今更つぶやくこともないが、来季に向けて今季の最終節の情報を残すためにもつぶやきたい。
横浜は、前節同様、左SBに新井、右SBに石井、CBに渡邉を配置。他は従来通りのメンバーとなった。
ゲームは開始早々、石井のミドルスルーパスに右サイドハーフのチュングンが走力を生かした抜け出しから、相手DFのボールを奪い(接触はなかったと思う)、ゴロ性のクロスボールを野村に出したところ、相手DFがオウンゴールをした形になり横浜が先制。
前半29分に千葉はラリベイが右サイドに出したボールを深い位置から、町田が放った角度のないシュートがゴールとなった。高丘がセーブ出来なかったのは残念だった。
しかし、全般的には千葉のハイプレス・ハイラインの戦い方に支配され、横浜がフィニッシュする機会が少なかった。かつカウンターを食らう場面が多く苦しかった。横浜は相手が千葉でなくとも、ハイプレスのチームには弱い傾向があるので、素直に戦ってしまいペースを掴めなかった。
81分に左サイドでレアンドロ・ドミンゲスが野村に繋ぎ、野村のクロスをカズがヘディングに行くなど良い方が見られたが、終始絶対的なチャンスは作れていなかった。また、監督の交代カードが遅く、大久保をもっと早く出していたら展開が変わっていたかもしれない。千葉はロングボールに守備陣がバタつくので逆襲するチャンスを自分たちで潰した感じがあって残念である。
ゲームは終盤のアディショナルタイムに、千葉の近藤がCKからヘディングを決めてこれが決勝点となった。これにより、1-2で敗北となった。
非常に残念な結果となったが、アウェーにおける満員の環境でプレッシャーのかかるゲームが出来たことは貴重な経験だと考える。技術以前に、経験とフィジカルが足りないので来季に向けて編成を含めて改善していきたいところだろう。平均年齢が高いから経験があるとは言えず、チームとしてプレッシャーに弱いのは間違いないだろう。強さがあれば、難しい場面で良い結果が出せるはずだし、チームが若返りを図りたいのは仕方がない。今季はここ数年の中ではかなり良い戦い方が出来たので、先ずは現有戦力の維持に期待したい。