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「比較は暴力」・・・指導する時は、誰かと比較しない

2016-06-21 17:14:19 | 日記
◆「比較は暴力である」

インドの哲学者クリシュナムルティは言いました。

「比較は暴力である」




そもそも

この世に同じ人間は
一人として存在していません。

だから

人と人を比較しても
全く同じことができるはずがないのです。


しかし

私たちは
ついつい
人と比較する
ということを
日常的にしてしまいます。

例えば

自分と他人を比較して
妬んだり
羨んだり
あるいは
優越感を感じたり
します。

また

相手を誰か別の人と比較して
「○○さんを見習いなさい」とか
「△△さんに比べて・・・・」
と言ったりします。

いかがでしょう?

思い当たることがあるのではないでしょうか?


まあ
人間の特性としてある程度やむを得ないことなのかな
とも思いますが

こうしたことは

比較してもどうしようもないこと

と割り切って
しないようにしたほうが良いでしょう。


◆比較することで人間関係が…


子供に対して

「○○ちゃんはちゃんとできるのに…」

などと比較して叱ることがあると思いますが

そうした場合
その叱られた子は
○○ちゃんのことを嫌いになったり
いじめたりする
ということが
起きていたりしないでしょうか?

同じようなことは
職場でも起きる可能性があります。

特に上司が部下に対して
別の同僚と比較して
叱ったり、指導したりした場合

上司の意図とは異なり

職場の人間関係がぎくしゃくする

という事態を招いてしまったりします。

中には
それで発奮して
頑張る人もいると思いますが
全員が全員
そうではありません。

落ち込み自信をなくす人もいるでしょう。

上司に対し、「えこひいきして、許せない」と思う人もいるでしょう。

最悪なのは

比較の相手とされた人に対し
恨んだり、妬んだり
した場合です。


当人同士は
何とも思っていなかったのに
上司が比較をしたばかりに
人間関係がぎくしゃくし
職場環境が良くなくなる
ということが
起きてしまう可能性があるのです。


私たちは
誰かに変わってほしい時

ついついわかってほしくて
良い例として
他人を引き合いに出してしまいがちですが

このように
結果的に
「比較は暴力」となり
職場の人間関係を壊してしまう危険性があるとしたら
比較はしないほうが良いですよね。

比較をしないでも
叱ったり
指導したり
はできるはずですから…

一人一人違う人間なのだ
ということをベースに
比較しないで指導する方法を
いろいろと考えてみるのも
職場環境を活性化することに繋がるのではないでしょうか。


ご縁に感謝!
今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
暴力には (ルーファウス)
2016-06-21 22:10:48
比較と言う暴力もございましたか!
勉強になります(^_^)
返信する
Re:暴力には (hyumac)
2016-06-22 06:57:33
おはようございます。

はい、つい比べちゃいますけど、気をつけたいですね(^_^;)

コメントありがとうございました。
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