兵庫県難聴者福祉協会のブログ

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運転免許更新講習、それでいいの怪??

2009年12月13日 | 協会員の日常生活

2度目の運転免許証更新がきました。

 私、実は「優良運転者」なので、元町の神戸優良・高齢運転者更新センターにて、更新を受けられました。
 え?違反したことないのかって?
・・・運転したことがないんです。
免許貰って、一回友達の新車を運転して・・・それ以来『スピード制御できずに事故る』というパターンの夢を見るようになってます。
トラウマになってますねぇ。

さて、免許更新の講習を受けた時の疑問を書きます。
 とにかく、情報保障がない。

冊子を4冊ほど渡されて、講習を待つのですが、「うん?誰がどこかでマイクで話してる」と気付くと、自分が座っている場所から斜め後ろに演台があり、そこで係員が何か話している。
さて、これは困った。
あそこでずっと話すなら、もう完璧わからない。
と思ったら、前に来て話始めた。
さっきは何言ってたんだろう・・・と思いながら、始まった講習を聞き、、、

聴き取れんよ
始まった映像にも字幕がない!!!


・・・どうしろと??
平成20年6月1日にワイドミラーの装着を条件として免許を取得した聴覚障害者に、「聴覚障害者のマーク」を表示を義務付けという法が施行されました。
そういう風に前面にでてきた問題があったので、更新講習にも期待してました。

期待はずれです

講習が終わったあと、教官に言ってみました。
「ほとんど聞こえないので、内容わからないんですが。映像に字幕が付かないんですか?」
口で説明する教官・・・「それは難しい・・・」とかなんとか言ったのはわかりますが、その後ほかの人が来たので、「8番で免許渡してるから」と追っ払われました。

 もぅ~・・・でも、ほとんど聞こえないと言ってるのに、口でベラベラ説明する人にこの場で言っても解決できなさそうだ。と、思い直して、8番へ。

並んでるかと思えば、窓口を囲むように人が散らばっている・・・。
「まさか・・・」と思い、近くのおばさまに聞いてみました。
「これは、名前を呼んでるんですか?」
「そうよ。」
「そうですか。。。いや、私聞こえないので、呼ばれてもわからなくて。」と言うと、
おばさまは、「お名前何?言われたら教えるわ。」と。

・・・ そんな、滅相もない・・・
仮におばさまが先に呼ばれたら、私の名前を待っとかないといけない。
「いえいえ、ここの職員に頼んでみます。ありがとうございます。」と遠慮しました。
すぐに近くのあいている窓口に「交付があるのですが、聞こえなくて。どなたか手の空いているかた・・」と言い切らないうちに、奥にいた職員が出てきて、名前が呼ばれるのを一緒に待ってくれました。

確かに世の中「助け合い」は必要ですし、ありがたいですが、この場合は、更新センターのシステムの欠陥が原因でしょう。
今の時代、病院で薬剤待ちで番号が表示される方法があるのだから、導入してほしい。
トイレに入ったら自動で電灯付ける機能より必要じゃないのか、更新センター。
(なぜ、トイレがあんなに立派なの・・・。)

更新のお知らせハガキには、電話番号とHPアドレスのみ。
パソコンもってない&電話無理な人はどうするの??
県内のほかの更新センターも、すべて電話番号のみ。
もらった冊子にもファックス番号はひとつもない。

 字幕や手話通訳などの情報保障がつかない講習を、聴覚障がい者が「講習を受けた」と言えるのかどうか。

 「講習を受けたと思えない。だが、更新センターが聴覚障がいのことを考えてないから、仕方ない。」は、おかしいですよね。
車を運転する以上は、運転免許証を持っている以上は、義務が発生していると思います。
自分の命、相手の命、その周囲の方々に影響することなので、重い義務です。
たがが30分、でも必要だからこそ設定されている講習です。
私たちはその講習を受ける義務をちゃんと果たさないといけない。
聴者が講習を受けたように、私たちも「講習を受けた。」と思える講習が必要です。

考えていない更新センターは全国的にあると思いますから、県難聴からどこかの更新センターへ・・では、ミニマムな動きにしかならないでしょう。
大元の警察庁に要望したいですね。


投稿者/yasuyo


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