月のしこちゅーライブ。この曲を構成してるあのリフをまさよしさんが弾かれた瞬間、会場のいたるところで悲鳴が…。私も正真正銘の『黄色い声』をだして、キャー!!と叫びましたが、もう嬉しかったぁ。今思い出すだけでも、涙がでるぐらいなんですが、本当にすごい盛り上がりだったんです。なので、今回の意外性の高い選曲からして、来るかな?と思ってたらやはり…でした(笑)。香川は、しこちゅー参加者も多いはずですが、やはりあのリフがなった瞬間、沸きましたね!!この曲、ちょっと横揺れしながら、あのリフを弾かれるまさよしさんですが、それがもう本当の本当に格好良い!毎回ヘロヘロになりながら、必死で見て、必死で聞いて、感じてます!
★ヤサ男の夢:久々ですよね、この曲!!前奏でYEAH!とコール&レスポンス→カウントで始まるこの展開がめちゃくちゃスキです。まさよしさんがカウントを出すのが本当にスキなんで、それだけでテンションがあがります!!
★アドレナリン:この♪チュルルル~は、なんでこんなに興奮するんでしょう。YMAC 05の時、この曲が始まった時、本当の本当にめちゃくちゃ嬉しかったけど、やっぱり今回も毎回嬉しい…。この曲について少々語らせてください。この曲ですが、7TH COLORSで、アルバム『HOME』を特集された時のDr.KYONさんのコメントなんですが、『この曲はファンキーチューンで、これは思いっきり弾いた記憶がある。シンガーソングライターの作品は往々にして控えめだったりするんですが、ものすごい可能性というかキャパシティや深さを感じた。ファンキーな曲とかドロドロしたビートの曲は、暗かったり、ダイナニズムが狭かったりするんですが、すがすがしさやすっきりした感じを感じて、個性としてびっくりした記憶がある』と話されてたのがものすごく印象的です。そして、この曲で初めて関わりをもたれたゲンタサンは、ブースのソファーに座ってまさよしさんの仮歌録音を聞かれてたそうなんですが、あまりの格好よさに立ち上がって、『すげー格好いい!俺これ出たら絶対買う!』と踊りだされたそうです。初日にこのイントロが流れた時、これらのコメントをしっかり思い出し、楽しさや嬉しさが爆発しそうになりました!今回、一番最後の♪君をこのまま生かすわけにはぁ~ と溜められますが、これもめちゃくちゃ格好良くてたまりません。香川の時は、私の近くはどうやら大ファンさんが多かったようで、全編に渡り、この曲をみんな歌ったはりました(笑)。それぐらい楽しかったってことです!!

                                        <その③に続く…>


山崎まさよし COVER HALL TOUR 香川+大阪 総括レポ①

2007-12-13 23:24:42 | 山崎まさよし

先ほど、高松から帰ってきました。
私は、大阪のTTL4DAYS+
昨日の香川の計5本、今回のツアーに参加しておりますが、2枚のアルバムに加え、このライブも本当にすごく楽しいので、5本一気に総括して、記録に残したいと思います。

ただ、昨日の香川はすごかった…。まさよしさんたちもさることながら、お客さんの盛り上がりがとにかくすごくて、結果、とてもいいライブになりました。なので、記憶も感動も新しい昨日のライブが中心になるかもしれません…。昨日の四国は盛り上がりましたよ!!参加してても嬉しくなるぐらいでした。


まず、山崎まさよしという人のライブは、完全一人形式の時でも、今回のような3ピースの時でも、1曲毎に、物理的に可能な範囲における『最大限の魅せ方、聞かせ方』が用意されていますが、今回のライブはその集大成と言っても過言ではない程、選曲といい、アレンジといい、楽器の構成といい…本当にすごいです!そのため、実は初日は、あまりの展開に圧倒され、なかなかついていけず…。カバーもオリジナルもごちゃまぜで、それも選曲も意外!なのに、『うわ!うわ!』って驚いてる間に、どんどん先に進む!とにかく11月の大阪2本は、いつもみたいに味わいながら見てる余裕がなく、アップアップでした。それぐらいにステージから発信される情報量が多いですよね。まさよしさんだけでなく、ゲンタさんもキタローさんも、3人とも終始フル稼働なんですもん!

