公共の礎

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もう「民営化すれば良い」という話に惑わされないようにしませんか

2012年03月10日 12時18分08秒 | その他
「民営化」などという言葉は、何か私達「民衆」に近いように
思いますが、結局は、「みんなの資産」の投げ売りでしょう。



もう「民営化したら良くなる」などという幻想は捨てたほうが
いいと思います。



橋下市長、水道民営化で「水ビジネス」目指す
(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120309-OYT1T01310.htm


中曽根という人の国鉄民営化


小泉という人の郵政民営化


サービスや料金がそんなに良くなったという実感はあるでしょうか??



郵便局などは民営化前から結構サービスが良くなっていたと思います。
サービスの向上は、民営化かどうかではなく、別のところに
あるのでしょう。



むしろ、民営化によって、効率重視から、地方が切り捨てられ
たり、安全性が損なわれたりという側面のほうが強くは
ないでしょうか。



福知山線脱線事故・事故調査報告書
(運輸安全委員会)
http://jtsb.mlit.go.jp/jtsb/railway/bunkatsu.html



「政府の失敗」と同時に、やはり「市場の失敗」も無視は
できないと思うのです。



サービスが悪いとか働くとかは、現場のモラルであって、
民営化すれば済むというものではないと思います。



実際に、企業の不祥事も多いわけです。最近の
東電、AIJだけでなく、数限りありません。



耐震偽装、産地偽装など
数多過ぎて忘れてしまうくらいです。




もちろん、優秀な日本の企業人が大半で、不祥事を犯す人は
ごく一部なわけですが。



しかし、それは、日本の公務員で優秀な人達が大半で、
いい加減な人達が一部なのと同じだと思います。



東日本大震災直後、国がダメダメだったのに、
現地の自治体職員の行動、全国の自治体職員の献身的な
対応には目を見張るものがありました。



サービスの話以上に、公有の財産が一部の人達に売り渡される
「民営化」は、少しもみんなの利益になりません。



いちいち「民営化」などせずに、みんなの資産を使うなら、
利益をみんなに還元できるように、公営で維持すべきだと
思います。



「水ビジネス」をするなら、公営の独占をすれば良い。
民営化しなくても、できるはずです。



海外の水ビジネスが日本への進出を虎視眈々と
狙っているという話もあります。
文字通り、「民営化」は「国を売る」行為にもなりは
しないでしょうか。




(当ブログ過去記事)

ちっちゃい頃からギャンブルで勝負師にならないと世界に勝てない??
http://blog.goo.ne.jp/hoshonet/e/c526924fddb3bcd73c16ac7aa51d44a9

企業年金と厚労省の癒着
http://blog.goo.ne.jp/hoshonet/e/b5c9e8972c7dff1fc7132ac7a83ba4c7

公立病院が赤字なのは、ある程度はやむをえないのではないか
http://blog.goo.ne.jp/hoshonet/e/f6d7df1e8c930c646a43f381a2724bdd

がん征圧を国家プロジェクトに
http://blog.goo.ne.jp/hoshonet/e/43cdc70d07e9a9b7a32a6473ddc2b658


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