ずっと、ずーっとお聞きしたかった
汚染灰処理問題に対する小出先生の見解。
ようやく!やっと!聞くことができた!!
大館・小坂で起きている問題にそのものに対して
ではないけれど、知りたかった論点・情報が明らかに!!
これを聞かず(読まず)して
汚染灰問題を議論するなかれ!!!
2011年9月1日放送 MBSラジオ「たねまきジャーナル」
テーマ [首相交代、廃炉工程案、放射能汚染ゴミの処理「クリアランス」の
規制上限引き上げについて]
出演者:京都大学原子炉実験所・小出裕章助教
:毎日新聞論説委員・落合博氏
M C:千葉猛MBSアナウンサー
※後半の放射能汚染ゴミの処理「クリアランス」の規制上限引き上げ
についての部分を抜粋
千葉「そしたら次はですね、汚染された瓦礫の問題なんですけれども、環境省は、瓦礫を燃やしたあとも、8000ベクレルから10万ベクレルの放射線量の灰について、正式に一般廃棄物最終処分場での埋立処理を認めたということなんです。
で、灰をセメントで固めて、雨水の侵入を防ぐ処置をした処分場で、処分してくれということなんですが、これである程度の安全性は保たれるんでしょうか。」
小出「放射能に関する限り安全性という言葉を使うべきではないと思います。どこまで危険を我慢するか、ということでしかないはずで。
これまでは、たとえば原子力発電所を解体するという時期がいつか来ると言っていたわけですね。機械ですので廃炉にしなければいけないと。そういう時には1つの原子力発電所を廃炉にすると、約60万立方メートルのゴミが出てくると。そのすべてを放射能で汚れたゴミとしてお守りをしようとすると大変お金がかかってしまうので、あるレベル以下の汚染度のゴミは、もう放射能として扱わなくていい、という法律を日本はすでにつくっています。それを私たち、クリアランスと呼んでいるんですけれども。」
千葉「クリアランス」
小出「はい。その法律によると、1キログラムあたり100ベクレル以下、セシウムの場合ですけれども。そういうものに関しては、もう放射能の規制は要らないので、普通の産業廃棄物処分場に捨ててもいいし、どのように使ってもいいという規制だったんですね。
今回はもうそんなことはいってられるような事態ではないということで、8000ベクレルという、もう、約100倍も強いという、そういうものも、そこらに埋めてしまうしかないと言い出している。わけですね。
ですから、私からみると、まあ途方も無いことを言い出したなと思いますし、そこまでもう事態が悪くなっていて、その程度の危険なら受け入れるしかないというところに来てしまっているということなわけです。
今、私は1つの原子力発電所を廃炉にすると60万立方メートルと言いました。 それ自身も気の遠くなるほどの大量のゴミですけども、今、福島県内、あるいは岩手県・宮城県で生じてる瓦礫というのは、そんなものはもう比較にならないほどの 膨大の瓦礫があって、それが放射能で汚れているわけですし。
まあ、もっと言えば、下水の汚泥等もそうですね。東京の下水の汚泥もそうなってるわけですし。それを、どうやってこれからやっていけるのか、ということ。
これまでとは、もう法律が、全く対処できない事態が生じているわけですので、新たなやり方というのを考えて、やはりある程度のことは我慢をするしか、もう生きられないというそういう世界になったと思います」
千葉「この汚染された瓦礫に関してはですね、総理大臣が退任間際になって、福島県知事と会談をして、福島県内に汚染された土や瓦礫を保管する中間貯蔵施設をつくるように要請したということなんですけれども、地元福島県の富岡町の町長さんは、中間貯蔵は数十年になる。事実上の最終処分と変わらないじゃないかと言ってるんですが…。これについては、小出先生はどう思われますか?」
小出「そうです。この問題は大変悩ましいと思います。今、瓦礫にしてもそうですけれども。避難地域の大地もそうですけれども。放射能で汚されてしまっているのですね。 でも今私が“放射能で”と言った。それはもともと、放射性物質というものですけれども、それは本来は東京電力の福島第一原子力発電所の原子炉の中にあるべきものだったわけですし、東京電力の所有物であったものです。それが、事故によって吹き出してきて、言わばまあ世界中に汚染を広げているわけですけれども。