【前半】
★ヒットパレードメドレー

 ・ストリッパー:誰が1曲目に、アルバム未収録カバーを持ってくると思いますか? 初日に見た時は、驚きで言葉も出ませんでした。それなのに、♪俺の全てを見せてやる~ と会場を指差しながら歌うまさよしさんには、毎回メロメロ。オープニングからやられっぱなしです。
 ・ソノラマ:カバーメドレーと思わせておいて、2曲目がいきなりのオリジナル。何すんの!!ですよ…。大阪2日目の時は、キーが取れなかったようで、思いっきり外れてましたが、こういうのがまたライブの醍醐味で記憶に残るんですよね!でも、その他の日はばっちり!昨日の香川もめちゃくちゃ声が出てて、すっごく格好良かったです。ソノラマを歌い終わったら、かぶってた帽子をホルダーにかける細かい演出あり!
 ・M:知名度や人気から考えても、どういう聞かせ方をするのかと思いきや、惜しげもなくメドレーにちょこっと軽く挟むとこが、私には非常にツボです。テレキャスの音が格好いいです!
 ・あなたに会えてよかった:テレキャスをアコギに持ち替えて、アルバムとは全く違う、ゆっくりとしたテンポのキタローさんのおもちゃのピアノに合わせて、静々と歌い始められますよね。まさよしさんの男っぽさに溢れた柔らかい声。昨日もめちゃくちゃ声が伸びてて素晴らしい歌声でした。
 ・あの鐘を鳴らすのはあなた:♪あなたに会えてよかった…という出だしのこの曲をゲンタさんが歌い出され、それに続き、この上ないぐらいに伸びやかな声で、♪街はいまぁ~ とまさよしさんが歌われますよね。これにはもう、毎回やられます!昨日はゲンタさんが歌い出された時点で会場は沸きに沸きまして、その勢いのまま、まさよしさんが歌うんで、非常に高揚いたしました!

 ・SWEET MEMORIES:COVER ALL HO!収録の多重録音コーラスに合わせて、ギターも持たず、ハンドマイクで歌われるこのこんな演出!!初日はとにかくこれにすごく驚き、なんて贅沢なものを聞かせてもらってるんだろう!!とひたすら感動しました。まさよしさんのハンドマイク姿ですが、かつては見てる方を恥ずかしくさせる程のレアものでしたが、まぁ驚くほどサマになってきてました。昨日などは、“格好いい…”と思ってしまうほど。ですが、ご本人の照れは未だクリアできてないようで、昨日は、帽子スタンドをクルクル回したりして、帽子を叩いたりしながら、“手持ち無沙汰”を解消されてました。それがまた微笑ましく、会場の婦女子を乙女にさせるわけです(笑)。
 ・アンダルシアに憧れて:再び帽子をかぶってテレキャスを手にするまさよしさん!このオープニングメドレーの最後を飾るこの曲ですが、まぁすごい!何がすごいって、ゲンタさんのドラムがすごい。ものすごい迫力だし、ものすごく格好いい!アクセントになるフィルインの入れ方、メリハリの利かせ方など、全編を通して、ゲンタさんのドラムに圧倒され、この曲に限っては、まさよしさんに目が行かない日もあるぐらいに素晴らしいドラムでした。アルバムテイクとは違い、トランペットもサックスもピアノもないけど、音の少なさなど全く感じない大迫力パフォーマンスは圧巻。ものすごくドラマティックなアレンジになっていて、♪暗闇からマシンガンが…のところは、マシンガンの音を表すようなドラムを挟まれたり(これは、11月の時はなかった?)、間奏のまさよしさんのハープもものすごくいい音で心を奪われ、それにまさよしさんのカウントの後、ゲンタサンにものすごいドラムが入って身震いするほど!!なのに最後には「勝手にしやがれ」の♪アーア...のところとつなげる小技まで使い、寸分の隙もない素晴らしいメドレーでした。
★ドミノ:先ほどのアンダルシアから休む間もなくドミノに突入。さっきのアンダルシアで体力の限りを使ったドラムワークを披露してくださったゲンタさんなのに、ガンガンの16ビートを叩きぬかれまして、これには本当に感動しました。今回のドラムもめちゃくちゃ格好いい!!改めて言うまでもないですが、いい曲ですよ 『ドミノ』は!!この超絶メドレーの後に、ぽこっと1曲入ったオリジナル。でも、しっかりポジションをKEEPしてますからね。昨日もすっごくよかったです!エンディングの♪ラララ…の部分、今回のツアーでは“ご一緒に形式”ではないんですが、昨日の香川は盛り上がってましたからね!周囲の人はみんな大きな声でラララを歌っておられまし

