SORA日記

~GME犬(肉芽腫性髄膜脳脊髄炎)ルークの闘病日記+脳炎の勉強記録~

新薬に変更 2011年8月20日(曇)

2011-08-20 | GMEの看護記録 病院受診
6:00 シクロスポリン内服
8:00 朝ごはん

18:00 病院受診 4.2kg
シクロスポリンを3日に1回にしたことによる受診だった。
前回の受診では、シクロスポリンによる薬害があるため、減薬し抗がん剤を売って、シクロスポリンから守ろうという話だった。

先生「エプリス(口腔内の腫れ)小さくなってますね」
私「やっぱり!」
先生「最近食欲はどうですか?」
私「暑い日に食べないのは仕方ないと思っていたのですが、今朝もドライごはんはイヤイヤしたんです。去年の今頃に似てて、ちょっと怖いんです」
先生(眼底検査しながら・・・)「目は問題ないですね」
私「昨日の大きな気圧の変化はさすがにじっとしてましたが、オヤツが絡めば遊びましたw」
先生「うーん。本当はMRIを撮れば、より安全に薬を選択して、ワクチンにいけるんだけど」
私「それ、微妙な気持ちなんです。今元気だし」
先生「MRIをやることが?」
私「いえ、麻酔をこんなに短期間にやっていいかなと。先生の言いたい事は分かってるんですけど」
先生「なるほど。まぁ、飼い主さんしだいですから」
私「シクロスポリンを減らしても、元気さは変わってませんが、このまま様子見じゃだめですか?」
先生「今まで、シクロスポリンを飲み始めて、見た目が大きく変わった犬を見てきたけど、そのままを続けた子は後でガクッと悪くなったね。(副作用で)だから、先に手を打たないといけないと思う。こういう安定時期が一番難しんですよ。」
私「もう、シクロスポリンを飲まなくなるという事ですか?」
先生「症状が治まっても、免疫抑制剤はやめられない病気なので、なんらかの免疫抑制剤を飲む中で、またシクロスポリンに戻る可能性もあります。」
先生「で、どうしましょうか?」

私「???」
先生「家での様子から、シタラビンを打つのは抵抗がある。少量といっても抗がん剤ですからね」
私「確かに、私も感じていました。」
先生「今、シクロスポリンいくらで買ってるの?」
私「えっと320円くらい?海外に同じ病気になったワンコ(オレオちゃん)ママと知り合って協力してくれるって申し出てくれてるので、その半分になるかもしれません。」
先生「スバラシイ!」
先生「薬価が高いけど、自分の中ではかなり信頼している薬があって、リウマチに効く薬があるんだよね。それ以外にも、あと5~6種類方法がある。○○でしょ、それから・・・(難しくって、早くって、ついていけなかった)
要は、絶妙な量の免疫抑制剤を使って病気を抑えていって副作用がでたら、別の薬ってしていくと負担が少ないんですよ」

私「なるほど」
先生「そういう意味で、またシクロスポリンに戻る可能性もあるという事なんです。で、今のルークちゃんにはレルフノミドが合ってると思う。経験測ですけど。それに薬価は高いけど割ったら、1錠にしたらココで出すシクロスポリンの値段と同じかも」
私「そのお薬って、錠剤なんですね。じゃあ、おかしくなったら私の判断で量を調節できるんですか?」
先生「そそ。ただ、量を増やすというより間隔を狭めるという感じかな。この薬、投与し続けていい期間があるから、レスキュー的に使ういい。薬害が出たら下痢させちゃえば治まるし。シクロスポリンよりは扱いやすい薬かもしれない」



・・・という事で、新しいお薬になりました。決めるまでに、お薬の作用の仕方とか、ホルモンや血液循環への作用など、あとで調べればわかる事だけど、根掘り葉掘りききました。一番の決め手は、いざって時に、薬の投薬間隔を私が替えられること。切り札が増えるのはいいことだから。

先生「あ、シクロスポリンの耐性はできてるけど、レルフノミドは初めてだから、医者としては抗生剤をだしたいんですけど、その分(お薬代)かかちゃうけどいいですか?」
私「意味が分かってるので、お願いします。(先生はお薬代を気にしてくれてるけど、私としては薬害の方が気になる・・・。躊躇している理由が経済的な事だと思ってるのかな?)月曜日のシャンプーはやめた方がいいですね(と言ってみた)」
先生「ぜひそうしてください。明日変だったら自分は居るし、月曜日変だったら前みたいに直接電話しますよ。病院の近くに寮があるから、病院に来てもいいし」
私「わかりました。来週は水曜以外はずっと誰かが見ててあげられるので、頑張ります。」

次回は火曜日受診です。
不安もありますが、新しく踏み出します!


あのね。かめさん。ボク明日からお薬変わるんだよ



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4 コメント

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難しい… (rakako)
2011-08-21 00:23:34
難しいですね。私にとっては知らないお薬名ばかり。
そして なんだかドキドキします。
ホント いろんな意味で ドキドキします。
良いタイミングでお薬を替えるとゆうルークちゃんの先生の姿勢に感銘します!
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rakakoさんへ (ふかいそら)
2011-08-21 00:56:17
今回のお薬の選択。正直一番悩みました。
じっくり話を聞いたり説明してくれて、先生は経済的な事も含めBESTを探してくれます。その為には自分の労力は計算にいれないようです。本当にありがたい。
救急病院の先生よりも、いつも頭の片隅に要注意ワンコ&ニャンコを置いて置いてくれてるようで心強いです。
それに、その子にとってのQOL(生活の質・人生の質)を考えてくれるという点では、獣医なのに、飼い主目線です。その為、血液検査などは数値より見た目重視。
専門用語も多いので、医療と無縁の方はどう思ってるか?ですが、私にとっては尊敬できる先生です。人間の病気の治療にも興味があるようでお薬や治療方法も良くご存じなんですよ。
地元の病院と連携さえ取れれば、遠隔治療もするそうです。
そんな先生に出会ったルークの運の強さにもビックリです。
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Unknown (みっちー)
2011-08-21 02:17:55
確かに一旦ガクッと落ちてからでは遅い場合もありますから、先手を打つって必要ですよね。
それにしてもまめに診察してくださるんですね!
オレオなんて1年半の間でドクターに診てもらったのは5回くらいですよー。
あとは電話で報告してました。
免疫抑制剤はプロカルバジンとシクロスポリンだけ。今思えばステロイドが命を縮めたと感じています。
でもQOL を大切にしてもらえたことは良かったです。
ルーク君、がんばれーー!!(^o^)v
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みっちーさんへ (ふかいそら)
2011-08-21 07:34:01
近いからでしょうか?まめな診察は。
大体、処方も1週間分だし。安定していた時期も、1か月に1回は受診して薬害をチェックしていました。
ステロイドに関しては、2言目に出てくる言葉です。実際今回も、ステロイドとの併用案も出ましたが、「ここまでステロイドを減薬できたので、また戻すのはもったいない。ステロイドなどのホルモン系に作用する薬に対しての効果が抜群の子なので、大きく急変した時用にとっておきたい。」と薬効の個体差まで気にしてくれます。本当にルークは恵まれてるんですよ。
それと、国内外関係なく、「GMEに関してのコミュニティができるのは、飼い主の判断を助けるのでスバラシイ。」と言ってました。
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