一番私がいい解決法は、それを東京電力に返すことだと思います。まあ、本当に理想的にできるのであれば福島第一原子力発電所の原子炉の中に戻せればいい、わけですけれども。今やもうそんなことは全くできなくなっているのですね。ですから、出来ることでいうなら、福島第一原子力発電所の敷地の中にせめて戻すということがまず原則だと思いますし、私の夢をもし言わせて頂けるのであれば、今回の責任のある東京電力の本社に持ってくというのがいいと思います(笑)」
千葉「出した責任をとれということですね」
小出「はい。でもまあ、それはあまりにも現実的じゃないでしょうから。まずは東京電力の福島第一原子力発電所の敷地の中にってくと。
でもそれだけでは 足りないということはやはり、もうこうなってしまうとあると思いますので。その時に、これは私はたいへん言いにくいけれども、福島原子力発電所の敷地の周辺で、二度と人が住めない場所が必ずあります。」
千葉「はい」
小出「そこの場所を核のゴミの処分場にすると、いうことが 実質的な解決方法として選択せざるをえないだろうと私は思います。
ただしその場合に私は、念を押しておきたいのですけれども、だからといって、その場所を日本中の原子力発電所の核のゴミの墓場にしてはならないと思います。今回の事故に限って、それはもうしょうがないということで、私は今、発言をさせていただいたつもりです。」
千葉「はい、わかりました」
小出「はい」
千葉「小出先生どうもありがとうございました」
小出「ありがとうございました」
事故前の基準値の100倍だってよ、「8000ベクレル/kg」は。
で、もうすぐ8000ベクレルから10万ベクレル/kgまでOK♪
って緩和されるんだと。
そうなったら、事故前の基準値の 1000倍超!!!!
いったい国の言ってる「安全」って何なんだ???
これでも国を信じられんのか?
小畑市長、細越町長、市議会・町議会議員よ!
そんなに埋め立てたかったら、
あんたたちの自宅の敷地に埋めて1年間生活してみろ!
それでも健康や環境に影響がないことを証明してみせたら
受け入れてやるわ!!!(怒)
汚染灰処理問題に対する小出先生の見解。
ようやく!やっと!聞くことができた!!
大館・小坂で起きている問題にそのものに対して
ではないけれど、知りたかった論点・情報が明らかに!!
これを聞かず(読まず)して
汚染灰問題を議論するなかれ!!!
2011年9月1日放送 MBSラジオ「たねまきジャーナル」
テーマ [首相交代、廃炉工程案、放射能汚染ゴミの処理「クリアランス」の
規制上限引き上げについて]
出演者:京都大学原子炉実験所・小出裕章助教
:毎日新聞論説委員・落合博氏
M C:千葉猛MBSアナウンサー
※後半の放射能汚染ゴミの処理「クリアランス」の規制上限引き上げ
についての部分を抜粋
千葉「そしたら次はですね、汚染された瓦礫の問題なんですけれども、環境省は、瓦礫を燃やしたあとも、8000ベクレルから10万ベクレルの放射線量の灰について、正式に一般廃棄物最終処分場での埋立処理を認めたということなんです。
で、灰をセメントで固めて、雨水の侵入を防ぐ処置をした処分場で、処分してくれということなんですが、これである程度の安全性は保たれるんでしょうか。」
小出「放射能に関する限り安全性という言葉を使うべきではないと思います。どこまで危険を我慢するか、ということでしかないはずで。
これまでは、たとえば原子力発電所を解体するという時期がいつか来ると言っていたわけですね。機械ですので廃炉にしなければいけないと。そういう時には1つの原子力発電所を廃炉にすると、約60万立方メートルのゴミが出てくると。そのすべてを放射能で汚れたゴミとしてお守りをしようとすると大変お金がかかってしまうので、あるレベル以下の汚染度のゴミは、もう放射能として扱わなくていい、という法律を日本はすでにつくっています。それを私たち、クリアランスと呼んでいるんですけれども。」
千葉「クリアランス」
小出「はい。その法律によると、1キログラムあたり100ベクレル以下、セシウムの場合ですけれども。そういうものに関しては、もう放射能の規制は要らないので、普通の産業廃棄物処分場に捨ててもいいし、どのように使ってもいいという規制だったんですね。
