忠犬ハチ公の玄孫 ナナの遠吠え

ハチ公の生まれた街・大館は今、大変な問題を抱えています。もう黙っていられない!小さな鳴き声だけど誰かに届くことを信じて…

【油断大敵】信用ならない秋田県と大館市とDOWAの動き【ウソだらけ】

2011-11-24 08:15:37 | 汚染灰問題
小出先生の弘前講演会のYoutubeデータは、音声だけにもかかわらず
昨日ついに「1/5」が2000PVを突破!
すばらしい!!

ぜひ「1/5」だけじゃなく、全編聴いて頂きたい!
もんじゅのことも、台湾原発についても触れてるし、
過去に先生の講演を聞いた人にも、新たな情報がきっとあると思うので。

ということで、そろそろトップページを動かしてもいいかな、と
思っていたら、そうせざるを得ない情報が入ってきた。


震災がれき、県が受け入れへ調整 知事、安全確保し「一気に」

 岩手県から処理要請を受けている東日本大震災のがれきの受け入れについて、佐竹敬久知事は22日、県議会自民党会派との県政協議会で「(安全面の)確証を得た段階で、一気呵成に(受け入れを)進めたい」と語り、一部市町村と前向きに調整を進めていることを明らかにした。

 環境省の新たな指針に従い、受け入れる場合の放射性セシウム濃度の目安を「1キログラム当たり100ベクレル以下」とする考えも示した。

 佐竹知事は、環境省が今月18日に改定したがれき広域処理の安全性に関する指針を踏まえ、「ようやく100ベクレル以下という基準値が示された。排出元の測定結果や分別状況を見た上で、県民に自らの言葉で(受け入れの協力を)呼び掛けたい」と述べた。

 協議会では渋谷正敏氏が岩手県宮古市のがれき処理を始めた東京都を挙げ、「隣県が困っているときに何もしないのはいかがなものか。知事自身が安全性をPRして市町村を説得し、処理に協力すべきだ」と指摘した。
 
 佐竹知事は、環境省が今月18日に改定したがれき広域処理の安全性に関する指針を踏まえ、「ようやく100ベクレルという基準値が示された。排出元の測定結果や分別状況を見た上で、県民に自らの言葉で(受け入れの協力を)呼び掛けたい」と述べた。

 岩手県が本県に受け入れを要請している沿岸北部4市町村のがれきは計13トン。野田村のがれきからは放射性物質は検出されなかった。久慈市、洋野町、普代村の放射性物質の検査結果は今月末、判明する見込み。県は検査の数値で安全性が見極められれば、現地での分別方法や搬出時の検査態勢などの検討に入るとみられる。

 環境省は広域yそりを進めるため、18日に宮古市で自治体職員を対象にした現地視察会を開催。本県からは県と秋田、大館、能代、由利本荘、横手、大仙の隠し、大仙美郷環境事業組合の6市1事務組合が参加した。佐竹知事は具体的な市町村名には言及しなかったが、これらの市が受け入れ協議の対象になるとの考えを示した。

 新たに示された100ベクレル以下の目安は、国際原子力機関(IAEA)の安全指針を参考にした「クリアランスレベル(放射性物質として扱う必要がないもの)」。環境省はがれき処理や運搬過程で被ばくの問題は生じないとしている。

(2011年11月23日 秋田魁新報)


⇒はい。どこのだれがこんな「おためごかし」の無責任提案をしたのか、
これでバレバレですな。自分の手は汚さず、安全な位置は確保しながら、
作業にあたる県民、焼却場や埋立処分場の付近の県民の安全はひとつも
考慮していないという、アフォさ加減を露呈しております。

そして、結局現地視察会は、受け入れされるために市町村を呼びつけた、と
いうわけですな。大館市は参加前にこんなこと言ってますけど。


大館市 がれき説明会に職員派遣 きょう宮古市 「状況確認のため」

 大館市は、環境省は18日に岩手県宮古市で開くがれきの現地視察と意見交換会に、職員を派遣する。「受け入れをする、しないにかかわらず、状況を確認する必要がある」として、前日の17日に急きょ、派遣することを決めた。

 県が10月に行った、がれきの受け入れに対する調査で、市は「受け入れについて判断できる状況にはない」などと回答。現在も、この考えに変わりはないとしている。

 意見交換会は、がれきの広域処理を進めていく中で、受け入れ自治体の理解が不可欠として、環境省が開催。岩手県と、受け入れを開始した東京都の職員による現地説明会や現地視察、広域処理に関する意見交換などが予定されている。

 県内からは県や秋田市、横手市などが派遣を予定、市環境部は「現地の状況を確認するとともに、情報を集める必要があると考え、派遣を決めた」などと話した。

(2011年11月18日 北鹿新聞)


もう、ほんとにウソばっか!!(怒)
佐竹と小畑の「受け入れありき」ラインが
最初からできあがってる、出来レースだったんだろ?
口じゃあ、なんとでも言えるよなあ!腹の中じゃ何考えてるかわからん!!(怒)
こいつら。

がれきも焼却灰も、簡単に数値で線引きできる問題じゃないってことが
なんで解らんのかね。絶対に実証試験が必要で、大気に放射性物質をまきちらすような
性能の焼却炉なんかで絶対燃やしたらダメなんだってば!!


