帰りのバスを三春の市街地で降りる。そして町並みをぶらぶら。江戸時代は三春藩の城下町だったそうで、小学校の門は藩校の門だったらしい。
道路が拡幅されていて、城下町の面影はあまりないが、
それでも町並みをそろえようという努力は見られる。
「三春駒」。そういえば、小学校の国語の教科書に出ていたな。
第93国立銀行があったのだね。それだけ資本の集積があったということ。
昼時だったので、食堂「むらかみ亭」に入って、一押しメニューの担々麺を頼む。ところが、全く辛くないのはなぜ?
13:30の列車で郡山に戻る。
郡山で荷物をピックアップして、福島に向かう。ちょうど、昨日船岡で見た臨時列車が今日も走っており、指定券も取れたので、福島まで乗ることにした。45分間だけれど、懐かしの東北本線客車列車の旅。
直角シートに白熱灯。ニスの香りが懐かしい。
三等車マークまでは入れすぎだと思うぞ。
窓を開けて風が入る。SLではないので煙の心配はない。高校生の頃、周遊券を握りしめて東北をうろうろしていたときには、当たり前の風景だったのにねぇ。それどころか、上野を出る夜行急行もこれだったような。
灰皿の跡地。そういえば、テーブルと栓抜きはこの形にはなかったのだっけ。
松川を過ぎて、トンネルが多くなってくると電気が点灯。残念ながら電球色の蛍光灯だった。
と、旅情に浸っていたいのだが、さすがにイベント列車なので落ち着かない。車掌がいろいろ配りに来るし、どう見ても濃いマニアがうろうろするし。自分の席も昔を懐かしく思って乗ってる同年配の男性、若い撮り鉄さん、そしてマクドナルドをぱくつく小太りのヲタさんの4人で満席。撮り鉄さんは空席に移っていった。まぁ、仕方ないねぇ。
もうすぐ福島。デッキのドアは手動だが、きっちりとロックされるように改造されている。高校生の時には扉が開き放題、ばあいによっては最後尾のドアも開いていて、線路が見えたものだったのだが。
福島駅到着。
4分停車とのことで、一斉に写真撮影に出てくる。
新旧の車両対比。この機関車、羽越線使用で作られた後、東北線でも使われたとのこと。
発車シーンの動画。ここにも「大きなお友達」がはしゃぐ姿が映っている。乗り物は万人を子供にします。