オープニングからいきなりこの目まぐるしい展開ですからね。そりゃもう圧倒されますよ。バックに司会的な演出もついているメドレーですからね。どこかで躓いたら台無し。なのに、テレキャスを持ったり、アコギに持ち替えたり。ハンドマイクで歌ったり、帽子をかぶったり、脱いだり。まさよしさんだけでもこんなに段取りがあるこのオープニング!構成もすごく格好いいし、このライブへの期待度が一気に高まるこのメドレーは、何回見ても格好良いですよね!

ここで前半のブレイクに。軽いMCをまじえて、小休止という感じですが、だいたい毎回、お約束の“髪の毛ネタ”になっておりますが、いつも会場はそれなりに盛り上がりますし、うまい感じで定着化してきて、毎回私も楽しんでます!

★ケンとメリー(愛と風のように):このライブの中では、しっかりとしたアコギのテイクはこれが最初になります。メドレーは殆どがテレキャスなので…。で、この曲の時、客先は、毎回立つのか座るのかって感じで、なんかいつも集中できないんですよね。たいてい、1番の間にタラタラと“着席の波”が押し寄せてくる。私はでも、途中で座ると集中できないので、座るならさっさと座りたい派なんですが、はりきって一人で座りかけると、その日に限って、座るのが遅かったり、結構苦戦してきました。でも!昨日の香川は違いました。誰も着席せず!!これは大阪4DAYSを知ってる私には大きな感動でした。四国ってすごい!と改めて痛感。まさよしさんもそれを感じたかどうかはわかりませんが、昨日のこの曲は特にすごく良かったです。オープニングもこの日はブルースハープから入られ、いつもと少し雰囲気が違いました。何が良かったって、とにかくまさよしさんの歌が素晴らしかった。声量豊かなあの声がホール全体に響き渡ってまして、ものすごく気持ちよく聞かせてもらいました。
★レイトショーへようこそ:この曲は、かつて、OKSでしかやられたことがなかったので、めちゃくちゃ予想外の1曲。初日はかなりびっくりしました。この曲、個人的には、“アトリエ” で聞いても、特別にめちゃくちゃスキなんてこともないんですが、ライブで聞くとめちゃくちゃいいんですよね!弦の鳴りみたいなのが感じられ、ギターと曲調の相性の良さを肌で感じられるというか。リズムも気持ち良いですし!まさよしさんが即興で作るパンディエロとギターのループ、ゲンタさん、キタローさんのWパーカッションにまさよしさんのアコギの音と声が重なって、めちゃくちゃ良いアレンジです。で、大阪1,2日はなかったんですが、間奏で、ゲンタさんのパーカッションとまさよしさんのギターが絡み、キタローさんのパーカッション締めて間奏が終わるというアレンジが加わりまして、余計に良さが増しました。これは非常に聞きポイントです。めちゃくちゃ格好いいので。エンディングの♪ラララの部分、大阪は座りで聴くパターンなので声が出しにくかったのか、あまり大きなレスポンスになりませんでしたが、昨日の香川は、全員立ってたのでまさよしさんが“ご一緒に”と促される前から大合唱でした。これもまた感動…。
★TRUE COLORS:このイントロのギター、何回聞いてもゾクゾクするぐらいに美しいですね。で、大阪3日目に気がついたのですが、何がこの曲の雰囲気を作っているかと言うと、ゲンタサンのカホーンなんですよね。最初2日は、細かく聴けてなかったんで、把握するのに時間がかかりましたが、
カホーンの響きがこの曲に怖いぐらいにマッチしてるんで、より一層素晴らしいんだと感動しました。この曲でゲンタサンは、ウィンドチャイム、カホーン、空いてる方の手でパーカッションを叩き、サビでは結構重要なコーラスをされてます。この活躍もまた感動です。昨日はこの曲で、さすがに“着席の波”が来るかとドキドキしましたが、やっぱり皆さん、立ったままで聞き入っておられました…。山崎組はアップテンポだけじゃなく、この手の曲も大得意なので、ライブに想像以上の抑揚がつくんですよね。毎回、心に響いて溜息が出そうになります。
★ENGLISHMAN IN N.Y:『TRUE COLORS』の余韻に浸っていると、アルバムテイクと同じストリングスアレンジが流れてきて、それにあわせてこの曲が始まりますが、初日はこれにもすごく感激しました。ストリングスのこのアレンジを使ってこられるとは思ってなかったので、この演出もすごいなぁととても思いました。まさよしさんは新兵器のクエンカアレグレで、絶妙のボサを奏でながら、この曲を滑らかに歌われます。まさよしさんの手元を双眼鏡で覗くと、もう勝手に手が動いてるような感じがするぐらいに、この上なく自然にずっとボサを刻まれていました。しなやかに弦をはじかれるその指の動きを見ながら、ボーカルを聞くなんて、本当に贅の極みでした。
★週末には食事をしよう:こんなんアカンは!!(笑)。格好良すぎです。ゲンタサンのドラムから演奏が始まるイントロの8小節。私はもうこの部分が好きすぎて、ドキドキして爆発しそうになります。それに、腹が立つぐらいに(笑)、男っぽくてツヤっぽいボーカル。そして間奏のテレキャスソロ。何を考えているのかと言いたくなるぐらいに、色っぽいのなんのって…。思い出すだけでも涙腺がヤバイぐらいです。で、サビでまたぐわ~って盛り上げられてた後、ゲンタサンがハスキーな声で♪ラララと歌い、そしてイントロと同じリフをエンディング8小節と続き…。私はもう毎回完敗状態で、ヘロヘロになります。大阪4DAYS、この曲が終わったら、スタンディングオベーションをしたいと思うぐらいになるんですが、昨日の香川は、この曲を立って聞けたんで、念願の”スタンディングオベーション”をやっているつもりで熱烈に拍手しました!感動したぁ!

