摩訶不思議大宮

今日仕事で大宮に行って新宿に帰る道すがら、今思い返しても不思議なことが起こった。

大宮は埼京線、高崎線、湘南新宿ライン、（その他多数）と、それぞれホームは異なるわ、

電光掲示板は沢山あるわで、全くもって『大宮駅』なる場所に慣れない身としては困る。


私が使うのはもっぱら大宮⇔新宿間なのだが、埼玉の代名詞は埼京線だと勝手に思っている。

で、大宮駅の埼京線っていうのは乗り場が地下深くにあって、最近はやりの地下鉄巡礼団の

名所の一つに数えられるくらいだと、勝手に思っている。


そのため埼京線大宮⇒新宿の目的の電車にギリ乗り過ごしてしまったらもう大変。

すっころびそうになりながら必死に乗車するために駆け下りたのに乗り過ごしたもんだから、

次に発車するらしい別ラインの電車に乗るために、今度は必死になって今降りてきたばかりの階段を駆け上ったあげく、

また乗り過ごすという、ただ疲れただけで乗車が大幅に遅れるという結果になりがちである。（私だけか？）

何度となくその大宮トリックにはまった事か。


いやいや、相当ミステイクしてますよ、私。

東京に来てもう１年経ちましたよ。

いい加減乗車の機微も理解してきた最近は、始発に乗って『体力回復』という名目の元、

昼寝をするために、決して無理をせず悠々と、埼京線快速新木場行きに乗った訳です。

が、はっと気づいたら、

何故か川越にいた。
ん？なんで？？


電車の行き先表示は乗車したときと変わらず新木場行きである。

でもここは川越である。

乗車して多分数十分は経ってるのにまだ埼玉県を脱出していない。

方向も（多分）全然違う。

果たしてこのまま乗っていていいのか？

焦って車内アナウンスを聞いたら、どうも大宮に向うらしい。

ん？なんで？

大慌てで新宿行を調べたら、一旦改札を出て、東武東上線なる路線で池袋経由、

約50分かけて行かなければならないらしい。

時計を見たら早くも約30分～40分ぐらいは経ってる訳です。


なぜ新木場行きなのに新宿に行かず大宮に向って行くのか。

埼京線で来たから同じ線の逆方向に引き返せばよさそうなのに、

なぜ逆方面に向かう埼京線の電車が反対側ホームにないのか。


ていうか、なぜ私は川越にいるのか。


余りにも不思議で50分かけて路線図とにらめっこするも分からず。

恐るべし埼玉。

恐るべし埼京線。


結局このプチ旅行は一時間半、600円でしたよ。

しょんぼり。