今回はもうそんなことはいってられるような事態ではないということで、8000ベクレルという、もう、約100倍も強いという、そういうものも、そこらに埋めてしまうしかないと言い出している。わけですね。
ですから、私からみると、まあ途方も無いことを言い出したなと思いますし、そこまでもう事態が悪くなっていて、その程度の危険なら受け入れるしかないというところに来てしまっているということなわけです。
今、私は1つの原子力発電所を廃炉にすると60万立方メートルと言いました。 それ自身も気の遠くなるほどの大量のゴミですけども、今、福島県内、あるいは岩手県・宮城県で生じてる瓦礫というのは、そんなものはもう比較にならないほどの 膨大の瓦礫があって、それが放射能で汚れているわけですし。
まあ、もっと言えば、下水の汚泥等もそうですね。東京の下水の汚泥もそうなってるわけですし。それを、どうやってこれからやっていけるのか、ということ。
これまでとは、もう法律が、全く対処できない事態が生じているわけですので、新たなやり方というのを考えて、やはりある程度のことは我慢をするしか、もう生きられないというそういう世界になったと思います」
千葉「この汚染された瓦礫に関してはですね、総理大臣が退任間際になって、福島県知事と会談をして、福島県内に汚染された土や瓦礫を保管する中間貯蔵施設をつくるように要請したということなんですけれども、地元福島県の富岡町の町長さんは、中間貯蔵は数十年になる。事実上の最終処分と変わらないじゃないかと言ってるんですが…。これについては、小出先生はどう思われますか?」
小出「そうです。この問題は大変悩ましいと思います。今、瓦礫にしてもそうですけれども。避難地域の大地もそうですけれども。放射能で汚されてしまっているのですね。 でも今私が“放射能で”と言った。それはもともと、放射性物質というものですけれども、それは本来は東京電力の福島第一原子力発電所の原子炉の中にあるべきものだったわけですし、東京電力の所有物であったものです。それが、事故によって吹き出してきて、言わばまあ世界中に汚染を広げているわけですけれども。
一番私がいい解決法は、それを東京電力に返すことだと思います。まあ、本当に理想的にできるのであれば福島第一原子力発電所の原子炉の中に戻せればいい、わけですけれども。今やもうそんなことは全くできなくなっているのですね。ですから、出来ることでいうなら、福島第一原子力発電所の敷地の中にせめて戻すということがまず原則だと思いますし、私の夢をもし言わせて頂けるのであれば、今回の責任のある東京電力の本社に持ってくというのがいいと思います(笑)」
千葉「出した責任をとれということですね」
小出「はい。でもまあ、それはあまりにも現実的じゃないでしょうから。まずは東京電力の福島第一原子力発電所の敷地の中にってくと。
でもそれだけでは 足りないということはやはり、もうこうなってしまうとあると思いますので。その時に、これは私はたいへん言いにくいけれども、福島原子力発電所の敷地の周辺で、二度と人が住めない場所が必ずあります。」
千葉「はい」
小出「そこの場所を核のゴミの処分場にすると、いうことが 実質的な解決方法として選択せざるをえないだろうと私は思います。
ただしその場合に私は、念を押しておきたいのですけれども、だからといって、その場所を日本中の原子力発電所の核のゴミの墓場にしてはならないと思います。今回の事故に限って、それはもうしょうがないということで、私は今、発言をさせていただいたつもりです。」
千葉「はい、わかりました」
小出「はい」
千葉「小出先生どうもありがとうございました」
小出「ありがとうございました」
事故前の基準値の100倍だってよ、「8000ベクレル/kg」は。
で、もうすぐ8000ベクレルから10万ベクレル/kgまでOK♪
って緩和されるんだと。
そうなったら、事故前の基準値の 1000倍超!!!!
いったい国の言ってる「安全」って何なんだ???
これでも国を信じられんのか?
小畑市長、細越町長、市議会・町議会議員よ!
そんなに埋め立てたかったら、
あんたたちの自宅の敷地に埋めて1年間生活してみろ!
それでも健康や環境に影響がないことを証明してみせたら
受け入れてやるわ!!!(怒)