上手さが光る5曲を堪能した後、山崎組大恒例の“小芝居コーナ”に突入です。今回はご当地ソングを即興で作るというものですが、なかなか楽しいコーナーでございます。ちなみに昨日の香川は、“さぬきうどん”と”金比羅さん”がテーマだったんですが、とっても盛り上がりました!キタローサンが、『今回のツアーで一番ウケタ!』といわれてましたが、本当に大盛況でして、すごく楽しかったです!!それと、大阪4日目のご当地ソングで、「802」というフレーズがありました。言わずと知れた大阪のラジオ局で、通常は“ハチマルニ”と呼びますが、この部分をまさよしさんは、♪FUNKY 802 (ファンキーエイトオツ~) と歌われたんです。“FUNKY 802”というのは、802のキャッチフレーズみたいなもんなんです。さすがはGUMBOのDJを務めてただけのことはある!めちゃくちゃ嬉しかったです!

★RAINDROPS KEEP FALLIN' ON MY HEAD:前の即興ご当地ソングで笑いを取った中、間髪入れずに始まるこの曲。ウクレレを弾きながら、横揺れでリズムを取って歌われるんですが、これがまた大好きでして。軽く心地よさそうにウクレレを弾かれている様子と、まさよしさんのスムーズな英語がめちゃくちゃいい感じに絡んですごくいいです。この時だけは、毎回双眼鏡を覗いてかぶりつきでこの曲を聴くというのが、マイブームです。
★DAYDREAM BELIEVER:全曲とほぼメドレーのような展開でこの曲が始まりますが、これも柔らかくて気持ちいいですよね。

そして“小芝居コーナー”はまだまだ続き…。”カバーとものまね”の違いたるものを、実演にて説明されるというこのコーナー!これがもう毎回爆笑で…。”武田哲矢が松田優作をカバーしたら”とか、”ルパン三世を森本レオがカバーしたら”などという変化球もあるし、”長渕剛”や”長島茂雄”なんてのもあったりして、こういうところでも、山崎まさよしがいかに器用かを感じられるわけです。そして、”清志郎さんのものまねを軽くしてから、次の曲へつながるわけです。

★トランジスタラジオ:よーく考えたら、こんなにじっくりこの曲をライブで聴くことってなかったような気がするんですよね。ナニワサリバンショーというライブで清志郎さんとセッションされたのは、幸運にも生で見ましたが、後はラジオなんかの音源で聞くことが多かったように思うんですよね。なのですごく新鮮で嬉しい1曲でございます。

                                                         <その②に続く>