で、焼却で生成される焼却灰は、放射性物質が10倍に濃縮されると言われてるから、
100ベクレル/kgのがれきから1000ベクレル/kgの灰が生まれることになる。
これ、一般人が扱えるレベルの濃度じゃないんですけど!!放射線取扱責任者とか資格保持者が扱うレベルですけど!!
IAEAの数値っていうけど、事故前の日本人が許容されている被曝の数値なんか
丸無視したとんでもない数値なんですけど!!

食品の暫定基準にしたってそう。全世界規模の核戦争が起きて、地球規模の食糧難が
発生し、食うものに困った時に、ギリギリ食べても大丈夫、っていう数値
を基準に
今の日本の暫定基準値500ベクレル/kgが決められてんだから、いかに国の基準値
がいい加減で、自分たちの都合のいいように操作されてるか、わかるだろ?!

この前日、の報道が出て、ほんの少し気を許してたら、これだもんな。


セシウム焼却灰、首都圏に返却 DOWAエコシステム、県に計画書

 DOWAエコシステム(東京)は21日、大館市と小坂町のグループ企業の敷地内に仮置きされている首都圏から搬入された放射性セシウムを含む焼却灰について、搬出元の自治体に返却する方針を決定、県と両市町に返却計画書を提出した。返却費用は同社が負担し、来月上旬に鉄道輸送で送り返す。

 返却されるのはコンテナ25本と、フレコンバッグと呼ばれる袋状の容器12個の焼却灰で、灰の総量は245トン。計画によると仮置き場からの搬出作業は来月3〜5日に実施。JR大館駅で鉄道に積み替えし、各搬出元の自治体に返送する。同社は「埋め立て処理再開のめどが立たない状況では返送せざるを得ない」とし、先月から調整を続けていたという。

 これらのコンテナとフレコンバッグは7月中旬、首都圏を中心とする6県の6市町と4事務組合から搬入された。

(2011年11月22日 秋田魁新報)


⇒おいおい、「フレコンバッグ」で保管されてるなんて、大館市も小坂町もDOWAも、どの説明会でも一度も言ってねーぞ?!
全部「コンテナ」で保管されてる、って言ってたべ????
ほれ、またウソついてたのがバレてるじゃねーか!!!!(激怒)


数値の問題以外にも、あまり大きく報道されていないことで問題点はまだまだ
いーーーーーっぱいある!!

コメント欄の質問の回答にも書いたけど、この汚染がれき広域処理も除染も、
産廃ビジネスの利権に繋がっている。

参考になるのは、横浜市議会の草間剛議員のブログ。


瓦礫を引き受けずに現地に焼却場を立てよ!(引用)

 僕も岩手県に何度か伺い、沿岸部のがれきの量の多さに直面してきました。復興の阻害になっているのは間違いがありません。
 そして、環境省からの広域処理の申し出により、東京都は9月、岩手県と協定を締結し、11月中に1千トン、年度内に計1万1千トンを受け入れます。

 既に第一便が東京に入りました。東北3県のがれき推計量は、約2,260万トン(岩手県約440万トン、宮城県約1,590万トン、福島県約230万トン)であり、報道によると、阪神・淡路大震災の1.6倍、全国の年間一般廃棄物総量の2分の1に相当します。

 がれきは1か所にまとまっているのではなく岩手県内だけで98か所・宮城県内では145か所の仮置き場があります。
 環境省は今たまっているがれき処理のほか、これから解体する家屋の処理も含め1兆円以上の予算を計上するようですが既に1次補正の3800億円を使い、たとえば石巻では鹿島などのJVが県から2000億円(国費)の受注を受けがれきを処理しています
 この2週間近く、僕は岩手県内の議員や首長、職員・市民の皆さんと意見交換を重ねてきました。
 現地の実感として
誰ががれきを処理してるのか分からない」という意見と
全く地元の雇用に結びついていない」という意見を多くいただきました。
 宮古のような漁業の街で津波を受けた地域では、今街にあるのは「がれき」くらいです。ただ、そのがれきも地元の人たちの訳のわからないまま誰かが処理して、例えば東京に持って行っても、仕事が全くない地元の雇用に実感として何1つ結びついていないそうです。

 東京が宮古を選んだのは、被災地で最も北にあり、放射能汚染を気にしたからだと思いますが、宮古のがれきを片づけるにも、片道車で15時間(列車を使うようですが)。駅がある盛岡から山をいくつも超えていかなければいけない沿岸部から途方もない量のがれきを長距離移動させ処理することに比較して、今何もない沿岸部に、発電もできるごみ処理工場を、最先端の技術を持っている横浜市が建てて、現地の人たちがごみ処理場建設から灰の埋立まで携われば、漁業が復活するまで時間は稼げるし、横浜にとっても、本当の意味の被災地支援になるはずです。

 しかも処理のお金(国費)は東京の業者でなくほとんどが地元に落ちますし、寒い現地にとっては、発電力のあるごみ処理場は、未来を考えてもまたとない資産になるはずです。

 スウェーデンなどでは、ごみ処理場の熱を使った地域暖房が既に文化となっています。しかも鹿島の受注額の4分の1の500億円で処理工場は建ちます
同じお金を使うなら、もっと有効に使わなければいけません。同じ協力をするなら、被災地にも横浜市民にも喜ばれるものにしなければなりません

 放射能汚染の有無にかかわらず、市としては瓦礫を受け入れず、横浜市の焼却場を被災地につくる議論を進めたいです。どうせ国にたてつくなら、ポジティブに、胸張ってたてつこうぜ!


みろ、この議員活動の違いと思考能力の違いを!!!!
老害政治家がはびこる「美しくもなんともない」秋田との違いを!!!!(怒)(怒)(怒)
現地調査とはこういうことを言うんだ!
お上の命令をへ~こら聞いてるなんざ、
サルでもできる!自分の目で確かめて、脳みそフル回転させてから物を言え!!!!

このブログを読んでくれてる皆さんなら、既に知っていると思うが、東京都のがれき処理にあたっている焼却処理業者は、東電のグループ企業の「東京臨海リサイクルパワー」
である。つまりがれき処理による金の流れは
国→東京都→東京臨海リサイクルパワー→東京電力
というわけで、被災地の雇用を奪うどころか、東京電力支援になっている。

ったく、どこまで被災地を馬鹿にすれば気がすむんだ!!!!(憤)

ついでに、大館・小坂焼却灰問題に関しても、東電との繋がりがあるんだな~、
これが。DOWAホールディングス株式会社代表取締役会長・吉川廣和は
東電の経営・財務調査委員会の委員
なんだな~。東電の所有物だったセシウム他
放射性物質が含まれている焼却灰を、DOWAが処理したがる理由もこれで
わかるだろ。

さらについでに書くと、厚生労働大臣の小宮山洋子の父親は、東大総長の小宮山宏
だが、彼は東京電力監査役で御用学者。また、小宮山洋子は東京電力の株を1500株
を相続して持っている
。んだってさ。(from twitter)
いかにこの国の政治・行政・企業が東京電力に浸食されているか。
おっそろしーーーーー(怯)


とどめに、こいつの話も書いておこ♪


最高4,500万立方メートルの放射性廃棄物の処理に窮する日本

 11月4日金曜日、細野原子力問題担当大臣は、3月11日以来たまり続けている放射能で汚染されたがれきや焼却灰などの廃棄物の処理方法について、総合的な計画の見通しが立たないことを公表しました。(略)

 細野大臣はAPの質問に対し、大量の放射能に汚染された廃棄物を安全に処理することは現在の技術では不可能、これまでには存在しない技術と処理方法を必要とする、という新たな危機が生まれてしまっていることを認めました。(略)

 当局者は事故後約8カ月を経過した現在、原子炉は修理の結果安定した状態に向かい、以前に比べ放射線の漏出もはるかに低い状態に抑えられている、と発表しました。
政府は年内に原子炉の温度が摂氏100度以下になる、『冷温停止』を目指しています。(略)

我々にはこれらの廃棄物を処理するための、総合的な見通しはありません。」
数年間の研究・開発が必要となるでしょう。例として、その場から持ち出すことのできない大量の廃棄物を、圧縮する技術も開発する必要があります。」

(2011年11月4日 アメリカCBSニュース)
【 日本の新たな危機 : 放射性廃棄物処理の見通し立たず 】小林裕見子さんのブログより


⇒国内向けには、冷温停止年内可能かのように発表し、事故が順調に解決に向かってるかのように発表しながら、汚染廃棄物に関しては処理の見込みが全く立っていないことを暴露。しかも、自国のマスコミではなく、アメリカのマスコミの取材に対して。
これ、まるで野田総理がTPPでやってる「二枚舌」外交と同じじゃね???

ってことで、まだまだ書き足りないことが山ほどありますが、
時間切れにつき、今回はこの辺で。

情報提供してくれたTW仲間の皆様、さんきゅーですっ!!(^^)v
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